包括的とは、関係するものを一部だけでなく、全体としてまとめて含むことです。
かんたんに言うと、「広い範囲をまとめて考える」という意味です。仕事の計画や対策、支援など、さまざまな場面で使われます。
例えば、会社の売り上げが下がったとき、商品の価格だけを調べても原因が分からないことがあります。商品の内容、広告、接客などを広く調べることが、包括的な調査です。
この記事では、包括的の意味や読み方、使い方を初心者向けに説明します。言い換えや例文、似た言葉との違いも紹介します。
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包括的とは?簡単に意味を説明
包括的とは、関係する複数のものを、広くまとめて含んでいることです。
一つの部分だけを見るのではありません。関係する内容を広く取り上げ、全体として考えるときに使います。
包括的の意味
包括的には、「全体をまとめて含む」「広い範囲をまとめて扱う」という意味があります。
例えば、ある問題について、原因だけでなく、影響や対策まで考えることがあります。このような考え方が、包括的な考え方です。
包括的という言葉は、次のような場合に使われます。
- 複数の問題をまとめて考える
- 広い範囲を取り上げる
- いくつかの方法を組み合わせる
- 複数のサービスをまとめて提供する
- 一部だけでなく全体を見て判断する
包括的の読み方
包括的は「ほうかつてき」と読みます。
「包括」は「ほうかつ」です。「包」と「括」には、どちらも物事をまとめるという意味があります。
包括とはどういう意味?
包括とは、いくつかのものを一つにまとめて含むことです。
包括に「的」を付けると、「そのような特徴を持つ」という意味になります。
- 包括する:複数のものをまとめて含む
- 包括的な対策:複数の内容を広く含む対策
包括は、まとめて含む動きを表すときに使われます。包括的は、計画や対策などがどのようなものかを説明するときによく使われます。
包括的を身近な例で考える
包括的は少しかたい言葉ですが、考え方そのものは難しくありません。
身近な例を見ると、意味を理解しやすくなります。
旅行の計画をまとめて考える例
旅行を計画するときは、行き先だけを決めればよいわけではありません。
交通手段、宿泊先、食事、費用、持ち物なども考える必要があります。これらをまとめて考えたものが、包括的な旅行計画です。
このように、関係する内容を広く取り上げ、全体として考えることを包括的といいます。
学校行事をまとめて考える例
学校行事を開くときは、当日の予定だけでなく、会場や参加者、安全、費用なども考えます。
一つのことだけでなく、行事に関係する内容を広く考えることが、包括的な計画です。
仕事で包括的に考える例
会社の売り上げが下がったとき、商品の値段だけを見ても、原因が分からない場合があります。
商品の内容、広告、接客、同じような商品を売る会社、季節の変化なども調べる必要があります。
複数の点をまとめて詳しく調べることを、包括的な分析といいます。分析とは、原因や特徴をくわしく調べることです。
包括的が使われる場面
包括的という言葉は、仕事やニュース、公的な文書などでよく使われます。
ここでは、代表的な使われ方を紹介します。
仕事や会議で使う場合
仕事では、複数の問題や意見をまとめて扱うときに使われます。
例えば、売り上げ、人の配置、作業時間、費用などをまとめて見直す場合です。このようなときは、「仕事の進め方を包括的に見直す」と表現できます。
会議では、「一部の問題だけでなく、全体を見て考えましょう」という意味で使われることがあります。
計画で使う場合
包括的な計画とは、関係する内容を広く含んだ計画です。
例えば、新しいサービスを始める場合は、費用や予定だけでなく、目的、作業の進め方、利用者への案内なども考えます。
これらをまとめたものが、包括的な計画です。
契約で使う場合
契約とは、関係する人や会社の間で決めた約束です。
複数の商品やサービスについて、条件を一つにまとめたものを、包括的な契約と呼ぶことがあります。
ただし、包括的な契約であっても、すべてが自動的に含まれるわけではありません。何が含まれるかは、契約書の内容で決まります。
支援やサービスで使う場合
困っている人を支えるときは、一つの問題だけを解決しても十分ではないことがあります。
生活、仕事、健康、家族など、複数の面から支えることを「包括的な支援」と表現します。
この場合も、一つの問題だけでなく、関係する内容を広く考えるという意味です。
包括的の使い方と例文
包括的は、主に「包括的な」と「包括的に」という形で使います。
例文と一緒に、使い方を見ていきましょう。
「包括的に考える」の例文
「包括的に考える」は、一つの面だけでなく、関係する内容を広く考えるという意味です。
- 問題の原因と影響を包括的に考える必要があります。
- 利用者の立場からサービスを包括的に考えます。
- 費用だけでなく、安全も含めて包括的に判断します。
「包括的な対策」の例文
包括的な対策とは、一つだけではなく、複数の方法を組み合わせた対策です。
