改行コードとは?LF・CRLFの違いや確認・変換方法を初心者向けに解説

【PR】この記事には広告を含む場合があります。
改行コードとは何かを初心者向けにわかりやすく解説

改行コードとは、文章のどこで行を変えるかをパソコンに伝えるための、見えないしるしです。

ふだん文章を書いているときは、あまり意識しません。ですが、WindowsやMac、Linuxなどでファイルをやり取りすると、改行の扱いが違って見えることがあります。

この記事では、改行コードとは何か、LFとCRLFの違い、確認や変換の方法を初心者向けにわかりやすく解説します。

ほかのIT用語も知りたい方は、初心者向けのIT用語辞典もあわせてご覧ください。

目次

改行コードとは?かんたんに言うと「ここで行を変える」というしるし

改行コードとは行を変える場所を示す見えないしるしであることを説明した図解

改行コードとは、文章の中で「ここで次の行に進む」と示すためのしるしです。

画面には見えませんが、テキストファイルの中には入っています。パソコンはそのしるしを見て、文章を次の行に分けています。

たとえば、ノートに文章を書くときは、行を変えたい場所で次の行に移ります。パソコンの文章でも同じように、「ここで行を変える」という情報が必要です。

この「行を変えるための情報」が、IT用語でいう改行コードです。

改行コードが使われる場面

改行コードは、文章を扱ういろいろな場面で使われます。

ふだんは見えないため気づきにくいですが、テキストファイル、CSVファイル、プログラム、設定ファイルなどの中で使われています。

テキストファイルで使われる

テキストファイルとは、文字を中心に保存したファイルです。Windowsのメモ帳で作る文章ファイルをイメージすると分かりやすいです。

たとえば、次のような文章があるとします。

りんご
みかん
バナナ

この文章は3行に見えます。これは、それぞれの行の終わりに改行コードが入っているためです。

CSVファイルで使われる

CSVファイルとは、表のデータを文字で保存したファイルです。Excelで開くと、表のように見えることがあります。

CSVファイルでは、1行ごとにデータを分けるために改行コードが使われます。

改行コードの扱いが合わないと、1行で表示されたり、行の区切りがずれたりすることがあります。

プログラムや設定ファイルで使われる

プログラムとは、アプリやシステムを動かすための命令の集まりです。

設定ファイルとは、ソフトやシステムの動き方を決めるためのファイルです。

これらのファイルでも、行を分けて読みやすくしたり、内容を正しく読み取ったりするために改行コードが使われます。

ExcelやHTMLでも関係することがある

Excelのセルの中で改行する場合も、改行を表すしるしが使われます。

HTMLでも文章内に改行が入ることがあります。HTMLとは、Webページの文章や見出しを作るための書き方です。

ただし、HTMLではファイルの中の改行と、画面に表示される改行を分けて考える必要があります。

改行コードの種類

改行コードには、主に3つの種類があります。

よく出てくるのは、LF、CRLF、CRです。名前だけ見ると難しく感じますが、まずは「改行のしるしには種類がある」と考えれば大丈夫です。

種類読み方主に使われる場面
LFエルエフLinux、現在のMac
CRLFシーアールエルエフWindows
CRシーアール古いMacなど

LFとは

LFとは、改行コードの種類の一つです。

Linuxや現在のMacでよく使われます。Linuxとは、パソコンやシステムを動かすためのOSの一つです。

OSとは、パソコンやスマホを動かす基本の仕組みのことです。Windows、macOS、Linuxなどがあります。

LFは、英語の「Line Feed」の略です。ここでは、「次の行へ進むための改行コード」と覚えれば問題ありません。

CRLFとは

CRLFとは、CRとLFを組み合わせた改行コードです。

Windowsでよく使われます。Windowsのメモ帳で作ったテキストファイルなどでは、CRLFが使われることがあります。

CRLFは2つのしるしを使って改行を表します。ただし、ふつうに文章を見るだけなら、LFとの違いは画面上ではほとんど分かりません。

CRとは

CRも改行コードの一つです。

古いMacなどで使われていました。現在では、LFやCRLFに比べると見かけることは少ないです。

初心者向けには、まず「LF」と「CRLF」を押さえておけば十分です。CRは参考程度に考えてください。

ちなみに、CRやLFという名前は、昔のタイプライターの動きに由来します。

CRは、文字を打つ位置を行の先頭に戻す動きです。LFは、紙を次の行へ送る動きです。

昔は「行の先頭に戻ること」と「次の行へ進むこと」が別の動きでした。その名残として、WindowsではCRLFという2つを組み合わせた改行コードが使われています。

LFとCRLFの違い

LFとCRLFの違いを初心者向けに比較した図解

LFとCRLFの違いは、改行を表すしるしの作り方です。

LFは1つのしるしで改行を表します。CRLFは2つのしるしを組み合わせて改行を表します。

項目LFCRLF
主な環境Linux、現在のMacWindows
改行の表し方1つのしるし2つのしるし
見た目ふつうは同じ改行に見えるふつうは同じ改行に見える

大切なのは、見た目が同じでも、ファイルの中身では違う場合があるという点です。

たとえば、同じ文章でも、Windowsで作ったファイルとLinuxで作ったファイルでは、改行コードが違うことがあります。

Windows・Mac・Linuxで改行コードが違う理由

改行コードが違う理由は、昔から使われてきたパソコンやOSの決まりが違うためです。

Windowsでは、改行コードとしてCRLFがよく使われます。一方、Linuxや現在のMacではLFがよく使われます。

MacはAppleのパソコンの名前です。Macで使われるOSは、現在はmacOSと呼ばれます。

環境よく使われる改行コード
WindowsCRLF
現在のMacLF
LinuxLF

ただし、使うソフトや設定によって変わることもあります。

そのため、実際のファイルで気になる場合は、エディターなどで確認するのが確実です。

改行コードが違うと何が起きる?

