「鑑みるとは、どのような意味?」「何と読むの?」と迷ったことはないでしょうか。
鑑みる(かんがみる)とは、かんたんに言うと「ほかの事例や状況などを参考にして考える」という意味です。仕事のメールやニュースなど、少しかしこまった文章で使われることがあります。
この記事では、鑑みるの意味や読み方、使い方を初心者向けに解説します。「考慮する」「踏まえる」「顧みる」との違いや、言い換えも見ていきましょう。
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鑑みるとは?意味を簡単に解説
鑑みるとは、ある事例や状況などと照らし合わせながら考えることです。読み方は「かんがみる」です。
ただ考えるのではなく、判断するときの材料となるものがある点がポイントです。
たとえば、イベントを開くかどうか決めるとします。天気や参加予定の人数、これまでの開催状況などを参考にして決める場合、「状況に鑑みて判断する」と表せます。
つまり「鑑みる」には、何かを参考にしたうえで考えるという意味合いがあります。
鑑みるの読み方は「かんがみる」
「鑑みる」は「かんがみる」と読みます。「かがみる」や「かんみる」ではありません。
漢字の「鑑」は、「鑑定(かんてい)」などにも使われています。日常会話ではあまり使わない漢字なので、読み方を迷いやすい言葉です。
鑑みるはどのような場面で使う?
鑑みるは、日常の会話よりも仕事のメール、会議、案内文などの少しかしこまった場面で使われることが多い言葉です。
たとえば、次のような場面で使えます。
- 現在の状況を参考にして予定を決めるとき
- 過去の事例を参考にして判断するとき
- 周囲への影響を考えて対応を決めるとき
- これまでの結果を参考にして計画を見直すとき
「いろいろ考えました」と言うよりも、何らかの事情や事例を参考にして判断したことを示したい場合に向いています。
鑑みるの正しい使い方
鑑みるは、「状況に鑑みる」「事情に鑑みる」「過去の事例に鑑みる」のように使えます。
また、「鑑みて」という形で文章の途中に置く使い方もよくあります。
「状況に鑑みる」の使い方
「状況に鑑みる」は、現在の状況を参考にして考えるという意味です。
たとえば、次のように使えます。
「現在の状況に鑑みて、開催時間を変更しました。」
この場合は、現在の状況を確認したうえで、開催時間を変えたという意味になります。
「現状に鑑みる」の使い方
「現状に鑑みる」は、今の状態を参考にして判断するという意味です。
たとえば、「現状に鑑みて、計画を見直します」と使えます。
「状況」と「現状」は意味が近いため、文章に合う方を選べばよいでしょう。
「〜に鑑みる」と「〜を鑑みる」はどちら?
「状況に鑑みる」と「状況を鑑みる」のどちらを使えばよいのか、迷う人も多いでしょう。
現在は「〜に鑑みる」「〜を鑑みる」の両方が使われています。一方、公的な文章などでは「〜に鑑み」という形も広く使われています。
文章を分かりやすく整えたい場合は、「状況に鑑みて」「事情に鑑みて」「過去の事例に鑑みて」のように書くと使いやすいでしょう。
鑑みるを使った例文
鑑みるの使い方を、身近な例文で確認してみましょう。
- 天候に鑑みて、イベントの開始時間を変更します。
- 現在の状況に鑑みて、予定を見直しました。
- これまでの結果に鑑みて、次回の進め方を変更します。
- 過去の事例に鑑みて、今回は別の方法を選びました。
- 参加者の意見に鑑みて、内容の一部を変更しました。
- 周囲への影響に鑑みて、実施時期を調整します。
どの例文も、何かを参考にして次の判断につなげています。
鑑みるの言い換え・類語
「鑑みる」は少しかしこまった言葉です。相手や文章に合わせて、もっと分かりやすい言葉へ言い換えることもできます。
主な言い換えは次のとおりです。
- 考慮する:ある事情を考えに入れる
- 踏まえる:ある事実などを前提として考える
