ITパスポートのストラテジ系入門|経営・会計・法務を初心者向けに解説

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ITパスポートのストラテジ系入門を初心者向けに解説

ITパスポートには、「ストラテジ系」という分野があります。

ストラテジ系では、会社の経営、売上や利益、法律やルール、ITを使った仕事の改善などを学びます。

ITの試験なのに、なぜ経営や会計、法務を学ぶのかと感じる人も多いかもしれません。

かんたんに言うと、ITは会社の仕事をよくするために使われるものだからです。

会社の目的や仕事の流れを知らないと、ITを何のために使うのかが分かりにくくなります。

ここだけ読めばOK

ストラテジ系は、会社の進め方を学ぶ分野です。経営、会計、法務を通して、「会社が何を目指し、ITをどう使うのか」を理解します。

目次

ITパスポートのストラテジ系は何を学ぶ分野?

ストラテジ系は、会社や仕事の仕組みを学ぶ分野です。

ITパスポートでは、ITそのものの知識だけでなく、ITを使う場面も問われます。

たとえば、会社が新しい商品を売るとき、売上を増やす方法を考えたり、お客様の情報を安全に扱ったり、業務を効率化したりします。

このような場面でITが使われます。

会社や仕事の仕組みを学ぶ

会社は、商品やサービスを作り、お客様に届け、売上を上げます。

その一方で、材料費、人件費、広告費などの費用もかかります。

売上から費用を引いて残るお金が利益です。

ストラテジ系では、このような会社の基本的な動きを学びます。

ITをどう使って仕事をよくするかを学ぶ

ITは、ただパソコンやスマホを使うことではありません。

仕事を早くする、ミスを減らす、データを見て判断する、お客様に便利なサービスを届けるなど、会社の目的を助けるために使われます。

たとえば、紙の注文書をシステムに変えると、確認の手間が減り、入力ミスも少なくできます。

経営・会計・法務の入口を広く学ぶ

ストラテジ系では、経営、会計、法務を広く学びます。

ただし、ITパスポートでは専門家レベルの深い内容までは求められません。

大事なのは、会社の仕事とITがどのようにつながるのかを理解することです。

かんたんに言うと、ストラテジ系は会社の進め方を学ぶ分野

ITパスポートのストラテジ系の全体像を表した流れ図

ストラテジ系は、会社の進め方を学ぶ分野です。

会社には目的があります。

たとえば、商品を多くの人に届けたい、売上を増やしたい、仕事を効率よく進めたい、お客様に満足してもらいたい、などです。

その目的を達成するために、会社は計画を立て、売上や利益を考え、市場や競合を調べ、ITを活用します。

さらに、法律やルールを守りながら仕事を進める必要があります。

この全体像を学ぶのが、ストラテジ系です。

流れで見ると、次のようになります。

  • 会社には目的がある
  • 売上や利益を考える
  • 市場や競合を調べる
  • ITで仕事をよくする
  • 法律やルールを守る

会社には目的がある

会社は、何となく仕事をしているわけではありません。

商品を売る、サービスを広める、社会の役に立つ、利益を出して事業を続けるなど、目的があります。

この目的に向かって、会社は計画を立てます。

売上や利益を考える

会社が続いていくためには、売上や利益を考える必要があります。

売上が多くても、費用がそれ以上にかかると赤字になります。

そのため、会社は「いくら売るか」だけでなく、「いくら費用がかかるか」も見ます。

ITは会社の目的を助ける道具になる

ITは、会社の目的を助ける道具です。

たとえば、ネットショップは、遠くに住むお客様にも商品を届けるためのIT活用です。

予約システムは、電話対応の手間を減らし、お客様にも便利な仕組みです。

このように、ITは仕事をよくするために使われます。

なぜITの試験で経営を学ぶの?

