情報通信業とは、かんたんに言うと、情報を作ったり、届けたりする仕事の集まりです。
スマートフォンの通信、テレビ放送、Webサービス、ソフトウェア開発などが含まれます。
情報通信業は、毎日の生活を見えないところで支えています。
この記事では、情報通信業の意味や仕事内容、主な職種、IT業界との違いをわかりやすく解説します。
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情報通信業とは
情報通信業とは、文字、音声、映像、データなどの情報を扱う業種です。
情報を作る仕事だけでなく、整理する仕事や人に届ける仕事も含まれます。
業種とは、会社や事業を仕事内容によって分けたものです。
国が産業を分けるときにも、「情報通信業」という区分が使われています。
たとえば、友人へ写真を送る場面を考えてみましょう。
写真を送れるようにする通信回線やアプリ、データを保管する仕組みなどが関係しています。
この例を情報通信業の意味に戻すと、情報を作り、保管し、届けるまでを支える仕事が情報通信業です。
身近なスマートフォンやインターネットも、この業種と深くつながっています。
情報通信業の主な分類
情報通信業には、さまざまな仕事があります。
日本標準産業分類では、大きく5つに分けられています。
| 分類 | 主な仕事内容 | 身近な例 |
|---|---|---|
| 通信業 | 情報を離れた場所へ届ける | 携帯電話、固定電話、インターネット回線 |
| 放送業 | 映像や音声を多くの人へ届ける | テレビ、ラジオ |
| 情報サービス業 | ソフトウェアの開発やデータの処理を行う | 業務システム、アプリ |
| インターネット附随サービス業 | インターネットを使ったサービスを支える | 検索サービス、Webサイトの運営 |
| 映像・音声・文字情報制作業 | 映像、音声、文章などを作る | 動画制作、新聞、出版 |
「附随」は「ふずい」と読み、あるものに関係して付いているという意味です。
インターネット附随サービス業は、インターネットを使うためのサービスを提供する仕事を指します。
情報通信業の仕事内容
情報通信業の仕事内容は、情報を作ることから利用者へ届けることまで幅広くあります。
会社の種類や提供するサービスによって、担当する仕事は異なります。
通信できる環境を整える
電話やインターネットを使えるように、通信の設備や仕組みを整えます。
通信の状態を確認し、安定して使える環境を保つことも大切な仕事です。
システムやソフトウェアを作る
会社の仕事で使うシステムや、スマートフォンのアプリなどを作ります。
利用する人の目的を聞き、必要な機能を考えて形にします。
情報を保管して提供する
集めたデータを整理し、必要な人が使えるようにします。
Webサイトや検索サービスの運営も、この仕事に含まれる場合があります。
映像や文章を作って届ける
テレビ番組、動画、音声、新聞、書籍などを作ります。
作った情報を、放送やインターネットなどを通じて利用者へ届けます。
情報通信業の仕組み
情報通信業の基本的な流れは、「作る」「整理する」「届ける」「使う」です。
すべての会社が、この流れを一社で担当するわけではありません。
- 作る:文章、映像、音声、ソフトウェアなどを作る
- 整理する:情報を処理し、利用しやすい形にする
- 保管する:必要なときに取り出せるように保存する
- 届ける:通信回線や放送を使って情報を送る
- 使う:利用者がスマートフォンやパソコンなどで受け取る
たとえば動画配信では、まず映像を作り、配信しやすい形に整えます。
その後、インターネットを通じて、利用者のスマートフォンやテレビへ届けます。
情報通信業の具体例
情報通信業は、特別な場所だけで使われるものではありません。
家庭、学校、会社など、身近な場所に多くの例があります。
- スマートフォンで電話やメッセージを使えるようにする
- 家庭や学校へインターネット回線を提供する
- 会社で使うシステムやソフトウェアを開発する
- Webサイトや検索サービスを運営する
- テレビ番組やラジオ番組を放送する
- 動画、音声、新聞、書籍などを制作する
「情報通信」という言葉から、電話やインターネットだけを思い浮かべる人もいるでしょう。
実際には、ソフトウェア開発や映像制作、出版なども含まれる広い業種です。
情報通信業の主な職種
