フォロワーシップとは、チームの目標を達成するために、自分で考えてリーダーや仲間を支える行動です。 言われたことに従うだけではありません。
必要な意見を伝えたり、足りない仕事を補ったりすることも含まれます。 この記事では、フォロワーシップの意味や具体例、リーダーシップとの違いを初心者向けに解説します。
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フォロワーシップとは簡単に言うと自分で考えて支えること
フォロワーシップとは、リーダーを支えながら、チームのために自分で考えて行動することです。 「フォロワー」は、リーダーと一緒に活動するメンバーを指します。
例えば、学校のグループ発表を考えてみましょう。 進行役だけに任せず、ほかの人が資料を確認したり、改善案を出したりすることで、発表の質が上がります。
ビジネスに戻すと、上司やリーダーの指示を待つだけでなく、必要な仕事を見つけて動くことがフォロワーシップです。 チームの目標に向かって協力する姿勢と行動を表します。
フォロワーシップの意味
フォロワーシップは、英語の「followership」から来た言葉です。 日本の職場では、リーダーを支え、組織に役立つための考え方や行動という意味で使われます。
ただし、リーダーの考えを何でも受け入れることではありません。 問題があるときは、その理由と改善案を伝えることも大切な役割です。
つまり、フォロワーシップには「支える力」と「よりよくするために意見を伝える力」の両方が含まれます。 部下だけでなく、チームに所属するすべての人に関係する考え方です。
フォロワーシップが必要とされる理由
リーダーが一人ですべての仕事や問題を確認するのは困難です。 それぞれのメンバーが自分で考えて動くことで、仕事を進めやすくなります。
リーダーだけでは気づけないことを補える
実際に作業する人だからこそ、気づける問題があります。 気づいた人が早めに伝えれば、チームで対応できます。
仕事の遅れや見落としを減らせる
自分の担当だけでなく、周りの状況にも目を向けると、作業の遅れに気づきやすくなります。 手が空いている人が支えることで、仕事を進めやすくなります。
意見を出しやすいチームになる
メンバーが考えを伝えることで、一人では思いつかなかった方法を見つけられます。 リーダーに任せきりにしないことが、チーム全体の成長にもつながります。
フォロワーシップの具体例
フォロワーシップは、特別な役職や能力がなければ発揮できないものではありません。 日常の小さな行動にも表れます。
会議で改善案を伝える
リーダーが出した案に問題があると感じたとき、黙って従うのではなく改善案を伝えます。 相手を否定するのではなく、仕事をよくする目的で話すことが大切です。
例えば「その方法では時間がかかりそうです。先にこの作業を進めてはどうでしょうか」と伝えます。 問題点だけでなく、別の方法も一緒に示すと伝わりやすくなります。
遅れているメンバーを支える
自分の作業が終わったあと、困っているメンバーがいないか確認します。 必要に応じて、資料作りや確認作業を手伝います。
必要な情報をまとめて共有する
仕事に必要な情報を見つけたら、自分だけで持たずに共有します。 内容を短くまとめて伝えると、ほかのメンバーも活用しやすくなります。
リーダーの指示を具体的な作業にする
「今月中に作業を終わらせる」という方針だけでは、何から始めるのか分からない場合があります。 そこで、必要な作業や順番を整理してリーダーに確認します。
このように、方針を実際の行動へつなげることもフォロワーシップの一つです。 指示を待つだけでなく、次の行動を考える点が重要です。
フォロワーシップとリーダーシップの違い
リーダーシップは、目標や進む方向を示し、チームをまとめる力です。 フォロワーシップは、その方向を理解したうえで、目標の達成を支える力です。
| 比べる点 | フォロワーシップ | リーダーシップ |
|---|---|---|
| 主な役割 | リーダーや仲間を支える | チームをまとめて導く |
| 主な行動 | 提案、協力、確認、支援 | 目標の設定、判断、指示 |
| 重視すること | 自分で考えて協力すること | 進む方向を示すこと |
両者は、どちらか一方だけあればよいものではありません。 リーダーが方向を示し、メンバーが考えて支えることで、チームは動きやすくなります。
また、一人の人が両方を使うこともあります。 普段はチームを率いる人でも、別の場面ではほかのリーダーを支える立場になるためです。
