マウントを取るとは?意味・会話例・自慢との違いを解説

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マウントを取るとは、かんたんに言うと、自分の方が相手より上だと示そうとすることです。

学歴、仕事、知識、持ち物などを比べて、相手より自分の方が優れていると伝える言動を指します。「マウントを取る」「マウントを取られた」のように使われます。

ただし、経験を話したり、うれしい出来事を報告したりするだけで、すべてマウントになるわけではありません。会話の流れや言い方、相手との関係によって受け取り方が変わります。

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目次

マウントを取るとは

マウントを取るとは、言葉や態度によって、相手より自分の方が上だと見せようとすることです。相手の話を否定した後で、自分の経験や知識を強く示すような言動が当てはまります。

たとえば、友人が「資格試験に合格した」と話したとします。それに対して「その資格は簡単だよ。私はもっと難しい資格を持っている」と返すと、マウントを取っていると受け取られることがあります。

この場合、資格を持っていること自体が問題なのではありません。相手の成果を小さく見せながら、自分の方が上だと伝えている点がポイントです。

マウントを取る会話の具体例

マウントを取る言動は、職場、学校、友人との会話などで使われます。ここでは、よくある会話の形を見ていきましょう。

仕事に関する会話例

Aさん:「今回、初めて大きな仕事を任されました」

Bさん:「そのくらいの仕事なら、私は入社したばかりのころに担当していたよ」

Bさんは自分の経験を使って、Aさんの成果を小さく見せています。このような返し方は、仕事でマウントを取る例といえます。

知識に関する会話例

Aさん:「このパソコンの設定方法が分からなくて困りました」

Bさん:「そんな基本的なことも知らないの?私は説明書を見なくてもできるよ」

分からないことを教えるのではなく、相手の知識不足を強く指摘しています。そのうえで自分の知識を示しているため、知識でマウントを取る言い方になります。

学歴に関する会話例

Aさん:「大学では経済について勉強していました」

Bさん:「その大学なんだ。私が通っていた大学の方が入るのは難しいけどね」

学校名や入学の難しさを比べて、自分の方が上だと示しています。学歴は事実であっても、相手と比べる言い方によってはマウントと受け取られます。

持ち物に関する会話例

Aさん:「新しい時計を買いました」

Bさん:「その時計も悪くないね。私はもっと高い時計を使っているけど」

自分の持ち物を紹介するだけなら、必ずしもマウントではありません。しかし、相手の持ち物と比べて自分の方が上だと示すと、マウントを取る言動になります。

マウントが使われる主な場面

マウントという言葉は、誰かが自分の優位さを示そうとしている場面で使われます。優位とは、自分の方が立場や能力などで上にいる状態のことです。

  • 仕事の実績や役職を比べる場面
  • 学歴や資格を比べる場面
  • 知識や経験の多さを比べる場面
  • 収入や持ち物を比べる場面
  • 交友関係や生活の充実度を比べる場面
  • 年齢や世代の経験を比べる場面

何を比べるかは場面によって異なります。共通しているのは、相手との上下を意識させるような言い方です。

マウントと自慢の違い

マウントと自慢は似ていますが、意味は少し違います。自慢は、自分の持ち物、能力、経験などを得意そうに話すことです。

一方、マウントは相手と自分を比べて、自分の方が上だと示そうとする言動です。相手を小さく見せる言葉が含まれる場合もあります。

言葉主な意味相手との比較
自慢自分のよい点を得意そうに話す比較しない場合もある
マウント自分の方が上だと示そうとする相手との比較が含まれやすい

たとえば「資格試験に合格しました」は、単なる報告です。「私は難しい資格に合格したから、あなたより知識がある」と比べると、マウントと受け取られやすくなります。

マウントと上から目線の違い

上から目線とは、相手を自分より下に見るような態度や話し方です。命令するような言い方や、必要以上に偉そうな態度などが当てはまります。

マウントは、自分の方が上だと示そうとする言動です。上から目線は態度を表し、マウントは相手との上下を作ろうとする行動を表すという違いがあります。

ただし、実際の会話では両方が重なることもあります。マウントを取る言い方が、上から目線に感じられる場合もあるためです。

マウントとアドバイスの違い

アドバイスとは、相手の役に立つように考えや方法を伝えることです。基本的には、相手が困っていることを解決する目的があります。

マウントは、相手を助けることよりも、自分の知識や経験を強く示す言い方です。同じ内容でも、伝え方によって受け取られ方が変わります。

言い方
アドバイス「その設定は、こちらの手順で確認できますよ」
マウントと受け取られやすい言い方「そんな設定も知らないの?私はすぐに分かったよ」

アドバイスでは、相手が分からないことを責めないのが大切です。相手の状況を尊重して伝えると、マウントだと誤解されにくくなります。

マウントを取るの言い換え

「マウントを取る」は、会話で使われることの多い表現です。学校の文章や仕事の正式な文書では、状況に合わせて別の言葉にすると伝わりやすくなります。

  • 自分の方が上だと示す
  • 相手より優位に立とうとする
  • 相手を見下すような言い方をする
  • 自分の知識を必要以上に強調する
  • 相手と張り合う
  • 自分の実績を誇示する

