レジストリとは?Windowsでの意味・役割と仕組みをわかりやすく解説

【PR】この記事には広告を含みます。

レジストリとは、かんたんに言うと、Windowsやアプリの設定をまとめて保管する場所です。

パソコンの表示方法や接続した機器など、Windowsが動くために必要な情報が記録されています。この記事では、レジストリの意味や役割、仕組みを初心者向けに解説します。

関連するIT用語・ビジネス用語をまとめて確認したい方は、IT用語・ビジネス用語一覧もあわせてご覧ください。

目次

レジストリとは

レジストリとは、Windowsやアプリの設定をまとめて管理するデータベースです。データベースとは、多くの情報を整理して保管する仕組みを指します。

たとえば、Windowsはパソコンを使う人の設定や、接続されている機器の情報を確認しながら動いています。その確認に使われる情報の一部が、レジストリに記録されています。

英語では「registry」と書きます。「登録所」や「登録簿」といった意味を持つ言葉です。

レジストリを身近な例で考える

レジストリは、パソコンの設定を書いた「管理ノート」にたとえられます。

管理ノートには、「画面をどのように表示するか」「どのアプリが入っているか」などの情報が、種類ごとに整理されています。Windowsやアプリは、必要に応じて管理ノートの情報を確認します。

実際のレジストリは紙のノートではありません。Windowsの中で、さまざまな設定情報をまとめて管理する仕組みです。

レジストリには何が保存されている?

レジストリには、Windowsやアプリの動きに関係する情報が保存されています。主な例は次のとおりです。

情報の種類具体例
Windowsの設定画面表示やシステムの動きに関する設定
アプリの設定アプリの保存場所や動作に関する情報
機器の情報キーボードやプリンターなどの設定
利用者ごとの設定デスクトップや入力方法などの設定
ファイルの関連付けファイルをどのアプリで開くかという設定

ただし、写真や文書などの個人ファイルを保管する場所ではありません。レジストリが主に管理するのは、Windowsやアプリが使う設定情報です。

レジストリの役割

レジストリの主な役割は、必要な設定をWindowsやアプリへ伝えることです。

パソコンを起動したとき、Windowsはレジストリに保存された情報を確認します。アプリを起動するときや機器を使うときにも、必要な設定が参照されます。

設定を1か所に整理しておくことで、Windowsは多くの情報を見つけやすくなります。利用者ごとの設定と、パソコン全体の設定を分けて管理できることも特徴です。

レジストリが使われる場面

レジストリは、パソコンを使っている間のさまざまな場面で使われています。

  • Windowsを起動するとき
  • アプリを起動するとき
  • 新しい機器を接続したとき
  • 画面や入力方法の設定を変えたとき
  • ファイルを開くアプリを選んだとき

利用者がレジストリを直接操作していなくても、Windowsやアプリが必要に応じて情報を読み書きしています。

レジストリの仕組み

レジストリの情報は、上から下へ枝分かれする形で整理されています。このような形を「階層構造」といいます。

階層構造は、パソコンのフォルダーと似ています。大きな分類の中に小さな分類があり、その中に具体的な設定が入っています。

レジストリキーとは

レジストリキーとは、設定情報を分類するための項目です。フォルダーに近い役割を持っています。

キーの中には、さらに「サブキー」と呼ばれる下位のキーを作れます。これにより、多くの設定を種類ごとに整理できます。

レジストリの値とは

レジストリの値とは、キーの中に保存される具体的な設定情報です。

たとえば、設定の名前と、その設定内容が組み合わせて記録されます。フォルダーのたとえに戻すと、キーがフォルダーで、値がフォルダー内の情報に当たります。

ルートキーとは

ルートキーとは、レジストリの最も上にある大きな分類です。「ルート」には、根元という意味があります。

代表的なものには、現在使っている人の設定を管理する領域と、パソコン全体の設定を管理する領域があります。初心者は、名前をすべて覚える必要はありません。

レジストリとレジストリエディタの違い

レジストリとレジストリエディタは、同じものではありません。

用語意味
レジストリWindowsやアプリの設定情報を管理する仕組み
レジストリエディタレジストリの内容を確認・編集するためのWindowsの機能

レジストリエディタは、「レジストリ エディター」と表記されることもあります。英語の名前は「Registry Editor」です。

レジストリが設定情報を保管する場所なら、レジストリエディタは、その内容を見るための道具と考えると分かりやすいでしょう。

レジストリと一般的なファイルの違い

一般的なファイルは、写真、文書、動画など、利用者が作成・保存するデータです。一方、レジストリは、Windowsやアプリが使う設定情報をまとめて管理します。

レジストリは、1つの文書ファイルとして保存されているわけではありません。複数のデータがWindowsによってまとめて管理されています。

初心者が間違えやすい点

レジストリはアプリではない

レジストリそのものは、利用者が作業に使う一般的なアプリではありません。Windowsの中で設定情報を管理する仕組みです。

レジストリとレジストリエディタは別のもの

レジストリエディタは、レジストリを見るための道具です。レジストリエディタを開かなくても、Windowsはレジストリを日常的に使っています。

不要に見える項目も勝手に消さない

レジストリには、名前だけでは役割が分かりにくい項目もあります。しかし、Windowsやアプリが必要としている場合があります。

通常の設定変更は、Windowsの設定画面や各アプリの設定画面から行うのが基本です。内容が分からない項目を、レジストリエディタで変更する必要はありません。

レジストリを整理すれば必ず速くなるわけではない

古い項目を削除すれば、パソコンが必ず速くなるわけではありません。レジストリを日常的に掃除する必要もありません。

アプリを削除するときは、Windowsの「インストールされているアプリ」など、用意された機能を使うとよいでしょう。

レジストリについてよくある質問

レジストリはWindows 11にもありますか?

はい。Windows 11でも、Windowsやアプリの設定を管理するためにレジストリが使われています。

レジストリは自分で編集する必要がありますか?

通常の利用では、自分で編集する必要はありません。多くの設定は、Windowsやアプリの設定画面から変更できます。

レジストリはどこにありますか?

レジストリのデータは、Windowsが管理する複数の場所に保存されています。一般的な文書のように、1つのファイルを開いて使うものではありません。

レジストリを削除するとどうなりますか?

削除した項目によっては、Windowsやアプリの設定が正しく読み込まれなくなることがあります。内容が分からない項目は削除しないようにしましょう。

Macにもレジストリはありますか?

この記事で説明しているレジストリは、Windowsで使われる仕組みです。Macでは、別の方法でシステムやアプリの設定を管理しています。

まとめ|レジストリとはWindowsの設定を管理する仕組み

レジストリとは、Windowsやアプリの設定情報をまとめて管理するデータベースです。Windowsの起動、アプリの動作、機器の設定など、さまざまな場面で使われています。

内部の情報は、キー、サブキー、値という項目で整理されています。レジストリと、その内容を見るためのレジストリエディタは別のものです。

普段は、利用者がレジストリを直接編集する必要はありません。Windowsやアプリの設定画面を使うことで、多くの設定を安全に変更できます。

目次