見通しとは、かんたんに言うと「今の状況から、この先どうなりそうかを考えること」です。
仕事では、作業が終わる時期や今後の進み方を伝えるときに使います。「見通しが立つ」「見通しが立たない」なども、よく使われる表現です。
この記事では、見通しの意味や使い方を、身近な例とともに解説します。見込みや予想など、似た言葉との違いも確認していきましょう。
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見通しとは?意味をかんたんに解説
見通しには、主に次の3つの意味があります。
- 遠くまでよく見えること
- この先の流れや結果を予想すること
- 隠れている考えや事情を見抜くこと
例えば、「窓からの見通しがよい」は、遠くまでよく見えるという意味です。「今後の見通しを説明する」は、この先の流れを予想するという意味になります。
「あなたの考えはお見通しです」という場合は、相手の考えを見抜いているという意味です。
仕事で使う「見通し」は、多くの場合、現在の状況をもとに今後の流れを予想することを表します。
身近な例で考えてみよう
例えば、10ページある課題のうち、午前中に5ページまで終わったとします。残りの量と使える時間を考えると、夕方までに終わりそうだと予想できます。
このように、今の状況からこの先の流れを考えることが「見通し」です。
仕事でも考え方は同じです。終わった作業、残っている作業、使える時間などを確認して、完了する時期の見通しを考えます。
「見通しが立つ」と「見通しが立たない」の意味
見通しは、ほかの言葉と組み合わせて使われることが多い言葉です。特によく使われる表現を確認しておきましょう。
| 表現 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| 見通しが立つ | この先の流れや結果を予想できる | 作業が進み、完了時期の見通しが立ちました。 |
| 見通しが立たない | この先の流れや結果をまだ予想できない | 確認中のため、開始時期の見通しが立っていません。 |
| 見通しを立てる | 情報をもとに、この先の流れを考える | 残っている作業を確認して、今後の見通しを立てます。 |
| 見通しを持つ | この先についての考えや予想を持つ | 全体の流れを確認し、作業の見通しを持ちましょう。 |
「見通しがつく」も、「見通しが立つ」とほぼ同じ意味です。どちらも、この先の流れを予想できる状態を表します。
「見通しが立つ」と「見通しを立てる」の違い
「見通しが立つ」は、今後を予想できる状態になったことを表します。主語は、見通しそのものです。
一方、「見通しを立てる」は、人が情報を集めて今後を予想する行動を表します。
- 調査が進み、完了時期の見通しが立った
- 残りの作業を確認して、完了時期の見通しを立てた
「立つ」は状態を表し、「立てる」は人の行動を表すと考えると、違いが分かりやすくなります。
見通しを立てるときの考え方
見通しは、何となく考えるのではなく、現在の状況を確認してから立てます。仕事では、次の順番で考えると整理しやすくなります。
- 現在までに終わった作業を確認する
- 残っている作業を確認する
- 作業に使える時間や人数を確認する
- 遅れにつながりそうな点を確認する
- 完了する時期や今後の流れを考える
例えば、Webサイトの公開時期を考える場合は、完成したページと残っているページを確認します。そのうえで、確認作業に必要な時間を加えて、公開時期の見通しを立てます。
見通しは、現在の情報をもとにした予想です。すでに決まっている予定とは異なるため、状況が変われば見直すこともあります。
仕事で使われる場面と例文
見通しは、作業の進み方や完了時期を伝える場面で使われます。仕事で使いやすい例文を場面別に紹介します。
作業の完了時期を伝える場合
- 作業は今週中に完了する見通しです。
- 確認が順調に進めば、明日には完了する見通しです。
- 残りの作業が少なくなり、完了の見通しが立ちました。
まだ時期を伝えられない場合
- 現在確認中のため、完了時期の見通しは立っていません。
- 詳しい日程の見通しが立ち次第、ご連絡します。
- 必要な情報がそろってから、今後の見通しをお伝えします。
メールで使う場合
現在、関係する担当者と日程を調整しています。開始時期の見通しが立ち次第、あらためてご連絡します。
