確信犯とは?意味・本来の使い方・誤用・言い換えを解説

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確信犯とは、かんたんに言うと「自分の考えは正しい」と強く信じて行動することや、その人を表す言葉です。

ただし、現在は「悪いことだと分かっていて、わざとやる人」という意味でもよく使われています。本来の意味と、現在よく使われる意味には違いがあるため、間違えやすい言葉の一つです。

この記事では、確信犯の意味や本来の使い方、「誤用」といわれる理由、例文、言い換えについて分かりやすく解説します。

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目次

確信犯とは?意味を簡単に解説

確信犯の読み方は「かくしんはん」です。

本来の確信犯は、政治や宗教などの信念に基づき、本人が「自分の行動は正しい」と信じて行うことや、その人を指します。

大切なのは、「悪いことだと分かっている」のではなく、本人は「自分は正しい」と考えている点です。

一方、日常会話では「悪いと分かっていて、わざとやる」という意味で使われることも多くなっています。

使い方意味
本来の意味自分の考えや信念が正しいと信じて行動する
現在よく使われる意味悪いと分かっていながら、わざと行う

確信犯の本来の意味は「自分が正しいと信じて行うこと」

確信犯という言葉で間違えやすいのが、「確信」の部分です。

「確信」には、固く信じて疑わないことという意味があります。そのため、本来の確信犯は「悪いことだと確信している人」という意味ではありません。

本人は、自分の考えや行動が正しいと強く信じています。

たとえば、ある決まりに反する行動であっても、「この決まりの方がおかしい。自分の行動の方が正しい」と強く信じて行動する場合をイメージすると分かりやすいでしょう。

つまり、確信犯の本来の意味で重要なのは、「わざとかどうか」よりも「自分は正しいと信じているかどうか」です。

「悪いと分かっていてわざとやる」は確信犯の誤用?

「注意されると分かっていて、またやった。あの人は確信犯だ」のような使い方を聞くことがあります。

これは、確信犯の本来の意味とは異なる使い方です。

ただし、現在ではこの意味も広く使われています。そのため、「完全な間違いだから使ってはいけない」と考えるより、本来の意味とは違う使われ方が広まっていると理解するとよいでしょう。

実際に、文化庁の平成27年度「国語に関する世論調査」では、「悪いことであると分かっていながら行う」という意味を選んだ人が69.4%でした。

一方、本来の意味とされる「自分が正しいと信じて行う」という意味を選んだ人は17.0%でした。

現在の辞書には、「悪いと分かっていながら行う」という使い方も掲載されています。言葉の使われ方が広がっていることが分かります。

なぜ確信犯の意味を間違えやすいの?

間違えやすい理由の一つは、「確信犯」という漢字から意味を想像しやすいことです。

「悪いことをしていると確信している人」や「わざとやっていると確信できる人」という意味に見えるため、本来とは違う使い方が広まりやすくなったと考えられます。

しかし、「確信」は本来、自分の考えを固く信じることです。

そのため、元の意味を覚えるときは、「悪いと確信している人」ではなく、「自分が正しいと確信している人」と覚えると分かりやすいでしょう。

確信犯の使い方と例文

確信犯は、本来の意味と現在よく使われる意味の両方があるため、文によって意味を考える必要があります。

本来の意味で使う例

本来の意味では、「本人が自分の行動を正しいと信じている」という点がポイントです。

  • 本人は自分の考えが正しいと信じており、確信犯的な行動だった。
  • 周囲から反対されても、自分の信念を曲げない確信犯だった。

この使い方では、「悪いと分かっていて行う」という意味ではありません。

現在よく使われる意味での例

日常会話では、次のような使われ方もあります。

  • 注意されると分かっていて同じことをしているので、確信犯だ。
  • 締め切りを知っていたのに後回しにしたのなら、確信犯ではないか。

これらは「悪いと分かっていて、わざと行う」という意味です。

広く使われている表現ですが、本来の意味とは異なるため、仕事の文書など正確さが必要な場面では別の言葉に置き換えると伝わりやすくなります。

確信犯は仕事やビジネスでも使える?

「確信犯」は仕事の会話でも使われることがあります。

たとえば、「あの人は分かっていてやっているから確信犯だ」のような使い方です。

ただし、人によって「確信犯」から受け取る意味が異なる可能性があります。

メール、報告書、議事録など、意味を正確に伝えたい文章では、「意図的に」「わざと」「分かった上で」などの具体的な言葉を使う方が分かりやすいでしょう。

確信犯の言い換えは?

確信犯は、どの意味で使うかによって言い換えが変わります。

伝えたい意味言い換えの例
自分が正しいと信じて行う信念に基づいて行う、自分が正しいと信じて行う
分かった上で行う意図的に、分かった上で、承知の上で
わざと行うわざと、あえて

特に仕事では、「確信犯」と一言で表すよりも、何を伝えたいのかに合わせて言い換えると誤解を防ぎやすくなります。

確信犯と「故意」の違い

確信犯と似た場面で使われる言葉に「故意」があります。

日常的な意味での「故意」は、わざとすることです。一方、本来の確信犯は、本人が「自分の行動は正しい」と信じていることがポイントです。

言葉ポイント
確信犯自分の考えや行動が正しいと信じている
故意わざと行う

「わざとやった」と伝えたいだけなら、「故意に」「意図的に」「わざと」と表現した方が意味は明確です。

確信犯についてよくある質問

確信犯の読み方は?

「かくしんはん」と読みます。

「確信」は「固く信じて疑わないこと」という意味です。

確信犯とは簡単に言うとどういう意味?

本来は、「自分の考えは正しい」と強く信じて行動することや、その人を表す言葉です。

現在では、「悪いと分かっていて、わざとやる」という意味でも広く使われています。

「わざとやる人」という意味で確信犯を使うのは間違い?

本来の意味とは異なります。

ただし、現在では広く使われており、辞書にもこの使い方を載せているものがあります。そのため、文章では前後の内容から意味を判断する必要があります。

「確信犯的」とはどういう意味?

「確信犯的」は、「確信犯のような」という意味で使われる表現です。

ただし、「本人が正しいと信じている」という意味なのか、「分かっていてわざとやっている」という意味なのかが分かりにくいことがあります。必要に応じて、より具体的な言葉に置き換えるとよいでしょう。

仕事では確信犯と言わない方がいい?

日常的な会話で使うことはできますが、意味が二つあるため、相手によって受け取り方が変わる可能性があります。

正式な文章では、「意図的に行った」「分かった上で行った」など、具体的に表す方が伝わりやすいでしょう。

まとめ|確信犯とは「自分が正しいと信じて行うこと」が本来の意味

確信犯とは、本来は「自分の考えや行動が正しいと信じて行うことや、その人」を表す言葉です。

「悪いことだと分かっていて、わざとやる」という意味でも広く使われていますが、これは本来の意味から広がった使い方です。

  • 確信犯の読み方は「かくしんはん」
  • 本来は「自分が正しいと信じて行う」という意味
  • 現在は「悪いと分かっていてわざと行う」という意味でも使われる
  • 仕事では「意図的に」「分かった上で」などと言い換えると分かりやすい

確信犯という言葉を見聞きしたときは、「本人が正しいと信じている」のか、「悪いと分かっていてわざと行っている」のかを確認すると、意味を正しく理解しやすくなります。

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