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【SE歴20年が解説】システムエンジニアにIT資格は不要?必要性は目的次第

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アイキャッチ(システムエンジニア入門|⑥IT資格)

「IT未経験からシステムエンジニアに就職・転職したい」と思っているあなたへ。ITの勉強を始めようとして、IT資格を調べ始めたけど次の悩みはありませんか。

  • IT資格はどのような種類があるのかわからない。
  • システムエンジニアに就職・転職する時にIT資格が必要かわからない。また、有利になるかわからない。
  • システムエンジニアになるためにIT資格で何から学ぶべきかわからない。
  • IT資格は取得する意味があるのか?

結論は次のとおりです。

  • IT資格は国家試験「情報処理技術者試験」の13分野がある。また、民間資格も代表的なものが5つある。
  • IT資格が就職・転職で必要かどうかは、仕事の求人情報に書かれていることが多い。IT資格が有利になりうるが、実技スキルがもっとアピールになる。
  • IT資格は基本情報技術者試験から学ぶ人が多い
  • IT資格がなくても仕事はできる。IT資格を取得する目的を明確にしよう。目的がないなら取得する意味はない。

当記事ではシステムエンジニアとして20年以上の経験を持つ私が、IT資格の種類と取得の必要性をわかりやすく解説します。当記事を読むことで、IT資格の種類を理解し、自分が何の目的でIT資格を取得しようとしているのか、そもそもIT資格の必要性があるのかわかります。

※当サイトでは、IT未経験者がシステムエンジニアの世界を理解するために、以下の全7STEPで解説してます。興味があれば参考にしてください。

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目次

システムエンジニアのIT資格は国家試験と民間試験がある

システムエンジニアとしてのキャリアで役立つIT資格には、「国家資格」と「民間資格」の2種類があります。

国家資格は、国の公的機関が認定する資格で、システムエンジニアの評価に一部影響します。例えば「情報処理技術者試験」は、国の主催で行われ、合格すると「合格証書」がもらえます。

一方、民間資格(※ベンダー資格ともいいます)は企業や団体が提供する資格で、プロジェクトマネジメントのPMP、ITサービスマネジメントのITIL、データベースのOracle、ネットワークのCisco、マイクロソフトのOSやアプリケーションに関する資格があります。

これから、特にシステムエンジニアにとって重要な「情報処理技術者試験」について詳しく紹介します。

システムエンジニアのIT資格の国家試験「情報処理技術者試験」は13分野

情報処理技術者試験はITの基本を測る国の試験です。この試験は、システムエンジニアに必要なITの基礎知識を問い、企業でも合格が評価されます。この試験には、13のIT分野があります。これから、それぞれの分野で何を学べるか、どんなスキルや知識が必要かを紹介します。

次の図は、情報処理技術者試験の13の分野を見やすくまとめたものです。ここから、各分野の概要をつかむことができます。

情報処理技術者試験の体系図​

次にそれぞれのIT資格の特徴を見ていきましょう。この一覧では、それぞれの資格がどんな知識やスキルを重視しているかがわかります。これを参考に、自分に合った資格を見つけることができます。

試験名受験対象者必要なITスキルや知識特徴
ITパスポート試験一般のビジネスパーソン、IT活用を考える人IT基礎知識、日常業務でのIT利用IT基本をカバーする入門資格
基本情報技術者試験ITサービス・製品開発者IT基礎知識、計画・分析能力、システム提案実務に即した基本的なITスキル
応用情報技術者試験上級IT職を目指す人高度なIT計画・システム開発、提案・評価上級レベルのITスキルと知識
情報セキュリティマネジメント試験IT安全管理者情報安全基本、リーダーシップ、安全運用IT安全管理に特化した資格
ITストラテジスト試験IT戦略立案者事業・IT計画理解、システム選定、安全管理事業とITの融合を目指す専門資格
システムアーキテクト試験システム設計者IT計画理解、デザイン、ビジネス計画システム設計の専門家向け資格
プロジェクトマネージャ試験プロジェクトリーダー計画作成、チーム管理、問題対応プロジェクト運営のスキル強化
ネットワークスペシャリスト試験ネットワーク技術者最新のネットワーク技術、計画・運用ネットワーク運用の高度な知識
データベーススペシャリスト試験データベース管理者データベース技術、計画・管理データ管理の専門家向け
エンベデッドシステムスペシャリスト試験組込みシステム開発者新技術理解、製品設計・開発組込みシステム開発の専門資格
ITサービスマネージャ試験ITサービスの保守・運用の人技術知識、管理・運営スキルITサービス提供の管理能力向上
システム監査技術者試験システム監査専門家システム全般知識、安全・リスク管理システム監査の専門性強化
情報処理安全確保支援士試験IT安全専門家セキュリティ全般知識、法規・教育セキュリティ対策の専門資格
情報処理技術者試験の資格毎の特徴
管理人

私は大学時代に3回ほど受けましたが、勉強してないので全て落ちました。社会人1年目の4月に受かりました。勉強時間は入社前1ヶ月+新人教育1ヶ月の2ヶ月間(1日7時間以上)です。

システムエンジニアのIT資格の民間資格の代表的な5つ

IT業界でよく聞く、代表的な5つの民間資格を紹介します。これらのIT資格はシステムエンジニアとして働く上で役立ちます。IT資格を取得することで、スキルを証明し、キャリアを築くのに役立ちます。