改行コードが違うと文章やCSVの表示がずれることを説明した図解

改行コードが違っても、多くの場合はそのまま読めます。

ただし、使うソフトやファイルの種類によっては、表示や処理が思った通りにならないことがあります。

文章の表示がずれることがある

改行コードが合わないと、文章が1行につながって見えることがあります。

反対に、余分な空行が入ったように見えることもあります。

これは、ソフトが改行コードをうまく読み取れない場合に起きます。

CSVファイルがうまく開けないことがある

CSVファイルでは、1行ごとにデータを分けます。

改行コードの扱いが合わないと、データの区切りがずれることがあります。

Excelなどで開いたときに、表が思った形にならない場合は、改行コードが関係していることもあります。

ファイルの変更記録で、変更が多く見えることがある

ファイルの変更を記録する仕組みでは、改行コードの違いが影響することがあります。

たとえば、文章の内容をほとんど変えていないのに、たくさん変更されたように見えることがあります。

プログラムを作る場面では、Gitという変更記録の仕組みがよく使われます。Gitで変更が多く見える原因の一つが、改行コードの違いです。

プログラムや設定ファイルで問題になることがある

プログラムや設定ファイルでは、改行コードが関係することがあります。

特に、Linuxで使うファイルをWindowsで編集した場合などに、改行コードの違いが関係することがあります。

最近のエディターは改行コードに対応しているものが多いです。まずは、ファイルの改行コードを確認できるエディターを使うと分かりやすいです。

改行コードを確認する方法

改行コードをエディターで確認して必要に応じて変換する流れを説明した図解

改行コードは、ふつうの文章画面では見えません。

確認したい場合は、改行コードを表示できるエディターやツールを使います。

エディターとは、メモ帳のように文字のファイルを開いたり、直したりするソフトです。

メモ帳で確認する

Windowsのメモ帳では、画面下などに改行コードが表示される場合があります。

環境やバージョンによって表示のされ方は違います。

簡単に確認したい場合は、まずメモ帳で開いてみるのも一つの方法です。

サクラエディタで確認する

サクラエディタは、Windowsで使える文字編集ソフトです。

テキストファイルを開いたり、文字を直したりするときに使います。

サクラエディタでは、ファイルの改行コードを確認したり、変換したりできます。

VS Codeで確認する

VS Codeは、プログラムを書く人によく使う文字編集ソフトです。

画面の右下に、LFやCRLFのような表示が出ることがあります。

そこを見ると、今開いているファイルの改行コードを確認できます。

Linuxで確認する

Linuxでは、コマンドを使って改行コードを確認することがあります。

コマンドとは、文字でパソコンに指示を出す方法です。

初心者の方は、まずエディターで確認する方法から覚えるとよいです。

改行コードを変換する方法

改行コードは、必要に応じて変換できます。

たとえば、Windows向けのCRLFを、Linux向けのLFに変えることがあります。

エディターで変換する

多くのエディターでは、改行コードを選んで保存できます。

たとえば、LFやCRLFを選んで保存すると、ファイルの改行コードを変えられます。

一番分かりやすい方法は、改行コードを表示できるエディターを使うことです。

サクラエディタで変換する

サクラエディタでは、保存するときに改行コードを選べます。

Windows向けならCRLF、LinuxやWeb関係のファイルならLFが使われることが多いです。

ただし、使う環境に合わせることが大切です。

VS Codeで変換する

VS Codeでは、画面右下のLFやCRLFの表示から改行コードを変更できます。

変更したあとに保存すると、その改行コードで保存されます。

プログラムやWeb関係のファイルを扱う人には、分かりやすい方法です。

迷ったらLFでそろえることが多い

最近は、Windowsで作業していても、改行コードをLFにそろえることがあります。

これは、Linuxで動くシステムやWeb関係のファイルでLFがよく使われるためです。

