かんたんに言うと、弊害とは、ある物事によって起こる悪い影響や問題のことです。
読み方は「へいがい」です。
仕事や教育、ITなどについて、望ましくない影響を説明するときに使います。
この記事では、弊害の意味や使い方、似た言葉との違いを分かりやすく解説します。
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弊害とは?簡単に意味を説明
弊害とは、ある物事を行った結果として起こる、悪い影響や問題を表す言葉です。
何かが原因となり、別の部分に困ったことが起きた場合に使います。
たとえば、仕事を早く終わらせるために、確認の時間を大きく減らしたとします。
その結果、間違いが増えた場合は「確認時間を減らした弊害が出た」と表せます。
この例では、確認時間を減らしたことが原因です。
間違いが増えたことが、弊害に当たります。
弊害の読み方と漢字の意味
弊害の読み方は「へいがい」です。
「弊」には、悪いことや困ったことという意味があります。
「害」は、物事を傷つけたり、じゃましたりするものを表す漢字です。
この二つの漢字を組み合わせた「弊害」は、物事によって生じる悪い影響という意味になります。
弊害が使われる場面
弊害は、仕事やIT、学校、日常生活など、さまざまな場面で使われます。
特に、仕組みや方法の問題を説明するときに使いやすい言葉です。
仕事で使う場合
仕事では、決まりや進め方が原因となり、別の問題が起きたときに使います。
会議や業務の進め方を見直す場面でも使われます。
- 会議を増やした弊害として、作業時間が減っている
- 担当者を一人に任せたことで、情報が共有されない弊害が生じた
- 効率だけを重視すると、確認が不十分になる弊害がある
ITで使う場合
ITの分野では、システムやサービスを便利にした結果、別の問題が生じた場合などに使われます。
機能の追加や作業の自動化について説明するときにも使えます。
- 機能を増やしすぎた弊害で、操作が分かりにくくなった
- 自動化の弊害として、担当者が作業の流れを理解しにくくなった
- 通知が多すぎる弊害で、大切な連絡を見落としやすくなった
自動化とは、人が行っていた作業を、コンピューターなどに自動で行わせることです。
自動化そのものが悪いのではなく、使い方によって別の問題が起こる場合があります。
日常生活で使う場合
弊害は、身近な行動によって困ったことが起きた場合にも使えます。
原因と結果を一緒に示すと、意味が伝わりやすくなります。
- 予定を詰め込みすぎた弊害で、休む時間がなくなった
- 物を買いすぎた弊害として、部屋が片付かなくなった
- 便利な道具に頼りすぎた弊害で、使い方を覚えなくなった
弊害の使い方と例文
弊害は、「弊害がある」「弊害が生じる」「弊害をもたらす」などの形で使います。
それぞれの使い方を例文で確認しましょう。
「弊害がある」の例文
- この方法には、作業が一部の人に集中する弊害がある
- 短い期間で結果を求めすぎると、十分に考えられない弊害がある
- 決まりを増やしすぎることには、判断が遅くなる弊害がある
「弊害がある」は、悪い影響が起こる可能性を説明するときに使えます。
方法や仕組みの問題点を示す表現です。
「弊害が生じる」の例文
- 情報を共有しないまま進めると、作業が重なる弊害が生じる
- 一つの考え方にこだわることで、別の意見を受け入れにくい弊害が生じた
- 便利さだけを優先すると、操作が複雑になる弊害が生じる場合がある
「弊害が生じる」とは、悪い影響や問題が新しく起こることです。
仕事の報告書や説明文でも使われます。
「弊害をもたらす」の例文
- 細かすぎる決まりは、作業の遅れという弊害をもたらす
- 行き過ぎた効率化は、確認不足の弊害をもたらすことがある
- 担当者への仕事の集中は、情報共有に弊害をもたらす
「もたらす」は、ある結果を生じさせるという意味です。
「弊害をもたらす」は、悪い影響を引き起こすことを表します。
弊害とデメリットの違い
弊害とデメリットは、どちらも物事の悪い面を表す言葉です。
ただし、意味の重点が異なります。
| 言葉 | 意味 | 使い方の例 |
|---|---|---|
| 弊害 | 物事によって生じる悪い影響や問題 | 作業を急いだ弊害で、間違いが増えた |
