妥協とは?意味をわかりやすく解説|使い方・例文・言い換え

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妥協とは、意見や希望が合わないときに、お互いが少しずつ譲って、受け入れられるところを見つけることです。

かんたんに言うと、「全部を自分の希望どおりにするのではなく、相手と話し合って落としどころを見つけること」です。

「妥協する」という言葉には、あきらめるような印象を持つ人もいます。しかし、必ずしも悪い意味だけで使われる言葉ではありません。

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目次

妥協とは?意味を簡単に

妥協は「だきょう」と読みます。意見が対立している人どうしが、それぞれ少しずつ条件をゆずり、まとまるところを見つけることです。

どちらか一方だけが我慢するのではなく、双方が受け入れられる形を探すところがポイントです。

身近な例で考えてみよう

たとえば、友人2人で休日の予定を決めるとします。一人は映画を見たいと思い、もう一人は買い物をしたいと思っています。

そこで「午前中に買い物をして、午後に映画を見る」と決めました。これなら、お互いの希望をある程度かなえられます。

このように、意見が違うときに双方が少しずつ譲って決めることが妥協です。

妥協するとはどういうこと?

「妥協する」とは、自分の希望をすべて通そうとせず、相手の意見や条件も受け入れて調整することです。

人との話し合いや仕事など、複数の人が一つのことを決める場面でよく使われます。

仕事で使う場合

仕事では、予算や日程、機能などについて意見が合わないことがあります。そのようなときに、全員が受け入れられる条件を探すことがあります。

たとえば、「希望するすべての機能を入れると時間が足りないので、重要な機能を先に作る」という決め方です。このような調整も妥協の一つです。

妥協の使い方と例文

「妥協」は、「妥協する」「妥協しない」「妥協点を探す」などの形で使われます。

  • 予算を考えて、いくつかの条件は妥協した。
  • お互いに妥協して、予定を決めた。
  • 品質については妥協しない方針だ。
  • 双方が納得できる妥協点を探した。
  • 話し合いを続けて、妥協案をまとめた。

「妥協する」は、自分の希望をすべてあきらめるという意味ではありません。状況に合わせて、どこまでなら受け入れられるかを考える場面でも使われます。

妥協は悪い意味なの?

妥協には、「理想どおりにできなかった」という意味合いで使われる場合があります。そのため、悪い意味の言葉だと思われることがあります。

しかし、話し合いをまとめるために、お互いが条件を調整するという意味でも使われます。使われる場面によって印象が変わる言葉です。

たとえば「品質には妥協しない」という表現では、妥協しないことを前向きに表しています。一方で、意見が対立した場面では「少しずつ妥協することが必要」という使い方もできます。

妥協の言い換え・類語

妥協には、似た意味を持つ言葉がいくつかあります。ただし、まったく同じ意味ではありません。

歩み寄る

「歩み寄る」は、お互いの考えを理解しながら、意見の差を小さくしていくことです。

「双方が歩み寄って解決した」のように使います。妥協よりも、協力して話を進める印象を持たせやすい表現です。

譲歩する

「譲歩する」は、自分の考えや条件の一部を相手に譲ることです。

妥協は双方が譲る場面で使われやすいのに対し、譲歩は一方が条件を譲る場合にも使えます。

折り合いをつける

「折り合いをつける」は、違う考えや条件を調整して、受け入れられる状態にすることです。

「予算と希望の折り合いをつける」のように、人どうしの意見だけでなく、条件を調整する場面にも使われます。

折衷する

「折衷する」とは、異なる考え方のよい部分を取り入れて、一つにまとめることです。

妥協が「お互いに譲ること」を重視するのに対し、折衷は「異なる考えを組み合わせること」に重点があります。

妥協と似た言葉の違い

妥協と我慢の違い

妥協と我慢は、意味が少し違います。

妥協は、お互いが条件を調整して受け入れられるところを探すことです。我慢は、自分の不満やつらさをこらえることです。

そのため、一方だけが不満を抱えたまま受け入れている場合は、妥協よりも我慢に近いといえます。

妥協と諦めるの違い

「諦める」は、望んでいたことを実現するのが難しいと考え、やめることです。

妥協は、すべてをやめるのではありません。条件を変えながら、できる形を探すところに違いがあります。

妥協と譲歩の違い

妥協は、お互いが譲り合って合意できるところを探すことです。

譲歩は、一方が自分の主張や条件を相手に譲ることを表します。「誰が譲ったのか」に注目すると違いを理解しやすくなります。

妥協と折衷の違い

妥協は、それぞれが条件の一部を譲ってまとめることです。

折衷は、異なる考え方の一部を組み合わせ、新しい形にまとめることを表します。

妥協点とは?

