500エラーとは、Webサイトやアプリを動かしているサーバー側で、何らかの問題が起きたときに表示されるエラーです。
画面に「500 Internal Server Error」と表示されることもあります。英語で出ると不安になりますが、多くの場合、見ている人のスマホやパソコンが壊れたわけではありません。
この記事では、500エラーとは何か、なぜ起きるのか、自分でできる対処法を初心者向けにわかりやすく解説します。
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500エラーとは?簡単にいうとサーバー側で起きるエラー
500エラーとは、簡単にいうと「Webサイトの裏側でうまく処理できなかった」という意味のエラーです。
Webサイトを見るとき、スマホやパソコンは、Webサイトのデータを置いているサーバーに情報を取りに行きます。サーバーとは、Webサイトやアプリのデータを保管し、必要なときに見せてくれるコンピューターのことです。
このサーバー側、つまりサイトを動かしている側で問題が起きると、ページを正しく表示できないことがあります。そのときに表示される代表的なエラーが、500エラーです。
身近な例でいうと、レストランで料理を注文したのに、厨房の中でうまく作れなかった状態に近いです。
お客さんの注文の仕方が悪いとは限りません。厨房の中で材料が足りない、調理器具が止まった、注文が多すぎるなど、店側の中で問題が起きているイメージです。
ITの意味に戻すと、500エラーは、利用者側よりもWebサイトやアプリを動かすサーバー側で起きることが多いエラーです。
500 Internal Server Errorとは?
500 Internal Server Errorとは、500エラーを英語で表示したものです。
「Internal」は「内部の」、「Server」は「サーバー」、「Error」は「エラー」という意味です。つまり、日本語に近い意味でいうと「サーバー内部で起きたエラー」です。
画面には、次のような文言で表示されることがあります。
- 500 Internal Server Error
- HTTP 500
- 500エラー
- 内部サーバーエラー
- エラーコード500
表示のされ方は、サイトやアプリによって少し違います。ただし、意味はほぼ同じです。
「サーバー側で問題が起きて、今はページを正しく表示できない」と考えるとわかりやすいです。
500エラーは、サーバー側で問題が起きたときに出る、やや広い意味のエラーです。
つまり、「細かい原因までは画面に出せないけれど、今はサーバー側でうまく処理できない」という状態です。
身近な例でいうと、お店の厨房で何か問題が起きて、店員さんが「すみません、今は料理を出せません」と伝えているようなイメージです。
ITの意味に戻すと、500エラーは、サーバー内部で起きた問題をまとめて知らせるエラーです。
500エラーが表示される主な場面
500エラーは、Webサイトやアプリを使っているときに表示されることがあります。
たとえば、次のような場面です。
- Webページを開こうとしたとき
- ログインしようとしたとき
- 問い合わせフォームを送信したとき
- 買い物サイトで注文しようとしたとき
- アプリの画面を更新したとき
先ほどまで使えていたサイトで、急に500エラーが出ることもあります。
これは、利用者の操作だけが原因とは限りません。サーバーの状態や、サイト側の変更が関係している場合もあります。
500エラーの主な原因
500エラーの原因は、1つに決まっているわけではありません。
ここでは、初心者でも知っておきたい主な原因を見ていきます。
サーバーに一時的な問題が起きている
サーバーが一時的にうまく動かなくなると、500エラーが表示されることがあります。
これは、Webサイトを表示するための裏側の処理が止まったり、うまく進まなかったりしている状態です。
一時的な問題であれば、少し時間をおくと直ることもあります。
アクセスが集中している
多くの人が同じWebサイトに同時にアクセスすると、サーバーに大きな負担がかかります。
たとえば、人気商品の発売日、イベントの申し込み開始日、ニュースで話題になったページなどです。
人が多すぎてお店のレジが混むように、サーバーも処理が追いつかなくなることがあります。その結果、500エラーが表示される場合があります。
Webサイトの設定に問題がある
Webサイトは、見た目のページだけでなく、裏側にさまざまな設定があります。
その設定に問題があると、サーバーが正しく動けないことがあります。
たとえば、サイトの管理者が設定を変更したあとに、500エラーが出ることがあります。
プログラムの処理で問題が起きている
Webサイトやアプリは、裏側でプログラムが動いています。
プログラムとは、コンピューターに「この順番で動いてください」と伝える指示の集まりです。
そのプログラムの中で問題が起きると、処理が止まることがあります。
たとえば、フォームを送信したときだけ500エラーが出る場合は、送信の処理に問題があるかもしれません。
