折衝とは?意味や交渉との違いを簡単に解説

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折衝とは何かを初心者向けに説明した画像

折衝とは、相手と話し合い、自分と相手のどちらも納得できる条件を探すことです。

ここでいう条件とは、価格、期限、数量、仕事の内容などを指します。読み方は「せっしょう」です。

この記事では、折衝の意味や使い方、交渉や調整との違いを初心者向けに解説します。折衝力や顧客折衝についても、具体例を交えて紹介します。

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目次

折衝とは

折衝とは、立場や希望が異なる相手と話し合い、お互いが受け入れられる条件を決めることです。

自分の希望だけを通すのではありません。相手の事情も考えながら、納得できる答えを探します。

折衝を簡単に言うと

折衝を簡単に言うと、条件をすり合わせるための話し合いです。

たとえば、自分は「今週中に終わらせてほしい」と考え、相手は「来週まで時間が必要」と考えているとします。

この場合、期限や仕事の内容を話し合い、どちらも受け入れられる答えを決めます。このような話し合いが折衝です。

折衝の読み方は「せっしょう」

折衝の読み方は「せっしょう」です。

「折」には折り合いをつけるという意味があります。「衝」には、ぶつかるという意味があります。

意見や希望がぶつかったときに、話し合って折り合いをつける言葉として使われます。

折衝という言葉の意味

折衝には、考えや条件が異なる相手と話し合い、問題をまとめるという意味があります。

会社同士の取引では、価格や期限について希望が合わないことがあります。その違いを話し合いで調整し、合意を目指すことが折衝です。

合意とは、自分と相手が「この内容でよい」と認めることです。

折衝の身近な例

折衝は、会社の中だけで使われる特別なものではありません。

日常生活でも、希望が合わないときに話し合って答えを決めることがあります。

学校行事の日程を話し合う例

学校行事の日程を決める場面を考えてみましょう。

生徒は土曜日を希望し、先生は平日を希望しているとします。両方の事情を聞き、参加しやすい日を決める話し合いは、折衝に近いものです。

仕事では、このような話し合いを価格や期限、仕事の進め方などについて行います。

商品の値段や期限を決める例

ある会社が、取引先に商品を100個注文するとします。

取引先とは、商品やサービスを売ったり買ったりする相手の会社です。

注文する側は価格を下げてほしいと考えます。一方、販売する側は、商品を売ったあとに会社へお金が残るようにしたいと考えます。

そこで、注文数を増やす代わりに価格を下げるなど、どちらも納得できる条件を探します。これが代表的な折衝の例です。

折衝はどのような場面で使われる?

