「DALL·E 3」の読み方・特徴・使い方・商用利用｜ChatGPTの画像生成AI

ChatGPT関連のニュースやSNSで話題となった「DALL·E 3」について、次のような悩みはありませんか？

結論をまとめると次のとおりです。

当記事では、ChatGPTの「DALL·E 3」という新しい画像生成AIツールについて解説します。「DALL·E 3」の読み方や特徴、どんな場面で使えるか、そしてどうやって使うのかを簡単に解説しています。当記事を読めば、「DALL·E 3」を使って、SNSの投稿やブログのイラスト、プレゼンテーションのためのビジュアル素材などを作る方法が分かり、あなたもChatGPTで簡単に美しい画像を作れるようになります。

※ChatGPT入門として何に使うか他の活用方法を知りたい方は、次の記事で解説しています。

• 【ChatGPT入門】何に使う？活用方法を理解し作業効率劇的改善

「DALL·E 3」の読み方は、「ダリ・スリー」

「DALL·E 3」の読み方は「ダリ・スリー」です。「DALL·E 3」の”DALL·E”の名前の由来は、ピクサーのロボットをテーマにしたアニメ映画の主人公「ウォーリー（WALL・E）」とスペインの有名な芸術家「サルバドール・ダリ（Salvador Dalí）」の名前を組み合わせたものです。「DALL·E 3」の”3″はバージョンを表します。「DALL·E」は2021年1月、「DALL·E 2」は2022年7月、「DALL·E 3」は2023年9月にOpenAIに発表されました。

参考までに、サルバドール・ダリは「シュルレアリスム」という芸術の流派で有名です。シュルレアリスムは、夢や想像力を大切にするスタイルです。ダリの絵は、現実と空想が混ざったような不思議な世界を描いています。彼の有名な絵には、「記憶の固執」という作品があります。この絵は、とけたような時計が描かれていて、世界中でよく知られています。

「DALL·E 3」の特徴とは、ChatGPTと一緒に使える画像作成AIツール

「DALL·E 3」というのは、AIを使って画像を作るツールです。これはChatGPTの機能の1つで、OpenAIが作っています。使い方はとても簡単で、ユーザーが文字で説明するだけで、DALL·E 3がその説明に合った画像を作ります。これは特別なバージョンで、GPT-4という技術が使われています。有料サービス「ChatGPT Plus」を使っている人だけが使えます。

DALL·E 3は、前のバージョンであるDALL·E 2よりも進化しています。もっと高い画質で、本物みたいな画像が作れるようになりました。また、文字で書かれたことをもっと深く理解できるようになっています。DALL·E 3は、ChatGPTと組み合わせることで、もっと簡単に話しながら画像を作ったり、直したりすることができます。

「DALL·E 3」で生成した画像は商用利用できる

ChatGPTの「DALL·E 3」で生成した画像は、商用利用できます。このAIツールで作成した画像を、売ったり、商品にしたり、他の場所で使ったりする時、OpenAIから特別な許可を取る必要はありません。つまり、ビジネスで利用できます。

商用利用できる根拠は、次のOpenAIの公式説明を参考にしてます。

DALL·E 3 will be available to ChatGPT Plus and Enterprise customers in early October. As with DALL·E 2, the images you create with DALL·E 3 are yours to use and you don’t need our permission to reprint, sell or merchandise them.

＜日本語訳＞
DALL·E 3 は、10 月初旬に ChatGPT Plus および Enterprise の顧客に提供される予定です。DALL・E 2 と同様、DALL・E 3 で作成した画像はお客様が使用するものであり、転載、販売、商品化する場合に当社の許可は必要ありません。

https://openai.com/dall-e-3

「DALL·E 3」は悪意のある画像や著名人の画像は生成できない

ChatGPTの「DALL·E 3」で、暴力的・成人向け・悪意に満ちた画像の生成はできません。また、著名人の名前を指定した画像生成やいろいろな画像表現はできません。実際にChatGPTの「DALL·E 3」で著名人を指定すると次のようなメッセージが表示されます。

＜日本語訳＞
申し訳ありませんが、公人や著名人など特定の個人の画像を作成することはできません。ただし、他のリクエストに対応したり、あなたが言及した女優に関する情報を提供したりすることはできます。さらにサポートするにはどうすればよいですか?

