かんたんに言うと、BIOSとは、パソコンの電源を入れた直後に動き、Windowsなどを起動する準備を整えるプログラムです。
パソコンの部品が使える状態かを確かめ、OSへ動作を引き綣ぎます。OSとは、Windowsなど、パソコン全体を動かす基本のソフトです。
BIOSの読み方は「バイオス」です。この記事では、BIOSの意味や役割、UEFI・OSとの違いを初心者向けに解説します。
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BIOSとは?意味をわかりやすく解説
BIOSとは「Basic Input/Output System」の略です。日本語では「基本入出力システム」という意味です。
BIOSは、パソコンの電源を入れると、WindowsなどのOSより先に動きます。接続されている部品を確認し、OSを起動するための準備をします。
BIOSは、パソコンの中心となる電子基板である「マザーボード」に保存されています。電源を切っても消えない専用の記憶場所に入っています。
なお、現在のパソコンでは、BIOSの後継となる「UEFI」が主に使われています。ただし、UEFIやその設定画面も、一般にはまとめて「BIOS」と呼ばれることがあります。
BIOSの役割
BIOSには、パソコンを正しく起動するための役割があります。主な役割は、次の4つです。
パソコンの部品を確認する
BIOSは電源が入ると、CPUやメモリ、キーボード、SSDなどが接続されているかを確認します。CPUは計算や処理を行う部品、メモリは作業中の情報を一時的に置く部品です。
SSDは、Windowsや写真などを保存する部品です。BIOSは、こうした部品をパソコンが使える状態に整えます。
部品の基本的な動きを整える
パソコンには、メーカーや製品によって異なる部品が使われています。BIOSは、それぞれの部品を起動時に確認し、基本的な動作を整えます。
この準備が終わると、パソコンは次の処理へ進めるようになります。
OSの起動につなげる
BIOSは、WindowsなどのOSが保存されている場所を探します。そして、OSの起動に必要なプログラムを読み出します。
OSの起動が始まると、パソコンの操作はOSへ引き継がれます。普段見ているデスクトップ画面が表示されるのは、その後です。
起動に関する設定を保存する
BIOSには、パソコンの起動方法や部品に関する設定を保存する機能があります。たとえば、どの保存機器から先にOSを探すかを設定できます。
多くのパソコンは、購入時から適切に設定されています。そのため、普段の利用でBIOSの設定を変える必要はほとんどありません。
BIOSの働きを身近な例で考える
BIOSは、店が開く前に設備を確認する担当者にたとえられます。
担当者は、照明やレジ、入口などが使えるかを確認します。準備が終わると、店員が仕事を始め、店が営業できるようになります。
パソコンでは、BIOSが部品を確認して起動の準備をします。その後、WindowsなどのOSが動き始め、利用者がパソコンを操作できるようになります。
パソコンの電源を入れてから起動するまでの流れ
パソコンは、電源ボタンを押した直後から、次のような順番で起動します。
- パソコンの電源が入る
- BIOSまたはUEFIが動き始める
- CPUやメモリ、SSDなどを確認する
- OSが保存されている場所を探す
- WindowsなどのOSを読み出す
- デスクトップ画面が表示される
BIOSの画面を開かなくても、この処理は電源を入れるたびに行われます。通常は短時間で終わるため、利用者が意識することはほとんどありません。
BIOSでできること
BIOSの設定画面では、パソコンの起動や部品に関する情報を確認できます。表示される項目は、パソコンのメーカーや機種によって異なります。
| 主な項目 | できること |
|---|---|
| 日時の設定 | パソコンが使う日付と時刻を設定する |
| 起動順序の設定 | SSDやUSBメモリなどを確認する順番を変える |
| 部品の確認 | CPUやメモリ、SSDなどの情報を確認する |
| 機能の有効・無効 | パソコンに用意された一部の機能を切り替える |
| 初期設定に戻す | 変更した設定を標準の状態に戻す |
設定できる内容や項目名は、すべてのパソコンで同じではありません。目的がない場合は、初期設定のまま使って問題ありません。
BIOSとUEFIの違い
UEFIとは、従来のBIOSに代わる新しい仕組みです。読み方は「ユーイーエフアイ」です。
現在販売されている多くのパソコンでは、従来のBIOSではなくUEFIが使われています。ただし、役割が似ているため、UEFIも「BIOS」と案内されることがあります。
| 比較項目 | 従来のBIOS | UEFI |
|---|---|---|
| 位置付け | 以前から使われてきた仕組み | BIOSの後継となる仕組み |
| 画面 | 文字を中心とした画面が多い | 図やメニューを使った画面が多い |
| 操作方法 | 主にキーボードを使う | マウスを使える場合がある |
