了承とは、事情や内容を理解したうえで、受け入れることです。
たとえば、予定の変更について説明を受け、「その内容で問題ありません」と受け入れることを「了承する」といいます。
ビジネスでは「了承を得る」「ご了承ください」などの形でよく使われます。
ただし、相手との立場によっては、別の言葉に置き換えたほうが自然な場合があります。
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了承とは
了承の読み方は「りょうしょう」です。
相手から説明された事情や内容を理解し、それを受け入れることを表します。
ただ内容を知るだけではありません。
「事情は分かりました。その内容を受け入れます」という意味を含む言葉です。
了承の意味を簡単にいうと
了承を簡単にいうと、相手の話を理解して受け入れることです。
相手の考えに心から賛成しているとは限りません。
事情を理解し、「その内容で進めてよい」と受け入れる場合にも使えます。
了承の身近な例
学校の行事が雨のため延期になり、先生から新しい日程を伝えられたとします。
生徒や保護者がその事情を理解し、変更を受け入れることが了承です。
ビジネスでも同じように、予定や進め方などの説明を受け、その内容を受け入れる場面で使います。
了承が使われる場面
了承は、仕事の予定や進め方について、相手の受け入れを確認する場面で使われます。
会社の中だけでなく、学校や地域の活動などでも使われる言葉です。
- 打ち合わせの日程を変更するとき
- 作業の進め方を確認するとき
- 提出期限の変更をお願いするとき
- 注意事項を事前に伝えるとき
- 相手が内容を受け入れたことを伝えるとき
了承の使い方と例文
了承は、「了承する」「了承を得る」「了承いただく」などの形で使います。
誰が内容を受け入れるのかによって、表現を使い分けることが大切です。
了承する
「了承する」は、事情や内容を理解して受け入れるという意味です。
- 日程の変更を了承しました。
- 説明を聞き、新しい進め方を了承しました。
- 担当者が内容を了承しています。
自分が了承したことを目上の人に伝える場合は、「承知しました」や「かしこまりました」のほうが自然です。
了承を得る
「了承を得る」とは、相手に事情を説明し、その内容を受け入れてもらうことです。
- 担当者の了承を得て、日程を変更しました。
- 事前に上司の了承を得ました。
- 関係する人の了承を得てから作業を始めます。
「了承を得る」は、自分が了承するのではなく、相手から了承してもらった場面で使います。
了承いただく
「了承いただく」は、相手に了承してもらうことを丁寧に表した言い方です。
- 変更内容をご了承いただき、ありがとうございます。
- あらかじめご了承いただけますと幸いです。
- 内容をご確認のうえ、ご了承いただきますようお願いいたします。
文章では「ご了承いただく」と、「ご」を付けて使うのが一般的です。
了承済み
「了承済み」とは、すでに相手が内容を理解し、受け入れている状態です。
- この日程は担当者が了承済みです。
- 変更については、先方も了承済みです。
- 関係する人には了承を得ています。
「了承済みです」だけでは、誰が了承したのか分かりにくい場合があります。
「担当者が了承済みです」のように、了承した人を示すと伝わりやすくなります。
「ご了承ください」の意味と使い方
「ご了承ください」は、事情を理解して受け入れてほしいと相手に伝える表現です。
案内文や注意書きなどでよく使われます。
- 当日の状況により、予定を変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
- 回答までにお時間をいただく場合があります。ご了承ください。
- 内容は予告なく変更する場合がありますので、ご了承ください。
「ご了承ください」は丁寧な表現ですが、一方的に受け入れを求めているように感じられる場合があります。
柔らかく伝えたいときは、「ご理解いただけますと幸いです」や「ご了承いただければ幸いです」などに言い換えられます。
了承は目上の人に使える?
