ジレンマとは?意味をわかりやすく解説|使い方・例文・言い換え

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ジレンマとは、かんたんに言うと「どちらを選んでも困ることがある状態」です。

たとえば、「仕事を早く終わらせたいけれど、急ぐと確認が足りなくなる」というように、どちらを優先するか迷う場面があります。このような、簡単には答えを決められない状態をジレンマと呼びます。

この記事では、ジレンマの意味をわかりやすく説明します。使い方や例文、言い換え、葛藤や矛盾など似た言葉との違いも紹介します。

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目次

ジレンマとは?意味を簡単に解説

ジレンマとは、二つの選択肢があり、どちらを選んでも問題や不都合が残る状態を意味する言葉です。

単に「どちらにしようか迷っている」というだけではありません。どちらを選んでも良いことばかりではなく、何かをあきらめたり、困ったことが起きたりする点がポイントです。

たとえば、次のような場面です。

  • 勉強する時間を増やすと、遊ぶ時間が減る
  • 値段を下げると売れやすくなるが、利益が減る
  • 会議を短くすると時間を節約できるが、話し合いが足りなくなる

このように、「こちらを取れば、あちらに問題が出る」という状態を表すときに使われます。

ジレンマのわかりやすい例

ジレンマは、特別な場面だけで使われる言葉ではありません。学校や仕事、日常生活でもよく起こります。

日常生活の例

休日に出かけたいものの、お金も節約したいとします。

出かければ楽しめますが、お金を使います。家にいれば節約できますが、楽しみにしていた予定をあきらめることになります。

このように、どちらを選んでも何かをあきらめる必要がある状態は、ジレンマの身近な例です。

学校での例

テスト前に、苦手な教科と得意な教科のどちらを勉強するか迷うことがあります。

苦手な教科に時間を使えば弱点を減らせます。一方で、得意な教科の勉強時間が減るため、そちらの点数が伸びないかもしれません。

仕事での例

仕事では、「速さ」と「ていねいさ」の間でジレンマが生まれることがあります。

早く作業を終えることを優先すると、確認に使える時間が減ります。反対に、細かく確認すると時間がかかります。

このような場面では、どちらか一方だけを選ぶのではなく、必要な確認を残しながら作業を効率よく進める方法を考えることが大切です。

ジレンマはどのような場面で使う?

ジレンマは、主に「二つの考えや選択肢の間で簡単に決められない状態」を説明するときに使います。

日常会話だけでなく、学校や仕事について説明するときにも使われます。

  • 時間とお金のどちらを優先するか迷う場面
  • 速さと正確さを両立しにくい場面
  • 会社の利益と利用者の使いやすさを考える場面
  • 個人の希望とチーム全体の予定が合わない場面

「どちらにも良い点があるが、同時には実現しにくい」ときに使うと意味が伝わりやすくなります。

ジレンマの使い方と例文

ジレンマは、「ジレンマに陥る」「ジレンマを抱える」「ジレンマを感じる」といった形で使われます。

「ジレンマに陥る」の例文

「作業を早く終わらせたいが、確認も十分にしたいため、ジレンマに陥っている。」

「どちらを選んでも問題が残る状況になった」という意味で使えます。

「ジレンマを抱える」の例文

「品質を上げたい一方で費用も抑えたいため、担当者はジレンマを抱えている。」

解決しにくい二つの条件を同時に考えている状態を表しています。

「ジレンマを感じる」の例文

「便利な機能を増やしたいが、操作を複雑にはしたくないというジレンマを感じる。」

二つの考えの間で迷いや難しさを感じていることを表します。

ジレンマの言い換え・類語

ジレンマは、場面によって別の言葉に言い換えられます。

  • 板挟み:二つの立場の間に入って困ること
  • 葛藤:二つの気持ちや考えの間で迷うこと
  • 悩ましい状況:簡単には答えを決められない状態
  • 難しい選択:どちらを選ぶか判断しにくいこと

