相反するとは、二つの考えや性質が互いに反対で、一致しないことです。
読み方は「そうはんする」ではなく、「あいはんする」です。仕事では、意見や目的がぶつかる場面などで使われます。
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相反するとは
相反するとは、二つのものが反対の関係にあり、一致しないことです。「互いに反対である」「対立している」という意味があります。
「相」には「互いに」、「反」には「反対になる」という意味があります。そのため、二つの考えや性質を比べるときに使うのが基本です。
たとえば、ある人は「早く決めたい」と考え、別の人は「時間をかけて考えたい」と考えているとします。この二つは、進め方について相反する考えです。
ビジネスでも、目的、方針、意見、条件などが反対の関係にあるときに「相反する」が使われます。
相反するの読み方
「相反する」は、「あいはんする」と読みます。
「相」を「そう」と読んで、「そうはんする」と読み間違えやすいので注意しましょう。一般的な文章や会話では「あいはんする」と読みます。
- 正しい読み方:あいはんする
- 間違えやすい読み方:そうはんする
「相反する意見」は「あいはんするいけん」、「相反する目的」は「あいはんするもくてき」と読みます。
相反する関係を身近な例で考える
相反する関係は、アクセルとブレーキを同時に使おうとする状態に似ています。
アクセルには車を進める働きがあり、ブレーキには車を止める働きがあります。それぞれの働く方向が反対です。
ただし、「相反する」は車だけを表す言葉ではありません。考え、目的、希望、性質などが互いに反対の方向を向いていることを表します。
身近な場面では、次のような例があります。
- できるだけお金を使いたくないが、性能のよいパソコンが欲しい
- 予定を早く決めたいが、全員の意見も十分に聞きたい
- 自由に過ごしたいが、決められたルールも守りたい
このように、二つの希望や目的が同じ方向へ進みにくいとき、「相反する関係」と表せます。
相反するが使われる場面
「相反する」は、日常会話よりも文章や仕事の場面で多く使われます。
主に使われるのは、二つの考えや条件を比べる場面です。
意見が一致しない場面
会議で、一方は計画を早く進めたいと考え、もう一方は計画を見直したいと考えている場合があります。
このようなときは、「二つの意見は相反している」と表現できます。
二つの目的を同時にかなえにくい場面
仕事では、「費用を減らすこと」と「使える機能を増やすこと」を同時に求められる場合があります。
条件によっては、片方を優先すると、もう片方を実現しにくくなります。このような二つの目的も、相反する関係といえます。
気持ちが反対方向へ動く場面
一人の中に、反対の気持ちが生まれることもあります。
たとえば、「新しいことに挑戦したい」という気持ちと、「今のままでいたい」という気持ちです。この状態は「相反する気持ちを抱く」と表せます。
相反するの使い方と例文
「相反する」は、後ろに「意見」「考え」「目的」「性質」「気持ち」などを付けて使います。
日常で使う例文
- 兄と弟は、旅行先について相反する意見を持っている。
- 挑戦したい気持ちと失敗したくない気持ちが相反している。
- 二人の希望は相反しているため、話し合いが必要だ。
- 静かに過ごしたい気持ちと、友人に会いたい気持ちが相反している。
ビジネスで使う例文
- 二つの部署から相反する意見が出ている。
- 今回の提案は、これまでの方針と相反する内容です。
- 費用を抑えることと、機能を増やすことは相反する場合があります。
- 短い納期と十分な確認時間は、相反する条件になりやすいでしょう。
- それぞれの目的が相反していないか、事前に確認します。
ビジネスでは、「どちらかが正しく、どちらかが間違っている」という意味で使うとは限りません。
それぞれに理由があっても、向いている方向が反対であれば「相反する」と表現できます。
相反するの言い換え
「相反する」は、文章の内容に合わせて次の言葉に言い換えられます。
| 言い換え | 意味 | 使用例 |
|---|---|---|
| 反対である | 方向や考えが逆である | 二人の意見は反対である |