情報通信業には、技術を使う仕事だけでなく、企画や営業などの仕事もあります。
同じ職種でも、会社によって担当する内容は異なります。
| 職種 | 主な仕事 |
|---|---|
| システムエンジニア | 利用者の希望を聞き、システムの内容や作り方を考える |
| プログラマー | コンピューターを動かすための指示を書く |
| ネットワークエンジニア | 機器同士が通信できる仕組みを作り、管理する |
| Webサービスの担当者 | Webサイトやインターネット上のサービスを作り、運営する |
| 映像・音声の制作担当者 | 番組、動画、音声などを作る |
| 営業・サポート担当者 | サービスを案内し、利用者からの相談に対応する |
システムエンジニアは、英語の頭文字から「SE」と呼ばれることがあります。
システム全体を考えることが多く、プログラマーとまったく同じ仕事ではありません。
情報通信業とIT業界の違い
情報通信業とIT業界は、似ていますが同じ意味とは限りません。
大きな違いは、言葉が使われる場面と範囲です。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 情報通信業 | 国の産業分類でも使われる業種名 |
| IT業界 | コンピューターやインターネットに関係する業界の一般的な呼び方 |
ITは「Information Technology」の頭文字で、日本語では「情報技術」という意味です。
コンピューターやインターネットを使い、情報を扱う技術を指します。
IT業界には、ソフトウェアやWebサービスを提供する会社などが含まれます。
ただし、IT業界には決まった分け方がなく、使う人によって範囲が変わることがあります。
一方、情報通信業には、テレビやラジオの放送、新聞、出版なども含まれます。
そのため、「情報通信業はIT企業だけの集まり」と考えるのは正確ではありません。
情報通信業と情報サービス業の違い
情報通信業は、通信、放送、ソフトウェア、映像制作などをまとめた大きな分類です。
情報サービス業は、その中に含まれる分類の一つです。
情報サービス業では、主にソフトウェアの開発やデータの処理などを行います。
情報通信業と情報サービス業は、全体とその一部という関係です。
情報通信業で間違えやすい点
通信会社だけを指す言葉ではない
情報通信業には、電話やインターネット回線を提供する通信業だけが含まれるわけではありません。
放送、ソフトウェア開発、Webサービス、映像制作、出版なども含まれます。
会社名だけでは業種を決められない
同じ会社が、通信、システム開発、動画配信など複数の事業を行うことがあります。
会社名ではなく、実際にどのような仕事をしているかを見ることが大切です。
情報通信業と職種は別の分け方
情報通信業は会社や事業を仕事内容で分けた「業種」です。
システムエンジニアやプログラマーは、一人ひとりの仕事内容を表す「職種」です。
情報通信業についてよくある質問
情報通信業にはどのような会社が含まれますか?
通信、放送、ソフトウェア開発、Webサービス、映像制作、新聞、出版などを行う会社が含まれます。
ただし、会社が行っている主な事業によって分類は変わります。
情報通信業はすべてIT企業ですか?
すべてをIT企業と呼ぶとは限りません。
情報通信業には、テレビやラジオの放送、新聞、出版などを行う会社も含まれるためです。
情報通信業と通信業は同じですか?
同じではありません。
通信業は、情報通信業の中にある分類の一つです。
新聞社や出版社も情報通信業ですか?
日本標準産業分類では、新聞業や出版業も情報通信業に含まれます。
文字による情報を作り、読者へ届ける仕事だからです。
情報通信業では技術者以外も働いていますか?
技術者以外にも、企画、営業、制作、編集、利用者へのサポートなどを担当する人が働いています。
情報通信業には、幅広い役割があります。
まとめ|情報通信業とは情報を作り届ける仕事の集まり
情報通信業とは、文字、音声、映像、データなどの情報を作り、整理し、届ける仕事の集まりです。
通信業、放送業、情報サービス業、インターネット附随サービス業、映像・音声・文字情報制作業に分けられます。
スマートフォンの通信やソフトウェアだけでなく、テレビ、ラジオ、新聞、出版なども情報通信業に含まれます。
「情報を扱い、人へ届ける業種」と覚えると、全体を理解しやすくなります。