ITの試験で経営を学ぶ理由を会社の仕事とITの関係で示した図

ITパスポートで経営を学ぶ理由は、ITが会社の仕事と深く関係しているからです。

システムを作るときも、アプリを使うときも、データを活用するときも、必ず仕事の目的があります。

そのため、ITを使う人にも、会社の仕事の流れを知る力が必要です。

ITは会社の仕事を支えるものだから

多くの会社では、販売、在庫管理、会計、人事、問い合わせ対応などにITを使っています。

ITが止まると、仕事が進まなくなることもあります。

つまり、ITは会社の仕事を支える土台の一つです。

システムは売上や業務と関係する

システムは、ただ便利だから使うものではありません。

売上を増やすため、費用を減らすため、作業を早くするため、ミスを減らすために使われます。

たとえば、在庫管理システムを使うと、商品が足りない、または余りすぎるといった問題を減らせます。

ITを使う人にも仕事の流れを知る力が必要

ITを使う人が仕事の流れを知らないと、何のためにそのシステムを使うのかが分かりません。

反対に、仕事の流れが分かると、ITの役割も見えやすくなります。

そのため、ITパスポートでは、ITと会社の関係を学びます。

会社の活動を流れで理解する

会社の活動の流れを作る・届ける・売る・費用管理・利益で示した図

ストラテジ系を学ぶときは、会社の活動を流れで見ると分かりやすくなります。

会社は、商品やサービスを作り、お客様に届け、売上を上げ、費用を管理し、利益を出します。

この流れの中で、ITがさまざまな場面で使われます。

商品やサービスを作る

会社は、お客様に届ける商品やサービスを作ります。

たとえば、食品、アプリ、学習サービス、ネットショップなどがあります。

商品やサービスを作るときにも、企画、設計、データ分析などでITが使われます。

お客様に届ける

作った商品やサービスは、お客様に届ける必要があります。

お店で売る、ネットで売る、広告で知らせる、メールで案内するなど、いろいろな方法があります。

ネットショップやSNS、メール配信もITの活用です。

売上を上げる

商品やサービスが売れると、売上になります。

売上を上げるために、会社はお客様のニーズを調べたり、広告を出したり、販売方法を工夫したりします。

売上データを見て、どの商品がよく売れているかを調べることもあります。

費用を管理する

会社は、売上だけでなく費用も見ます。

費用には、材料費、人件費、家賃、広告費、システム利用料などがあります。

費用を管理しないと、売上があっても利益が残りにくくなります。

利益を出す

利益は、売上から費用を引いて残るお金です。

利益が出ると、会社は事業を続けたり、新しい商品を作ったり、人を増やしたりできます。

そのため、利益は会社にとって大切な考え方です。

経営戦略とは?

