ダークモードとは、スマートフォンやパソコンの背景を、黒や濃い色で表示する機能です。
かんたんに言うと、白い画面を暗い色に変える機能です。文字は、白や明るい色で表示されます。
暗い場所では、画面のまぶしさを抑えやすくなります。ただし、ダークモードが必ず目に優しいわけではありません。
電池を節約できるかどうかも、画面の種類によって変わります。この記事では、ダークモードの意味や仕組み、メリット・デメリットを初心者向けに解説します。
関連するIT用語・ビジネス用語をまとめて確認したい方は、IT用語・ビジネス用語一覧もあわせてご覧ください。
ダークモードとは

ダークモードとは、画面の背景を黒や濃い灰色にして、文字を白や明るい色で表示する機能です。「ダークテーマ」と呼ばれることもあります。
一般的な白い背景の画面は、ライトモードといいます。ダークモードとライトモードは、使う場所や好みに合わせて切り替えられます。
画面を黒や濃い色で表示する機能
ライトモードでは、白い背景に黒い文字が表示されます。ダークモードでは、黒や濃い色の背景に白い文字が表示されます。
白い紙に黒い文字を書くのが、ライトモードに近い見え方です。黒板に白いチョークで文字を書くのが、ダークモードに近い見え方です。
IT用語としてのダークモードは、スマートフォンやパソコンの表示を暗い色に切り替える機能を指します。
スマートフォン・パソコン・アプリで使われている
ダークモードは、さまざまな機器やサービスで使われています。代表的な例は、次のとおりです。
- iPhone
- Androidスマートフォン
- Windowsのパソコン
- Mac
- ChromeやEdgeなどのWebブラウザ
- メールアプリ
- XやInstagramなどのSNS
- 動画を見るためのアプリ
Webブラウザとは、インターネットのWebサイトを見るためのソフトです。Chrome、Edge、Safariなどがあります。
アプリとは、スマートフォンやパソコンで使うソフトのことです。メール、地図、動画など、目的に合わせてさまざまなアプリがあります。
スマートフォンやパソコン全体を、ダークモードにできる場合があります。特定のアプリだけを暗い画面にできる場合もあります。
ダークモードは何のために使う?
ダークモードは、画面を黒くすることだけが目的ではありません。使う場所や時間に合わせて、画面を見やすくするための機能です。
暗い場所で画面のまぶしさを抑えるため
夜の部屋や照明が暗い場所では、白い画面をまぶしく感じることがあります。ダークモードにすると、画面の明るい部分を減らせます。
ただし、ダークモードにしても、画面そのものが自動で暗くなるとは限りません。まぶしいときは、画面の明るさも調整しましょう。
画面を落ち着いた見た目にするため
ダークモードは、黒や濃い色を中心にした表示です。そのため、落ち着いた見た目になると感じる人もいます。
写真や動画を見るアプリでは、背景を暗くすることで内容が目立ちやすくなります。動画を見るときや、写真を編集するときにも使われています。
電池の消費を抑えるため
画面の種類によっては、ダークモードで電池の消費を抑えられます。特に、有機ELを使った画面では、効果が出る場合があります。
有機ELとは、画面を作る小さな点が、それぞれ光る表示方法です。黒い部分では光を消せるため、使う電気を減らせます。
ダークモードの仕組み
ダークモードでは、画面の背景、文字、ボタンなどの色を切り替えます。ただし、すべての色を反対にする機能ではありません。
背景と文字の色を切り替えて表示する
ダークモードを有効にすると、背景が黒や濃い灰色になります。文字やボタンは、白や明るい色に変わります。
写真や動画は、元の色のまま表示されることが一般的です。そのため、写真まで白黒になるわけではありません。
すべてのアプリやWebサイトで、ダークモードを使えるとは限りません。対応していない場合は、一部の画面が白いままになることがあります。
有機ELと液晶では電気の使い方が違う
スマートフォンやパソコンの画面には、主に有機ELと液晶があります。画面の種類によって、ダークモードの節電効果が変わります。
有機ELは、画面を作る小さな点が一つずつ光る表示方法です。黒い部分では、その場所の光を消せます。
液晶とは、画面の後ろから光を当てて、文字や映像を表示する方法です。黒い画面を表示していても、後ろの光は使われています。