メンテナンスや更新の影響が出ている
メンテナンスとは、サイトやアプリを安全に使えるように、点検や修正をする作業のことです。
メンテナンス中や更新作業の直後に、500エラーが出ることがあります。
この場合は、サイト側の作業が終わると、また使えるようになることがあります。
WordPressのテーマやプラグインが影響している
WordPressで作られたサイトでは、テーマやプラグインが原因で500エラーが出ることがあります。
WordPressとは、Webサイトを作ったり管理したりするための仕組みです。テーマとは、サイトの見た目や形を決めるものです。
プラグインとは、WordPressに機能を追加する部品のようなものです。
テーマやプラグインを更新した直後に500エラーが出た場合は、その変更が関係していることがあります。
500エラーが出たときに利用者ができる対処法
500エラーは、サーバー側の問題で起きることが多いです。
そのため、利用者が必ず直せるとは限りません。ただし、試せることはいくつかあります。
少し時間をおいて再読み込みする
まずは、少し時間をおいてからページを再読み込みしてみましょう。
再読み込みとは、同じページをもう一度開き直すことです。ブラウザの更新ボタンを押すとできます。
一時的な混雑やサーバーの不調であれば、しばらくすると表示できることがあります。
ただし、注文ボタンや支払いボタン、問い合わせフォームの送信ボタンを押した直後は注意が必要です。
何度も再読み込みすると、二重に注文されたり、同じ内容が何度も送られたりする可能性があります。
その場合は、まず注文完了メール、購入履歴、送信完了メールなどを確認しましょう。
別のブラウザやスマホで開いてみる
同じページを、別のブラウザや別のスマホ、パソコンで開いてみる方法もあります。
ブラウザとは、Webサイトを見るためのアプリです。Edge、Chrome、Safariなどが代表例です。
別のブラウザで開ける場合は、今使っているブラウザの設定や保存データが関係していることもあります。
キャッシュを削除してみる
キャッシュとは、一度見たページの情報を、スマホやパソコンに一時的に残しておく仕組みです。
次に同じページを開くときに、表示を速くするために使われます。
便利な仕組みですが、古い情報が残っていると、うまく表示されないことがあります。
何度開いても同じエラーが出る場合は、ブラウザのキャッシュを削除してから、もう一度開いてみる方法があります。
サイトやアプリのお知らせを確認する
サービス側で障害やメンテナンスが起きている場合、お知らせが出ていることがあります。
公式サイト、公式SNS、アプリのお知らせ欄などを確認してみましょう。SNSとは、インターネット上で情報を発信したり、見たりできるサービスのことです。
多くの人に同じエラーが出ている場合は、利用者側ではなく、サービス側の対応を待つ形になることがあります。
急ぎの場合は運営元に問い合わせる
申し込み、支払い、予約などで急いでいる場合は、運営元に問い合わせるのも一つの方法です。
問い合わせるときは、次の内容を伝えると状況が伝わりやすくなります。
- エラーが出た日時
- 表示されたエラー文
- 使っていたスマホやパソコン
- 使っていたブラウザやアプリ
- どの操作をしたときに出たか
画面のスクリーンショットを残しておくと、説明しやすくなります。
スクリーンショットとは、今見ている画面を画像として保存することです。
500エラーは自分のスマホやパソコンが原因なの?
500エラーが出ても、自分のスマホやパソコンが壊れたと考える必要はありません。
500エラーは、基本的にサーバー側、つまりサイトを動かしている側で問題が起きたときに表示されるエラーです。
ただし、利用者側のブラウザに古い情報が残っていたり、通信が不安定だったりすると、うまく表示できないこともあります。
そのため、まずは再読み込み、時間をおく、別のブラウザで開く、キャッシュを削除する、といった方法を試すとよいです。
それでも直らない場合は、サイト側の問題である可能性があります。無理に何度も操作せず、時間をおいて確認しましょう。
500エラーと400エラー・404エラーの違い
500エラーと似たものに、400エラーや404エラーがあります。
どれもWebサイトで見かけるエラーですが、意味は少し違います。
| エラー | 簡単な意味 | 主な原因の方向 |
|---|---|---|
| 400エラー | 送られた内容をうまく理解できない | 利用者側の入力や通信内容 |
| 404エラー | ページが見つからない | ページの住所であるURLの間違い、ページの削除 |
| 500エラー | サーバー側で処理に失敗した | サーバーやサイト側の問題 |
URLとは、Webページの住所のようなものです。URLが間違っていると、目的のページにたどり着けないことがあります。
400エラーは、送られた内容に問題があるときに出ることがあります。