妥協点とは、意見や希望が違う人どうしが、双方とも受け入れられると考えるところです。

かんたんに言えば、「ここまでならお互いに納得できる」という境目のようなものです。

妥協点の例

たとえば、商品を買う予算について、一人は5万円以内、もう一人は3万円以内を希望していたとします。

話し合った結果、4万円前後の商品を選ぶことにしました。この4万円前後が、二人にとっての妥協点になる場合があります。

妥協点の使い方

  • 双方が納得できる妥協点を探す。
  • 話し合いながら妥協点を見つける。
  • 価格について妥協点を探った。

妥協案とは?

妥協案とは、意見が合わない人どうしが受け入れられるように調整した案です。

「妥協点」が受け入れられる条件や位置を表すのに対し、「妥協案」は実際に出された案を表します。

たとえば、「開催日は土曜日にして、開始時間を午後にする」といった提案が、双方の希望を取り入れたものであれば妥協案と呼べます。

妥協の対義語・反対の意味を持つ表現

「妥協」には、どの場面でも使える一つの対義語があるわけではありません。文章の内容に合わせて反対の意味を持つ表現を選びます。

  • 妥協しない
  • 譲らない
  • 主張を通す
  • 貫く

たとえば「品質には妥協しない」であれば、「品質へのこだわりを貫く」のように言い換えられます。

妥協を英語でいうと?

妥協を表す代表的な英語は「compromise」です。

「compromise」は名詞として「妥協」、動詞として「妥協する」という意味で使われます。

英語では文章によって表現が変わるため、日本語の「妥協」をすべて同じ単語に置き換えられるとは限りません。

初心者が間違えやすいポイント

妥協=あきらめる、ではない

妥協すると、自分の希望をあきらめたように感じることがあります。しかし、妥協と諦めることは同じではありません。

妥協では、条件を調整しながら、できるだけ双方が納得できる形を探します。

一方だけが我慢するとは限らない

妥協は、どちらか一方だけが我慢することを意味する言葉ではありません。

基本的には、お互いが少しずつ条件を調整し、まとまるところを探す場面で使われます。

妥協についてよくある質問

妥協することは悪いことですか?

妥協そのものが悪いという意味ではありません。話し合いを進めるために必要な調整を表す場合もあります。

一方で、「品質に妥協した」のように、十分ではないものを受け入れたという意味で使われることもあります。

「妥協しない」とはどういう意味ですか?

「妥協しない」とは、自分が大切だと考えている条件や基準を簡単には変えないことです。

「安全性には妥協しない」「品質には妥協しない」のように使われます。

「妥協の産物」とはどういう意味ですか?

「妥協の産物」とは、複数の意見や条件を調整した結果としてできたものを表す言い方です。

理想どおりではないものの、さまざまな事情を考えて決めた結果という意味で使われることがあります。

妥協点と妥協案は同じですか?

同じではありません。妥協点は「双方が受け入れられるところ」、妥協案は「双方が受け入れられるように考えた案」です。

「妥協点を探した結果、妥協案を出した」のように、一緒に使うこともできます。

まとめ|妥協とはお互いが受け入れられるところを探すこと

妥協とは、意見や希望が合わないときに、お互いが少しずつ譲り、受け入れられるところを見つけることです。

単にあきらめたり、一方だけが我慢したりすることとは意味が異なります。話し合いをまとめるための調整という意味でも使われます。

妥協点は「受け入れられるところ」、妥協案は「受け入れられるように考えた案」です。違いも合わせて覚えておくと、仕事や日常会話で使いやすくなります。

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