そのため、ダークモードで電池を節約しやすいのは、主に有機ELの画面です。
ダークモードのメリット

ダークモードには、暗い場所で使いやすいことや、電池を節約できる場合があることなどのメリットがあります。
暗い場所で画面を見やすくできる
周囲が暗いときは、白い画面を強くまぶしく感じることがあります。ダークモードにすると、画面の明るい部分が少なくなります。
寝る前の部屋や、照明を落とした場所では、ダークモードの方が見やすいと感じる人もいます。
画面のまぶしさを抑えやすい
ダークモードでは、白く光る部分が少なくなります。そのため、画面全体のまぶしさを抑えやすくなります。
ただし、白い文字や写真は明るく表示されます。まぶしいと感じる場合は、画面の明るさも下げましょう。
有機ELでは電池を節約できる場合がある
有機ELの画面では、黒い部分の光を消せます。黒い部分が多いほど、画面が使う電気を減らせる場合があります。
ただし、節約できる電気の量は一定ではありません。画面の明るさや、表示している内容によって変わります。
写真や動画が目立ちやすくなる
背景が暗いと、明るい写真や動画が目立ちます。そのため、動画を見るアプリや写真を編集するアプリでは、ダークモードがよく使われています。
映画館では、映像を見やすくするために、スクリーンの周りを暗くします。ダークモードも、背景を暗くして、表示する内容を目立たせる点は同じです。
ダークモードのデメリット
ダークモードにはメリットがありますが、どのような場所でも見やすいとは限りません。使う場所や、画面に表示する内容によっては、読みにくくなることがあります。
明るい場所では文字が読みにくい場合がある
日中の屋外や明るい部屋では、黒い背景が見にくくなる場合があります。画面に周りの景色が映り込み、文字が読みにくくなることもあります。
明るい場所では、白い背景に黒い文字を表示するライトモードの方が、読みやすい場合があります。
白い文字がにじんで見えることがある
黒い背景に白い文字を表示すると、文字の周りがにじんで見える人もいます。特に、文字が細い場合や小さい場合に起こりやすくなります。
読みにくいと感じたときは、文字を大きくしましょう。文字を太くできるスマートフォンやパソコンもあります。
すべての画面が暗くなるとは限らない
スマートフォンやパソコンをダークモードにしても、すべてのアプリが黒くなるわけではありません。アプリがダークモードを使えるように作られていない場合があるためです。
スマートフォンは黒い画面でも、Webサイトだけ白く表示されることがあります。スマートフォンとアプリで、設定が分かれている場合もあります。
写真や色の見え方が変わる場合がある
周りの背景が暗くなると、写真やイラストの色が明るく見える場合があります。写真の色や明るさを細かく調整するときは、注意が必要です。
写真を編集するときは、ライトモードでも見え方を確認すると安心です。
ダークモードは目に悪い?目に優しい?

ダークモードが目に悪いか、目に優しいかは、一つの答えに決められません。周りの明るさ、文字の大きさ、使う人の見え方によって変わります。
ダークモードが必ず目に優しいとは限らない
ダークモードにすると、目が疲れなくなるわけではありません。画面を長い時間見続ければ、ダークモードでも疲れを感じることがあります。
白い文字がにじんで見える人は、ライトモードの方が読みやすい場合もあります。
暗い場所ではまぶしさを抑えやすい
暗い部屋で白い画面を見ると、強い光を感じることがあります。ダークモードでは明るい部分が少ないため、まぶしさを抑えやすくなります。
ただし、暗い部屋で画面だけを明るくすると、見にくくなる場合があります。部屋を少し明るくし、画面の明るさも調整しましょう。
明るい場所ではライトモードが見やすい場合がある
明るい場所では、白い背景に黒い文字を表示するライトモードが読みやすい場合があります。特に、長い文章や小さな文字を読むときに向いています。
ダークモードとライトモードのどちらが見やすいかは、使う場所に合わせて判断しましょう。
画面の明るさや文字の大きさも大切
画面を見やすくするには、表示の色だけでなく、明るさや文字の大きさも大切です。画面が明るすぎたり、文字が小さすぎたりすると、読みにくくなります。
文字が見えにくいときは、画面を顔に近づける前に、文字を大きくしましょう。周りの明るさに合わせて、画面の明るさも変えてください。
ダークモードでバッテリーは長持ちする?

