折衷とは、いくつかの考え方のよい部分を取り入れて、1つにまとめることです。
読み方は「せっちゅう」です。意見や方法が異なるときに、どちらか一方だけを選ぶのではなく、それぞれのよさを生かす考え方を表します。
仕事では「折衷案」という言葉もよく使われます。この記事では、折衷の意味から、折衷案の使い方、例文、似た言葉との違いまでわかりやすく説明します。
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折衷とは?意味を簡単にいうと
折衷とは、異なる考え方や方法から、それぞれのよいところを取り入れてまとめることです。
たとえば、Aさんは「会議は対面で行いたい」、Bさんは「オンラインで行いたい」と考えているとします。
そこで「重要な会議だけ対面にして、それ以外はオンラインにする」と決めれば、両方の考えを取り入れた形になります。このような考え方が折衷です。
ビジネスでも、複数の意見や方法を組み合わせて、現実的な方法を考えるときに使われます。
折衷の読み方
折衷は「せっちゅう」と読みます。
「衷」は日常生活ではあまり見かけない漢字なので、読み方に迷いやすい言葉です。「せっちゅう」と覚えておくとよいでしょう。
折衷案とは
折衷案とは、異なる意見や案のよい部分を取り入れて作った案のことです。
どちらか一方の案をそのまま採用するのではなく、双方の希望や条件を取り入れて、新しい案を作ります。
たとえば、イベントの開催時間について次の2つの意見があったとします。
- Aさん:午前中に開催したい
- Bさん:午後に開催したい
そこで「昼の12時から開催する」という案を出した場合、両方の意見を考えて作った折衷案といえます。
仕事では、会議、予定、予算、進め方などについて複数の意見が出たときに、折衷案が使われることがあります。
折衷と妥協の違い
折衷と似た言葉に「妥協」があります。ただし、意味は少し異なります。
折衷は、それぞれのよい部分を取り入れてまとめることです。一方、妥協は、お互いが条件や希望の一部をゆずって合意することを表します。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 折衷 | 複数の考え方のよい部分を取り入れてまとめる |
| 妥協 | お互いが希望や条件の一部をゆずる |
たとえば、A案の便利な機能とB案の使いやすい画面を組み合わせるのであれば「折衷」です。
一方、双方が希望していた条件を少しずつゆずって決める場合は「妥協」と考えると分かりやすいでしょう。
折衷と折衝の違い
「折衷」と「折衝」は漢字が似ていますが、意味は異なります。
折衷は、複数の考え方を組み合わせることです。折衝は、相手と話し合いながら条件などを調整することを表します。
たとえば、取引先と条件について話し合う行為は「折衝」です。その話し合いの結果、双方の案を取り入れた案を作れば、それが「折衷案」になることがあります。
折衷が使われる場面
折衷は、複数の考え方や方法があり、1つに決める必要がある場面で使われます。
特に仕事では、次のような場面があります。
- 複数の部署から異なる意見が出たとき
- 2つの案のどちらを採用するか迷ったとき
- それぞれの案に長所があるとき
- 複数の方法を組み合わせた方がよいとき
どちらかを単純に選ぶのではなく、「両方のよいところを使えないか」と考えるのが折衷の基本です。
折衷・折衷案の使い方と例文
折衷は、「折衷する」「折衷した方法」のように使います。
仕事では「折衷案」という形で使われることも多い言葉です。
折衷を使った例文
- 2つの方法を折衷して、新しい進め方を考えました。
- 両方の意見を折衷した方法を採用しました。
- 対面とオンラインを折衷した運営方法にしました。
折衷案を使った例文
- A案とB案をもとに折衷案を作りました。
- 双方の希望を取り入れた折衷案を提案します。
- 話し合いの結果、新しい折衷案がまとまりました。
「折衷案を出す」「折衷案を提案する」といった使い方もできます。
折衷の言い換え
文章や会話によっては、折衷を別の言葉で表すこともできます。
- 組み合わせる
- 取り入れる
- 調整する
- 双方のよさを生かす
- 中間の案を考える
ただし、「中間を取る」ことと「折衷」は必ずしも同じではありません。
折衷では、単純に真ん中を選ぶのではなく、複数の考え方から必要な部分を取り入れる場合があります。
折衷で間違えやすいポイント
折衷は、「どちらにも決められない」という意味ではありません。
また、必ず半分ずつ取り入れるという意味でもありません。A案を多く取り入れ、B案の一部だけを加える場合でも、考え方によっては折衷といえます。
大切なのは、異なる考え方や方法を組み合わせて、新しい形にまとめることです。
折衷とは?よくある質問
折衷とは簡単にいうと何ですか?
複数の考え方や方法から、よい部分を取り入れて1つにまとめることです。
折衷は何と読みますか?
「せっちゅう」と読みます。
折衷案とは何ですか?
異なる意見や案のよい部分を取り入れて作った案です。仕事の話し合いや会議などでも使われます。
折衷と妥協は同じですか?
同じではありません。折衷は複数の考え方を組み合わせること、妥協はお互いが条件などをゆずって合意することを表します。
まとめ|折衷とは複数のよさを取り入れてまとめること
折衷とは、異なる考え方や方法のよい部分を取り入れて、1つにまとめることです。
読み方は「せっちゅう」です。そこから作られた案を「折衷案」と呼びます。
仕事では複数の意見や方法をまとめる場面で使われます。「どちらか一方を選ぶ」のではなく、「それぞれのよさを生かして新しい形を作る」と考えると、折衷の意味を理解しやすくなります。