| 起動 | 従来の起動方法に対応する | より新しい起動方法に対応する |
| 現在の利用 | 古いパソコンで使われている | 現在のパソコンで主に使われている |
設定画面に「UEFI」と表示されていても、故障や特別な状態ではありません。現在のパソコンでは一般的な仕組みです。
BIOSとOSの違い
BIOSとOSは、動き始めるタイミングと役割が異なります。
BIOSは電源を入れた直後に動き、パソコンの起動を準備します。OSはその後に動き、アプリやファイルなどを利用できるようにします。
| 比較項目 | BIOS・UEFI | OS |
|---|---|---|
| 動くタイミング | 電源を入れた直後 | BIOS・UEFIの処理が終わった後 |
| 主な役割 | 部品を確認し、起動を準備する | パソコン全体を管理する |
| 具体例 | BIOS、UEFI | Windows、macOS、Linux |
| 普段の操作 | 通常は操作しない | アプリやファイルを日常的に操作する |
BIOSが起動の準備を担当し、OSが普段の操作を担当すると考えると分かりやすいでしょう。
BIOSの設定画面を使う場面
一般的な利用では、BIOSの設定画面を開く機会は多くありません。次のような場合に使われます。
- パソコンの部品が認識されているか確認するとき
- USBメモリなどからパソコンを起動するとき
- OSを入れ直すために起動順序を変えるとき
- パソコンの日時を確認するとき
- メーカーから設定の確認を案内されたとき
自作パソコンでは、取り付けた部品の確認に使うこともあります。市販のパソコンを一般的な用途で使う場合は、BIOSを意識せずに利用できます。
BIOSの設定画面を開く方法
BIOSの設定画面は、パソコンの電源を入れた直後に、決められたキーを押すと開けます。よく使われるキーは「F2」「Delete」「Esc」などです。
どのキーを使うかは、メーカーや機種によって異なります。電源を入れた直後の画面や、パソコンの説明書、メーカーの公式サイトで確認できます。
UEFIを使っているWindowsパソコンでは、Windowsの回復メニューから設定画面へ移動できる場合もあります。表示される項目や手順は、Windowsの状態や機種によって異なります。
初心者が間違えやすいポイント
BIOSはWindowsの一部ではない
BIOSは、Windowsより先に動く別のプログラムです。そのため、Windowsがまだ起動していない段階でも動作します。
BIOSの画面が表示されても故障とは限らない
電源を入れた直後に特定のキーを押すと、BIOSの設定画面が表示されます。誤ってキーを押した場合など、故障ではないこともあります。
BIOSは毎回手動で起動するものではない
BIOS自体は、パソコンの電源を入れるたびに自動で動いています。利用者が毎回設定画面を開く必要はありません。
BIOSは常に更新する必要があるとは限らない
BIOSやUEFIには、更新用のプログラムが提供されることがあります。ただし、新しい版が公開されるたびに、必ず更新しなければならないわけではありません。
更新が必要か分からない場合は、使用しているパソコンやマザーボードのメーカー情報を確認します。
BIOSについてよくある質問
BIOSは「バイオス」と読めばよいですか?
はい、一般には「バイオス」と読みます。「Basic Input/Output System」の頭文字を取った言葉です。
BIOSはどこに入っていますか?
BIOSは、パソコンの中心となるマザーボードに保存されています。電源を切っても内容が消えない記憶場所が使われています。
BIOSがないとパソコンは起動できませんか?
パソコンを起動するには、BIOSやUEFIのように、OSを動かす準備をする仕組みが必要です。現在のパソコンでは、主にUEFIがこの役割を担当しています。
BIOSとUEFIは同じものですか?
厳密には異なります。UEFIは、従来のBIOSに代わる新しい仕組みです。
ただし、役割が似ているため、UEFIの設定画面も「BIOS画面」と呼ばれることがあります。
BIOSの設定は変更した方がよいですか?
一般的な利用であれば、購入時の設定を変更する必要はほとんどありません。変更する場合は、目的と変更する項目を確認してから操作します。
BIOSとファームウェアの違いは何ですか?
ファームウェアとは、機器の中に組み込まれ、機器の基本的な動きを支えるプログラムです。BIOSは、パソコンに使われるファームウェアの一つです。
BIOSとはパソコンの起動を準備するプログラム
BIOSとは、パソコンの電源を入れた直後に動き、部品の確認やOSの起動準備を行うプログラムです。読み方は「バイオス」で、「Basic Input/Output System」の略です。
現在のパソコンでは、BIOSの後継であるUEFIが主に使われています。ただし、UEFIの設定画面も一般には「BIOS」と呼ばれています。
BIOSやUEFIは、パソコンを使うための土台となる仕組みです。普段は自動で動くため、特別な目的がなければ設定を変更する必要はありません。