- 事故を防ぐために包括的な対策を行います。
- 会社は情報を守るための包括的な対策を発表しました。
- 人手不足には包括的な対策が必要です。
例えば、会社の情報を守る場合、パソコンを新しくするだけでは十分とは限りません。
機器の見直し、社内の決まり作り、社員への説明などを組み合わせることで、包括的な対策になります。
「包括的な支援」の例文
包括的な支援とは、一つの問題だけでなく、関係する問題もまとめて支えることです。
- 利用者の生活を支える包括的な支援を行います。
- 学生に対する包括的な学習支援が必要です。
- 相談から手続きまで包括的な支援を提供します。
「包括的な計画」の例文
包括的な計画とは、必要な内容を広く含んだ計画です。
- 会社は今後の成長に向けた包括的な計画を作りました。
- 安全と使いやすさを考えた包括的な計画が必要です。
- 地域全体を対象とした包括的な計画を進めます。
対象とは、その説明や計画が当てはまる人やものです。
「包括的な契約」の例文
包括的な契約とは、複数の取引や条件をまとめた契約を指すことがあります。
取引とは、商品やサービスを売ったり買ったりすることです。
- 複数のサービスについて包括的な契約を結びました。
- 今後の取引を含む包括的な契約を検討します。
- 契約の対象となる範囲を包括的に定めます。
包括的な契約という言葉だけでは、何が含まれるかは分かりません。実際の内容は、契約書で確認する必要があります。
包括的の類語とは?意味が似ている言葉
類語とは、意味が似ている言葉のことです。
包括的には、総合的、全体的、網羅的、幅広いなどの類語があります。ただし、意味は少しずつ異なります。
総合的
総合的とは、複数の内容を組み合わせ、全体として考えることです。
例えば、「価格、品質、使いやすさを総合的に判断する」と使います。複数の条件を合わせて決める場合に向いています。
全体的
全体的とは、一部分ではなく、全体の様子を見ることです。
例えば、「全体的に明るい印象です」と使います。全体を見たときの様子や印象を伝える場合に向いています。
網羅的
網羅的は「もうらてき」と読みます。
必要なものを、できるだけ漏れなく含むことです。
例えば、旅行に必要な持ち物をできるだけ漏れなく書いた一覧は、網羅的な一覧といえます。
幅広い
幅広いとは、扱う内容や範囲が広いことです。
包括的という言葉が難しく感じられる場合は、「幅広い」に言い換えられることがあります。
- 包括的なサービス → 幅広いサービス
- 包括的な支援 → 幅広い支援
- 包括的な知識 → 幅広い知識
包括的と似た言葉の違い
包括的には、意味が似ている言葉がいくつかあります。
使い分けるために、それぞれの違いを確認しましょう。
包括と包括的の違い
包括は、複数のものをまとめて含むことです。
包括的は、広い範囲をまとめて含んでいる様子を表します。
- 包括する:複数のサービスをまとめて含む
- 包括的なサービス:複数の内容を広く含むサービス
包括的と全体的の違い
包括的は、関係する内容を広く含むことを表します。
全体的は、一部分だけでなく、全体を見た様子や印象を表します。
- 包括的な対策:複数の方法を広く含む対策
- 全体的な印象:全体を見たときに受ける印象
包括的と総合的の違い
包括的は、広い範囲をまとめて含むことに重点があります。
総合的は、複数の情報や条件を合わせて判断することに重点があります。
- 包括的な支援:生活や仕事などを広く含む支援
- 総合的な判断:価格や品質などを合わせた判断
包括的と網羅的の違い
包括的は、関係する内容を広くまとめて含むことです。
網羅的は、必要なものをできるだけ漏れなく含むことです。
- 包括的な計画:関係する内容を広く含む計画
- 網羅的な一覧:必要なものをできるだけ漏れなく集めた一覧
包括的は、必ずしもすべてを含むとは限りません。
網羅的は、「漏れが少ないこと」を強く表したいときに使います。
包括的と包摂的の違い
包摂的は「ほうせつてき」と読みます。
人それぞれの違いを認め、誰かを仲間から外さずに受け入れることです。
包括的は、さまざまな内容を広く含むときに使います。包摂的は、主に人や社会について使われます。
- 包括的な計画:さまざまな内容を広く含む計画
- 包摂的な社会:さまざまな人を受け入れる社会
包括的の対義語とは?反対に近い言葉
対義語とは、反対または反対に近い意味を持つ言葉です。
包括的の反対に近い言葉には、個別的、部分的、限定的などがあります。
個別的
個別的とは、一つ一つを別々に扱うことです。
包括的が全体をまとめて扱うのに対し、個別的は、それぞれの事情に合わせて扱います。
- 包括的な対応:関係する問題をまとめて扱う
- 個別的な対応:一人一人の事情に合わせて扱う
部分的
部分的とは、全体ではなく、一部だけに関係することです。
「包括的な見直し」が全体を広く見直すのに対し、「部分的な見直し」は一部だけを直すことです。
限定的
限定的とは、対象となる人やもの、範囲が限られていることです。
包括的が広い範囲を含むのに対し、限定的は、決められた狭い範囲だけを扱います。
包括的を英語で表すと?
