是正とは?意味・読み方・使い方・改善との違いを例文で解説

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是正とは何かを初心者向けに説明した画像

かんたんに言うと、是正とは、問題のある状態を正しく直すことです。読み方は「ぜせい」です。

会社のルールに合っていない状態や、不公平な状態を直すときに使います。ITの仕事では、間違った設定や作業方法を正しく直す場面などで使われます。

この記事では、是正の意味、使い方、例文、言い換えを紹介します。改善・訂正・修正との違いも、初心者向けに分かりやすく解説します。

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目次

是正とは?意味と読み方を分かりやすく解説

是正とは、悪い点や間違っている状態を改め、正しい状態に直すことです。単に内容を変えることではありません。

問題の原因や、正しくない部分を確認した上で、本来あるべき状態に直します。

是正の読み方は「ぜせい」

是正は「ぜせい」と読みます。「ぜしょう」や「ぜいせい」ではありません。

日常会話では、あまり使われない言葉です。一方で、会社、学校、役所、ニュースなどではよく使われます。

是正の意味は「問題のある状態を正しく直すこと」

是正の対象になるのは、問題、間違い、不公平な状態などです。決まりに合っていない仕事の進め方を直す場合にも使います。

例えば、会社で確認をせずに書類を送る方法が続いていたとします。その方法を見直し、確認してから送る流れに直すことが是正です。

身近な例で考える是正の意味

学校に、特定の生徒だけが不利になる決まりがあったとします。その決まりを見直し、全員が公平になるように直すことは「不公平な状態の是正」といえます。

ITの仕事でも考え方は同じです。間違った設定や作業方法を見つけ、正しい状態に直すことを是正と呼びます。

是正はどのような場面で使う言葉?

是正は、すでに問題が起きている場面や、正しくない状態が見つかった場面で使います。特に、会社や組織の仕組みを直す場面でよく使われる言葉です。

仕事の進め方を直す場面

仕事の進め方に問題がある場合は、その方法を確認して正しく直します。このような対応を「業務の是正」と呼ぶことがあります。

例えば、担当者によって確認方法が違い、ミスが続いていたとします。全員が同じ手順で確認するように直すことは、業務の是正です。

会社のルールや働き方を直す場面

会社の決まりが、法律や社内のルールに合っていない場合にも使います。長時間労働や不公平な扱いを直す場面も、その一例です。

ニュースで見かける「格差を是正する」は、人や地域などの間にある大きな差を小さくするという意味です。

製品やサービスの問題を直す場面

製品やサービスに問題が見つかった場合は、原因を確認して正しい状態に直します。製品やサービスに問題がないかを確認することを「品質管理」といいます。

品質管理の中で問題が見つかった場合にも、是正という言葉が使われます。

ITシステムの運用で使う場面

ITシステムとは、パソコンやインターネットなどを使って情報を処理する仕組みです。その仕組みを日々動かし、問題がないか確認する仕事を「運用」といいます。

ITシステムの運用では、間違った設定や作業手順を直すときに是正という言葉を使います。

例えば、必要のない人まで重要なデータを見られる設定になっていた場合です。データを見たり、変更したりできる範囲を「権限」といいます。

見られる人を正しく制限することは、権限設定の是正です。

是正の使い方と分かりやすい例文

是正は「是正する」「是正を求める」「是正を図る」などの形で使います。ここでは、よく使われる表現を例文とともに紹介します。

「是正する」の意味と例文

「是正する」は、問題のある状態を正しく直すという意味です。

  • 間違った作業手順を是正する。
  • 不公平な評価方法を是正する。
  • システムの不適切な設定を是正する。
  • 長時間労働が続いている状態を是正する。

