飛躍とは、かんたんに言うと、今までよりも大きく成長したり、急速に進歩したりすることです。「飛躍する」「飛躍を遂げる」などの形で使います。
多くの場合は良い意味で使われます。ただし、「論理が飛躍している」のように、話の途中が抜けていることを表す場合もあります。
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飛躍とは?意味をわかりやすく解説
飛躍の読み方は「ひやく」です。もともとは、体が高く飛び上がることを表す言葉です。
そこから意味が広がり、現在では「大きく成長する」「急速に進歩する」という意味でも使われています。
例えば、階段を一段ずつ上るのではなく、何段かを一気に越える場面を思い浮かべると分かりやすいでしょう。ビジネスや日常生活では、以前よりも大きく成長した状態を「飛躍」と表します。
飛躍が持つ3つの意味
飛躍には、大きく分けて3つの意味があります。前後の文章によって意味が変わるため、使われている場面を確認することが大切です。
飛び上がること
一つ目は、人や動物が地面を蹴って飛び上がることです。「選手が大きく飛躍した」のように、体の動きを表します。
ただし、この意味では「跳躍」という言葉が使われることも多くあります。
大きく成長・発展すること
二つ目は、能力や技術、会社などが大きく成長することです。仕事や学校などで使われる「飛躍」は、主にこの意味です。
少しずつ良くなった場合ではなく、以前と比べて目立つほど成長した場合に向いています。
途中の順序や説明を飛ばすこと
三つ目は、必要な順序や説明を飛ばしてしまうことです。「話が飛躍する」「論理の飛躍」などの形で使われます。
この場合は良い意味ではありません。説明が足りず、話のつながりが分かりにくい状態を表します。
飛躍の使い方と例文
飛躍は、人の成長や技術の進歩、会社の発展などを表す場面で使われます。よく使われる形ごとに例文を見ていきましょう。
「飛躍する」の例文
- 新しい経験を重ねたことで、選手として大きく飛躍した。
- この一年で、チームは大きく飛躍した。
- 新しい技術の登場により、サービスが大きく飛躍した。
「飛躍する」は、以前の状態から大きく成長したことを表します。人だけでなく、会社や技術などにも使えます。
「飛躍を遂げる」の例文
- 地道な努力を続け、仕事の面で大きな飛躍を遂げた。
- 新しい商品をきっかけに、会社は大きな飛躍を遂げた。
- 何度も練習を重ねた結果、選手は見事な飛躍を遂げた。
「遂げる」には、目標や計画を最後まで成し遂げるという意味があります。「飛躍を遂げる」とすると、大きな成長を実現したことを表せます。
「さらなる飛躍」の例文
- 皆さまのさらなる飛躍をお祈りします。
- 次の目標に向けて、さらなる飛躍を目指します。
- 今回の経験が、さらなる飛躍につながりました。
「さらなる飛躍」は、すでに成長している人や会社が、今後さらに伸びることを表します。あいさつや応援の言葉としても使われます。
飛躍的とは?意味と使い方
飛躍的の読み方は「ひやくてき」です。変化や成長の程度がとても大きい様子を表します。
「飛躍」が成長そのものを表すのに対し、「飛躍的」は成長や進歩の大きさを説明する言葉です。
- 作業の速さが飛躍的に向上した。
- 新しい方法によって、技術が飛躍的に進歩した。
- 練習を重ねたことで、成績が飛躍的に伸びた。
わずかな変化に対して「飛躍的」と表すと、大げさに聞こえることがあります。だれが見ても大きな変化だと分かる場面で使うと自然です。
「飛躍の年」とは?意味と例文
飛躍の年とは、これまでよりも大きく成長した年、または成長を目指す年という意味です。新年のあいさつや一年の目標を伝える場面で使われます。
- 今年を飛躍の年にしたいと思います。
- 皆さまにとって飛躍の年となりますように。
- 新しい仕事に挑戦し、飛躍の年にします。
- 多くの経験を積み、大きく飛躍した一年でした。
これからの目標を伝える場合は「飛躍の年にしたい」、相手の成長を願う場合は「飛躍の年となりますように」と表せます。
ビジネスで飛躍が使われる場面
ビジネスでは、会社や事業、人材などが大きく成長する場面で「飛躍」を使います。目標や成果を前向きに伝えたいときに適した言葉です。
| 使われる場面 | 例文 |
|---|---|
| 会社の成長 | 新しい市場への進出により、会社は大きく飛躍した。 |
| 仕事の目標 | 今年を社会人として飛躍する一年にしたい。 |
| 技術の進歩 | 新しい仕組みにより、作業の速さが飛躍的に向上した。 |
| 相手へのあいさつ | 今後のさらなるご飛躍をお祈り申し上げます。 |
「ご飛躍」は、相手の成長や発展を願う丁寧な表現です。人に対しては「ご活躍」もよく使われます。
飛躍の言い換え・類語
