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【SE歴20年が解説】システムエンジニアとプログラマーの違い

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アイキャッチ(システムエンジニア入門|③システムエンジニアとプログラマーの違い)

「IT未経験からシステムエンジニアに就職・転職したい」と思っているあなたへ。IT職種を調べていて、次の悩みがありませんか?

  • システムエンジニアとプログラマーの役割の違いが分からない。
  • システムエンジニアとプログラマーのキャリアパスが分からない。
  • システムエンジニアやプログラマーの年収が知りたい。

結論は次のとおりです。

  • システムエンジニアの役割は、コンピュータシステムの設計であり、何を作るか決める人です。プログラマーの役割は、コンピューターシステムを作ることであり、どのように作るか実現する人です。
  • システムエンジニアやプログラマーのキャリアパスは、一般的には経験を積むことでプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーになる人が多く、プログラマーを極める人は少ない。
  • システムエンジニアやプログラマーの年収は568.5~608.6万円です。職位を高めると778.2~928.5万円、プログラマーを極めると758.2~778.2万円です。

当記事ではシステムエンジニアとして20年以上の経験を持つ私が、システムエンジニアとプログラマーの仕事内容の違いを身近な「家を建てる」を例にわかりやすく解説します。当記事を読むことで、システムエンジニアとプログラマーの仕事内容、キャリアパス、将来の年収の違いを理解できます。

※当サイトでは、IT未経験者がシステムエンジニアの世界を理解するために、以下の全7STEPで解説してます。興味があれば参考にしてください。

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目次

システムエンジニアとプログラマーの役割と仕事内容の違い

システムエンジニアとプログラマーは、コンピューターシステムの開発で異なる重要な役割を果たします。それぞれの職種が持つ責任と具体的な仕事内容を解説します。

システムエンジニアの役割は、コンピュータシステムの設計=何を作るか決める

システムエンジニアは、コンピューターシステムの全体計画と設計を行います。建築家に例えられる彼らは、「何を作るか」という大枠を決定します。具体的には、システムの構造や主要な機能を計画し、顧客の要望に応じたカスタマイズを行います。彼らの主な仕事内容は以下の通りです。

仕事内容解説家を建てる工程
システム全体の設計と計画をするシステムエンジニアは建築家のように、システムの全体像と構造の設計図を描きます。この段階で、システムの基本形が決まります。設計図を描く
システムの主要機能と構造を決める家の部屋や機能を決めるように、システムがどのように機能するか、どんな部分が必要かを決めます。機能と構造を決定
使用する技術やツールを選ぶ建築材料を選ぶように、システムを構築するために必要な技術やツールを選択します。材料を選ぶ
顧客のニーズに応じた計画を立てる顧客が家で何をしたいかを聞くように、システムエンジニアは顧客の要望を理解し、それに基づいた計画を立てます。顧客の要望を聞く
プロジェクトの進行を監督する計画通りに家が建つように監督するように、システムエンジニアはプロジェクトの進捗を管理し、必要に応じて調整します。進行管理
システムエンジニアの仕事内容

プログラマーの役割は、コンピューターシステムを作る=どのように作るか実現

プログラマーは、システムエンジニアの設計した計画に基づいて、具体的なコンピューターシステムを作り上げる役割を持ちます。彼らは、建設現場で実際に家を建てる大工と比較されます。主な仕事内容は以下の通りです。

仕事内容解説家を建てる工程
基本的なプログラムを作るプログラマーは家の土台を作るように、システムの基本となる部分を作ります。これが全体の基盤になります。土台を作る
システムの主要な機能を開発家の骨組みを組み立てるように、プログラムの重要な機能や部分を作ります。これはシステムの基本的な動作を決める部分です。骨組みを組み立てる
ユーザーインターフェースを作る内装を施すように、ユーザーが直接触れる部分(例えば画面のデザインやボタンの配置)を整えます。内装をする
エラー探しと改善を行う家の最終検査のように、作ったプログラムを細かくチェックし、エラーや問題があれば修正します。これで使いやすく、機能的になります。仕上げと検査
プログラマーの仕事内容

これらの説明から、システムエンジニアが「何を作るか」を決め、プログラマーが「どのように作るか」を具体化することが理解できます。

システムエンジニアとプログラマーの独自のキャリアパスの違い

IT業界では、システムエンジニアとプログラマーはそれぞれ独自のキャリアパスを選択できます。どちらの職種も特有のスキルセットが必要で、ITプロジェクトの成功には欠かせません。

IT業界における伝統的なキャリアパス|プログラマーからプロジェクトマネージャーへ

システムエンジニア・プログラマーの伝統的なキャリアパス

IT業界でのキャリア進展には、技術的なスキルと共にコミュニケーションや管理能力が重要です。一般的な進路としては、プログラマー(PG)から始まり、システムエンジニア(SE)、プロジェクトリーダー(PL)、そしてプロジェクトマネージャー(PM)へと進むことが多いです。各役職で期待される業務内容は以下の通りです。