是正は、人そのものではなく、問題や状態、仕組みに対して使うのが一般的です。

「是正を求める」の意味と例文

「是正を求める」は、問題を正しく直すよう相手に伝えることです。

  • 利用者から不適切な表示の是正を求められた。
  • 担当部署に作業方法の是正を求めた。
  • 役所が会社に問題の是正を求めた。

国や都道府県、市区町村などの役所を「行政機関」といいます。行政機関が、会社などに問題を直すよう求める場面でも使われます。

「是正を図る」の意味と例文

「是正を図る」は、問題のある状態を直そうとすることです。「図る」には、目的を実現しようとする意味があります。

  • 地域によるサービスの格差是正を図る。
  • 部署ごとの仕事量の差を調べ、是正を図る。
  • 情報管理の問題について、早期の是正を図る。

会社の発表やニュースなど、少しかしこまった文章で使われる表現です。

ビジネスメールで使う場合の例文

ビジネスメールでは、相手を責めるような書き方を避けることが大切です。「是正してください」だけでは、強い命令のように受け取られることがあります。

次のように、確認やお願いの形にすると伝わりやすくなります。

  • お手数ですが、内容をご確認の上、ご対応をお願いいたします。
  • 該当箇所について、是正をご検討いただけますでしょうか。
  • 今後同じ問題が起きないよう、作業手順の見直しをお願いいたします。

是正と改善の違い

是正と改善は、どちらも状態をよくするための行動です。ただし、行動を始める理由が違います。

言葉意味使う場面
是正問題のある状態を正しく直す間違いや決まり違反があるとき
改善現在の状態を今よりよくするさらに使いやすくしたいとき

是正は問題を正しく直すこと

是正は、すでに何らかの問題があることを前提にした言葉です。正しくない状態を、本来あるべき状態へ戻します。

例えば、重要なデータを必要のない人まで見られる場合です。正しい人だけが見られるように設定を直すことは、是正です。

改善は今よりよい状態にすること

改善は、現在の状態をさらによくすることです。必ずしも、間違いや問題が起きている必要はありません。

例えば、システムの画面を見やすくすることや、作業時間を短くすることは改善です。

是正と改善の違いを具体例で比較

申請の処理に30分かかっているとします。決まりでは10分以内に処理する必要があるのに、間違った手順によって30分かかっている場合は是正が必要です。

一方、決まりどおり10分で処理できているものを、さらに使いやすくして5分に短くすることは改善です。

是正と訂正・修正の違い

是正に似た言葉には、訂正や修正があります。どれも直すという意味を持ちますが、直す対象が違います。

言葉かんたんな意味具体例
是正問題のある状態を正しくする間違った作業手順を直す
訂正文字や数字などの誤りを正す書類の日付を書き直す
修正内容の一部に手を加える資料の文章や画像を直す
改善今よりよい状態にする作業時間を短くする

是正と訂正の違い

訂正は、文字、数字、発言などの明らかな誤りを正すことです。名前の漢字や書類の日付を間違えた場合は、訂正を使います。

是正は、一つの文字や数字ではなく、問題のある状態や仕組みを直す場合に使います。

是正と修正の違い

修正は、文章や資料などの一部に手を加えて直すことです。問題を解決する場合だけでなく、読みやすく整える場合にも使えます。

是正は、問題があるために正しく直すという意味が強い言葉です。見た目や表現を少し変える場合は、修正の方が自然です。

是正・改善・訂正・修正の使い分け

問題のある状態や仕組みを正しく直す場合は「是正」です。現在よりよい状態にする場合は「改善」を使います。

文字や数字の間違いを正す場合は「訂正」です。文章や資料の一部を直す場合は「修正」を使います。

是正の言い換え・類語

是正は、場面に応じて「正す」「直す」「改める」「見直す」などに言い換えられます。やわらかく伝えたい場合は、分かりやすい言葉に置き換える方法もあります。

是正を分かりやすく言い換えると?

是正を使った表現分かりやすい言い換え
問題を是正する問題を正しく直す
運用を是正する仕事の進め方を見直す
格差を是正する大きな差を小さくする
不備の是正を求める足りない点や間違いを直すよう求める

