棚卸しとは、商品や材料などの在庫を実際に数え、記録と合っているか確かめる作業です。
かんたんに言うと、「今、何がいくつあるのか」を確認する作業です。
店舗だけでなく、倉庫や工場、会社などでも行われます。
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棚卸しとは
棚卸しとは、保管している商品や材料、備品などの種類と数を確認することです。
「たなおろし」と読みます。
実際に数えた結果と、在庫表やシステムに記録されている数を比べます。
数が違う場合は、原因を調べて記録を直します。
例えば、在庫表にはノートが100冊あると書かれていても、実際には98冊しかないことがあります。
棚卸しをすると、このような記録と実際の数の違いに気付けます。
棚卸しは何のために行うのか
棚卸しの主な目的は、正しい在庫数を知ることです。
在庫数が分からないままでは、必要な商品を用意できなかったり、同じ物を多く注文したりすることがあります。
棚卸しには、主に次の目的があります。
- 商品や材料がいくつあるか確かめる
- 記録と実際の数が合っているか調べる
- 不足している商品を見つける
- 多く残っている商品を見つける
- 傷んだ物や古くなった物を確認する
- 発注や仕入れの判断に役立てる
棚卸しは、物を数えるだけの作業ではありません。
在庫の状態を正しく知り、その後の仕事を進めやすくするための作業です。
棚卸しでは何をするのか
棚卸しでは、商品や材料を一つずつ確認します。
数だけでなく、保管場所や状態も調べることがあります。
一般的には、次のような作業を行います。
- 棚卸しをする場所と物を決める
- 商品名や番号を確認する
- 実際の数を数える
- 結果を棚卸表などに記録する
- 記録上の数と比べる
- 数が違う場合は原因を確認する
- 必要に応じて在庫の記録を直す
棚卸表とは、商品名や在庫数などを書き込む一覧表です。
紙の表を使う場合もあれば、パソコンや専用のシステムへ入力する場合もあります。
棚卸しの身近な例
家庭にある食品を確認する場面を考えると分かりやすいでしょう。
買い物へ行く前に冷蔵庫を開け、卵や牛乳がどのくらい残っているか確かめます。
足りない物だけを買えば、同じ物を余分に買わずに済みます。
会社や店舗の棚卸しも、考え方は同じです。
保管している商品や材料を確認し、必要な物と余っている物を把握します。
棚卸しの基本的なやり方
1.確認する物と場所を決める
最初に、何をどこまで数えるのか決めます。
売り場だけでなく、倉庫や別の保管場所にある在庫も確認します。
2.在庫を整理する
同じ商品をできるだけまとめ、数えやすい状態にします。
商品名や番号が見えるようにしておくと、数え間違いを減らせます。
3.実際の数を数える
商品や材料を一つずつ数え、棚卸表へ記録します。
箱に入っている物は、箱の数と一箱当たりの数を分けて確認すると分かりやすくなります。
4.記録と照らし合わせる
実際に数えた数と、在庫表やシステムに登録されている数を比べます。
数が合わない場合は、もう一度数え直します。
5.違いが生じた原因を確認する
数が違うときは、入力忘れや数え間違いなどがなかったか確認します。
原因が分かったら、決められた手順に沿って記録を直します。
棚卸しはいつ行うのか
棚卸しを行う時期や回数は、会社や店舗によって異なります。
年に1回行う場合もあれば、毎月や数カ月ごとに行う場合もあります。
すべての在庫を一度に数える方法だけでなく、場所や種類を分けて少しずつ確認する方法もあります。
商品数や仕事の進め方に合わせて、実施しやすい方法が選ばれます。
棚卸しと在庫管理の違い
棚卸しと在庫管理は、どちらも商品や材料の数を扱う仕事です。
ただし、行う時期と目的に違いがあります。
| 項目 | 棚卸し | 在庫管理 |
|---|---|---|
| 主な内容 | 実際の在庫を数える | 在庫の出入りや残数を管理する |
| 行う時期 | 決められた日に行うことが多い | 日常的に行う |
| 主な目的 | 実際の数と記録を照合する | 必要な在庫を保つ |
在庫管理は、商品の入荷や販売などを日々記録する仕事です。
棚卸しは、その記録が実際の在庫と合っているか確かめる作業です。
「棚卸」と「棚卸し」の違い
「棚卸」と「棚卸し」は、どちらも同じ作業を表す言葉として使われます。
読み方も、どちらも「たなおろし」です。
仕事の資料やシステム名では「棚卸」、一般向けの説明では「棚卸し」と書かれることがあります。
意味に大きな違いはありません。
棚卸しを別の意味で使う場合
棚卸しは、商品や材料を数える場面以外でも使われます。
「仕事の棚卸し」や「経験の棚卸し」などが、その例です。
この場合は、これまでの仕事や経験を一つずつ整理するという意味です。
実際の在庫を数えるのではなく、自分が行ってきたことを見直します。
ビジネスで単に「棚卸し」と言う場合は、在庫を確認する意味と、仕事や情報を整理する意味があります。
前後の話から、どちらの意味なのか判断することが大切です。
棚卸しで間違えやすい点
数えるだけで終わりではない
棚卸しでは、数えた結果を記録と比べることが大切です。
数を数えただけでは、記録との違いを確認できません。
在庫管理と同じではない
棚卸しは、在庫管理の一部と考えると分かりやすいでしょう。
在庫管理は日常的に行い、棚卸しは決められた時期に実際の数を確認します。
すべての物を同じ方法で数えるとは限らない
一個ずつ数える物もあれば、箱やまとまりごとに確認する物もあります。
物の形や保管方法に合った数え方が使われます。
棚卸しに関するよくある質問
棚卸しはなぜ必要なのですか?
実際の在庫数を知り、記録との違いを確認するためです。
正しい在庫数が分かると、発注や仕入れの判断もしやすくなります。
棚卸しでは何を数えますか?
店舗の商品、工場の材料、倉庫の部品などを数えます。
会社によっては、業務で使う備品を確認することもあります。
棚卸しの数が合わないのはなぜですか?
商品の移動や入力の記録が抜けていたり、数え間違いがあったりすることが考えられます。
まずは落ち着いて数え直し、記録を順番に確認します。
棚卸しは毎日行いますか?
すべての在庫を毎日数えるとは限りません。
年に1回、毎月、場所ごとなど、会社や店舗に合った回数で行われます。
仕事の棚卸しとは何ですか?
これまでに行った仕事や身に付けた経験を整理することです。
在庫の棚卸しから生まれた、たとえとしての使い方です。
棚卸しとは何かのまとめ
棚卸しとは、商品や材料などの在庫を実際に数え、記録と合っているか確かめる作業です。
正しい在庫数を知り、不足や余りを見つける目的があります。
基本的な流れは、在庫を整理し、実際の数を数え、記録と比べるというものです。
棚卸しを行うことで、在庫の今の状態が分かり、その後の発注や管理に役立てられます。
