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​​【SE歴20年が解説】IT未経験者向けシステムエンジニア入門

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「IT未経験からシステムエンジニアに就職・転職したい」と思っているあなたへ。システムエンジニアに興味を持ち出して調べ出したら次の悩みはありませんか?

  • システムエンジニアってどんな仕事をしているか分からない。
  • システムエンジニアを理解するには、何から始めればいいか分からない。
  • 自分がシステムエンジニアに適しているか分からない。

結論は次のとおりです。

当記事ではシステムエンジニアとして20年以上の経験を持つ私が、システムエンジニアの仕事内容をわかりやすく解説します。当記事を読むことで、システムエンジニアの仕事内容を理解し、就職・転職を考えられる手助けになります。

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目次

入門① システムエンジニアで行きたいIT業界を理解しよう

システムエンジニアのIT業界とIT職種と組み合あわ(IT業種特化)

「システムエンジニア」という職業は、IT業界の中でも様々な分野があります。自分が思い描いている仕事を見つけるために、まずはIT業界全体について理解しましょう。

IT業界は、情報技術(IT)を使って商品やサービスを提供する業界です。大きく分けて、以下の5つの分野があります。

種類業界の具体例システムエンジニアの役割
ネットサービス・Webアプリ業界オンラインショッピングサイト、SNSプラットフォーム、気象情報サイト、モバイルゲームWebサイトやアプリの作成と管理をして、使いやすくします。
SI(システムインテグレーション)業界コンビニのレジシステム、銀行のATM、企業の内部ネットワーク企業のコンピューターシステムを作ったり、改善したりします。
ソフトウェア業界企業の業務支援ソフトウェア、モバイルアプリ、クラウドベースのサービス仕事や日常生活で使うソフトウェアやアプリを開発します。
ハードウェア業界パーソナルコンピュータ、スマートフォン、新技術のVR、ドローン、3Dプリンターコンピューターやスマホなどの機器を作る仕事に関わります。
通信サービス業界高速インターネット接続、モバイル通信ネットワーク、セキュリティ対策の通信サービスインターネットや電話などの通信サービスを支える仕事をします。
IT業界の主要5分野の具体例とシステムエンジニアの役割

システムエンジニアとIT業界を詳しく知りたい人は、次の記事で解説しています。

入門② 自分にあったシステムエンジニアのIT職種を見つけよう

システムエンジニアのIT業界とIT職種と組み合あわ(IT職種特化)

IT業界に詳しくない人は、システムエンジニアやプログラマーをひとくくりで考えがちです。しかし、実際にはもっとたくさんのIT職種があります。

そのため、情報処理推進機構(IPA)では、ITの専門家は「ITスキル標準」で11のIT職種に分けられ、さらに「DX推進スキル標準」で5のIT職種が追加されます。つまり、IT業界は全部で16のIT職種があります。

これらのIT職種を理解することで、あなたが目指すシステムエンジニアのIT職種が明確になり、適切な会社を見つけるのに役立ちます。

IT職種説明
マーケティング商品やサービスの価値を顧客に伝え、提供する戦略を立てる。
セールス顧客のニーズに合わせた商品やサービスを提案し、信頼関係を構築する。
コンサルタント企業の課題を理解し、最適な解決策を提案する。
ITアーキテクトビジネスの要望に応じたシステムやアプリの計画・設計を行う。
プロジェクトマネジメントITプロジェクトを計画し、完了まで管理する。
ITスペシャリストコンピューターシステムの設計、構築、保守を専門に行う。
アプリケーションスペシャリスト業務に合わせたアプリケーションの設計・製造を行う。
ソフトウェアデベロップメント問題解決に役立つソフトウェアを開発する。
カスタマサービス顧客のIT関連の問題に対応し、解決を支援する。
ITサービスマネジメントITシステムの運用と品質管理を行う。
エデュケーションIT知識を教え、学習者の成長をサポートする。
ビジネスアーキテクト新規ビジネスや業務の効果的な計画と実行を行う。
デザイナー製品やサービスのビジュアルデザインとユーザビリティを担当する。
データサイエンティスト大量のデータを分析し、有益な洞察を提供する。
ソフトウェアエンジニア日常に必要なアプリやサービスを開発する。
サイバーセキュリティデジタル情報やシステムをセキュリティ脅威から保護する。
IT職種の種類

16のIT職種にはシステムエンジニアやプログラマーはありません。16のIT職種に分ける前のおおまかなシステムエンジニアとプログラマーの違いだけ知りたい人は、次の章で解説しています。