ダークモードでバッテリーが長持ちするかどうかは、画面の種類によって変わります。すべてのスマートフォンやパソコンで、同じ効果が出るわけではありません。
バッテリーとは、スマートフォンやパソコンを動かすための電池です。
有機ELでは消費電力を抑えられる場合がある
消費電力とは、スマートフォンやパソコンが使う電気の量です。
有機ELでは、黒い部分の光を消せます。そのため、黒い背景が多いダークモードでは、消費電力を抑えられる場合があります。
特に、画面を明るくして使っているときは、ライトモードとの差が大きくなることがあります。
液晶では大きな効果が出にくい
液晶は、画面の後ろにある光で、画面全体を照らします。黒い画面を表示していても、後ろの光は基本的に使われています。
そのため、液晶ではダークモードにしても、使う電気の量が大きく変わらない場合があります。
画面を明るくすると節電効果が小さくなる
ダークモードにしても、画面の明るさを上げると多くの電気を使います。写真や動画など、明るい部分が多い内容でも電気を使います。
電池を長持ちさせたい場合は、ダークモードだけに頼らないことが大切です。画面の明るさや、使っていないアプリも見直しましょう。
ダークモードとライトモードの違い
ダークモードとライトモードは、背景と文字の色が異なります。どちらか一方が、いつでも優れているわけではありません。
| 比べる点 | ダークモード | ライトモード |
|---|---|---|
| 背景 | 黒や濃い色 | 白や明るい色 |
| 文字 | 白や明るい色 | 黒や濃い色 |
| 暗い場所 | まぶしさを抑えやすい | まぶしく感じる場合がある |
| 明るい場所 | 読みにくい場合がある | 比較的読みやすい |
| 長い文章 | 人によっては読みにくい | 読みやすい場合が多い |
| 電池への影響 | 有機ELでは節約できる場合がある | 有機ELでは電気を多く使う場合がある |
| 向いている場所 | 夜間や暗い場所 | 日中や明るい場所 |
暗い場所ではダークモードが向いている
照明が暗い部屋では、ダークモードが見やすい場合があります。白く光る部分が減るため、まぶしさを抑えやすくなります。
明るい場所ではライトモードが向いている
日中の屋外や明るい部屋では、ライトモードが読みやすい場合があります。白い背景に黒い文字を表示するため、文字の形を確認しやすくなります。
どっちがいいかは使う場所によって変わる
ダークモードとライトモードは、どちらか一つに決める必要はありません。周りの明るさや、読む内容に合わせて切り替えましょう。
夜はダークモード、昼はライトモードにする使い方もできます。時間に合わせて、自動で切り替えられるスマートフォンやパソコンもあります。
ダークモードと似た機能の違い
ダークモードには、夜間モードや省電力モードなど、似た名前の機能があります。ただし、それぞれ目的が異なります。
ダークモードと夜間モードの違い
ダークモードは、背景を黒や濃い色に切り替える機能です。夜間モードは、画面の色を少し黄色やオレンジ色に変える機能です。
夜間モードは、夜に画面の青みを抑えるために使われます。ダークモードと夜間モードを同時に使える場合もあります。
ダークモードとブルーライトカットの違い
ブルーライトとは、スマートフォンやパソコンの画面から出る青い光です。ブルーライトカットは、この青い光を抑える機能です。
ダークモードは、背景や文字の色を変更する機能です。青い光だけを減らす機能ではありません。
ダークモードと省電力モードの違い
省電力モードは、スマートフォンやパソコンが使う電気を全体的に減らす機能です。画面を暗くしたり、アプリの動きを抑えたりします。
ダークモードは、主に画面の色を変える機能です。スマートフォンやパソコン全体の動きを抑える機能ではありません。
ダークモードが向いている人・向いていない人
ダークモードが使いやすいかどうかは、人によって異なります。画面を見る場所や、普段見る内容から判断しましょう。
ダークモードが向いている人
- 暗い部屋でスマートフォンを見ることが多い人
- 白い画面をまぶしく感じる人
- 有機ELのスマートフォンを使っている人
- 写真や動画を見ることが多い人
- 黒を中心にした画面が好きな人