経営戦略とは、会社がどの方向に進むかを決めることです。

たとえば、どの商品に力を入れるか、どのお客様に向けて売るか、どのように競合と差をつけるかを考えます。

ITパスポートでは、経営戦略の細かい作り方よりも、会社の方向性を決めるための考え方として理解しましょう。

経営戦略は会社の進む方向を決めること

経営戦略は、会社の地図のようなものです。

どこに向かうのかが決まっていないと、何に力を入れればよいか分かりません。

そのため、会社は目標を決め、進む方向を考えます。

市場や競合を調べる

市場とは、商品やサービスが売られる場所や状況のことです。

競合とは、同じような商品やサービスを出している相手のことです。

会社は、市場や競合を調べて、自社がどのように行動するかを考えます。

自社の強みや弱みを考える

会社には、得意なことと苦手なことがあります。

たとえば、価格が安い、品質がよい、サポートが丁寧、知名度が高い、店舗が少ないなどです。

自社の強みや弱みを知ることで、よりよい戦略を考えやすくなります。

ITを使って強みを伸ばす

ITは、会社の強みを伸ばすためにも使われます。

たとえば、データを使って人気商品を分析する、アプリでお客様とつながる、システムで作業を早くするなどです。

ITは、会社の戦略を助ける道具になります。

よく出る経営の基本用語

経営戦略、マーケティング、SWOT分析、3C分析、DXのつながりを示した図

ここでは、ITパスポートのストラテジ系でよく出る経営の基本用語を見ていきます。

用語だけを丸暗記するのではなく、会社の活動のどこで使われるのかを意識しましょう。

経営戦略とは

経営戦略とは、会社が目標を達成するための大きな方針です。

「どの商品を伸ばすか」「どのお客様に売るか」「どの分野に力を入れるか」といったことを考えます。

マーケティングとは

マーケティングとは、お客様に商品やサービスを選んでもらうための活動です。

お客様が何を求めているかを調べ、商品、価格、売り方、宣伝方法などを考えます。

かんたんに言うと、「売れる仕組みを考えること」です。

SWOT分析とは

SWOT分析とは、自社の強み、弱み、外から来るチャンス、外から来るリスクを整理する考え方です。

たとえば、強みは「品質が高い」、弱みは「知名度が低い」、チャンスは「市場が伸びている」、リスクは「競合が増えている」といった形で考えます。

ITパスポートでは、言葉の意味と、何を整理するためのものかを押さえましょう。

3C分析とは

3C分析とは、顧客、自社、競合の3つを見て、会社の状況を考える方法です。

  • 顧客:お客様は何を求めているか
  • 自社:自社にはどんな強みがあるか
  • 競合:他社はどのような動きをしているか

会社が戦略を考えるときに使われます。

DXとは

DXとは、デジタル技術を使って、仕事やサービスの形を変えることです。

単に紙をパソコンに置き換えるだけではなく、仕事のやり方そのものをよくする考え方です。

たとえば、来店予約を電話だけでなくアプリで受け付けるようにすれば、お客様もお店も便利になります。

DXの基本を確認したい人は、DXとは?も参考にしてください。

PPMとは

PPMとは、会社が持っている複数の事業や商品を見て、どこに力を入れるかを考える方法です。

市場の成長率と、自社のシェアの2つの軸で考えます。

ITパスポートでは、「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」という4つの分類が出ることがあります。

