エクスポートとは、アプリやサービスの中にあるデータを、ファイルとして外に取り出すことです。
かんたんに言うと、データを別の場所でも使える形にして取り出す作業です。この記事では、エクスポートの意味や使われる場面、インポートとの違いを初心者向けに説明します。
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エクスポートとは?簡単に言うとデータを外に取り出すこと
エクスポートとは、アプリやインターネット上のサービスに保存されているデータを、ファイルとして取り出すことです。
ファイルとは、文書や画像、連絡先などのデータを、ひとまとまりにして保存したものです。日本語では「書き出し」や「出力」と表されることもあります。
たとえば、スマートフォンの連絡先をファイルにしたり、ブラウザのお気に入りを書き出したりする操作がエクスポートです。
身近な例で考えると、引き出しの中にある書類をコピーして、外へ持ち出すようなものです。
ITで使われるエクスポートも、アプリの中にあるデータを、別の場所で使える形にして取り出すことを指します。
エクスポートするとどうなる?
エクスポートをすると、選んだデータをもとに新しいファイルが作られます。
作られるファイルの種類は、使っているアプリやデータの内容によって変わります。
データがファイルとして作られる
エクスポートしたデータは、CSV、PDF、画像などのファイルになります。
CSVとは、名前や金額など、表のデータを保存するときによく使うファイルです。住所録や売り上げの一覧などに使われます。
動画編集アプリでは、編集した内容を動画ファイルとしてエクスポートします。画像作成アプリでは、PNGやJPEGなどの画像ファイルとして書き出します。
PNGやJPEGは、画像を保存するときに使うファイルの種類です。
元のデータは基本的に消えない
エクスポートしても、アプリの中にある元のデータは基本的に消えません。
元のデータを使って、新しいファイルを作るためです。
ただし、アプリによって動きが異なる場合があります。大切なデータを扱うときは、画面に表示される説明も確認しましょう。
エクスポートの身近な例
エクスポートは、パソコンだけでなく、スマートフォンやインターネット上のサービスでも使われています。
具体的な例を見ると、意味を理解しやすくなります。
スマートフォンの連絡先をファイルにする
スマートフォンに登録した名前や電話番号を、ファイルとして取り出す操作はエクスポートです。
機種を変更するときや、連絡先を別のサービスへ移すときに使われます。
ブラウザのお気に入りを書き出す
ブラウザとは、Webサイトを見るためのアプリです。Google ChromeやMicrosoft Edgeなどがあります。
ブラウザに登録したお気に入りをファイルにする操作も、エクスポートと呼ばれます。
作ったファイルは、別のブラウザへお気に入りを移すときに使えます。
表のデータをCSVファイルにする
顧客名簿や売り上げの一覧を、CSVファイルとして取り出すこともエクスポートです。
取り出したCSVファイルは、表計算ソフトで開いたり、別のサービスへ取り込んだりできます。
エクスポートが使われる場面
エクスポートは、データを別の場所で使いたいときや、ファイルとして保管したいときに使います。
主な場面を見ていきましょう。
別のアプリでデータを使うとき
今使っているアプリから別のアプリへ変えるとき、データを移す必要があります。
最初のアプリからデータをエクスポートし、新しいアプリへ取り込みます。
データを保管するとき
アプリの中にあるデータを、パソコンや別の保存場所へ残したいときにも使われます。
ただし、エクスポートしたファイルだけでは、元の状態に戻せない場合があります。大切なデータは、ほかの方法でも保存しておくと安心です。
ほかの人にデータを渡すとき
アプリの中にある情報を、ほかの人が使えるファイルにして渡すことがあります。
たとえば、集計したデータをCSVファイルにしたり、作成した資料をPDFにしたりする場面です。
エクスポートとインポートの違い
エクスポートとインポートの違いは、データが動く方向です。
エクスポートは外へ出す操作で、インポートは中へ取り込む操作です。
エクスポートはデータを外に出す
エクスポートは、アプリやサービスの中にあるデータを、ファイルとして外へ取り出す操作です。
データを別の場所で使うための準備と考えると分かりやすいでしょう。
インポートはデータを中に取り込む
インポートとは、外にあるファイルやデータを、アプリやサービスの中へ取り込むことです。
たとえば、以前使っていたブラウザのお気に入りを、新しいブラウザへ入れる操作がインポートです。
エクスポートとインポートの違いを表で比較
| 比較する項目 | エクスポート | インポート |
|---|---|---|
| 意味 | データを外へ取り出す | データを中へ取り込む |
| データの方向 | アプリの中から外へ | アプリの外から中へ |
| 主な目的 | 保存、共有、移動の準備 | 別のデータを使う |
| 例 | 連絡先をファイルにする | 連絡先のファイルを取り込む |