【基本編】「DALL·E 3」の使い方｜ChatGPTの設定方法～画像生成の方法

ChatGPTの設定方法

「DALL·E 3」を使うためには、ChatGPTの設定は不要です。ただし、有料サービス「ChatGPT Plus」を利用している必要があります。

画像生成の方法

まずチャットでどんな画像を作りたいかを伝えます。例えば、「きれいな海と夕日の風景」や「宇宙飛行士が月に立っている絵」など、具体的にイメージを説明してください。そうすると、ChatGPTの「DALL·E 3」がその説明に合わせて画像を作ってくれます。

生成画像のダウンロード

ChatGPTの「DALL·E 3」で生成された画像が表示されるので、画像に左上にカーソルを合わせるとダウンロードボタンがあらわれるので、クリックするとダウンロードできます。

ChatGPTの「DALL·E 3」を使って画像を作ったら、その画像をダウンロードすることができます。画像が画面に表示されたら、その画像の左上の方にマウスのカーソルを持っていくと、ダウンロードボタンが出てきます。そのボタンをクリックすると、作った画像を自分のPCに保存できます。また、スマホは通常操作で画像保存できます。

生成画像のプロンプト確認

ChatGPTの「DALL·E 3」で作った画像は、同じ日本語の指示をしても、毎回全く同じ画像になるとは限りません。そのため、同じような画像をまた作りたい場合は、最初に使った指示（プロンプト）をメモしておくことが大切です。

画像が作られた後、その画像をクリックすると、「プロンプト」という部分が表示されます。ここには、その画像を作るのに使った指示が書いてあります。この部分をコピーするためのボタンがありますので、それを押してプロンプトをコピーしておきましょう。これで、後で同じような画像を作りたい時に役立ちます。

ChatGPTの「DALL·E 3」で一度コピーしたプロンプトをもう一度使うと、次の画像のように、ほとんど同じ雰囲気の画像ができます。完全に同じ画像が毎回作られるわけではありませんが、似たようなスタイルやテーマの画像が生成されることが多いです。これは、同じ指示をしても、「DALL·E 3」が毎回少し違うアイデアを加えるからです。ですので、似た感じの画像を作りたい時は、以前に使ったプロンプトを再利用すると良いでしょう。

【応用編】「DALL·E 3」の使い方｜前回の生成画像を少しずつ変える

ChatGPTの「DALL·E 3」の使い方の応用編です。ChatGPTと「DALL·E 3」を組み合わせることにより、生成した画像の内容を少しずつ変化させることができます。参考までに以下の画像をもとに少しずつ画像を変えてみます。

背景を変える

まずは桜の背景画像を紅葉画像にするように、ChatGPTの「DALL·E 3」に指示します。

コーディネートを変える

次に服装を秋っぽい服装を指示して、メガネをつけるように、ChatGPTの「DALL·E 3」に指示します。

タッチを変える（実写風→イラスト風）

次に実写風の画像をイラスト風の画像にするように、ChatGPTの「DALL·E 3」に指示します。

このようにChatGPTの「DALL·E 3」では、前の画像を臨機応変に少しずつ変えていくことができます。

文字列を入れる

指定した文字列が入った画像にするように、ChatGPTの「DALL·E 3」に指示します。

ChatGPTの指示内容と「DALL·E 3」の生成画像の6つの具体例

①日本の女性3人組

②桃を使ったロゴ

③サッカーのスーパーゴール

④富士山と桜

⑤桃太郎が鬼退治にいくシンプルなイラスト

⑥未来都市

ChatGPTの「DALL·E 3」を活用し、あなたの創造力をすばやく実現しましょう！

当記事では、ChatGPTの「DALL·E 3」という新しい画像生成AIツールについて解説しました。まとめると次のとおりです。

当記事を読んで、「DALL·E 3」を使って、SNSの投稿やブログのイラスト、プレゼンテーションのためのビジュアル素材などを作る方法が分かり、あなたもChatGPTで簡単に美しい画像を作れるようになったことでしょう。ChatGPTの「DALL·E 3」を活用し、あなたの創造力をすばやく実現していきましょう。