| 対立する | 意見や立場がぶつかる | 二つの意見が対立する |
| 一致しない | 考えや内容が同じではない | 両者の方針は一致しない |
| 食い違う | 考えや話の内容にずれがある | 二人の説明が食い違う |
| 相容れない | 互いに受け入れにくい | 二つの考え方は相容れない |
| 両立しにくい | 二つを同時に成り立たせにくい | 低価格と多機能は両立しにくい |
相手へやわらかく伝えたい場合は、「相反する」よりも「一致しない」「両立しにくい」を使うと分かりやすくなります。
相反する・矛盾する・対立するの違い
「相反する」と似た言葉に、「矛盾する」と「対立する」があります。意味は似ていますが、使う場面が少し異なります。
| 言葉 | 主な意味 | 使われる場面 |
|---|---|---|
| 相反する | 二つのものが反対の関係にある | 考え、目的、性質、条件など |
| 矛盾する | 話の前後や内容が合わない | 発言、説明、行動など |
| 対立する | 意見や立場がぶつかる | 人、組織、意見など |
たとえば、「早く進めたい」と「慎重に進めたい」は、相反する考えです。
一方で、「必ず参加する」と言ったあとに「参加する予定はない」と言えば、発言が矛盾しています。二つの部署が異なる案を強く主張している場合は、意見が対立していると表現できます。
相反する関係とトレードオフの違い
トレードオフとは、片方をよくすると、もう片方を保ちにくくなる関係です。
たとえば、商品の品質を保ったまま価格を大きく下げようとすると、作れる数量や使える材料に影響する場合があります。
「相反する」は、二つの考えや性質が反対であることを広く表す言葉です。トレードオフは、その中でも片方を優先すると、もう片方へ影響が出る関係を表します。
相反するを使うときに間違えやすい点
一つのものだけには使わない
相反するは、二つ以上の考えや性質を比べる言葉です。
「この意見は相反している」だけでは、何と反対なのかが分かりません。「この意見は会社の方針と相反している」のように、比べる相手を示すと伝わりやすくなります。
少し違うだけの状態には使わない
細かな部分が違うだけなら、「相反する」よりも「異なる」「少し食い違う」が適しています。
相反するは、考えや方向がはっきり反対になっている場合に使います。
反対の気持ちは同時に持つことができる
相反する二つの気持ちが、同じ人の中に存在することもあります。
「うれしいが、少し寂しい」のように、反対に見える気持ちを同時に抱くことは不自然ではありません。
相反するの英語表現
「相反する」は、文の内容によって英語表現が変わります。
- conflicting:互いに一致しない
- opposing:反対方向の
- conflict with:~と相反する
- be contrary to:~に反する
たとえば、「相反する意見」は「conflicting opinions」や「opposing views」と表せます。
英語では一つの単語へ置き換えるのではなく、何が相反しているのかに合わせて表現を選びます。
相反するについてよくある質問
「相反する」は何と読みますか?
「あいはんする」と読みます。「そうはんする」と読み間違えやすいため、注意しましょう。
「相反する」とは簡単に言うと何ですか?
二つの考えや性質が互いに反対で、一致しないことです。「反対の関係にある」と考えると分かりやすいでしょう。
「相反する関係」とはどのような関係ですか?
二つの目的、考え、性質などが反対の方向を向いている関係です。片方を進めると、もう片方を進めにくくなる場合もあります。
人に対して「相反する」を使えますか?
人そのものよりも、人が持つ意見や立場に対して使うのが自然です。
「二人は相反している」よりも、「二人の意見は相反している」と表現すると、意味が伝わりやすくなります。
相反するとは反対の関係にあること
相反するとは、二つの考え、目的、性質などが互いに反対で、一致しないことです。読み方は「あいはんする」です。
仕事では、「相反する意見」「相反する目的」「相反する条件」のように使われます。何と何が反対なのかを示すと、分かりやすい文章になります。
似た言葉には「矛盾する」「対立する」「相容れない」などがあります。内容に合わせて言葉を使い分けることが大切です。