まずは、PPMは事業への投資の優先度を考えるための方法、と覚えると分かりやすいです。

会計の基本をやさしく理解する

売上、費用、利益の関係を初心者向けに示した図

会計とは、会社のお金の動きを見るための考え方です。

ITパスポートでは、細かい会計処理を覚えるよりも、売上、費用、利益の関係を理解することが大切です。

まずは、「入ってくるお金」「出ていくお金」「残るお金」の関係で考えましょう。

売上とは

売上とは、商品やサービスが売れて入ってくるお金です。

たとえば、1杯500円のコーヒーが10杯売れたら、売上は5,000円です。

費用とは

費用とは、仕事をするためにかかるお金です。

材料費、人件費、家賃、電気代、広告費、システム利用料などがあります。

利益とは

利益とは、売上から費用を引いて残るお金です。

売上が多くても、費用が大きければ利益は少なくなります。

反対に、費用をうまく管理できれば、利益を残しやすくなります。

黒字と赤字の違い

黒字とは、売上が費用より多く、利益が出ている状態です。

赤字とは、費用が売上より多く、利益が出ていない状態です。

会社は、黒字を目指して仕事を進めます。

損益分岐点とは

損益分岐点とは、利益が出るか赤字になるかの分かれ目のことです。

かんたんに言うと、「ここまで売れれば赤字ではなくなる」という境目のことです。

ITパスポートでは、売上と費用の関係から考えることが大切です。

損益分岐点の計算をくわしく確認したい人は、ITパスポートの計算問題も参考にしてください。

損益計算書と貸借対照表とは

ITパスポートで出る損益計算書と貸借対照表の違いを説明した図

会計では、会社のお金の状態を表す書類も出てきます。

書類かんたんな意味
損益計算書一定期間の売上、費用、利益を見る書類
貸借対照表ある時点での資産、負債、純資産を見る書類

損益計算書は、「この期間にどれだけもうかったか」を見る書類です。試験では、会社の経営成績を表す書類として出ることがあります。

貸借対照表は、「今、会社が何を持ち、どれくらい借りているか」を見る書類です。試験では、会社の財政状態を表す書類として出ることがあります。

損益計算書や貸借対照表など、会社のお金の状態をまとめた書類を財務諸表といいます。

ITパスポートでは、細かい読み方よりも、それぞれの書類が何を見るものかをおさえましょう。

売上・費用・利益をカフェの例で理解する

カフェの例で売上、費用、利益の違いを説明した図

会計の基本は、カフェの例で考えると分かりやすくなります。

カフェでは、コーヒーやケーキが売れると売上になります。

一方で、豆、牛乳、砂糖、カップ、スタッフの給料、家賃、電気代などの費用がかかります。

売上から費用を引いて残ったお金が利益です。

売上は商品が売れて入ってくるお金

カフェでコーヒーが売れると、お金が入ってきます。

これが売上です。

売上は、会社の活動の入口になる大切なお金です。

費用はお店を動かすためにかかるお金

カフェを動かすには、いろいろなお金がかかります。

材料を買うお金、スタッフに払うお金、お店を借りるお金、レジや予約システムにかかるお金などです。

これらが費用です。

利益は売上から費用を引いて残るお金

利益は、売上から費用を引いて残るお金です。

たとえば、売上が10万円で、費用が7万円なら、残りの3万円が利益です。

利益があると、会社は次の活動にお金を使えます。

赤字と黒字の分かれ目がある

売上より費用が多いと赤字になります。

売上が費用を上回ると黒字になります。

この赤字と黒字の分かれ目が、損益分岐点です。

法務の基本をやさしく理解する

個人情報保護、知的財産権、著作権、コンプライアンスの基本を示した図

法務とは、法律やルールに関する分野です。

会社は、商品を売るときも、個人情報を扱うときも、文章や画像を使うときも、法律やルールを守る必要があります。

ITパスポートでは、実際の仕事で気をつけるべき基本として法務を学びます。

法律やルールを守る理由

法律やルールを守るのは、会社やお客様を守るためです。

たとえば、お客様の個人情報を勝手に使うと、信頼を失います。

他人が作った画像や文章を無断で使うと、権利の問題になることがあります。

個人情報保護とは

個人情報保護とは、名前、住所、電話番号、メールアドレスなど、個人を特定できる情報を大切に扱うことです。

会社は、お客様の情報を集めるとき、使う目的を明らかにし、安全に管理する必要があります。

ITを使う場面では、個人情報を扱うことが多いため、とても大切な考え方です。

知的財産権とは

知的財産権とは、人が考えて作ったものを守る権利です。

たとえば、発明、デザイン、文章、画像、音楽、プログラムなどが関係します。

会社は、自社のアイデアを守るだけでなく、他人の権利を侵害しないことも大切です。

著作権とは

著作権とは、文章、画像、音楽、動画、プログラムなどの作品を作った人を守る権利です。

インターネット上にある画像や文章でも、自由に使ってよいとは限りません。

仕事で資料やWebサイトを作るときにも、著作権への注意が必要です。

コンプライアンスとは

コンプライアンスとは、法律や社内ルール、社会のルールを守ることです。

かんたんに言うと、「正しいルールに沿って仕事をすること」です。

会社が信頼されるためには、コンプライアンスが大切です。

不正競争防止法とは

不正競争防止法とは、会社の大切な情報や営業上の信用を守るための法律です。

たとえば、顧客リスト、仕入れ先の情報、製造方法、営業上のノウハウなど、外に出てはいけない情報を守る考え方があります。