ライトモードが向いている人
- 明るい場所で画面を見ることが多い人
- 長い文章を読むことが多い人
- 白い文字がにじんで見える人
- 小さな文字を読むことが多い人
- 写真の色や明るさを細かく確認する人
画面の見え方には個人差があります。どちらかに決めつけず、自分が読みやすい方を選びましょう。
ダークモードで初心者が間違えやすい点
ダークモードには、効果を誤解されやすい点があります。よくある間違いを確認しておきましょう。
どの画面でも電池が長持ちするわけではない
ダークモードの節電効果は、画面の種類によって変わります。特に効果が出やすいのは、有機ELの画面です。
液晶では、大きな節電効果が出ない場合があります。ダークモードにしただけで、電池が大幅に長持ちするとは限りません。
目の疲れを完全に防ぐ機能ではない
ダークモードは、目の疲れを完全に防ぐ機能ではありません。暗い場所で、画面のまぶしさを抑えやすくする表示方法です。
画面を見る時間や明るさ、文字の大きさも大切です。読みにくいと感じたら、無理に使い続ける必要はありません。
スマートフォンとアプリで設定が分かれていることがある
スマートフォンをダークモードにしても、一部のアプリが白いままになることがあります。アプリの中で、別に設定する必要があるためです。
反対に、スマートフォンがライトモードでも、アプリだけをダークモードにできる場合があります。
写真や動画まで暗くなる機能ではない
ダークモードは、主に背景や文字の色を変える機能です。写真や動画そのものを暗くする機能ではありません。
ただし、周りの背景が暗くなるため、写真が明るく見える場合があります。
ダークモードについてよくある質問
ダークモードはずっと使っても問題ない?
自分が見やすいと感じる場合は、ダークモードを使い続けても構いません。ただし、明るい場所では文字が読みにくくなる場合があります。
場所や時間に合わせて、ライトモードと切り替える方法もあります。
ダークモードにしても画面が黒くならないのはなぜ?
アプリやWebサイトが、ダークモードを使えるように作られていない可能性があります。スマートフォンとアプリで、設定が分かれている場合もあります。
一部の画面だけ白くても、スマートフォンやパソコンの故障とは限りません。
アプリごとにダークモードを設定できる?
アプリによっては、個別にダークモードを設定できます。スマートフォンやパソコンの設定に、自動で合わせるアプリもあります。
設定できる内容は、アプリによって異なります。アプリ内の「設定」や「表示」を確認しましょう。
ダークモードは目に悪い?
ダークモードが、必ず目に悪いわけではありません。ただし、すべての人にとって目に優しいとも限りません。
暗い場所ではダークモード、明るい場所ではライトモードが見やすい場合があります。自分の見え方に合わせて使い分けましょう。
ダークモードで電池はどのくらい節約できる?
節約できる電気の量は、画面の種類や明るさによって変わります。有機ELでは効果が出やすく、液晶では効果が小さい場合があります。
ダークモードだけでなく、画面の明るさを下げることも、電池の節約につながります。
ダークモードを解除するにはどうすればいい?
一般的には、「設定」から「画面表示」や「ディスプレイ」と書かれた項目を開きます。ディスプレイとは、スマートフォンやパソコンの画面のことです。
その中から、ライトモードや明るい画面を選びます。設定する場所は、iPhone、Android、Windowsなどで異なります。
アプリだけが暗い場合は、アプリ内の表示設定も確認しましょう。
ダークモードとは場面に合わせて画面を見やすくする機能
ダークモードとは、画面の背景を黒や濃い色にして、文字を白や明るい色で表示する機能です。暗い場所では、画面のまぶしさを抑えやすくなります。
有機ELの画面では、電池の消費を抑えられる場合があります。ただし、液晶では大きな節電効果が出ないこともあります。
ダークモードが、必ず目に優しいわけではありません。明るい場所や長い文章では、ライトモードの方が読みやすい場合があります。
ダークモードとライトモードは、どちらか一方に決める必要はありません。周りの明るさや、表示する内容に合わせて、見やすい方を選びましょう。