| デメリット | 物事が持つ不利な点や短所 | この方法のデメリットは、時間がかかることだ |
デメリットは、方法や商品の不利な点を説明するときに使います。
弊害は、何かを行ったことで生じる悪い影響を表すときに向いています。
たとえば、「オンライン会議では相手の反応をつかみにくい」はデメリットです。
その結果、認識のずれが増えた場合は弊害と表せます。
弊害と障害の違い
障害とは、物事の進行をさまたげるものです。
弊害とは、ある物事が原因となって生じる悪い影響を指します。
- 障害:作業を進めるじゃまになるもの
- 弊害:物事を行った結果として起こる悪い影響
たとえば、通信がつながらず作業を進められない場合、通信の問題は作業の障害です。
新しい仕組みを導入した結果、手順が複雑になった場合は、その複雑さを弊害と表せます。
弊害と影響の違い
影響とは、ある物事が別の物事に変化を与えることです。
影響には、良いものと悪いものの両方があります。
一方、弊害は悪い影響だけを表します。
そのため、「良い弊害」という使い方は、基本的にはしません。
- 新しい仕組みにより、作業時間が短くなる影響があった
- 新しい仕組みの弊害で、確認の手順が分かりにくくなった
弊害の言い換え・類語
弊害は、文章や会話の内容に合わせて、別の言葉に言い換えられます。
主な言い換えは次のとおりです。
- 悪影響:悪い方向に与える影響
- 問題点:改善する必要がある部分
- 不都合:都合が悪いこと
- 支障:物事を進める上でのさまたげ
- 難点:扱いにくい点や困った点
- デメリット:不利な点や短所
やわらかく伝えたい場合は、「問題点」「気になる点」「注意したい点」などが使えます。
相手や場面に合わせて言葉を選びましょう。
たとえば、「この方法には弊害がある」は、「この方法には注意したい点がある」と言い換えられます。
後者のほうが、やわらかい印象になります。
弊害の対義語
弊害の反対に近い言葉には、「利益」「効果」「恩恵」「利点」などがあります。
ただし、使う場面によって適した言葉は変わります。
- 利益:得られる良い結果
- 効果:ある行動によって現れる結果
- 恩恵:物事から受ける良い影響
- 利点:役に立つ点や優れている点
「弊害と恩恵」「弊害と利点」のように並べると、悪い面と良い面を比べられます。
説明したい内容に合う言葉を選ぶことが大切です。
弊害を使うときに間違えやすい点
単なる欠点に使わない
弊害は、原因となる物事と、その結果として起きた悪い影響がある場合に使います。
単なる欠点なら、「デメリット」や「短所」のほうが自然です。
良い意味では使わない
弊害は、悪い影響を表す言葉です。
良い結果を表す場合は、「効果」「利点」「恩恵」などを使います。
原因と結果を分かりやすくする
「弊害があった」だけでは、何が原因なのか分からない場合があります。
原因と結果を一緒に示すと、意味が伝わりやすくなります。
たとえば、「作業を急いだ弊害で、確認が不十分になった」と表します。
何によって、どのような問題が起きたのかが明確になります。
弊害についてよくある質問
弊害とは悪い意味ですか?
はい。弊害は、物事によって生じる悪い影響や問題を表します。
良い影響には使いません。
「弊害が出る」は正しい使い方ですか?
会話では「弊害が出る」と表すことがあります。
文章では「弊害が生じる」「弊害が現れる」とすると、意味がより明確になります。
「弊害になる」とはどういう意味ですか?
ある物事が、悪い影響や問題の原因になることです。
「細かすぎる決まりが、作業を進める上での弊害になる」のように使います。
弊害を仕事でやわらかく言い換えるには?
「問題点」「注意したい点」「気になる点」「改善が必要な点」などに言い換えられます。
強い表現を避けたいときに使いやすい言葉です。
まとめ|弊害とは悪い影響や問題のこと
弊害とは、ある物事によって生じる悪い影響や問題のことです。
読み方は「へいがい」で、仕事やIT、日常生活など、幅広い場面で使われます。
デメリットが物事の不利な点を表すのに対し、弊害は物事を行った結果として起こる悪影響を表します。
原因と結果を一緒に示すと、意味が分かりやすくなります。