ITパスポートでは、営業秘密を守る法律として出ることがあるため、名前と役割をおさえておきましょう。

労働者派遣と請負の違い

ITの仕事では、外部の会社やエンジニアと一緒に働くことがあります。

このときに大切なのが、労働者派遣と請負の違いです。

労働者派遣では、派遣先が作業者に指示を出します。請負では、発注元が作業者へ直接細かい指示を出すのではなく、請け負った会社が仕事を完成させます。

ITパスポートでは、「誰が作業者に指示を出すのか」という点をおさえると分かりやすいです。

ITとストラテジ系のつながり

ITとストラテジ系のつながりを業務効率化、データ活用、DX、法務の観点で示した図

ストラテジ系は、ITと関係のない分野ではありません。

会社が目標を達成するために、ITをどう使うかを考える分野です。

経営、会計、法務の知識があると、ITが何のために使われているのかが分かりやすくなります。

ITで業務を効率化する

業務の効率化とは、仕事を早く、正確に、少ない手間で進めることです。

たとえば、手書きの申込書をWebフォームに変えると、入力内容をそのままデータとして使えます。

これにより、転記ミスや確認の手間を減らせます。

データを使って判断する

ITを使うと、売上、在庫、アクセス数、問い合わせ件数などのデータを集めやすくなります。

データを見ることで、会社は「どの商品が売れているか」「どの時間帯にお客様が多いか」などを判断できます。

勘だけでなく、数字を見て考えられるようになります。

データ活用の基本を確認したい人は、ITパスポートのAI・データ活用入門も参考にしてください。

DXで仕事のやり方を変える

DXは、デジタル技術を使って、仕事やサービスの形を変える考え方です。

たとえば、紙の会員カードをスマホアプリに変えると、お客様の利用状況を見て、クーポンを出すこともできます。

単なるデジタル化ではなく、仕事のやり方やお客様への価値を変えることがポイントです。

法律や個人情報に注意してITを使う

ITを使うと、たくさんの情報を扱えます。

そのため、便利になる一方で、個人情報や著作権、セキュリティへの注意も必要です。

ストラテジ系では、ITを安全に、正しく使うための考え方も学びます。

セキュリティとのつながりは、ITパスポートのセキュリティ入門もあわせて読むと理解しやすいです。

ストラテジ系で初心者が間違えやすい点

ストラテジ系は、IT初心者がつまずきやすい分野です。

理由は、パソコンやネットワークの話だけではなく、経営、会計、法務などの言葉が出てくるからです。

ただし、難しく考えすぎる必要はありません。

会社の仕事の流れに置き換えて考えると、理解しやすくなります。

ストラテジ系はITと関係ない分野ではない

ストラテジ系は、ITと関係ない分野ではありません。

ITを会社の仕事にどう使うかを考えるための分野です。

「経営の話だからITとは別」と考えず、ITを使う目的を知る分野として見ましょう。

経営用語は会社の動きとセットで理解する

経営戦略、マーケティング、SWOT分析などの用語は、言葉だけで覚えると分かりにくくなります。

会社が商品を売るために何を考えるのか、競合とどう違いを出すのか、といった流れで理解しましょう。

会計用語は売上・費用・利益の関係で考える

会計用語は、数字だけを見ると難しく感じます。

まずは、売上は入ってくるお金、費用は出ていくお金、利益は残るお金と考えましょう。

この3つの関係が分かると、損益分岐点も理解しやすくなります。

法務は実際の仕事のルールとして理解する

法務は、法律の暗記だけではありません。

お客様の情報を守る、他人の作品を勝手に使わない、会社のルールを守るなど、実際の仕事に関係します。

身近な場面に置き換えて考えると、覚えやすくなります。

ITパスポートではストラテジ系がどう出る?

ITパスポートでは、ストラテジ系の問題が出題されます。

出題の中心は、用語の意味、会社活動の流れ、法律やルール、IT活用の目的です。

細かい専門知識を深く問うよりも、基本的な考え方を理解しているかが問われます。

用語の意味を問う問題

経営戦略、マーケティング、SWOT分析、DX、コンプライアンスなどの意味を問う問題があります。

用語だけを見て覚えるより、どの場面で使われるのかを合わせて理解しましょう。

会社活動の流れを問う問題

会社が商品やサービスを作り、売上を上げ、費用を管理し、利益を出す流れが問われることがあります。

売上、費用、利益の関係は、特に基本として押さえておきたい部分です。

法律やルールの理解を問う問題

個人情報保護、著作権、知的財産権、コンプライアンスなどに関する問題があります。

「何をしてよいか」「何に注意すべきか」を、実際の仕事の場面で考えることが大切です。

IT活用の目的を問う問題

ITを使う目的を問う問題もあります。

たとえば、業務効率化、データ活用、DX、顧客満足の向上などです。

ITは手段であり、会社の目的を助けるために使われると理解しましょう。

ストラテジ系を勉強するときのポイント

ストラテジ系を勉強するときは、用語をバラバラに覚えないことが大切です。

会社の仕事の流れに沿って考えると、用語同士のつながりが見えてきます。

会社の仕事の流れで覚える

まずは、会社の仕事の流れを押さえましょう。

  • 商品やサービスを作る
  • お客様に届ける
  • 売上を上げる
  • 費用を管理する
  • 利益を出す
  • ITで仕事をよくする
  • 法律やルールを守る