特に、複数人で同じファイルを編集する場合は、改行コードをそろえておくと、不要な変更表示を減らせます。

ただし、会社や学校、使っているソフトに決まりがある場合は、そのルールに合わせましょう。

Linuxで変換する

Linuxでは、コマンドを使って改行コードを変換することがあります。

ただし、初心者向けの記事では、細かいコマンドを無理に覚える必要はありません。

まずは「改行コードは変換できる」と理解しておけば十分です。

改行コードを置換するときの注意点

改行コードは、置換することもできます。

置換とは、ある文字やしるしを、別の文字やしるしに変えることです。

少し高度な方法として正規表現で探す場合

正規表現とは、文字の並びをまとめて探すための特別な書き方です。

エディターによっては、正規表現を使って改行コードを検索したり、置換したりできます。

初心者の方は、無理に覚える必要はありません。まずは、エディターの画面でLFやCRLFを確認する方法からで十分です。

一括置換するときは元ファイルを残しておく

一括置換とは、同じ条件に合うものをまとめて置き換えることです。

改行コードを一括で置換すると、ファイル全体に影響します。

大切なファイルを変換するときは、先にコピーを残しておくと安心です。

元のファイルを残しておけば、思った結果にならなかったときにも戻せます。

Excelの改行コード

Excelでも、改行コードが関係することがあります。

特に、セルの中で改行するときに関係します。

Excelのセル内改行はCHAR(10)が使われる

Excelのセル内で改行するときは、CHAR(10)が使われることがあります。

CHAR(10)とは、Excelの中で改行を表す書き方の一つです。

たとえば、関数で文字をつなげるときに、途中で改行したい場合に使われます。

Excelで改行を置換する場合の考え方

Excelでは、セル内の改行を検索したり、別の文字に置き換えたりできます。

たとえば、セルの中の改行を空白に変えることがあります。

CSVファイルをExcelで開く場合も、改行コードの扱いが関係することがあります。

HTMLの改行コードとbrタグの違い

HTMLでも、改行に関する注意点があります。

HTMLとは、Webページの文章や見出しを作るための書き方です。

HTMLでは改行コードだけでは見た目が変わらないことがある

HTMLの中で文章を改行しても、画面上ではそのまま改行されないことがあります。

これは、HTMLでは空白や改行をまとめて扱うことがあるためです。

つまり、ファイルの中で改行していることと、画面で改行して見えることは別です。

画面上で改行したいときはbrタグを使う

HTMLで画面上に改行を出したい場合は、<br>を使います。

<br>は、Webページ上で行を変えるためのタグです。

タグとは、Webページに「ここは改行」「ここは見出し」などの意味を伝える目印です。

改行コードはファイルの中の行を分けるものです。一方、<br>はWebページの見た目を改行するために使います。

UTF-8と改行コードの違い

UTF-8と改行コードは、別のものです。

どちらも文字のファイルで出てくる言葉なので、初心者は混同しやすいです。

UTF-8は文字を保存するときの代表的な決まり

UTF-8とは、文字をファイルに保存するときの代表的な決まりです。

たとえば、日本語や英語をパソコンが正しく読めるようにするために使われます。

UTF-8は、文字コードの一種です。文字コードとは、文字をデータとして扱うための決まりです。

改行コードは行を変えるためのしるし

改行コードは、どこで行を変えるかを示すしるしです。

つまり、UTF-8は文字そのものに関係します。改行コードは、行の区切りに関係します。

言葉意味
UTF-8文字を保存するときの決まり
改行コード行を変える場所を示すしるし

初心者が間違えやすい点

改行コードは見えないため、初心者には少し分かりにくい言葉です。

ここでは、よくある間違いを整理します。

改行コードと文字コードを同じものだと思ってしまう

改行コードと文字コードは別のものです。

文字コードは、文字を表すための決まりです。改行コードは、行を変えるためのしるしです。

どちらもテキストファイルに関係しますが、役割が違います。