システムエンジニアとIT職種を詳しく知りたい人は、「家を建てる」を例に次の記事で解説しています。

入門③ システムエンジニアとプログラマーの違いを理解しよう

システムエンジニアのIT業界とIT職種と組み合あわ(SI業界特化)

IT業界でのキャリアを考える時、システムエンジニアとプログラマーという2つの主要な職種を理解することが大切です。これらは同じIT業界で働くものの、役割と責任が異なります。未経験からIT業界に入るには、まずこれらの違いを把握し、自分に合った職種を選ぶことが重要です。

職種役割特徴
プログラマーシステムやアプリのプログラミングと開発。技術的な知識とプログラミングスキルが中心。プログラムを書くことが主な仕事。
システムエンジニアシステムの要件定義、設計、開発プロセスの管理。技術とプロジェクト管理のスキルが必要。全体設計やチーム調整を行う。
システムエンジニアとプログラマーの役割の違い

プログラマーはプログラミングに集中し、システムエンジニアはプロジェクトの大きな絵を描いて、それを実現するための計画を立てます。両者は異なる役割を持ちながらも、ITプロジェクトの成功のために重要な職種です。

この情報を理解することで、IT未経験者でもシステムエンジニアになるための道が見えてくるでしょう。興味とスキルに合わせて、自分に適したIT職種を選択してください。

システムエンジニアとプログラマーの違いを詳しく知りたい人は、「家を建てる」を例に次の記事で解説しています。

入門④ システムエンジニアの開発・保守・運用業務の違いを理解しよう

システムライフサイクルにおけるシステム全般

システムの一生を通じて進む一連の過程をシステムライフサイクルと呼びます。このライフサイクルは、企画、開発、保守・運用、そして廃止の段階で進行します。

各段階を一言でいうと、「企画」はシステムの目的と方向性の設定、「開発」はシステムの設計と構築、「保守」はシステムの維持と改善、「運用」はシステムの日々の管理、「廃止」はシステムの終了です。

システムエンジニアが日々行う業務は、システムライフサイクルに深くかかわっており、大きく「開発」「保守」「運用」の3つに分けられます。

業務仕事内容
開発要件定義の詳細化、システムの基本構造と機能の設計図作成、プログラミング・テスト
保守不具合修正、機能追加・改善、パフォーマンス最適化
運用監視、データバックアップ、緊急対応
開発・保守・運用の業務内容

システムエンジニアの開発・保守・運用の違いを詳しく知りたい人は、「家を建てる」を例に次の記事で解説しています。

入門⑤ システムエンジニアのシステム開発の仕事を理解しよう

システムライフサイクルにおけるシステム開発

「システム開発」とは、IT(情報技術)を使って、日常やビジネスで遭遇する問題を解決するための「道具」を作ることです。この「道具」とは、コンピューターやスマートフォンで使われるプログラムやアプリなどを指します。「システム開発」は「ソフトウェア開発」や「アプリ開発」とも呼ばれます。

この分野で専門的に働く人たちを「システムエンジニア」と呼びます。彼らは、ITを使いこなして、様々な問題を解決するためのプログラムやシステムを考え、作り出します。

システム開発の流れを次のとおりです。

システム開発の流れ説明
要件定義依頼者のニーズを明確にします。
基本設計システムの大枠を決めます。
詳細設計システムの具体的な仕様を決めます。
製造プログラミングします。
単体テストプログラムの一部が正しく動くかテストします。
結合テストいくつかのプログラムがうまく連携するか確認します。
総合テスト全体が要望通りに動くかを検証します。
リリース完成したシステムを実際に運用開始します。
システム開発の流れ

システムエンジニアのシステム開発を詳しく知りたい人は、「家を建てる」を例に次の記事で解説しています。

入門⑥ システムエンジニアのIT資格の種類を理解しよう

システムエンジニアのIT資格には、「国家資格」「民間資格」の2種類があります。

国家試験「情報処理技術者試験」の13分野は次のとおりです。

試験名概要
ITパスポート試験IT基本をカバーする入門資格
基本情報技術者試験実務に即した基本的なITスキル
応用情報技術者試験上級レベルのITスキルと知識
情報セキュリティマネジメント試験IT安全管理に特化した資格
ITストラテジスト試験事業とITの融合を目指す専門資格
システムアーキテクト試験システム設計の専門家向け資格
プロジェクトマネージャ試験プロジェクト運営のスキル強化
ネットワークスペシャリスト試験ネットワーク運用の高度な知識
データベーススペシャリスト試験データ管理の専門家向け
エンベデッドシステムスペシャリスト試験組込みシステム開発の専門資格
ITサービスマネージャ試験ITサービス提供の管理能力向上
システム監査技術者試験システム監査の専門性強化
情報処理安全確保支援士試験セキュリティ対策の専門資格
情報処理技術者試験の資格毎の概要

