コミュニケーションやアイデア創出のスキルアップに直面している状況で、次のような悩みはありませんか?
- 自分の考えをうまく伝えられない。
- チームと直接話せない時、いろいろな視点からアイデアを得たい。
- 限られた時間の中で、効果的に討論・議論・ブレスト(ブレインストーミング)を行いたい。
結論をまとめると次のとおりです。
- ChatGPTに異なる視点や情報を質問することで、議論を深める練習ができます。
- ChatGPTに多様な意見を求めることで、専門家のような視点でアイデアを広げることができます。
- ChatGPTはすばやく回答を提供するため、一人でも充実した対話が可能になります。
当記事では、アイデア出し・壁打ちのためにChatGPTで討論・議論・ブレストを行う方法について解説します。当記事を読めば、アイデア出し・壁打ちのためにChatGPTで討論・議論・ブレストを行うための知識とスキルを身につけることができます。
※ChatGPT入門として何に使うか他の活用方法を知りたい方は、次の記事で解説しています。
\ ビジネススキル・ITスキルがいつでもどこでも学べる!/
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ChatGPTでアイデア出しと壁打ちのメリット・デメリット
ChatGPTを使ってアイデアを出し、壁打ちする時のメリットとデメリットを簡単に説明します。
- 【多様なアイデア】ChatGPTはいろいろな知識を持っているので、新しいアイデアや情報をたくさん提供してくれます。
- 【時間の節約】調査に時間がかかる時、ChatGPTがすぐに情報を教えてくれます。
- 【言葉の壁の軽減】英語などの情報も日本語で教えてもらえるので、言葉の心配が少なくなります。
- 【情報の正確性】ChatGPTの情報がいつも最新でないことがあるので、最新の情報が必要なら他の情報源も見ることが大切です。
- 【個別のニーズへの対応】特定の状況やニーズにぴったりの答えがないこともあります。
- 【人間らしい感情の欠如】ChatGPTは人間の感情を持っていないので、感情的な話や人間関係の議論では、サポートが難しいです。
ChatGPTを使うときは、メリットとデメリットを理解して、うまく活用しましょう。
ソフトバンクグループの孫正義さんが2023/10/4の講演で以下を話しています。
「GPTの中にキャラクターをいくつか作って、キャラクター同士でディベートさせて、僕は審判役で見ながら時々ちゃちゃをいれる・・・議論がガンガン進む・・・もううちの役員とかとディベートするより・・・あまり言うと彼らに怒られますね・・・GPTの方が少なくとも安く使えます。」
ChatGPTを使ったアイデア出しと壁打ち|討論、議論、ブレストの基本
ChatGPTは、アイデア出しや壁打ちに役立つツールです。ここでは、討論・議論・ブレストの特徴と違いについて詳しく説明します。
項目 | 討論 | 議論 | ブレスト |
---|---|---|---|
目的 | 異なる意見を比較し、より良い答えを見つける | 共通の理解や合意に達する | 新しいアイデアや解決策を見つける |
方法 | 賛成と反対の立場から意見を戦わせる | 意見や考えを尊重しながら話し合う | 批判せずに自由にアイデアを出し合う |
スタイル | 対立的、競争的 | 協力的、和解的 | 創造的、発想的 |
重視する点 | 主張と反論 | 相互理解と合意形成 | 多様なアイデアの生成 |
適用例 | 論争がある問題、意見の対立がある場合 | 意思決定、問題解決が必要な場合 | 新しいアイデアや革新が求められる場合 |
ChatGPTを使ってこれらのスキルを理解し、日常のビジネスやプロジェクトに応用する方法を探求します。
【実践】ChatGPTでアイデア出し|ブレストする方法
アイデア出しのため、ChatGPTでブレストする方法を解説します。
次のChatGPTのプロンプト例の赤文字を書き換えます。最初に、ブレストする議題を明確に決めます。次に、どの専門家や人格をChatGPTに創り出してもらうかを選びます。書き換え終わったら、実行します。
以下の#議題を#専門家の人たちとブレストして決めたい。
まずは専門家1から進めて、各専門家の意見を聞きたいです。
#議題
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
#専門家
専門家1:〇〇〇〇(人格:××××(人格はこだわりなければ文章から削ってかまいません))
専門家2:〇〇〇〇(人格:××××(人格はこだわりなければ文章から削ってかまいません))