包括的を英語で表す場合は、文章の内容によって言葉を使い分けます。
よく使われる英語は「comprehensive」です。
comprehensiveの意味
comprehensiveは「コンプリヘンシブ」と読みます。
広い範囲を含むことや、全体をまとめて扱うことを表す英語です。
- 包括的な計画:comprehensive plan
- 包括的な調査:comprehensive survey
- 包括的な支援:comprehensive support
日本語と英語では、言葉の使われ方が完全に同じとは限りません。文章の内容に合う言葉を選ぶことが大切です。
inclusiveとの違い
inclusiveは「インクルーシブ」と読みます。
人やものを外さず、受け入れたり含めたりすることを表す英語です。
- comprehensive:広い範囲をまとめて含む
- inclusive:誰かや何かを外さずに含む
「包括的な計画」や「包括的な調査」には、comprehensiveがよく使われます。
さまざまな人を受け入れる社会などを表す場合は、inclusiveが使われることがあります。
包括的を使うときの注意点
包括的は便利な言葉ですが、意味が広いため、内容が伝わりにくいことがあります。
使うときは、何をどこまで含むのかも説明すると分かりやすくなります。
何を含むのか分かりにくいことがある
「包括的な対策を行います」と言うだけでは、具体的な内容が分かりません。
「機器の見直し、社内の決まり作り、社員への説明を含む包括的な対策」のように説明すると、内容が伝わりやすくなります。
「すべてを含む」とは限らない
包括的は、広い範囲を含むことを表します。
しかし、関係するものをすべて含むという意味ではありません。何を含むかは、文章や会話の前後によって変わります。
例えば、包括的な契約でも、契約書に書かれていない内容まで含まれるとは限りません。
相手に伝わらない場合がある
包括的は、日常会話では少しかたい言葉です。
相手に伝わりにくい場合は、やさしい言葉に置き換えましょう。
- 包括的に考える → 全体を見て考える
- 包括的な支援 → 幅広い支援
- 包括的な対策 → 複数の方法を組み合わせた対策
- 包括的な計画 → 必要な内容を広く含んだ計画
包括的についてよくある質問
包括的とは簡単に言うと何ですか?
包括的とは、関係するものを広くまとめて含むことです。
一つの部分だけではなく、全体を見て考えるという意味でも使われます。
包括的な考え方とは何ですか?
包括的な考え方とは、一つの原因や条件だけで判断しない考え方です。
関係する問題、影響、対策などを広く取り上げ、全体として考えます。
包括的はビジネスでどのように使いますか?
ビジネスでは、「包括的な対策」「包括的な計画」「包括的な支援」などと使います。
複数の問題や方法をまとめて扱う場合に使いやすい言葉です。
包括的と総合的は同じ意味ですか?
似ていますが、完全に同じ意味ではありません。
包括的は、広い範囲をまとめて含むことです。総合的は、複数の情報や条件を合わせて判断することです。
包括的の反対の言葉は何ですか?
包括的の反対に近い言葉は、個別的、部分的、限定的です。
一つずつ別々に扱う場合や、対象となる範囲を限る場合に使います。
包括的は「何でも含む」という意味ですか?
必ずしも、何でも含むという意味ではありません。
決められた範囲の中で、関係する内容を広く含むことを表します。
「包括的に検討する」とはどういう意味ですか?
一つの条件だけで決めず、関係する内容を広く調べて考えるという意味です。
例えば、費用だけでなく、安全、使いやすさ、必要な時間なども合わせて考えます。
包括的とは全体をまとめて含むこと
包括的とは、一部だけではなく、関係するものを広くまとめて含むことです。
かんたんに言うと、「全体を見て考える」「複数の内容をまとめて扱う」という意味です。
仕事では、対策、計画、調査、契約、支援などの言葉と一緒に使われます。
似た言葉には、総合的、全体的、網羅的があります。ただし、それぞれ意味の重点が異なります。
包括的という言葉を使うときは、何をどこまで含むのかも説明しましょう。
相手に伝わりにくい場合は、「幅広い」「全体を含む」「まとめて考える」などに言い換えると分かりやすくなります。