見た目が同じなら中身も同じだと思ってしまう

画面上では同じように見えても、ファイルの中身が違うことがあります。

LFとCRLFは、どちらも見た目では改行です。

しかし、ファイルの中では違う改行コードが使われています。

HTMLのbrタグと改行コードを同じものだと思ってしまう

HTMLの<br>と改行コードは、同じものではありません。

<br>は、Webページ上で改行を見せるためのタグです。

改行コードは、テキストファイルの中で行を分けるためのしるしです。

改行コードが勝手に変わったと思ってしまう

ソフトや設定によっては、保存したときに改行コードが変わることがあります。

これは、WindowsやLinuxなど、使う環境の違いに合わせるためです。

複数人で同じファイルを編集する場合は、改行コードを統一しておくと、不要な変更表示を減らせます。

改行コードでよくある質問

改行コードは英語で何といいますか?

改行コードは英語で、newline、line break、end of line、EOLなどと呼ばれます。

EOLは「End Of Line」の略で、行の終わりという意味です。

LFとCRLFはどちらを使えばよいですか?

使う環境に合わせるのが基本です。

Windowsだけで使うファイルならCRLFが使われることがあります。LinuxやWeb関係のファイルではLFが使われることが多いです。

最近は、Windowsで作業していてもLFにそろえる場合があります。ただし、会社や学校、使っているソフトに決まりがある場合は、そのルールに合わせましょう。

Windowsの改行コードは何ですか?

Windowsでは、CRLFがよく使われます。

ただし、使うソフトや設定によってはLFで保存される場合もあります。

Macの改行コードは何ですか?

現在のMacでは、LFがよく使われます。

古いMacではCRが使われていた時期もありますが、今はLFを見かけることが多いです。

Linuxの改行コードは何ですか?

Linuxでは、LFがよく使われます。

Linuxで使うファイルや、Web関係のファイルでは、LFが使われることが多いです。

改行コードの0Aや0D0Aとは何ですか?

0Aや0D0Aは、改行コードを数字で表したものです。

16進数という書き方で表されています。16進数とは、パソコンの中のデータを表すときによく使われる数字の書き方です。

LFは0A、CRは0D、CRLFは0D0Aと表されます。

初心者の方は、まず「LFは0A」「CRLFは0D0A」とだけ覚えておけば十分です。

改行コードはメモ帳で確認できますか?

Windowsのメモ帳では、改行コードが表示される場合があります。

ただし、環境によって見え方が違うことがあります。

より分かりやすく確認したい場合は、サクラエディタやVS Codeなどのエディターを使うとよいです。

Excelのセル内改行のコードは何ですか?

Excelのセル内改行では、CHAR(10)が使われることがあります。

関数で文字をつなげるときに、途中で改行を入れたい場合などに使います。

HTMLでは改行コードだけで改行できますか?

HTMLでは、ファイル内で改行しても、画面上でそのまま改行されないことがあります。

画面上で改行を見せたい場合は、<br>などを使います。

まとめ:改行コードとは、行を変える場所を示す見えないしるし

改行コードとは、文章のどこで行を変えるかを示す見えないしるしです。

画面では同じ改行に見えても、ファイルの中ではLFやCRLFなど、違う種類の改行コードが使われていることがあります。

WindowsではCRLF、Linuxや現在のMacではLFがよく使われます。

最近は、Windowsで作業していても、Web関係のファイルや複数人で編集するファイルではLFにそろえることがあります。

改行コードが違うと、文章の表示がずれたり、CSVファイルがうまく開けなかったり、変更された部分が多く見えたりすることがあります。

まずは、改行コードには種類があることを知っておきましょう。必要になったときは、メモ帳、サクラエディタ、VS Codeなどで確認や変換ができます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次