フォロワーシップとメンバーシップの違い
メンバーシップとは、組織の一員として自分の役割を果たし、仲間と協力する姿勢です。 フォロワーシップと似ていますが、意識を向ける相手に違いがあります。
フォロワーシップは、主にリーダーを支え、必要に応じて意見を伝える行動です。 メンバーシップは、チーム全体の一員として自分の仕事を果たすことに重点があります。
ただし、実際の仕事では二つをはっきり分けられない場合もあります。 どちらも、組織の目標に向かって協力する考え方です。
フォロワーシップの5つのタイプ
フォロワーシップの研究で知られるロバート・ケリーは、フォロワーの行動を5つのタイプに分けました。 分類では「自分で考える力」と「積極的に関わる姿勢」の二つに注目します。
模範型
自分で考えながら、チームの活動にも積極的に関わるタイプです。 リーダーを支えるだけでなく、必要なときには改善案も伝えます。
孤立型
自分の考えを持っていますが、チームの活動には積極的に関わらないタイプです。 過去の経験などから、周りと距離を置いている場合があります。
順応型
チームの活動には積極的ですが、自分の意見をあまり出さないタイプです。 頼まれた仕事には熱心に取り組むものの、リーダーの判断をそのまま受け入れやすい傾向があります。
消極型
自分から考えたり、積極的に行動したりすることが少ないタイプです。 何をすればよいのか、細かな指示を待つことがあります。
実務型
状況を見ながら、必要な範囲で仕事を進めるタイプです。 大きな問題を避けやすい一方で、新しいことには慎重になる場合があります。
この分類は、人を決めつけるためのものではありません。 同じ人でも、仕事の内容やチームの状況によって行動は変わります。
フォロワーシップを発揮するための行動
フォロワーシップは、日々の行動を少し変えることで発揮できます。 最初から大きな提案をする必要はありません。
チームの目標を確認する
まずは、チームが何を目指しているのかを確認します。 目標が分かると、自分が何を支えればよいのか判断しやすくなります。
指示の目的を考える
指示された作業だけでなく、なぜその作業が必要なのかを考えます。 目的が分からないときは、リーダーに確認しても構いません。
問題と改善案を一緒に伝える
問題を見つけたときは、できる範囲で改善案も考えます。 「できません」で終わらせず、「この方法なら進められます」と伝えると話し合いやすくなります。
周りの状況を見る
自分の担当だけでなく、チーム全体の進み具合も確認します。 手伝える仕事があれば、相手に確認したうえで支えます。
フォロワーシップで間違えやすい点
リーダーの指示に何でも従うことではない
フォロワーシップは、言われたことをそのまま行う姿勢ではありません。 必要であれば疑問を伝え、よりよい方法を一緒に考えます。
リーダーの代わりにすべてを決めることではない
フォロワーが勝手に方針を変えると、かえって仕事が進みにくくなる場合があります。 大きな変更が必要なときは、リーダーや関係する人に確認します。
自分の仕事を後回しにすることではない
周りを支えることは大切ですが、自分の担当を放置することではありません。 まず自分の役割を果たし、そのうえで必要な支援を考えます。
フォロワーシップに関するよくある質問
フォロワーシップは部下だけに必要ですか?
部下だけに必要なものではありません。 役職のある人も、別のリーダーや組織を支える場面ではフォロワーシップを発揮します。
フォロワーシップの言い換えはありますか?
「リーダーを支える力」や「チームに協力する力」と言い換えられます。 ただし、フォロワーシップには、必要な意見を伝える行動も含まれます。
フォロワーシップの身近な例は何ですか?
会議で改善案を出す、困っている仲間を手伝う、必要な情報を共有するなどが身近な例です。 学校のグループ活動や地域の集まりでも見られます。
フォロワーシップを発揮するには何から始めればよいですか?
チームの目標と自分の役割を確認することから始めます。 そのうえで、周りが困っていることや改善できることを探してみましょう。
まとめ|フォロワーシップとはチームを自分から支える力
フォロワーシップとは、チームの目標を達成するために、自分で考えてリーダーや仲間を支える行動です。 指示に従うだけでなく、必要な意見や改善案を伝えることも含まれます。
リーダーシップが進む方向を示す力なら、フォロワーシップはその方向へ進めるように支える力です。 それぞれのメンバーが小さな支援や提案を重ねることで、チームは動きやすくなります。