404エラーは、見ようとしたページが見つからないときに出ることがあります。
500エラーは、ページを出す側のサーバーで問題が起きたときに出ることが多いです。
サイト運営者が確認したいポイント
ここからは、Webサイトを運営している人向けの内容です。
利用者として500エラーを見ているだけであれば、ここは読み飛ばしても大丈夫です。
サーバーの状態を確認する
まずは、サーバーが正常に動いているかを確認します。
サーバー会社の管理画面やお知らせで、障害やメンテナンスが出ていないかを見ます。
アクセスが急に増えた場合も、サーバーに負担がかかっている可能性があります。
エラーログを確認する
エラーログとは、サーバーで起きた問題の記録です。
ログとは、コンピューターの動きやエラーをあとから確認できるように残した記録のことです。
エラーログを見ると、どの場所で問題が起きているかを調べる手がかりになります。
WordPressでは、デバッグモードを使うことで、エラーの原因を確認しやすくなる場合があります。
デバッグモードとは、ふだんは見えないエラーの詳しい情報を確認するための機能です。
ただし、設定を間違えると画面に内部情報が表示されることがあります。作業に不安がある場合は、サーバー会社や制作会社に相談しましょう。
最近変更した設定を確認する
500エラーが突然出た場合は、直前に変更した内容を確認します。
たとえば、サーバー設定、サイト設定、プログラム、ファイルの更新などです。
変更前に戻すことで、エラーが解消する場合もあります。
WordPressのプラグインやテーマを確認する
WordPressサイトでは、プラグインやテーマの更新後に500エラーが出ることがあります。
直前に追加、更新、有効化したものがあれば、それが関係していないかを確認します。
作業に不安がある場合は、サーバー会社や制作会社に相談すると安心です。
500エラーで初心者が間違えやすい点
500エラーは、画面に英語で出ることも多いため、初心者にはわかりにくいエラーです。
ここでは、よくある勘違いを整理します。
ウイルス感染だと思ってしまう
500エラーが出ても、それだけでウイルス感染を意味するわけではありません。
多くの場合、Webサイトやアプリを動かすサーバー側の問題です。
エラー画面が出たからといって、あわてて不明なアプリを入れたり、知らない警告を押したりしないようにしましょう。
自分のスマホだけが悪いと思ってしまう
500エラーは、自分のスマホやパソコンだけが原因とは限りません。
同じサイトをほかの人も見られない場合は、サイト側で問題が起きている可能性があります。
まずは、時間をおいて確認するのが安全です。
何度も再読み込みすれば必ず直ると思ってしまう
再読み込みで直ることもありますが、必ず直るわけではありません。
サーバー側の問題が続いている場合、何度更新しても同じエラーが出ます。
特に、支払い画面や申し込み画面では、むやみに何度も押さず、注文完了メールや購入履歴を確認しましょう。
500エラーに関するよくある質問
500エラーは待てば直りますか?
一時的な問題であれば、時間をおくと直ることがあります。
ただし、サイト側で修正が必要な場合は、すぐに直らないこともあります。
まずは少し時間をおいて、もう一度開いてみましょう。
500エラーは危険なエラーですか?
500エラー自体は、利用者に危険を知らせるエラーではありません。
多くの場合、サーバー側でページを表示できない状態を知らせています。
ただし、エラー画面に不自然な広告や警告が出る場合は、むやみに押さないようにしましょう。
500エラーが出たサイトはもう使えませんか?
一時的な問題であれば、あとで使えるようになることがあります。
サイトの運営元が対応すれば、通常どおり表示されることも多いです。
急ぎでなければ、少し時間をおいてから再度確認しましょう。
500エラーと503エラーの違いは何ですか?
500エラーは、サーバー内部で何らかの問題が起きたときに表示されることが多いエラーです。
503エラーは、サーバーが一時的に対応できないときに表示されることが多いエラーです。
たとえば、アクセス集中やメンテナンス中の場合は、503エラーが出ることがあります。
まとめ:500エラーとはサーバー側の問題で表示されるエラー
500エラーとは、Webサイトやアプリを動かすサーバー側で問題が起きたときに表示されるエラーです。
画面には「500 Internal Server Error」「内部サーバーエラー」「エラーコード500」などと表示されることがあります。
500エラーが出ても、自分のスマホやパソコンが壊れたとは限りません。まずは、時間をおく、再読み込みする、別のブラウザで開く、キャッシュを削除する、といった対処を試してみましょう。
ただし、注文や支払い、問い合わせフォームの送信直後は、何度も再読み込みしない方が安全です。注文完了メール、購入履歴、送信完了メールなどを先に確認しましょう。
それでも直らない場合は、サイト側で対応が必要なことがあります。急ぎでなければ、少し時間をおいてから確認するのがよいです。