資格名概要対象者重点内容
PMPプロジェクトマネジメントの国際資格。米国PMI本部提供。IT、建設など多業界のプロジェクトマネージャープロジェクト運営の効率化、スキル証明、人脈形成
ITIL FoundationITサービス提供・管理の基礎知識評価。ITサービスの効率化と顧客満足向上の学習。IT業界の初心者や未経験者サービス管理、トラブル対応、基本的なIT知識
Oracle MasterOracle製品の使用技能評価。データベース管理に重点。システムエンジニア、データベース管理者データベースセットアップ、運用、問題解決
マイクロソフト認定資格(MCP)マイクロソフト製品・技術の知識と技能証明。IT関連職、PCユーザー製品設定、問題解決、効果的な使い方
シスコ認定試験シスコのネットワーク技術に関する知識・技能測定。システムエンジニア、IT関連職ネットワーク基礎、トラブルシューティング、セキュリティ
代表的な5つの民間資格の特徴
管理人

私はPMPとITIL Foundationを持ってます。勉強時間は、PMPは研修35時間(1日7時間以上)+独学2ヶ月(平日3時間、土日7時間以上)、ITIL Foundationは研修3日間(1日7時間以上)のみで取れました。PMPは3年に1度資格維持のため、60時間の活動と資格更新費用がかかるので、維持しつづけられるか含めて考えましょう。

システムエンジニアの就職・転職時にIT資格の必要性は?

この疑問は、IT業界に新しく足を踏み入れる人たちにとって非常に重要です。IT資格がキャリアにどのように影響するかは、多くの人が知りたいと思っていることです。

IT資格の必要性は、応募する仕事によって異なる

システムエンジニアとしての仕事を探すとき、どのIT資格が必要かは、応募する求人によります。求人によっては、必要なIT資格が明記されていることがあります。このため、どの資格を取得するかは、仕事の種類によって決めるべきです。

IT資格は有利になりうるが、実技スキルがもっとアピールになる

IT資格は就職・転職で役立つことがあります。IT資格は、ITの知識や学ぶ意欲を示す手段です。でも、仕事で必要なのは、実際に使える技術や経験です。だから、実技スキルを身につけることに力を入れるべきです。

システムエンジニアとしてIT資格の勉強を始めるなら「基本情報技術者試験」がおすすめ

システムエンジニアになりたいけれど、IT資格で何から学べばいいのかわからない、という人は多いです。特にITの世界は広くて、たくさんの資格があります。どれを選んでいいか迷うのは、当然のことです。

多くの人は「基本情報技術者試験」から勉強を始めます。なぜなら、この試験はITの基本的な知識を広くカバーしているからです。プログラミングやネットワーク、データベースなど、システムエンジニアになるために必要な基本的なスキルを学べます。

「基本情報技術者試験」は、IT未経験者にとっても理解しやすく難易度もそれほど難しくないため、ITの世界への最初の一歩として最適です。この試験を通じて、ITの基礎を固めることができます。そして、基本情報技術者試験の合格は、システムエンジニアとしてのキャリアにも大きな一歩になります。

システムエンジニアとしてIT資格を取得する必要性は目的次第

システムエンジニアを目指す人の多くが、IT資格について考えます。しかし、IT資格がなくても仕事はできます。それでも、昇給や昇進のためにはIT資格を取得することが役立つ場合があります。

大切なのは、IT資格を取得する目的をはっきりさせることです。昇給や昇進、あるいは特定の企業の採用基準を満たすためにIT資格が必要なら、取得する価値があります。しかし、「みんなが取っているから」という理由だけでは、意味がないことも。自分に何が必要か、どのIT資格が合っているか、時間やお金をかける価値があるかをよく考えましょう。

実際には、実務経験がシステムエンジニアとして成長する上で最も重要です。IT資格の知識と実際の仕事は必ずしも一致しませんが、キャリアを考える上で、どのIT資格が必要なのか知るのは重要です。

管理人

一時手当をもらうために勉強する場合、時間と労力が受け取れる金額に見合うか考えるのが大切です。

システムエンジニアのIT資格の種類と取得の必要性を理解し、時間を大切に使おう!

当記事ではIT資格の種類と取得する必要性をわかりやすく解説してきました。まとめると次のとおりです。

  • IT資格は国家試験「情報処理技術者試験」の13分野がある。また、民間資格も代表的なものが5つある。
  • IT資格が就職・転職で必要かどうかは、仕事の求人情報に書かれていることが多い。IT資格が有利になりうるが、実技スキルがもっとアピールになる。
  • IT資格は基本情報技術者試験から学ぶ人が多い。
  • IT資格がなくても仕事はできる。IT資格を取得する目的を明確にしよう。目的がないなら取得する意味はない。

当記事を読むことで、IT資格の種類を理解し、自分が何の目的でIT資格を取得しようとしているのか、そもそもIT資格の必要性があるかわかったことでしょう。理想のシステムエンジニアとしてのキャリアを築くため、時間を大切に使いましょう。

※当サイトでは、IT未経験者がシステムエンジニアの世界を理解するために、以下の全7STEPで解説してます。興味があれば参考にしてください。

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