- 参考にする:判断するときの手がかりにする
- 考える:物事について思いを巡らせる
たとえば、「現在の状況に鑑みて変更します」は、「現在の状況を考慮して変更します」と言い換えられます。
相手に分かりやすく伝えることを優先するなら、「考慮する」「参考にする」などに置き換えるのもよいでしょう。
鑑みると「考慮する」の違い
「鑑みる」と「考慮する」は似ていますが、意味はまったく同じではありません。
鑑みるは、事例や状況などと照らし合わせて考えるときに使います。一方の考慮するは、ある事情や条件を考えに入れることを広く表せます。
たとえば、「利用者の年齢を考慮する」は自然な表現です。この場合は、年齢という条件を判断材料に入れるという意味になります。
「鑑みる」より「考慮する」の方が幅広い場面で使いやすい言葉です。
鑑みると「踏まえる」の違い
「踏まえる」も、鑑みるの言い換えとして使われることがあります。
踏まえるは、ある事実や状況を前提として、その先を考えるときに使いやすい言葉です。
たとえば、「アンケート結果を踏まえて内容を変更する」と表せます。
鑑みるは少しかしこまった印象がありますが、「踏まえる」は仕事の会話や文章でも比較的使いやすい表現です。
鑑みると「顧みる」の違い
「鑑みる」と「顧みる」は漢字も読み方も似ていますが、意味が異なります。
鑑みる(かんがみる)は、事例や状況などを参考にして考えることです。
顧みる(かえりみる)は、過ぎたことを振り返ったり、あるものを気に掛けたりすることを表します。
たとえば、「過去の事例に鑑みて判断する」は、過去の事例を参考にするという意味です。
一方、「これまでの行動を顧みる」は、自分の過去の行動を振り返るという意味になります。
鑑みるで初心者が間違えやすいポイント
鑑みるを使うときは、単に「考える」の難しい言い方として使わないことが大切です。
鑑みるには、何らかの事例や状況などを判断の材料にするという意味があります。
たとえば、「今日の夕食を鑑みる」のように、単に夕食について考えるだけの場面では不自然です。
一方、「家族の予定に鑑みて、夕食の時間を決める」であれば、家族の予定を参考にして判断しているため、意味が分かりやすくなります。
鑑みるについてよくある質問
鑑みるとは簡単に言うと何ですか?
簡単に言うと、「ほかの事例や状況などを参考にして考えること」です。
単に考えるのではなく、判断するときの材料がある点がポイントです。
鑑みるは何と読みますか?
「かんがみる」と読みます。
「かがみる」「かんみる」と読まないように覚えておきましょう。
鑑みるはビジネスメールでも使えますか?
仕事のメールや案内文でも使えます。
ただし、少しかしこまった表現なので、分かりやすさを優先したい場合は「考慮して」「踏まえて」「参考にして」などへ言い換える方法もあります。
「状況を鑑みる」は間違いですか?
「〜に鑑みる」だけでなく、「〜を鑑みる」という使い方も見られます。そのため、「状況を鑑みる」を一律に間違いとはいえません。
迷った場合は、「状況に鑑みて」のように表すと文章をまとめやすいでしょう。
鑑みるの一番分かりやすい言い換えは?
文章によりますが、「考慮する」「参考にする」「踏まえる」などが分かりやすい言い換えです。
「状況に鑑みて」であれば、「状況を考慮して」「状況を踏まえて」などに置き換えられます。
まとめ|鑑みるとは「事例や状況を参考にして考えること」
鑑みるとは、事例や状況などを参考にして考えることです。読み方は「かんがみる」です。
仕事の文章などでは、「状況に鑑みて」「過去の事例に鑑みて」のように使えます。
少しかしこまった言葉なので、分かりやすく伝えたい場合は「考慮する」「踏まえる」「参考にする」と言い換えるのもよいでしょう。
「鑑みる=難しい言い方の『考える』」と覚えるのではなく、何かを参考にして考える言葉と覚えると、使い分けやすくなります。