引っ越しにたとえると、エクスポートは荷物を今の家から運び出す作業です。インポートは、その荷物を新しい家の中へ入れる作業です。
ITでは、最初のアプリからデータをエクスポートし、次のアプリへインポートする流れがよく使われます。
エクスポートと似た言葉の違い
エクスポートは、保存やダウンロードなどと似ています。
ただし、それぞれ目的やデータの動きが異なります。
エクスポートと保存の違い
保存とは、作業中の内容を、同じアプリで後から使えるように残すことです。
エクスポートは、ほかのアプリや場所でも使えるように、別のファイルとして取り出すことです。
たとえば、画像作成アプリで編集内容を保存すると、後から続きを編集できます。完成した画像をJPEGファイルにする操作はエクスポートです。
エクスポートとダウンロードの違い
ダウンロードとは、インターネット上にあるファイルを、自分のパソコンやスマートフォンへ受け取ることです。
エクスポートは、アプリ内のデータから新しいファイルを作ることです。
インターネット上のサービスでは、エクスポートした後に、そのファイルをダウンロードすることがあります。
エクスポートとバックアップの違い
バックアップとは、データが消えたときに元へ戻せるよう、予備を作ることです。
エクスポートはデータをファイルとして取り出す操作であり、必ず元の状態へ戻せるとは限りません。
エクスポートしたファイルを、予備として使える場合もあります。ただし、設定や画像など、一部の情報が含まれないこともあります。
エクスポートとアップロードの違い
アップロードとは、自分のパソコンやスマートフォンにあるファイルを、インターネット上へ送ることです。
エクスポートは、アプリ内のデータからファイルを作る操作です。アップロードは、そのファイルをインターネット上へ送る操作です。
エクスポートの基本的なやり方
エクスポートの方法は、アプリやサービスによって異なります。
一般的には、次のような流れで操作します。
エクスポートするデータを選ぶ
最初に、ファイルとして取り出したいデータを選びます。
すべてのデータを選べる場合もあれば、必要な項目だけを選べる場合もあります。
ファイルの種類を選ぶ
次に、CSV、PDF、画像など、作りたいファイルの種類を選びます。
どのファイルを選ぶかは、エクスポートした後に何をしたいかで決まります。
表のデータを別のアプリへ移すならCSV、資料を見たままの形で渡すならPDFがよく使われます。
保存する場所を選ぶ
最後に、作ったファイルを保存する場所を選びます。
パソコンでは「ダウンロード」や「ドキュメント」という場所に保存されることがあります。
スマートフォンでは、保存したファイルを探すためのアプリの中に入る場合があります。
エクスポートするときの注意点
エクスポートするときは、ファイルの種類や保存場所を確認しましょう。
特に別のアプリへ移す場合は、そのアプリで使えるファイルかどうかが大切です。
別のアプリで使えるファイルか確認する
エクスポートする側と、インポートする側で、使えるファイルの種類が異なる場合があります。
別のアプリへ移すときは、両方で同じファイルを使えるか確認しましょう。
文字化けが起きることがある
文字化けとは、正しい文字が表示されず、別の文字や記号になることです。
特にCSVファイルでは、開くアプリや設定によって、日本語が正しく表示されない場合があります。
個人情報を含むファイルの扱いに注意する
連絡先や顧客名簿をエクスポートすると、名前、住所、電話番号などを含むファイルが作られます。
共有する相手や保存する場所を確認し、必要のない人が見られないように管理しましょう。
エクスポートについてよくある質問
エクスポートすると元のデータは消えますか?
基本的には消えません。
元のデータを使って、新しいファイルを作るためです。ただし、アプリによって動きが異なる場合は、画面の説明を確認してください。
エクスポートしたデータはどこに保存されますか?
多くの場合は、「ダウンロード」という場所などに保存されます。
操作するときに保存場所を選べる場合もあります。見つからないときは、ファイル名や作った日付で探してみましょう。
エクスポートしたファイルはどうやって開きますか?
ファイルの種類に合ったアプリで開きます。
PDFはPDFを表示できるアプリ、CSVは表計算ソフトなどで開けます。
エクスポートとコピーは同じですか?
似ていますが、同じではありません。
コピーは同じデータを複製する操作です。エクスポートは、アプリ内のデータを別の種類のファイルに変えて取り出す場合があります。
スマホでもエクスポートできますか?
使っているアプリやサービスに機能があれば、スマートフォンでもエクスポートできます。
連絡先、写真、動画、メモなどを、ファイルとして取り出せる場合があります。
まとめ|エクスポートとはデータを外に取り出すこと
エクスポートとは、アプリやサービスの中にあるデータを、ファイルとして外へ取り出すことです。
エクスポートは外へ出す操作で、インポートは中へ取り込む操作です。2つを組み合わせることで、別のアプリやパソコンでもデータを使えるようになります。
保存、ダウンロード、バックアップとも似ていますが、目的は同じではありません。エクスポートするときは、ファイルの種類と保存場所を確認しましょう。

