シナジーとは、複数の人や会社などが協力し、別々に取り組むよりも大きな成果を生み出すことです。
かんたんに言うと、「力を組み合わせて、期待以上の成果を出すこと」です。主に会社の経営や仕事の場面で使われます。
この記事では、シナジーの意味や具体例、使い方を初心者向けにわかりやすく解説します。相乗効果との違いや、使うときの注意点も見ていきましょう。
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シナジーとは何か
シナジーとは、複数の力を組み合わせることで、それぞれの力を足した以上の成果が生まれることです。「シナジー効果」と呼ばれる場合もあります。
たとえば、料理が得意な人と接客が得意な人が、一緒に飲食店を始めたとします。それぞれの得意なことを生かせれば、一人で店を運営するよりも、よいサービスを提供できるでしょう。
ビジネスでも同じように、人材や技術、商品などを組み合わせて大きな成果を目指すことをシナジーといいます。
シナジーの意味を身近な例で考える
シナジーは、スポーツのチームを思い浮かべると理解しやすくなります。
足の速い人、パスが得意な人、守るのが得意な人が、それぞれの長所を生かして協力すれば、チーム全体の力が高まります。選手が一人ずつ別々に動くよりも、大きな成果を出せる可能性があります。
このように、異なる長所を組み合わせて、全体の力を高めることがシナジーです。
シナジー効果とは
シナジー効果とは、複数の力を組み合わせたことで生まれる大きな成果を指します。
よく「1+1が2よりも大きくなる」と表されます。これは本当に計算結果が変わるという意味ではなく、協力によって予想以上の成果が生まれることを表した言い方です。
たとえば、商品を作るのが得意な会社と、販売する力を持つ会社が協力したとします。よい商品を多くの人に届けられるようになれば、両社にとってシナジー効果が生まれたといえます。
シナジーが使われる主な場面
シナジーは、会社の経営や仕事に関する話でよく使われます。主な場面は次のとおりです。
- 会社同士が協力するとき
- 部署をこえて仕事を進めるとき
- 異なる商品やサービスを組み合わせるとき
- 人の知識や経験を生かすとき
- 新しい事業を始めるとき
会社だけでなく、学校のグループ学習や地域の活動などにも使える考え方です。
ビジネスにおけるシナジーの具体例
技術と販売力を組み合わせる
高い技術を持っていても、商品を売る方法が分からなければ、多くの人に届けるのは難しいでしょう。
そこで、技術に強い会社と販売に強い会社が協力します。両社の長所を組み合わせて売り上げが伸びれば、シナジーが生まれたといえます。
部署同士で情報を共有する
お客さまの声を集める営業部門と、商品を作る開発部門が情報を共有する例もあります。
営業部門が集めた意見を商品づくりに生かせば、お客さまが求める商品を作りやすくなります。部署同士の協力によって、商品やサービスの質が高まります。
異なる商品を組み合わせる
パソコンと使いやすいソフトを組み合わせて提供することも、シナジーの例です。
それぞれを別々に提供するよりも、利用する人にとって便利になる場合があります。商品の組み合わせによって新しい価値が生まれています。
シナジーが生まれる仕組み
シナジーは、ただ人や会社を集めるだけでは生まれません。それぞれの長所を理解し、うまく組み合わせることが大切です。
シナジーが生まれる流れは、次のように整理できます。
- 共通の目標を決める
- それぞれの長所を確認する
- 役割を分ける
- 必要な情報を共有する
- 成果を確認して改善する
目標や役割が分かりやすいほど、お互いの力を生かしやすくなります。
シナジーの使い方と例文
シナジーは、「シナジーを生む」「シナジーを生み出す」「シナジー効果がある」などの形で使われます。
シナジーを生む
「新しい商品と既存のサービスを組み合わせることで、シナジーを生むことができます」
二つのものを組み合わせ、大きな成果が期待できることを表しています。
シナジーを生み出す
「営業部門と開発部門の連携が、新たなシナジーを生み出しました」
部署同士の協力によって、よい成果が生まれたという意味です。
シナジー効果が期待できる
「両社の技術を活用すれば、シナジー効果が期待できます」
会社同士が協力することで、より大きな成果を得られる可能性を表しています。
シナジーの言い換え表現
シナジーは、話す相手や文章に合わせて、次のように言い換えられます。
- 相乗効果
- 協力による効果
- 組み合わせによる効果
- お互いの長所を生かす
- 力を合わせて大きな成果を出す
「シナジー」という言葉が伝わりにくい場合は、「協力して大きな成果を出す」と言い換えると分かりやすくなります。
シナジーと相乗効果の違い
シナジーと相乗効果は、ほぼ同じ意味で使われます。どちらも、複数の力を組み合わせることで大きな成果が生まれることを表します。
シナジーは英語の「synergy」から来た言葉です。相乗効果は、その意味を日本語で表した言葉です。
ビジネスでは「シナジー」、一般向けの説明では「相乗効果」が使われる傾向があります。ただし、明確な使い分けの決まりはありません。
シナジーとメリットの違い
メリットとは、よい点や利点のことです。何か一つの行動によって得られる利点にも使えます。
一方、シナジーは、複数の力を組み合わせたことで生まれる成果です。単によい点があるだけでは、シナジーとはいいません。
シナジーについて間違えやすい点
協力すれば必ずシナジーが生まれるわけではない
複数の人や会社が協力しても、必ず大きな成果が生まれるとは限りません。
目標が異なっていたり、役割が分かりにくかったりすると、それぞれの長所を生かせないことがあります。シナジーを生むには、目標や情報を共有することが大切です。
単なる足し算とは限らない
二つの会社の商品を並べただけでは、シナジーが生まれたとはいえません。
組み合わせによって新しい便利さや価値が生まれ、別々に取り組むよりも大きな成果が出たときに、シナジーが生まれたといえます。
シナジー効果という表現は間違いではない
シナジー自体に相乗効果という意味があるため、「シナジー効果」は同じ意味を重ねた表現にも見えます。
ただし、ビジネスでは広く使われており、意味も伝わります。分かりやすさを優先したい場合は、「シナジー」または「相乗効果」と言い換えてもよいでしょう。
シナジーについてよくある質問
シナジーを簡単な日本語で表すと何ですか?
「力を合わせて、より大きな成果を出すこと」と表せます。「組み合わせによって生まれる相乗効果」と説明することもできます。
シナジーの反対の意味を持つ言葉は何ですか?
決まった反対語が一つだけあるわけではありません。「相乗効果が生まれない」「組み合わせによって効率が下がる」などと表せます。
ビジネスでは「マイナスのシナジー」と呼ばれることもあります。
シナジーが高いとはどういう意味ですか?
人や商品、会社などの相性がよく、組み合わせによって大きな成果を期待できるという意味です。
たとえば、「この二つのサービスはシナジーが高い」と表現します。
シナジーは日常会話でも使えますか?
日常会話でも使えますが、ややビジネス寄りの言葉です。
普段の会話では、「相性がよい」「力を合わせると、よい結果になる」と言い換えた方が伝わりやすい場合があります。
まとめ|シナジーとは力を組み合わせて大きな成果を出すこと
シナジーとは、複数の人や会社、商品などを組み合わせることで、別々に取り組むよりも大きな成果を生み出すことです。日本語では「相乗効果」と表せます。
会社同士の協力や部署間の連携、商品とサービスの組み合わせなど、さまざまな場面で使われます。ただ協力するだけでなく、それぞれの長所を生かして新しい価値を生み出すことが大切です。