この流れに用語を当てはめると、覚えやすくなります。

売上・費用・利益をセットで理解する

会計の基本は、売上、費用、利益の3つです。

売上だけ、費用だけ、利益だけで覚えるのではなく、関係で理解しましょう。

売上から費用を引いて残るものが利益です。

法律は身近な場面に置き換える

法律やルールは、身近な場面に置き換えると分かりやすくなります。

たとえば、個人情報保護は「お客様の住所や電話番号を大切に扱うこと」です。

著作権は「他人が作った文章や画像を勝手に使わないこと」です。

ITと業務改善のつながりを見る

ストラテジ系では、ITと業務改善のつながりを見ることが大切です。

ITを使うことで、仕事が早くなる、ミスが減る、データを使って判断できる、お客様に便利なサービスを届けられるようになります。

このように、ITは会社の目的を助けるものとして理解しましょう。

ITパスポート全体の勉強の進め方は、ITパスポートの勉強方法でも解説しています。

確認問題

ここまでの内容を、確認問題で振り返ってみましょう。

ストラテジ系では何を学びますか?

問題

ITパスポートのストラテジ系で学ぶ内容として、もっとも近いものはどれですか。

  • ア:パソコンの分解方法
  • イ:会社の仕組みやIT活用、法律やルール
  • ウ:プログラムの細かい書き方
  • エ:画像編集ソフトの使い方

答え

イ:会社の仕組みやIT活用、法律やルール

解説

ストラテジ系では、会社の経営、会計、法務、ITを使った仕事の改善などを学びます。

ITそのものだけでなく、ITを会社でどう使うかを理解する分野です。

利益は何から何を引いたものですか?

問題

利益の説明として、正しいものはどれですか。

  • ア:売上から費用を引いて残るお金
  • イ:費用から売上を引いたお金
  • ウ:お店に来たお客様の人数
  • エ:商品を作るための材料

答え

ア:売上から費用を引いて残るお金

解説

売上は、商品やサービスが売れて入ってくるお金です。

費用は、仕事をするためにかかるお金です。

利益は、売上から費用を引いて残るお金です。

個人情報保護が大切な理由は何ですか?

問題

個人情報保護が大切な理由として、もっとも近いものはどれですか。

  • ア:会社のロゴをきれいに見せるため
  • イ:お客様の情報を安全に扱い、信頼を守るため
  • ウ:パソコンの画面を明るくするため
  • エ:商品の値段を必ず下げるため

答え

イ:お客様の情報を安全に扱い、信頼を守るため

解説

個人情報には、名前、住所、電話番号、メールアドレスなどがあります。

会社は、お客様の情報を安全に扱う必要があります。

個人情報を大切に扱うことは、会社の信頼を守ることにもつながります。

まとめ

ITパスポートのストラテジ系は、会社の進め方を学ぶ分野です。

経営、会計、法務と聞くと難しく感じるかもしれませんが、基本はとてもシンプルです。

  • ストラテジ系では、会社の目的、売上、利益、法律、IT活用を学ぶ
  • ITは、会社の仕事を早くしたり、ミスを減らしたり、データで判断したりするために使われる
  • 経営戦略は、会社がどの方向に進むかを決める考え方
  • マーケティングは、お客様に商品やサービスを選んでもらうための活動
  • SWOT分析は、自社の強み、弱み、機会、脅威を整理する考え方
  • 会計では、売上、費用、利益の関係を押さえる
  • 法務では、個人情報保護、知的財産権、著作権、コンプライアンスなどを学ぶ
  • DXは、デジタル技術で仕事やサービスの形を変える考え方

ストラテジ系は、ITと関係のない分野ではありません。

ITを会社の仕事にどう役立てるかを理解するための分野です。

勉強するときは、用語だけを丸暗記するのではなく、会社の仕事の流れに置き換えて考えましょう。

売上、費用、利益の関係、ITによる業務改善、個人情報や著作権などのルールをつなげて理解すると、ストラテジ系はぐっと分かりやすくなります。

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