折衝は、仕事の条件や進め方を決める場面で使われます。

特に、自分と相手の希望が合っていないときに必要になります。

顧客と条件を決める場面

顧客とは、商品やサービスを利用するお客さまのことです。

顧客から仕事を依頼されたときは、予算や期限、仕事の内容を決める必要があります。

顧客の希望をすべて受け入れることが難しい場合は、できることと難しいことを説明します。そのうえで、別の案を示して話し合います。

社内の部署と話し合う場面

折衝は、会社の外にいる相手だけでなく、社内でも行われます。

たとえば、営業部は新しいサービスを早く始めたいと考え、開発部は準備に時間が必要だと考えている場合です。

この場合、開始日や仕事の範囲を話し合い、進め方を決めます。仕事の範囲とは、どこまでの仕事を担当するかということです。

取引先と価格や納期を話し合う場面

商品やサービスを仕入れるときは、価格や納期について取引先と話し合います。

納期とは、商品や仕事を届ける期限のことです。

価格を下げる代わりに注文数を増やすなど、複数の条件を組み合わせて話し合う場合もあります。

折衝と交渉の違い

折衝と交渉は、とても近い意味の言葉です。実際の仕事では、ほぼ同じ意味で使われることもあります。

ただし、言葉が持つ印象には少し違いがあります。

折衝はお互いの条件を調整すること

折衝は、自分と相手の条件を調整し、折り合いをつけることを重視します。

自分の希望だけでなく、相手の事情も確認しながら、どちらも受け入れられる答えを探します。

交渉は希望する条件を得るための話し合い

交渉は、自分や自社にとって希望する条件を得るために話し合うことです。

ただし、交渉でも相手を無視するわけではありません。実際には、交渉の中でも条件の調整が行われます。

折衝と交渉の違いを表で比較

言葉主な意味重視すること
折衝条件や意見を調整して折り合いをつけるどちらも納得できる答え
交渉希望する条件を得るために話し合う希望する結果や条件

折衝は、お互いの条件を調整する意味がやや強い言葉です。

交渉は、自分が希望する条件を相手に伝える意味がやや強い言葉です。ただし、はっきり分けられない場合もあります。

折衝と調整の違い

折衝と調整も、似た場面で使われる言葉です。

調整は、予定や仕事の進め方を整えることです。折衝は、相手と希望が合わないときに話し合って条件を決めることです。

調整は予定や内容を整えること

調整とは、予定や人数、仕事の進め方などを整えることです。

たとえば、会議に参加する人の予定を確認し、開催日を決める作業は日程調整です。

折衝では異なる希望について話し合う

折衝では、自分と相手の希望が異なる状態から話し合いを始めます。

価格や納期、仕事の範囲など、どちらにとっても大切な条件を決めることが多い点が特徴です。

言葉主な内容
折衝異なる条件や希望について話し合う価格や納期を話し合う
調整予定や内容を整える会議の日程を決める

折衝の使い方と例文

折衝は、日常会話よりも仕事や正式な場面で使われることが多い言葉です。

ここでは、よく使われる表現と例文を紹介します。

「折衝する」の使い方

「折衝する」は、相手と条件について話し合うという意味です。

  • 取引先と納期について折衝する。
  • 顧客と契約の条件を折衝する。
  • 担当者が価格について折衝している。

契約の条件とは、価格、期間、役割など、約束する内容のことです。

「折衝を重ねる」の使い方

「折衝を重ねる」は、何度も話し合いを行うという意味です。

  • 関係者と折衝を重ね、計画の内容を決めた。
  • 取引先との折衝を重ねた結果、納期が決まった。

「顧客折衝」の使い方

顧客折衝とは、お客さまと価格や期限、仕事の内容について話し合うことです。

  • 営業担当として顧客折衝を行った。
  • 顧客折衝を通じて、必要な機能を確認した。
  • 顧客折衝の経験がある人を募集している。

折衝の言い換え・類義語

折衝は、文章の内容に応じて別の言葉に言い換えられます。

ただし、言葉によって意味や使われる場面が少し異なります。

交渉

交渉は、希望する条件を得るための話し合いです。

価格や契約の内容について話し合う場合は、折衝と近い意味で使えます。

調整

調整は、意見や予定、仕事の内容を整えることです。

相手との希望の違いが小さい場合は、折衝よりも調整の方が自然です。

話し合い

話し合いは、折衝よりもやわらかく、広い意味で使える言葉です。

かたい表現を避けたい場合は、「相手と話し合う」と言い換えられます。

協議

協議とは、複数の人や組織が相談して決めることです。

会社や学校、役所などの正式な場面で使われることがあります。

折衝業務とは

折衝業務とは、顧客や取引先、社内の関係者と話し合い、条件や進め方を決める仕事です。

営業職だけでなく、事務職や技術職、管理職などでも行われます。

折衝業務の具体例

折衝業務には、次のようなものがあります。

  • 顧客と価格や納期を決める
  • 取引先と契約の内容を確認する
  • 社内の部署と仕事の分担を決める
  • 顧客の希望と自社でできることを調整する
  • 問題が起きたときに対応方法を話し合う

折衝業務では、話す力だけでなく、相手の話を聞く力も必要です。

顧客折衝とは

顧客折衝とは、顧客の希望を聞き、自社ができることを伝えながら、合意を目指すことです。

価格や期限だけでなく、商品の内容や仕事の進め方について話し合うことも含まれます。

対外折衝とは

対外折衝とは、会社の外にいる人や組織と話し合うことです。

顧客や取引先、役所などとの話し合いが当てはまります。同じ会社の中で行う話し合いは、社内折衝と呼ばれることがあります。

折衝経験とは

折衝経験とは、相手と条件や意見を話し合い、合意につなげた経験です。

求人票や面接では、顧客や取引先、社内の関係者と話し合った経験を指すことが多くあります。

求人で使われる折衝経験の意味

求人で「折衝経験がある人」と書かれている場合、単に人と話した経験だけを求めているとは限りません。

相手の希望を聞き、自分の考えを伝え、条件をまとめた経験が求められています。

折衝経験に当てはまる仕事の例

次のような経験は、折衝経験として説明できる場合があります。

  • 顧客と価格や納期を決めた
  • 取引先と契約の内容を話し合った
  • 顧客の希望を聞き、別の案を提案した
  • 社内の複数の部署と仕事の進め方を決めた
  • 苦情を受け、対応方法を話し合った

