「生粋とは、どのような意味なのだろう」「何と読むのだろう」と迷ったことはありませんか。
生粋とは、混じり気がなく、生まれたときからその性質を持っていることです。「根っからの」「本物の」という意味合いでも使われます。
この記事では、生粋の読み方や意味、使い方を初心者にも分かる言葉で説明します。例文や「純粋」との違いも見ていきましょう。
関連するIT用語・ビジネス用語をまとめて確認したい方は、IT用語・ビジネス用語一覧もあわせてご覧ください。
生粋とは?簡単に意味を説明
生粋とは、ほかのものが混じっておらず、初めからその性質を持っていることです。
特に、その人の生まれや育った場所、考え方、長く続けていることなどを表すときに使います。
- 生まれたときから、その土地で育っている
- 昔から変わらず、その性質を持っている
- ほかのものが混じっていない
- 見せかけではなく、本物である
例えば、東京で生まれ、東京で育った人を「生粋の東京人」と表すことがあります。
この場合は、ただ東京に住んでいるのではなく、生まれたときから東京と深く関わっていることを表しています。
生粋の読み方
生粋は、「きっすい」と読みます。
「なまいき」や「せいすい」とは読みません。「生粋の職人」は「きっすいのしょくにん」と読みます。
| 漢字 | 読み方 |
|---|---|
| 生粋 | きっすい |
「粋」は単独では「いき」と読むことがあります。しかし、「生粋」では「すい」と読む点に注意しましょう。
生粋の使い方
生粋は、主に「生粋の○○」という形で使います。「生粋の」の後ろには、人の出身や性質、立場などを表す言葉が続きます。
- 生粋の江戸っ子
- 生粋の職人
- 生粋の技術者
- 生粋のファン
- 生粋のオタク
「彼は生粋です」のように、生粋だけで使うことはあまりありません。何について生粋なのかを続けると、意味が伝わりやすくなります。
生粋が使われる場面
生粋は、日常会話だけでなく、仕事や新聞、テレビなどでも使われます。
よく使われるのは、次のような場面です。
出身地を表す場面
ある土地で生まれ、その土地で育った人を表すときに使います。
「生粋の京都人」「生粋の大阪人」などが、その例です。ただ住んでいるだけではなく、その土地との深い関わりを表します。
仕事や立場を表す場面
長い間、一つの仕事や分野に関わってきた人にも使われます。
例えば「生粋の技術者」は、長く技術の仕事に取り組み、考え方や行動にも技術者らしさが表れている人を指します。
趣味や好みを表す場面
昔から一つの趣味や作品を好んでいる人を表す場合もあります。
「生粋のファン」や「生粋のオタク」と言えば、その対象を長く、心から好んでいることが伝わります。
生粋を使った例文
生粋の使い方を、身近な例文で確認してみましょう。
- 祖父は東京で生まれ育った生粋の江戸っ子です。
- 彼は子どものころから機械が好きな生粋の技術者です。
- 部長は現場経験の長い生粋の営業担当です。
- 彼女は発売当初から応援している生粋のファンです。
- 兄は休みの日もゲームについて調べている生粋のゲーマーです。
- 父は三代続く店を守ってきた生粋の職人です。
どの例文でも、急にその立場になったのではなく、昔から強く関わっていることを表しています。
生粋と純粋の違い
生粋と純粋は、どちらも「混じり気がない」という意味を持つ言葉です。ただし、使う場面には違いがあります。
| 言葉 | 主な意味 | 使い方の例 |
|---|---|---|
| 生粋 | 生まれや育ちなどが初めから変わらないこと | 生粋の江戸っ子 |
| 純粋 | ほかのものや余計な考えが混じっていないこと | 純粋な気持ち |
「生粋」は、人の出身、性質、立場などに使われることが多い言葉です。一方の「純粋」は、人の気持ちや物の状態など、より広い場面で使えます。
例えば、「純粋な水」とは言えますが、「生粋の水」という表現は一般的ではありません。
生粋と似た言葉との違い
生粋には、「根っからの」「生え抜き」「筋金入り」といった似た言葉があります。それぞれの意味は少しずつ違います。
| 言葉 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 生粋 | 初めからその性質を持っている | 生粋の職人 |
| 根っからの | 性格や考え方が元から変わらない | 根っからの世話好き |
| 生え抜き | 同じ組織や場所で経験を積んできた | 生え抜きの社員 |
| 筋金入り | 考え方や性質がとても強く、簡単には変わらない | 筋金入りの映画好き |
「生粋の技術者」は、元から技術者らしい考え方を持つ人です。「生え抜きの技術者」は、同じ会社や組織で長く経験を積んだ人を表します。
生粋の言い換え
生粋は、文章や会話の内容に合わせて、次の言葉に言い換えられます。
- 根っからの
- 生まれながらの
- 正真正銘の
- 本物の
- 生え抜きの
- 混じり気のない
例えば「生粋の職人」は、「根っからの職人」や「正真正銘の職人」と言い換えられます。
ただし、「生え抜き」は同じ組織で育ったという意味が強いため、すべての文章で置き換えられるわけではありません。
生粋について初心者が間違えやすい点
「生粋」を「なまいき」と読まない
生粋の正しい読み方は「きっすい」です。
「生意気」は「なまいき」と読みますが、生粋とは意味も漢字も違います。
最近始めたことには使いにくい
生粋には、「初めから」「昔から」という意味合いがあります。
最近始めた趣味について「生粋のファン」と表すと、不自然に聞こえることがあります。その場合は「熱心なファン」などが自然です。
すべての物に使えるわけではない
生粋は、主に人の出身、性質、立場などを表します。
物に混じり気がないことを表したい場合は、「純粋」「純正」「天然」など、内容に合った言葉を選びましょう。
生粋についてよくある質問
生粋とは悪い意味ですか?
生粋そのものに、悪い意味はありません。多くの場合、その人らしさや長い経験を強調する言葉として使われます。
ただし、後ろに続く言葉や会話の流れによっては、からかうような表現になることもあります。
「生粋のオタク」とはどういう意味ですか?
その分野を昔から深く好み、強い知識や関心を持っている人という意味です。
「一時的に興味を持った人ではない」という意味合いが含まれます。
「生粋の日本人」とはどういう意味ですか?
一般には、日本で生まれ育ち、日本の文化や習慣と深く関わってきた人を表す言い方です。
ただし、人の出身や背景はさまざまです。相手について使う場合は、決めつけた表現にならないようにするとよいでしょう。
生粋と「きっすい」は同じ意味ですか?
「生粋」は漢字での書き方、「きっすい」はその読み方です。別の言葉ではありません。
まとめ|生粋とは生まれながらの性質を表す言葉
生粋とは、混じり気がなく、生まれたときからその性質を持っていることです。「きっすい」と読みます。
主に「生粋の江戸っ子」「生粋の職人」「生粋のファン」のように使います。「初めから」「昔から」「根っからの」という意味合いを覚えておくと、使い分けやすくなります。
