リダイレクトとは、あるURLを開いた人を、別のURLへ自動で移動させる仕組みです。
かんたんに言うと、古いページを訪れた人に、新しいページの場所を自動で案内する機能です。Webサイトの移転やURLの変更などで使われます。
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リダイレクトとは?別のURLへ自動で転送する仕組み
リダイレクトとは、指定したURLから別のURLへ自動で転送する仕組みです。URLとは、Webページの場所を示す住所のような文字列です。
たとえば、古いURLを開いたのに、新しいURLのページが表示されることがあります。これは、古いページにリダイレクトが設定されているためです。
リダイレクトは「URL転送」と呼ばれることもあります。基本的には、どちらも別のURLへ移動させる仕組みを表す言葉です。
リダイレクトを身近な例で考える
リダイレクトは、引っ越した後の郵便物の転送に似ています。
古い住所へ送られた郵便物でも、転送の手続きをしておけば新しい住所へ届きます。送り主が新しい住所を知らなくても、郵便物は正しい場所へ運ばれます。
Webサイトでも同じです。古いURLを開いた人を、新しいURLへ自動で案内するのがリダイレクトです。
リダイレクトの仕組み
リダイレクトでは、ブラウザーとWebサーバーの間で情報がやり取りされます。ブラウザーとは、Webサイトを見るためのChromeやEdgeなどのソフトです。
Webサーバーとは、Webページのデータを保存し、求められたページを送るコンピューターです。
- 利用者が古いURLを開く
- Webサーバーが移動先のURLを伝える
- ブラウザーが移動先のURLを開く
- 新しいページが表示される
この処理は短い時間で行われます。そのため、利用者は転送されたことに気付かない場合もあります。
Webサーバーは、転送するときに「ステータスコード」と呼ばれる3桁の番号を返します。ステータスコードとは、Webサーバーの処理結果を表す番号です。
リダイレクトが使われる場面
リダイレクトは、Webサイトの場所や構成が変わったときに使われます。
Webサイトを移転したとき
Webサイトのドメインを変更した場合、古いサイトから新しいサイトへ転送します。ドメインとは、Webサイトの住所の中心となる部分です。
リダイレクトを設定しておけば、古いURLをお気に入りに登録している人も、新しいサイトへ移動できます。
ページのURLを変更したとき
記事の名前やWebサイトの構成を見直すと、ページのURLを変更することがあります。
古いURLから新しいURLへリダイレクトすれば、以前のリンクから訪れた人も新しいページを開けます。
ページを一時的に移動するとき
メンテナンスなどでページを一時的に表示できない場合にも使われます。
利用者を案内ページへ移し、元のページが使えるようになったら転送を解除します。
通信方法を変更するとき
「http」で始まるURLから「https」で始まるURLへ自動で移動させる場合にも使われます。
同じページに複数のURLがある場合、表示するURLを一つにそろえる目的でも利用されます。
リダイレクトの主な種類
Webサイトでよく使われるのは、301リダイレクトと302リダイレクトです。
数字は、Webサーバーがブラウザーへ返すステータスコードを表しています。
| 種類 | 意味 | 主な使用例 |
|---|---|---|
| 301リダイレクト | 恒久的な移動 | サイト移転やURLの変更 |
| 302リダイレクト | 一時的な移動 | メンテナンスや短期間の案内 |
301リダイレクトとは
301リダイレクトは、ページが別のURLへ完全に移動したことを伝える仕組みです。
以前のURLへ戻す予定がない場合に使います。サイトの移転や記事URLの変更などが代表的な例です。
302リダイレクトとは
302リダイレクトは、ページを一時的に別のURLへ移動させる仕組みです。
後で元のURLへ戻す予定がある場合に使います。短い期間のメンテナンスや、一時的な案内ページへの転送などが例です。
301リダイレクトと302リダイレクトの違い
301と302の大きな違いは、URLの移動が恒久的か一時的かという点です。
| 比べる点 | 301 | 302 |
|---|---|---|
| 移動する期間 | 恒久的 | 一時的 |
| 元のURLへ戻す予定 | 基本的にない | ある |
| 検索結果で重視されるURL | 新しいURL | 元のURL |
| 主な使用場面 | 移転やURL変更 | 短期間の案内 |
ページを完全に移動したなら301、一時的に移動するなら302と考えると分かりやすいでしょう。
数字の大きさで選ぶものではありません。ページを今後どのように使うかによって選びます。
リダイレクトとSEOの関係
リダイレクトは、利用者だけでなく検索エンジンにもページの移動を伝えます。