面接では、「誰と」「何について」「どのように話し合ったか」を具体的に伝えると分かりやすくなります。

折衝力とは

折衝力とは、立場や希望が異なる相手と話し合い、合意につなげる力です。

単に話が上手であることではありません。相手の考えを理解し、どちらも納得できる案を考える力が必要です。

相手の話を正しく聞く力

折衝では、最初に相手が何を求めているのかを確認します。

言葉だけでなく、なぜその条件を希望しているのかを考えることも大切です。

自分の考えを分かりやすく伝える力

自分の希望や、できない理由を分かりやすく説明します。

強い言い方をするのではなく、事実や理由を順番に伝えることが大切です。

どちらも納得できる案を考える力

折衝では、最初に出された条件だけで判断しないことが大切です。

価格を変えられない場合は納期を変えるなど、別の条件を組み合わせて答えを探します。

折衝力を高める方法

折衝力は、特別な才能だけで決まるものではありません。

準備と話し方を意識することで、少しずつ高められます。

相手の希望を先に確認する

自分の希望を伝える前に、相手が何を求めているのかを確認します。

「最も大切にしている条件は何ですか」と聞くと、話し合う点が分かりやすくなります。

目的と条件を整理してから話す

話し合いを始める前に、自分が希望する条件を整理します。

必ず守りたい条件と、変えられる条件を分けておくと、落ち着いて話し合えます。

複数の案を用意する

一つの案だけでは、相手が受け入れられなかったときに話が止まります。

価格、期限、数量、仕事の範囲などを変えた複数の案を用意すると、合意しやすくなります。

折衝について初心者が間違えやすい点

折衝には、交渉や接客などと混同しやすい点があります。

意味を正しく理解すると、仕事の説明や面接でも使いやすくなります。

折衝は相手を言い負かすことではない

折衝は、相手を言い負かして、自分の希望だけを通すことではありません。

相手の事情も理解し、どちらも受け入れられる条件を探すことが目的です。

「折衝案」と「折衷案」は意味が違う

「折衝案」と「折衷案」は、文字と意味が異なります。

折衝案は、相手との話し合いに使う案という意味で使われることがあります。

一方、折衷案は、異なる意見のよい部分を取り入れた案です。

接客をしただけでは折衝経験とは限らない

接客とは、顧客に商品やサービスを案内し、応対することです。

接客の中で価格や条件、対応方法を話し合った経験があれば、折衝経験に含まれる場合があります。

案内や会計だけの場合は、接客経験と表す方が自然です。

折衝についてよくある質問

折衝と営業は同じですか?

折衝と営業は同じではありません。

営業は、商品やサービスを提案し、契約につなげる仕事です。折衝は、営業の中で行われる話し合いの一つです。

接客経験は顧客折衝経験に含まれますか?

接客中に顧客の希望を聞き、条件や対応方法を話し合った経験があれば、顧客折衝経験として説明できる場合があります。

一般的な案内や会計だけの場合は、接客経験と表す方が分かりやすいでしょう。

折衝を英語で何と言いますか?

折衝は、英語で「negotiation」と表されることがあります。

「negotiation」は、条件について話し合う交渉という意味です。

文章の内容によっては、「discussion」が話し合い、「coordination」が調整という意味で使われる場合もあります。

折衝力とコミュニケーション能力の違いは何ですか?

コミュニケーション能力とは、人の話を聞き、自分の考えを伝える力です。

折衝力は、その中でも特に、異なる意見や条件をまとめて合意につなげる力を指します。

まとめ|折衝とは条件を調整して合意を目指すこと

折衝とは、立場や希望が異なる相手と話し合い、自分と相手のどちらも納得できる条件を探すことです。

読み方は「せっしょう」です。価格や納期、契約の内容、仕事の進め方を決める場面でよく使われます。

交渉は希望する条件を得ること、調整は予定や内容を整えることに重点があります。

折衝は、相手の事情を理解しながら、どちらも受け入れられる答えを探す点が特徴です。

折衝力を高めるには、相手の希望を聞き、自分の条件を整理し、複数の案を用意することが大切です。

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