「誇示する」とは、能力や実績を目立つように見せることです。少し難しい言葉なので、初心者向けの文章では「自分の実績を強く見せる」と言い換えてもよいでしょう。

仕事の報告書などでは、「マウントを取る態度だった」と書くよりも、「自分の実績を強調する発言があった」のように、実際の言動を書く方が正確です。

マウントという言葉の語源

マウントは、英語の「mount」から来た言葉です。「mount」には、上に乗る、登る、取り付けるなどの意味があります。

人間関係で使われる「マウントを取る」の由来は、一つに決まっているわけではありません。動物が相手の上に乗る行動や、格闘技のマウントポジションから広がったという説明があります。

マウントポジションとは、格闘技で倒れた相手の上にまたがる体勢です。上にいる側が動きやすいことから、日常会話でも「相手より上に立とうとする」という意味で使われるようになったと考えられています。

なお、日本語の「マウントを取る」と同じ意味で、英語の「mount」をそのまま使うとは限りません。日本で独自に広がった使い方として覚えると分かりやすいでしょう。

マウントとマウンティングの違い

「マウントを取る」と「マウンティング」は、日常会話ではほぼ同じ意味で使われます。どちらも、自分の方が相手より上だと示そうとする言動を表します。

  • マウントを取る:行動を表す言い方
  • マウンティング:そのような言動や行為を表す言い方

たとえば、「知識でマウントを取る」と「知識を使ってマウンティングする」は、ほぼ同じ内容です。文章では「マウントを取る」の方が意味を想像しやすいでしょう。

初心者が間違えやすい点

経験を話すだけでマウントになるとは限らない

自分の経験や成果を話すこと自体は、マウントではありません。相手と比べて、自分の方が上だと示そうとしているかどうかが判断の目安になります。

ただし、話した人にそのつもりがなくても、相手がマウントだと感じる場合があります。前後の会話や言い方まで含めて考える必要があります。

意見が違うだけでマウントになるとは限らない

相手と違う意見を言うことも、それだけでマウントにはなりません。理由を説明し、お互いの意見を尊重している場合は、普通の意見交換です。

「そんな考え方は間違っている」「普通なら分かる」など、相手を下に見る言葉が加わると、マウントと受け取られやすくなります。

人そのものを決め付けない

一度の発言だけで「この人はマウントを取る人だ」と決め付けるのは避けた方がよいでしょう。言葉の選び方を間違えただけの場合もあります。

「誰が言ったか」だけでなく、「どのような言い方だったか」を見ると、意味を判断しやすくなります。

IT用語のマウントとは意味が違う

IT分野でも「マウント」という言葉が使われます。ITのマウントとは、USBメモリーや外付けの保存機器などを、パソコンから使える状態にすることです。

人間関係で使う「マウントを取る」とは意味が異なります。前後にパソコン、Linux、USBメモリーなどの言葉がある場合は、IT用語の可能性が高いでしょう。

マウントを取るに関するよくある質問

マウントを取るとは悪口ですか?

「マウントを取る」は、相手の言動をよくないものとして表す場合が多い言葉です。本人に直接伝えると、責められたと感じさせることがあります。

必要な場面では、相手を決め付けず、「比べられているように感じた」のように具体的な言い方をすると伝わりやすくなります。

自慢とマウントは同じですか?

同じではありません。自慢は自分のよい点を話すことで、必ずしも相手と比べるとは限りません。

マウントは、相手との違いを示し、自分の方が上だと伝えようとする言動です。ただし、言い方や状況によっては、自慢がマウントのように聞こえる場合もあります。

「マウントを取る」の正しい使い方は?

「知識でマウントを取る」「会話のたびにマウントを取ろうとする」のように使います。「マウントされる」「マウントを取られた」という言い方もあります。

人を評価する表現なので、正式な文書では具体的な発言や行動に言い換えた方がよいでしょう。

マウントを取ることと競争することは同じですか?

同じではありません。競争は、同じ目標に向かって成果を比べることです。

マウントを取ることは、会話や態度で自分の方が上だと示そうとすることです。競争していても、お互いを尊重していればマウントとは限りません。

まとめ|マウントを取るとは自分の方が上だと示そうとすること

マウントを取るとは、自分の知識、経験、学歴、持ち物などを使い、相手より自分の方が上だと示そうとすることです。

単なる報告や自慢とは違い、相手との比較が含まれやすい点が特徴です。ただし、同じ言葉でも、会話の流れや言い方によって受け取り方は変わります。

正式な文章では、「自分の方が上だと示す」「相手を見下すような言い方をする」など、具体的な表現に置き換えると意味が伝わりやすくなります。

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