専門家3:〇〇〇〇(人格:××××(人格はこだわりなければ文章から削ってかまいません))
専門家4:〇〇〇〇(人格:××××(人格はこだわりなければ文章から削ってかまいません))
専門家5:〇〇〇〇(人格:××××(人格はこだわりなければ文章から削ってかまいません))
ChatGPTに入力する際には、次の情報を含めないでください
・個人情報(名前、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード番号、銀行口座番号など)
・会社の機密情報(商品・サービス開発の情報、研究開発の情報、経営戦略の情報、顧客情報、従業員情報、特許情報、商標情報、技術情報、財務情報、ノウハウなど)
ChatGPTが必要な情報として上記をあげてきた場合、
・〇〇〇〇、△△△△、□□□□、××××などの記号を使用する
・特定できない適当な単語に置き換える
・情報は未記入にする
など、特定できないように対策してください。
※ChatGPTの情報漏洩リスクは、次の記事で解説しています。
ChatGPTのプロンプト例と実行結果
ブレストを続けたい場合、ChatGPTに指示してさらに意見を求めます。続けるためのプロンプト例を3つあげます。自分の状況にあわせて使ってください。
上記をもとに専門家X、専門家Xの意見をください。
ChatGPTのプロンプト例と実行結果
上記までの内容をもとに繰り返しブレストしてください。
ChatGPTのプロンプト例と実行結果
上記の結果をもとに再度ブレストしてください。
ChatGPTのプロンプト例と実行結果
最終的に、ブレストで出たアイデアや議論内容を整理します。
上記までのブレスト結果を整理してください。
ChatGPTのプロンプト例と実行結果
これらのステップを踏むことで、ChatGPTを使ったブレストがスムーズに行えます。議題や専門家は具体的に設定し、より質の高い議論を目指しましょう。
【実践】ChatGPTで壁打ち|討論・議論する方法
壁打ちのため、ChatGPTで討論・議論する方法を解説します。
まず、2つの新しいチャットを用意します。それぞれのチャットに、議論・討論するキャラクターを設定しましょう。それぞれのチャットに、次のChatGPTのプロンプト例の赤文字を置き換えたものを貼り付けて実行してください。
あなたのキャラクターを設定しますので、これからする会話に対して討論してください。 設定できたら、「OK」のみ書き出してください。
#議題
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
#あなたの考え方
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
ChatGPTのプロンプト例と実行結果
キャラクター1人目
キャラクター2人目
用意したキャラクター1人目に、議論したい内容について質問してみましょう。ChatGPTのプロンプトはなんでも大丈夫です。
ChatGPTのプロンプト例と実行結果
キャラクター1人目の返答を、キャラクター2人目に見せて、意見を聞きましょう。ChatGPTのプロンプトはなんでも大丈夫です。
ChatGPTのプロンプト例と実行結果
次に、キャラクター2人目の意見を、キャラクター1人目に見せて、意見を聞きましょう。
ChatGPTのプロンプト例と実行結果
このステップを繰り返し、さまざまな意見を聞いてみましょう。
これで、ChatGPTを使って討論や議論をする基本的な方法がわかりました。自分の考えを深めたり、新しい視点を得たりするのに役立ててください。
ChatGPTで討論・議論・ブレストして、アイデア出しや壁打ちに活用しよう!
当記事では、アイデア出し・壁打ちのためにChatGPTで討論・議論・ブレストを行う方法について解説しました。結論をまとめると次のとおりです。
- ChatGPTに異なる視点や情報を質問することで、議論を深める練習ができます。
- ChatGPTに多様な意見を求めることで、専門家のような視点でアイデアを広げることができます。
- ChatGPTはすばやく回答を提供するため、一人でも充実した対話が可能になります。
当記事を読んで、アイデア出し・壁打ちのためにChatGPTで討論・議論・ブレストを行うための知識とスキルを身につけることができたことでしょう。ChatGPTを使った新しいアプローチで、コミュニケーションやアイデア創出をさらに豊かにしましょう!
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