役職業務内容
プログラマー(PG)コードを書いて具体的なプログラムを作成し、完成させる。
システムエンジニア(SE)システムの全体計画や設計を行う。
プロジェクトリーダー(PL)プロジェクト全体を見て、チームをまとめる。
プロジェクトマネージャー(PM)大きなプロジェクトを運営し、全体の計画を管理する。
IT業界における伝統的なキャリアパス

このキャリアパスを通じて、技術者はIT業界内で成長し、新しいスキルを学びながらキャリアを築いていきます。

プログラマー専門職のキャリアパス|基本技術から高度専門技術への進化

プログラマーを極めるキャリアパス

プログラマーとして専門性を深め、一流のプログラマーへと成長するためのキャリアパスは、以下のステップを含みます。

キャリアパスのステップ説明
目標設定プログラマーとして高い技術力と専門性を目指し、それに応じた報酬の増加を見込む。
選択肢の検討技術力を重視する企業を選び、昇進せずとも専門性によって給与が増える環境を求める。
行動計画長期的にプログラマーとして活躍するために、自分の技術を評価してくれる企業を選ぶ。
プログラマー専門職のキャリアパスのステップ

このアプローチにより、プログラマーは専門的な技術を継続的に磨き、長期的なキャリアを築くことができます。適切な職場選びは、その過程で極めて重要です。

システムエンジニアとプログラマーの将来の年収の違い

経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」資料抜粋

引用元:【国立国会図書館】経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」資料

https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11646345/www.meti.go.jp/press/2017/08/20170821001/20170821001.html

過去の経済産業省のIT職種別の年収平均を元に、システムエンジニアとプログラマーの年収を解説します。

一般的なシステムエンジニアとプログラマー|年収568.5~608.6万円

システムエンジニアとプログラマーの将来の年収には、職種や業務内容による差があります。一般的なシステムエンジニアやプログラマーの場合、年収は568.5万円から608.6万円の範囲になると予想されています。具体的な職業とその年収は以下の通りです。

職業年収
SE/プログラマ(顧客向けシステムの開発・実装)593.7万円
SE/プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)568.5万円
SE/プログラマ(組込みソフトウェアの開発・実装)603.9万円
IT運用・管理(顧客向け情報システムの運用)608.6万円
IT保守(顧客向け情報システムの保守・サポート)592.2万円
一般的なシステムエンジニアとプログラマーの年収

システムエンジニアとプログラマーの管理職・高度専門職|年収778.2~928.5万円

システムエンジニアやプログラマーがキャリアアップを図り、管理職や高度専門職に進むと、年収は大幅に上昇します。プロジェクトマネージャーやコンサルタントなどの役職に就くと、年収は778.2万円から928.5万円になることがあります。これらの職種は高度なスキルとプロジェクトの成功に対する重要な役割を担います。

職業年収
コンサルタント928.5万円
プロジェクトマネージャー891.5万円
高度SE(システムエンジニア)778.2万円
システムエンジニアとプログラマーの管理職・高度専門職の年収

高度な専門技術を持つプログラマー|年収758.2~778.2万円

プログラマーが特定の技術分野で専門性を深めるキャリアを選んだ場合、年収は758.2万円から778.2万円になります。専門的な技術や知識、特定の分野での深い経験が高く評価され、それに見合った報酬が得られます。

職業年収
ITエンジニア(基盤設計担当・ITアーキテクト)778.2万円
IT技術スペシャリスト(特定技術(DB・NW・セキュリティ等))758.2万円
高度な専門技術を持つプログラマーの年収

これらのデータから、システムエンジニアとプログラマーの職種においては、キャリアの進め方によって年収の見通しが大きく変わることがわかります。また、キャリアアップを図る際には、技術だけでなく、管理能力や戦略的な思考も重要なスキルとなります。

システムエンジニアとプログラマーの違いを理解し、自分にあったキャリアパスを考えよう!

当記事ではシステムエンジニアとプログラマーの違いをわかりやすく解説してきました。まとめると次の通りです。

  • システムエンジニアの役割は、コンピュータシステムの設計であり、何を作るか決める人です。プログラマーの役割は、コンピューターシステムを作ることであり、どのように作るか実現する人です。
  • システムエンジニアやプログラマーのキャリアパスは、一般的には経験を積むことでプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーになる人が多く、プログラマーを極める人は少ない。
  • システムエンジニアやプログラマーの年収は568.5~608.6万円です。職位を高めると778.2~928.5万円、プログラマーを極めると758.2~778.2万円です。

システムエンジニアとプログラマーの仕事内容、キャリアパス、将来の年収の違いを理解できたことでしょう。今後は自分にあったキャリアパスを考えましょう。

※当サイトでは、IT未経験者がシステムエンジニアの世界を理解するために、以下の全7STEPで解説してます。興味があれば参考にしてください。

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