「ご了承いただく」「了承を得る」は、目上の人についても使えます。
一方、自分から目上の人に「了承しました」と答えると、相手の申し出を許したような印象になる場合があります。
上司や取引先からの連絡に返事をするときは、次の表現が使いやすいでしょう。
- 承知しました。
- 承知いたしました。
- かしこまりました。
- 内容を確認いたしました。
「了承いたしました」は、使えない表現ではありません。
ただし、目上の人への返事では「承知いたしました」のほうが自然です。
了承の言い換え表現
了承は、使う場面や相手との関係によって、別の言葉に置き換えられます。
| 言い換え | 使いやすい場面 | 例文 |
|---|---|---|
| 承知する | 連絡や依頼を受けたとき | 変更の件、承知しました。 |
| 受け入れる | 分かりやすく説明するとき | 相手からの提案を受け入れました。 |
| 認める | 内容を認めるとき | 担当者が変更を認めました。 |
| 了解する | 同じ立場や親しい相手との会話 | 集合時間の変更を了解しました。 |
| 同意する | 相手の考えに賛成するとき | 提案の内容に同意しました。 |
どの言葉にも細かな意味の違いがあります。
単に丁寧そうな言葉を選ぶのではなく、伝えたい内容に合わせて使い分けます。
了承・了解・承知・承諾・承認の違い
了承に似た言葉には、「了解」「承知」「承諾」「承認」があります。
どれも相手の話を受け止める場面で使われますが、意味の中心が異なります。
| 言葉 | 意味の中心 | 主な使い方 |
|---|---|---|
| 了承 | 事情を理解して受け入れる | 変更について了承を得る |
| 了解 | 内容を理解する | 予定の変更を了解する |
| 承知 | 内容を知り、引き受ける | ご依頼の件、承知しました |
| 承諾 | 依頼や申し出を受け入れる | 参加の申し出を承諾する |
| 承認 | 内容を確かめて認める | 上司が申請を承認する |
了承と了解の違い
了解は、話の内容や事情を理解することに重点があります。
了承は、理解したうえで受け入れることまで含みます。
たとえば、予定が変わったことを理解するのが「了解」です。
その変更を受け入れるのが「了承」です。
了承と承知の違い
承知は、相手から伝えられた内容を知り、引き受けることを表します。
目上の人への返事としても使いやすい言葉です。
了承は、説明された事情を理解して受け入れるという意味です。
自分から上司に返事をするときは、「了承しました」より「承知しました」が自然です。
了承と承諾の違い
承諾は、相手からの依頼や申し出を受け入れることです。
了承は、事情や内容を理解したうえで受け入れることを表します。
「依頼を承諾する」「変更について了承を得る」のように、何を受け入れるかによって使い分けます。
了承と承認の違い
承認は、内容を確かめたうえで、正式に認める場面で使われます。
会社では、申請や計画を認める場面などで使われます。
了承は、相手の説明や事情を受け入れることです。
「上司が申請を承認する」「上司が日程の変更を了承する」のように使い分けます。
ビジネスメールで了承を伝える例文
ビジネスメールでは、誰が了承するのかをはっきりさせると、内容が伝わりやすくなります。
相手の連絡を受け入れる場合
日程変更の件、承知いたしました。
ご連絡いただき、ありがとうございます。
相手に了承をお願いする場合
当日の状況により、開始時間を変更する場合があります。
あらかじめご了承いただけますと幸いです。
了承を得たことを伝える場合
日程の変更について、担当者から了承を得ました。
予定どおり準備を進めます。
了承してもらったことへのお礼
日程の変更をご了承いただき、ありがとうございます。
引き続きよろしくお願いいたします。
了承で間違えやすい点
「了承」と「理解」は同じではない
理解は、内容や理由が分かることです。
了承は、内容を理解したうえで受け入れることです。
内容が分かっていても、受け入れていなければ、了承したことにはなりません。
「了承しました」を誰にでも使わない
「了承しました」は、相手の申し出を受け入れたことを示す表現です。
そのため、上司や取引先への返事では、上から目線のように受け取られる場合があります。
目上の人には、「承知しました」や「かしこまりました」を使うと伝わりやすくなります。
「ご了承ください」を繰り返さない
案内文の中で「ご了承ください」を何度も使うと、強い印象になる場合があります。
「ご理解いただけますと幸いです」などを組み合わせると、文章が柔らかくなります。
了承とは何かについてよくある質問
了承とは簡単にいうと何ですか?
相手から聞いた事情や内容を理解し、それを受け入れることです。
「内容を分かったうえで受け入れる」と考えると分かりやすいでしょう。
「了承を得る」とはどういう意味ですか?
相手に事情や内容を説明し、受け入れてもらうことです。
「上司の了承を得る」のように使います。
「了承いただく」は敬語ですか?
「了承いただく」は、相手に了承してもらうことを丁寧に表した言い方です。
一般には「ご了承いただく」の形で使います。
「了承いたしました」と「承知いたしました」はどちらがよいですか?
上司や取引先への返事では、「承知いたしました」が使いやすい表現です。
「了承いたしました」は、自分が相手の申し出を受け入れたという意味が強く出ます。
「了解しました」は目上の人に使えますか?
意味は伝わりますが、仕事では同じ立場や親しい相手に使われることが多い表現です。
目上の人には「承知しました」や「かしこまりました」が適しています。
まとめ|了承とは事情を理解して受け入れること
了承とは、相手から説明された事情や内容を理解し、それを受け入れることです。
「了解」は理解すること、「承知」は知って引き受けることを表します。
「承諾」は依頼や申し出を受け入れること、「承認」は内容を確かめて認めることです。
目上の人への返事では、「了承しました」よりも「承知しました」や「かしこまりました」が自然です。
相手との関係や場面に合わせて使い分けましょう。
