「もとい」とは、かんたんに言うと「今言ったことを取り消して、正しく言い直します」という意味の言葉です。
たとえば「集合は午後2時、もとい午後3時です」のように使います。「午後2時」と言ったあとで間違いに気づき、「午後3時」と言い直しているわけです。
この記事では、もといの意味や使い方、例文、言い換えを初心者向けにわかりやすく説明します。漢字や方言なのかどうか、使うときに気を付けたい点も見ていきましょう。
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もといとは?意味をかんたんに解説
もといとは、直前に言った内容を取り消して、正しい内容に言い直すときに使う言葉です。
辞書では「元い」と書き、「元へ」と同じ言葉として説明されています。
たとえば、友人との会話で次のように使えます。
「明日は金曜日、もとい土曜日だった」
この場合は、「金曜日」という発言を取り消して、「土曜日」と言い直しています。
イメージとしては、パソコンで入力を間違えた文字を消して、正しい文字を入力し直すのに似ています。ただし、「もとい」は主に言葉や発言をその場で言い直すときに使う表現です。
「もとい」はどんなときに使う?
もといは、言い間違いや思い違いに気づいたときに使います。
基本的には、間違った内容→もとい→正しい内容という順番になります。
たとえば、次のような形です。
- 今日は木曜日、もとい金曜日です。
- 参加者は20人、もとい21人です。
- 集合場所は東口、もとい西口です。
どの例でも、「もとい」の前にある内容を取り消し、そのあとに正しい内容を伝えています。
「もとい」の使い方を例文で確認
もといの使い方は難しくありません。いくつかの場面に分けて見てみましょう。
時間を言い間違えた場合
「会議は10時から、もとい11時からです。」
最初に言った「10時」を取り消し、「11時」が正しいことを伝えています。
名前を言い間違えた場合
「担当は佐藤さん、もとい鈴木さんです。」
名前を間違えたことに気づき、その場で正しい名前に直しています。
数字を言い間違えた場合
「参加者は30人、もとい35人でした。」
人数や金額、時間など、数字を言い間違えたときにも使えます。
少しくだけた会話で使う場合
「今日は早く帰れる、もとい帰りたい。」
このように、単純な間違いの訂正だけでなく、最初の言葉を取り消して別の表現に言い直す使い方もあります。
「もとい」は漢字でどう書く?
もといは、漢字では「元い」と書きます。ただし、普段の文章では「もとい」とひらがなで書くことが一般的です。
ここで注意したいのが、「基(もとい)」とは別の言葉であることです。
「基(もとい)」には、物事の土台や基礎という意味があります。発言を言い直す「もとい」とは意味が違います。
「もとい」は方言なの?
「もとい」を聞き慣れないため、「どこかの方言なの?」と思う人もいるかもしれません。
もといは一般の国語辞典にも載っている日本語です。そのため、特定の地域だけで使われる方言として考える必要はありません。
ただし、日常会話で使う回数には人によって差があります。そのため、聞いたことがない人がいても不思議ではありません。
「もとい」の言い換え
もといを使わなくても、同じような内容を伝えることはできます。
場面に合わせて、次のような言葉に言い換えられます。
| 言い方 | 向いている場面 |
|---|---|
| ではなく | 日常会話や文章 |
| じゃなくて | くだけた会話 |
| 訂正します | 仕事や改まった場面 |
| 失礼しました | 言い間違えたことを丁寧に伝えたい場面 |
たとえば、「会議は10時、もとい11時です」は「会議は10時ではなく、11時です」と言い換えられます。
意味は近いですが、相手や場面によって自然な言い方を選ぶと伝わりやすくなります。
「もとい」はビジネスで使える?
もといは、仕事の会話でも使えます。
ただし、メールや正式な文章では、「訂正します」「先ほどの内容を訂正します」などの方が意味をはっきり伝えやすいでしょう。
たとえば、会議中に「次回は8月10日、もとい8月11日です」と言い直す使い方はできます。一方、メールなら「先ほど8月10日とお伝えしましたが、正しくは8月11日です」のように書くと分かりやすくなります。
「もとい」を使うときの注意点
もといは便利な言葉ですが、何度も使うと話が分かりにくくなることがあります。
間違いに気づいたら、「もとい」のあとに正しい内容をはっきり伝えることが大切です。
「もとい」だけで終わらせない
「明日は10時、もとい……」だけでは、聞いている人は正しい時間が分かりません。
「明日は10時、もとい11時です」のように、訂正後の内容まで伝えましょう。
「基」と書かない
発言を言い直す意味の「もとい」を、「基」と書くのは避けた方が分かりやすいでしょう。
「基(もとい)」は「土台」「基礎」という別の意味を持つ言葉です。
「もとい」についてよくある質問
「もとい」とはどういう意味ですか?
直前に言ったことを取り消して、正しく言い直すときに使う言葉です。
「火曜日、もとい水曜日です」のように使います。
「もとい」は方言ですか?
特定の地域だけの方言として使われる言葉ではありません。一般の国語辞典にも「元い」として掲載されています。
「もとい」は漢字で何と書きますか?
漢字では「元い」と書きます。ただし、通常はひらがなの「もとい」が分かりやすいでしょう。
「もとい」と「改め」は同じですか?
似ていますが、使い方は少し違います。
「もとい」は、その場で発言を言い直すときに使いやすい言葉です。「改め」は「以前の名前から新しい名前に変わった」など、変更を表す場面でも使われます。
「もとい」はメールでも使えますか?
使うことはできますが、会話に近い印象になります。
仕事のメールなどでは、「訂正します」「正しくは○○です」と書いた方が内容を伝えやすくなります。
まとめ|もといとは発言を取り消して言い直す言葉
もといとは、直前に言った内容を取り消して、正しく言い直すときに使う言葉です。
「月曜日、もとい火曜日です」のように、「間違った内容→もとい→正しい内容」の順番で使うと分かりやすくなります。
漢字では「元い」と書きますが、通常はひらがなの「もとい」で問題ありません。「ではなく」「訂正します」などにも言い換えられるため、相手や場面に合わせて使い分けるとよいでしょう。