飛躍の言い換えには、「成長」「進歩」「発展」「向上」「躍進」などがあります。ただし、それぞれが表す成長の大きさや使われる場面は少し異なります。
| 言葉 | 意味 | 言い換え例 |
|---|---|---|
| 成長 | 人や物事が育っていくこと | 大きく飛躍する → 大きく成長する |
| 進歩 | 以前より良い状態になること | 技術が飛躍する → 技術が進歩する |
| 発展 | 物事の規模や内容が広がること | 事業が飛躍する → 事業が発展する |
| 向上 | 能力や状態が良くなること | 技術力が飛躍する → 技術力が向上する |
| 躍進 | 勢いよく前へ進むこと | 会社が飛躍する → 会社が躍進する |
分かりやすく伝えたい場合は「大きく成長する」や「急速に進歩する」と言い換えるとよいでしょう。
飛躍と似た言葉の違い
飛躍と躍進の違い
飛躍は、以前と比べて大きく成長することです。躍進は、勢いよく前へ進むことを表します。
成長の大きさを伝える場合は「飛躍」、勢いのある前進を伝える場合は「躍進」が合います。
飛躍と進歩の違い
進歩は、以前よりも良い状態になることです。少しずつ良くなる場合にも使えます。
飛躍は、進歩の中でも特に変化が大きい場合に使います。「着実な進歩」と「大きな飛躍」のように使い分けられます。
飛躍と活躍の違い
飛躍は、人や会社などが大きく成長することです。活躍は、持っている力を発揮して良い働きをすることを表します。
例えば、「新人が一年で飛躍した」は成長を表します。「新人が現場で活躍した」は、仕事で良い働きをしたことを表します。
飛躍と跳躍の違い
飛躍には、大きく成長するという意味と、体が飛び上がるという意味があります。跳躍は、主に人や動物が地面を蹴って飛ぶ動作を表します。
成長や発展を伝える場合は「飛躍」、体の動きをはっきり伝える場合は「跳躍」が向いています。
飛躍と飛翔の違い
飛翔は、鳥や飛行機などが空を飛ぶことです。比べると、飛躍は上に伸びるイメージ、飛翔は空を自由に飛ぶイメージがあります。
成長を表す場合は「飛躍」が一般的です。「未来へ飛翔する」のように、希望を込めた表現では飛翔が使われることもあります。
「論理の飛躍」は悪い意味で使われる
論理の飛躍とは、説明に必要な部分を飛ばし、理由と結論がうまくつながっていない状態です。通常の「飛躍」と違い、注意や指摘をするときに使われます。
例えば、「雨が降った。だから、この商品は売れない」という説明だけでは、雨と商品の売れ行きの関係が分かりません。間にある理由を説明しないまま結論へ進むと、論理が飛躍しているように見えます。
「飛躍」は前後の言葉によって、良い意味にも悪い意味にもなります。「成長」について使われているのか、「説明の不足」について使われているのかを確認しましょう。
飛躍について初心者が間違えやすいポイント
小さな変化には使わない
飛躍は、大きな成長や急速な進歩を表す言葉です。わずかな変化に使うと、大げさな表現になることがあります。
小さな変化には「改善した」「少し成長した」などの表現が合います。
飛躍と飛躍的を使い分ける
「飛躍」は成長や進歩そのものを表します。「飛躍的」は、成長や進歩の程度が大きいことを表します。
- 自然な表現:会社が大きく飛躍した。
- 自然な表現:会社の売上が飛躍的に伸びた。
良い意味とは限らない
「大きな飛躍」は前向きな意味です。一方、「話の飛躍」や「論理の飛躍」は、途中の説明が抜けていることを表します。
言葉だけで判断せず、文章全体から意味を読み取ることが大切です。
飛躍についてよくある質問
飛躍とは簡単に言うと何ですか?
今までよりも大きく成長したり、急速に進歩したりすることです。体が飛び上がることや、話の途中を飛ばすことを表す場合もあります。
飛躍は良い意味の言葉ですか?
成長や発展について使う場合は、良い意味です。ただし、「論理の飛躍」のように、説明が足りないことを表す場合は良い意味ではありません。
「飛躍する人」とはどのような人ですか?
能力や成果が以前より大きく伸びた人を表します。新しい経験や学びを生かし、目立つ成長を見せた人に使われます。
「さらなる飛躍」はどのような場面で使いますか?
すでに活躍している人や成長している会社に対して、今後の成長を願う場面で使います。あいさつ、応援の言葉、目標などに使える表現です。
飛躍的の言い換えは何ですか?
「大幅に」「急速に」「目覚ましく」「大きく」などに言い換えられます。例えば、「飛躍的に向上した」は「大幅に向上した」と表せます。
まとめ|飛躍とは大きな成長や進歩を表す言葉
飛躍とは、今までよりも大きく成長したり、急速に進歩したりすることです。「飛躍する」「飛躍を遂げる」「飛躍的に向上する」などの形で使われます。
多くの場合は前向きな意味ですが、「論理の飛躍」では説明の途中が抜けていることを表します。成長を表すのか、話のつながりを表すのかを確かめると、正しく使い分けられます。