ページを恒久的に移動した場合は、301リダイレクトを使うのが基本です。Bingも、恒久的なURL変更では301、一時的な変更では302を使うよう案内しています。
301リダイレクトを設定すると、検索エンジンは古いURLが新しいURLへ移動したことを理解しやすくなります。
ただし、設定後すぐに検索結果のURLが切り替わるとは限りません。検索エンジンが古いURLと新しいURLを確認してから、表示が少しずつ変わります。
リダイレクトを設定する主な方法
リダイレクトには、Webサーバーで設定する方法や、WordPressの機能を使う方法があります。
Webサーバーで設定する
Webサーバーの設定ファイルを使い、転送元と転送先のURLを指定します。
利用しているサーバーによって書き方が異なります。設定する前に、サーバー会社が公開している手順を確認する必要があります。
WordPressの機能を使う
WordPressでは、リダイレクトに対応したプラグインを使う方法があります。プラグインとは、WordPressに機能を追加する仕組みです。
転送元と転送先のURLを入力して設定できるため、設定ファイルを直接編集しない方法として使われています。
HTMLやJavaScriptを使う
HTMLやJavaScriptを使って別のページへ移動させる方法もあります。
ただし、一般的なページ移転では、Webサーバー側のリダイレクトが優先されます。HTMLやJavaScriptは、Webサーバー側で設定できない場合などに使われます。
リダイレクトを設定するときの注意点
リダイレクトは便利ですが、転送元と転送先を正しく指定することが大切です。
移動の期間に合った種類を選ぶ
完全な移転に302を使うと、検索エンジンへ一時的な移動として伝わります。
元へ戻さないなら301、後で戻すなら302という基準で選びます。
何度も転送させない
古いURLから別のURLへ移動し、さらに別のURLへ移動する状態を「リダイレクトチェーン」といいます。
転送が何度も続くと、ページの表示までに時間がかかります。できるだけ古いURLから最終的なURLへ直接転送します。
転送を繰り返す設定にしない
URL AからURL Bへ転送し、URL Bから再びURL Aへ戻すと、移動が終わらなくなります。
この状態を「リダイレクトループ」といいます。転送元と転送先を取り違えないことが大切です。
関係のないページへ転送しない
削除したすべてのページを、関係のないトップページへ転送するのは適切ではありません。
内容を引き継いだページや、同じ目的を持つページがある場合に、そのURLへ転送します。
内部リンクも新しいURLへ直す
リダイレクトを設定しても、Webサイト内のリンクが古いURLのままでは、転送が何度も発生します。
自分で変更できる内部リンクは、新しいURLへ直接つなぎ直します。
リダイレクトとリンクの違い
リダイレクトとリンクは、どちらも別のページへ移動するために使われます。ただし、移動の方法が異なります。
| 比べる点 | リダイレクト | リンク |
|---|---|---|
| 移動方法 | 自動で移動する | 利用者がクリックする |
| 主な目的 | URLの変更や移転を案内する | 関連するページを案内する |
| 元のページ | 表示されないことが多い | 表示されたまま選べる |
URLの移転を自動で知らせたい場合は、リダイレクトを使います。利用者に移動先を選んでもらう場合は、通常のリンクを使います。
リダイレクトについてよくある質問
リダイレクトするとURLが変わるのですか?
はい。転送が完了すると、ブラウザーのアドレス欄には移動先のURLが表示されるのが一般的です。
301と302はどちらを使えばよいですか?
元のURLへ戻さない場合は301を使います。一時的に移動し、後で元へ戻す場合は302を使います。
リダイレクトを設定すれば内部リンクは直さなくてもよいですか?
リダイレクトが設定されていても、内部リンクは新しいURLへ直すのがおすすめです。
利用者が新しいURLへ直接移動できるため、余分な転送を減らせます。
リダイレクトとページの転送は同じ意味ですか?
Webサイトについて使う場合は、ほぼ同じ意味です。「URL転送」や「ページ転送」と表現されることもあります。
301や302以外のリダイレクトもありますか?
307や308などの種類もあります。ただし、一般的なWebサイトの移転を理解する段階では、まず301と302の違いを押さえればよいでしょう。
リダイレクトとは何かを振り返る
リダイレクトとは、あるURLを開いた人を、別のURLへ自動で移動させる仕組みです。Webサイトの移転やURLの変更、一時的な案内などに使われます。
- 301リダイレクトは恒久的な移動に使う
- 302リダイレクトは一時的な移動に使う
- 転送元から最終的なURLへ直接つなぐ
- Webサイト内のリンクも新しいURLへ直す
- 関係のないページへまとめて転送しない
リダイレクトを設定するときは、元のURLへ戻す予定があるかを確認します。移動の目的に合った種類を選ぶことが大切です。