民間資格の代表的な5つは次のとおりです。

資格名概要
PMPプロジェクトマネジメントの国際資格。米国PMI本部提供。
ITIL FoundationITサービス提供・管理の基礎知識評価。ITサービスの効率化と顧客満足向上の学習。
Oracle MasterOracle製品の使用技能評価。データベース管理に重点。
マイクロソフト認定資格(MCP)マイクロソフト製品・技術の知識と技能証明。
シスコ認定試験シスコのネットワーク技術に関する知識・技能測定。
代表的な5つの民間資格の概要

IT資格の必要性は目的によります。就職・転職で必要かと言われれば、応募する仕事の条件により異なりますが、基本的には不要です。IT資格が必要かどうかは、昇給や昇進など目的がはっきりしていて本人も望んでいるなら問題ありません。目的がはっきりしていないのであれば、お金や時間がムダになってしまうので、別の有意義なことに使いましょう。

システムエンジニアのIT資格を詳しく知りたい人は、次の記事で解説しています。

入門⑦ システムエンジニアやめとけと言われる理由を理解しよう

「システムエンジニアになりたい」と考えている人は多いですが、実際の仕事内容や厳しい現実を知ることが大切です。多くの場合、この職種は残業が多く、休日出勤やトラブル対応が頻繁に発生することがあります。また、プロジェクト管理や関係者との調整によるストレスが大きいと言われることもあります。

ただし、これらの理由で「やめとけ」と言われることもありますが、それは必ずしも全てのシステムエンジニアの仕事に当てはまるわけではありません。仕事選びの際は、自分の志望動機やキャリアプランをしっかり考え、多角的な情報収集を行い、自分に合った職場を見つけることが重要です。

システムエンジニアとして成功するためには、コミュニケーション能力、忍耐力、体力、長時間の作業に耐える能力などが求められます。これらの能力が自分に備わっているかを自問自答し、自分のキャリアについてしっかり考えましょう。

システムエンジニアやめとけを詳しく知りたい人は、次の記事で解説しています。

入門⑧ システムエンジニアのリアルを漫画で理解しよう

システムエンジニアのリアルを描く漫画「いきのこれ!社畜ちゃん」と「なれる!SE」を紹介します。技術的な挑戦やプロジェクトのプレッシャーから達成感まで、SEの日常をリアルに描いたこれらの漫画は、業界を知るのに最適です。システムエンジニアのキャリアを探求する際のインスピレーションとしても役立ちます。

システムエンジニアのリアルが分かるおすすめ漫画は、次の記事で紹介してます。

入門⑨ システムエンジニアに必要なプログラミングを勉強してみよう

システムエンジニアになるためには、プログラミングスキルが欠かせません。基本情報処理試験のようなIT資格試験でもプログラミング問題が出題されますが、本を読むだけでは実際にプログラムを作る技術は身につきません。プログラミングは、実際にコードを書き、動作させてみることが非常に重要です。

独学でもプログラミングは学べますが、自分で書いたコードにエラーが出たときに、それをどう解決するかが大きな壁となることがあります。このため、エラーが出た時にすぐに相談できる環境があるプログラミングスクールの利用が効果的です。

しかし、インターネットで見つけるプログラミングスクールの中には料金が高いところが多いです。初心者はまず無料のプログラミングスクールで基礎を学び、プログラミングに自分が向いているかを試してみると良いでしょう。プログラミングが自分に合っていると感じたら、より深い知識を学ぶために有料のスクールを選ぶことも考えられます。

しかし、再度強調しますが、高額なプログラミングスクールに通う必要は必ずしもありません。特に就職や転職を考えている場合、高額なプログラミングスクールでは面接対策や履歴書作成のサポートなど、多くの追加サービスが提供されることがありますが、単にプログラミングを理解したいだけであれば、これらの高額なプログラミングスクールは必要ないかもしれません。

システムエンジニアに必要なプログラミングを勉強できるプログラミングスクールの活用順は、次の記事で紹介してます。

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当記事ではシステムエンジニアの仕事内容をわかりやすく解説してきました。システムエンジニアの仕事内容を理解し、就職・転職を考える手助けになったことでしょう。何度も読み返して理解し、後悔のない就職・転職にしましょう。

※当サイトでは、IT未経験者がシステムエンジニアの世界を理解するために、以下の全7STEPで解説してます。興味があれば参考にしてください。

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