ローカルとは、かんたんに言うと「自分の手元や、自分が使っている機器の側」という意味です。
ITでは、自分のパソコンの中にあるファイルや、自分の機器で動かしている仕組みなどを表します。インターネットの向こう側にあるものと区別するときによく使う言葉です。
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ローカルとは
ローカルとは、英語の「local」から来た言葉です。英語には「その土地の」「地元の」「一部の範囲に限られた」といった意味があります。
ITにおけるローカルは、利用者のパソコンや、その周辺にある限られた範囲を指します。どこまでをローカルと呼ぶかは、使われる場面によって少し変わります。
例えば、自分のパソコンに保存した写真は「ローカルに保存した写真」です。インターネット上のサービスに保存した写真とは、保存されている場所が異なります。
身近な例で考えるローカルの意味
ローカルとインターネット上のサービスの違いは、自宅の机と貸し倉庫に例えられます。
自宅の机の引き出しに書類を入れることは、パソコンの中にファイルを保存することに似ています。一方、離れた場所にある貸し倉庫へ預けることは、インターネット上にファイルを保存することに近いでしょう。
IT用語に戻すと、自分のパソコンやスマートフォンの中がローカルです。インターネットを通して利用する離れた機器やサービスは、リモートやクラウドと呼ばれます。
ITでローカルが使われる場面
ローカルという言葉は、パソコンの保存先やネットワーク、システム開発などで使われます。代表的な使われ方を見ていきましょう。
ローカルファイル
ローカルファイルとは、使用しているパソコンやスマートフォンの中に保存されているファイルです。文書、写真、動画などが当てはまります。
インターネット上に置かれているファイルをダウンロードすると、通常は自分の機器にローカルファイルとして保存されます。
ローカルフォルダ
ローカルフォルダとは、パソコンの中にあるフォルダです。「ドキュメント」「ピクチャ」「ダウンロード」などが身近な例です。
オンラインストレージと同期しているフォルダは、パソコン内とインターネット上の両方にデータが置かれている場合があります。
ローカルストレージ
ストレージとは、データを保存する場所です。ローカルストレージは、パソコンのSSDやスマートフォンの保存領域などを指します。
Webサイトの機能を説明するときにも、ローカルストレージという言葉が使われます。この場合は、Webサイトがブラウザー内に情報を保存する仕組みを指します。
ローカルネットワーク
ローカルネットワークとは、自宅や学校、会社などの限られた範囲で機器をつなぐネットワークです。家庭のWi-Fiにつながったパソコンやプリンターなどが例です。
ローカルネットワークは、インターネットそのものではありません。限られた場所にある機器同士をつなぐ仕組みです。
ローカルサーバー
サーバーとは、ほかの機器やソフトに情報や機能を提供するコンピューターです。ローカルサーバーは、自分のパソコンや限られたネットワーク内で動かすサーバーを指します。
Webサイトを作るときは、公開前の画面を確認するためにローカルサーバーを使うことがあります。
ローカル環境
ローカル環境とは、自分のパソコン内に用意した作業環境です。主にWebサイトやアプリを作る場面で使われます。
公開中のWebサイトへ直接変更を加えず、自分のパソコンで動作を確かめられることが特徴です。
ローカルとリモートの違い
ローカルの反対に近い言葉が「リモート」です。リモートには「離れた場所にある」という意味があります。
| 比べる点 | ローカル | リモート |
|---|---|---|
| 場所 | 自分の機器や手元にある | 離れた場所にある |
| 接続 | 機器の中だけで使える場合がある | 主にネットワークを通して使う |
| 具体例 | パソコン内のファイル | 離れたサーバー上のファイル |
例えば、自分のパソコンにある文書を開くのはローカルでの操作です。会社にある別のコンピューターへ接続して文書を開く場合は、リモートでの操作になります。
ローカルとクラウドの違い
クラウドとは、インターネットを通して機能や保存場所を利用する仕組みです。自分の機器に置くローカルとは、主にデータや機能がある場所が異なります。
| 比べる点 | ローカル | クラウド |
|---|---|---|
| 主な保存場所 | 自分のパソコンやスマートフォン | サービス提供者のコンピューター |
| インターネット | 接続しなくても使える場合がある | 基本的に接続が必要 |
| 別の機器からの利用 | そのままでは利用しにくい | 同じアカウントで利用しやすい |
| 具体例 | パソコン内の写真 | オンラインストレージ上の写真 |
なお、リモートは「離れた場所にあるもの」を広く表す言葉です。クラウドは、インターネットを通して機能や保存場所を利用する仕組みを表します。
ローカルで処理する利点
ローカルでの保存や処理には、インターネットへ接続していなくても使える場合があるという利点があります。通信状態に左右されにくい点も特徴です。
また、大きなファイルでも、インターネットを通さずに開ける場合があります。利用する機器の性能によっては、すばやく作業できます。
ローカルを使うときに知っておきたい点
ローカルに保存したデータは、基本的に保存先の機器で管理します。機器を交換するときは、必要なデータを新しい機器へ移す作業が必要です。
大切なデータは、別の機器やオンラインストレージにも複製しておくと管理しやすくなります。同じデータを別の場所にも保存することを「バックアップ」といいます。
ローカルに関する初心者が間違えやすいポイント
ローカルは必ずオフラインという意味ではない
ローカルは、自分の機器や限られた範囲を表す言葉です。必ずしもインターネットから切り離されているとは限りません。
例えば、パソコン内に保存したアプリでも、使用時にインターネットへ接続する場合があります。
ローカルは地方だけを表す言葉ではない
日常会話では、ローカルが「地元の」「地域に限られた」という意味で使われます。ローカル線やローカル番組などが代表例です。
ITでは、地域ではなく「利用者の手元にある機器の側」という意味で使われることが多くあります。前後の言葉から意味を判断しましょう。
ローカルに保存すれば自動で共有されるわけではない
ローカルファイルは、通常、そのファイルが入っている機器から利用します。ほかの人や別の機器から、そのまま開けるとは限りません。
複数の機器で使いたい場合は、共有フォルダやオンラインストレージなどを利用します。
ローカルに関するよくある質問
ローカルの反対語は何ですか?
ITでは、ローカルの反対に近い言葉として「リモート」が使われます。保存場所について比べる場合は、ローカルとクラウドを対にすることもあります。
「ローカルに保存」とはどういう意味ですか?
使用しているパソコンやスマートフォンの中にデータを保存することです。インターネット上だけに保存する方法とは異なります。
ローカルネットワークとインターネットは同じですか?
同じではありません。ローカルネットワークは、自宅や会社などの限られた範囲にある機器をつなぐ仕組みです。
インターネットは、世界中にある多くのネットワークをつないだものです。
ローカルファイルはインターネットなしでも開けますか?
パソコンやスマートフォンの中に必要なデータが保存されていれば、開ける場合があります。ただし、ファイルを開くアプリがインターネット接続を必要とすることもあります。
まとめ|ローカルとは自分の機器や手元の側を表す言葉
ローカルとは、ITでは自分のパソコンやスマートフォンなど、手元にある機器の側を表す言葉です。ローカルファイル、ローカルフォルダ、ローカルネットワークなどの形で使われます。
離れた場所にあるものは「リモート」、インターネットを通して利用する仕組みは「クラウド」と呼ばれます。ローカルという言葉が出てきたら、「自分の機器や限られた範囲にあるもの」と考えると理解しやすいでしょう。