「見通しが立たない」とだけ書くと、状況が分かりにくいことがあります。「確認中です」「分かり次第ご連絡します」などを加えると、相手に伝わりやすくなります。
見通しと見込みの違い
見通しと見込みは、どちらも将来について考えるときに使います。ただし、注目する点が少し異なります。
| 言葉 | 主な意味 | 例文 |
|---|---|---|
| 見通し | この先の流れや進み方についての予想 | 今後は作業が順調に進む見通しです。 |
| 見込み | ある結果になる可能性や予想 | 作業は今日中に終わる見込みです。 |
見通しは、結果だけでなく、そこに至るまでの流れにも使えます。見込みは、完了や実現など、特定の結果になる可能性を伝えるときによく使います。
ただし、二つの言葉は意味が近く、同じように使える場面もあります。文章の中で何を伝えたいのかを考えて選びましょう。
見通しと予想・予定の違い
見通しと似た言葉には、予想や予定があります。それぞれの違いは次のとおりです。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 見通し | 現在の状況から、この先の流れを考えること |
| 予想 | 結果がどうなるかを前もって考えること |
| 予定 | これから行う内容や日時を決めておくこと |
| めど | 終わりや実現のおおよその時期が分かること |
例えば、「来月公開する予定です」は、公開する時期が決まっていることを表します。「来月公開できる見通しです」は、今の状況では来月に公開できそうだという予想です。
見通しの言い換え表現
見通しは、伝えたい内容に合わせて次の言葉に言い換えられます。
- 見込み:ある結果になる可能性を伝える
- 予想:結果を前もって考える
- 先行き:これから先の流れを表す
- 展望:将来に向けた広い考えを表す
- めど:完了や実現のおおよその時期を表す
例えば、「完了の見通しが立った」は、「完了のめどが立った」と言い換えられます。ただし、「見通し」は今後の流れを広く表し、「めど」は終わる時期に注目する言葉です。
初心者が間違えやすい点
見通しと予定を同じ意味で使わない
見通しは予想であり、予定は決めた内容です。まだ決まっていないことを「予定です」と書くと、確定しているように伝わることがあります。
何についての見通しかを明確にする
「見通しが立ちました」だけでは、何が分かったのか伝わらない場合があります。「完了時期の見通し」「公開時期の見通し」のように、対象を加えましょう。
同じ意味の言葉を重ねない
「今後の将来の見通し」は、「今後」と「将来」の意味が重なります。「今後の見通し」または「将来の見通し」と書けば十分です。
見通しを確定事項として伝えない
見通しは、現在の情報をもとにした予想です。状況によって変わる可能性がある場合は、「現時点では」「現在のところ」などを加えると正確に伝えられます。
見通しについてよくある質問
見通しが立つとは、どのような意味ですか?
この先の流れや結果を予想できる状態になることです。作業の完了時期が分かった場合などに使います。
「見通しが立つ」と「見通しがつく」はどちらが正しいですか?
どちらも使える表現です。大きな意味の違いはなく、この先を予想できる状態を表します。
見通しが明るいとは、どのような意味ですか?
今後、よい方向に進む可能性が高いという意味です。反対に、順調に進む可能性が低い場合は「見通しが暗い」と表現します。
「お見通し」とは何ですか?
隠している考えや事情まで分かっているという意味です。「そんなことはお見通しです」のように使います。
見通しが立たないことをやわらかく伝えるには?
「現在確認中です」「時期が分かり次第ご連絡します」などを加えます。現在の状況と次の連絡時期を伝えると、分かりやすい文章になります。
見通しとは?意味と使い方のまとめ
見通しとは、現在の状況から、この先の流れや結果を予想することです。仕事では、作業の進み方や完了時期を伝えるときによく使います。
- 見通しが立つ:この先を予想できる
- 見通しが立たない:この先をまだ予想できない
- 見通しを立てる:情報をもとに今後を考える
- 見込み:ある結果になる可能性を表す
- 予定:すでに決めた内容や日時を表す
見通しは、予想であって確定した予定ではありません。何についての見通しなのかを明確にすると、仕事でも日常生活でも分かりやすく伝えられます。