日常会話でわかりやすく伝えたい場合は、「板挟み」「難しい選択」「どちらを選んでも困る状態」などと言い換えると伝わりやすくなります。

ジレンマと葛藤の違い

ジレンマと葛藤の違いは、何に迷っているかです。

ジレンマは、主に「選択肢のどちらを選んでも問題がある状態」を表します。葛藤は、自分の中で二つ以上の気持ちや考えがぶつかっている状態を表します。

言葉主な意味
ジレンマどちらを選んでも問題が残る状態時間を節約したいが、確認も十分にしたい
葛藤気持ちや考えがぶつかる状態挑戦したい気持ちと不安な気持ちがある

二つは似ていますが、まったく同じ意味ではありません。

ジレンマと矛盾の違い

ジレンマと矛盾も、混同しやすい言葉です。

矛盾とは、二つの内容が食い違っていて、同時には成り立たないことです。一方、ジレンマは、二つの選択肢のどちらを選ぶか困る状態を表します。

たとえば、「絶対に外出しない」と言ったあとに「毎日買い物に出かける」と言えば、内容が食い違っているため矛盾しています。

これに対して、「外出して買い物をしたいが、お金も節約したい」という状態はジレンマです。

ジレンマと似た言葉との違い

ジレンマには、葛藤や矛盾のほかにも似た言葉があります。

言葉意味ジレンマとの違い
ジレンマどちらを選んでも問題が残る状態選択の難しさを表す
葛藤気持ちや考えがぶつかること心の中の迷いにも使う
矛盾二つの内容が食い違うこと選択するかどうかは関係ない
トレードオフ一方を得るために、もう一方をあきらめる関係二つの条件の関係を説明するときに使う
パラドックス一見すると矛盾しているように見える考えや現象選択に困る状態とは限らない

似た言葉をすべて「ジレンマ」と考えるのではなく、何について困っているのかを見ると使い分けやすくなります。

ジレンマを使うときに間違えやすい点

ジレンマを単なる「迷い」と同じ意味で使うと、本来の意味から少し離れることがあります。

たとえば、「昼ごはんをカレーにするかラーメンにするか迷っている」というだけでは、必ずしもジレンマとはいえません。

どちらを選んでも特に困ることがないからです。

一方で、「昼ごはんを食べたいが、食費も節約したい」というように、どちらを優先しても別の問題が出るのであれば、ジレンマと表現できます。

「迷っている=すべてジレンマ」ではないと覚えておくとよいでしょう。

ジレンマは英語で何という?

ジレンマは、英語の「dilemma」から来た言葉です。

日本語でも、英語とほぼ同じように「簡単には選べない難しい状況」という意味で使われています。

日本語でわかりやすく表したい場合は、「板挟み」「難しい選択」「どちらを選んでも困る状態」などに言い換えられます。

ジレンマについてよくある質問

ジレンマとは簡単にいうと何ですか?

ジレンマとは、簡単にいうと「どちらを選んでも困ることがある状態」です。

二つの選択肢の間で、簡単には答えを決められないときに使います。

ジレンマと迷うことは同じですか?

完全に同じではありません。

単に選択肢を決められないだけなら「迷っている」と表現できます。ジレンマは、どちらを選んでも何か問題や不都合が残る場合に使うのが基本です。

ジレンマの言い換えは何ですか?

場面によって「板挟み」「葛藤」「難しい選択」「悩ましい状況」などと言い換えられます。

ただし、それぞれ少しずつ意味が違うため、文章に合わせて使い分けると自然です。

「ジレンマを感じる」という使い方はできますか?

使えます。

「速さを優先したいが、正確さも保ちたいというジレンマを感じる」のように、二つの考えの間で難しさを感じる場面で使えます。

まとめ|ジレンマとは「どちらを選んでも困る状態」

ジレンマとは、二つの選択肢があり、どちらを選んでも問題や不都合が残る状態のことです。

単なる迷いではなく、「こちらを選ぶと、別のものをあきらめなければならない」という難しい状況を表すときに使います。

身近な言葉にすると、「板挟み」「難しい選択」などが近い表現です。葛藤や矛盾、トレードオフなどとは意味が少し異なるため、違いを知っておくと使い分けやすくなります。

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