「不備」とは、必要なものが足りないことや、内容に間違いがあることです。書類の記入漏れや、必要な説明がない場合などに使われます。

改める・正す・見直すとの違い

「改める」は、これまでの方法や考え方を変えることです。「正す」は、誤りや正しくない状態を直すことを表します。

「見直す」は、内容をもう一度確認し、必要に応じて変えることです。是正よりも、やわらかい印象があります。

是正の反対の意味を持つ言葉

是正には、決まった一つの反対語があるわけではありません。場面によっては「放置」「悪化」「問題を残す」などが、反対に近い表現になります。

無理に一つの反対語を使うよりも、「問題を直さずに残す」と表現する方が分かりやすい場合があります。

是正を使うときの注意点

是正は、問題を正しく直すときに使う言葉です。単なる変更や、小さな書き間違いに使うと不自然になることがあります。

単なる変更には使わない

予定の日付を都合に合わせて変えることは、通常「変更」といいます。元の日付が間違っているわけでなければ、是正とはいいません。

問題があるために、正しい状態へ直す場合に是正を使います。

人ではなく問題や状態に対して使う

「社員を是正する」のように、人そのものを対象にすると強い表現になります。「社員の作業方法を是正する」のように、直す対象を明確にしましょう。

何が問題で、何を直すのかが分かる文章にすることが大切です。

相手に伝えるときは強い印象に注意する

「是正を求めます」という表現は、正式な要求や強い申し入れに使われます。日常的なお願いでは、少しかたい印象があります。

相手との関係によっては、「ご確認をお願いします」「見直しをご検討ください」などの表現が適しています。

是正処置・是正措置・是正勧告とは?

是正には、「是正処置」「是正措置」「是正勧告」などの関連語があります。どれも問題を直すことに関係していますが、使われる場面が異なります。

是正処置とは再発を防ぐための対応

是正処置とは、起きた問題の原因を調べ、同じ問題が起きないようにする対応です。同じ問題がもう一度起きることを「再発」といいます。

例えば、入力ミスが起きたときに数字を直すだけでは、同じミスが再発するかもしれません。

入力内容を確認する機能を追加したり、作業手順を見直したりすることが是正処置です。

是正措置とは問題を直すための取り組み

是正措置とは、問題のある状態を正しくするために行う対応です。「措置」とは、問題を解決するために行う具体的な対応のことです。

会社や役所などの、かしこまった文書で使われることが多い表現です。

是正勧告とは問題を直すよう求めること

是正勧告とは、法律や決まりに合わない状態があるときに、行政機関などが直すよう求めることです。「勧告」とは、必要な対応を行うよう正式に勧めることです。

実際の内容や必要な対応は、対象となる法律や制度によって異なります。

是正についてよくある質問

「是正してください」は正しい使い方ですか?

意味としては間違いではありません。ただし、何を直すのかが分からないため、具体的な対象を加える方が伝わりやすくなります。

「入力内容を是正してください」「作業手順の是正をお願いします」のように使います。

相手にやわらかく伝える場合は、「ご確認の上、修正をお願いします」などの表現も適しています。

是正と対策は何が違いますか?

是正は、問題のある状態を正しく直すことです。対策は、問題を解決したり、問題が起きるのを防いだりするための方法です。

例えば、間違った設定を正しく直すことは是正です。同じ設定ミスを防ぐために確認表を作ることは、対策といえます。

是正と対応は何が違いますか?

対応は、起きたことに合わせて行動するという広い意味の言葉です。問い合わせに回答することや、壊れた物を交換することも対応に含まれます。

是正は、その中でも問題のある状態を正しく直す行動を表します。

是正は英語でどのように表しますか?

是正は、英語で「correction」と表すことがあります。「correction」には、誤りを直すという意味があります。

問題の原因を直し、同じ問題の再発を防ぐ是正処置は「corrective action」と表します。使う英語は、文章や場面によって変わります。

是正と改修は何が違いますか?

改修とは、建物やシステムなどに手を加えて直すことです。古くなった設備を直したり、システムの機能を直したりする場合に使います。

是正は問題のある状態を正しくすることです。改修は、建物やシステムへ実際に手を加える作業を指します。

そのため、問題を是正するために、システムを改修することもあります。

まとめ|是正とは問題のある状態を正しく直すこと

是正とは、悪い点や間違っている状態を改め、正しい状態に直すことです。読み方は「ぜせい」です。

会社、行政、品質管理、ITシステムの運用など、さまざまな場面で使われます。

問題のある状態を直す場合は「是正」を使います。現在の状態をさらによくする場合は「改善」です。

文字や数字の誤りを直す場合は「訂正」、文章や資料の一部を直す場合は「修正」を使います。

相手に是正を求めるときは、何を直してほしいのかを具体的に伝えましょう。場面によっては、「見直す」「正しく直す」などに言い換えると、やわらかく伝えられます。

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