論旨とは?意味・読み方・書き方・例文をわかりやすく解説

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論旨とは、かんたんに言うと「文章や話で伝えたい中心の考えと、その考えにつながる話の筋道」のことです。

読み方は「ろんし」です。レポートや論文だけでなく、仕事の資料、説明文、発表などでも使われます。

「論旨が分からない」「論旨をまとめる」と言われても、最初は何を指しているのか分かりにくいかもしれません。この記事では、論旨の意味から書き方、例文、論点や要旨との違いまで、初心者向けに分かりやすく解説します。

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目次

論旨とは?意味をかんたんに説明

論旨とは、文章や話の中で伝えたい中心の考えと、そこへつながる筋道を表す言葉です。

単に「何について話しているか」だけではありません。「何を伝えたいのか」「なぜそう考えるのか」まで含めて考えると分かりやすくなります。

たとえば、次のような文章があるとします。

「学校でタブレットを使うと、資料をすぐに調べられます。動画を使った学習もしやすくなります。そのため、タブレットは学習の助けになると考えられます。」

この文章の中心となる考えは、「タブレットは学習の助けになる」です。

そして、「資料を調べやすい」「動画を使える」という説明が、その考えを支えています。このような中心の考えと話の流れが論旨です。

論旨の読み方は「ろんし」

論旨は「ろんし」と読みます。

「論」は、考えを説明したり話し合ったりすることです。「旨」には、中心となる内容や大切なところという意味があります。

そのため、論旨は「話や文章で述べようとしている中心的な内容」と考えると覚えやすいでしょう。

論旨はどのような場面で使われる?

論旨という言葉は、文章や説明の内容を整理するときによく使われます。

特に、学校や仕事などで「自分の考えを分かりやすく伝える必要がある場面」で使われます。

レポートや論文を書くとき

レポートでは、自分が何を伝えたいのかをはっきりさせる必要があります。

途中で話が別の方向へ進むと、読み手は「結局、何が言いたいのだろう」と感じやすくなります。そのため、最初に論旨を決めてから書くと文章をまとめやすくなります。

仕事の資料を作るとき

企画書や報告書、説明資料でも論旨は大切です。

伝えたい内容と理由がつながっていれば、相手が内容を理解しやすくなります。

発表やプレゼンをするとき

論旨は文章だけのものではありません。口頭で説明するときにも使えます。

「最初に何を伝えたいのか」「どのような順番で説明するのか」を決めておくと、話が分かりやすくなります。

論旨を身近な例で考えてみよう

論旨は、友人におすすめの店を紹介するときにも見ることができます。

たとえば、「この店がおすすめ」と伝えるだけでは、理由が分かりません。

そこで、「駅から近い」「値段が手ごろ」「料理がおいしい」と理由を説明し、最後に「だから、この店がおすすめ」と伝えます。

この場合、「この店がおすすめ」が中心の考えです。そして、その理由を順番に説明する流れが、その考えを支えています。

文章やレポートでも同じです。伝えたい結論と、その結論につながる説明を組み立てることが、論旨をはっきりさせる基本です。

論旨の書き方は?3つの手順で考える

論旨の書き方で大切なのは、いきなり長い文章を書き始めないことです。

まず「何を伝えたいのか」を決め、そのあとに理由や具体例を並べると整理しやすくなります。

1.伝えたいことを一つ決める

最初に、文章を通して何を伝えたいのかを決めます。

たとえば、「オンライン授業には便利な点がある」という考えを伝えるとします。これが文章の中心になります。

2.理由を考える

次に、「なぜそう考えるのか」を整理します。

「自宅から参加できる」「移動時間を減らせる」など、中心の考えを支える理由を考えます。

3.理由と結論がつながっているか確認する

最後に、それぞれの説明が最初に決めた考えにつながっているか確認します。

途中に関係のない話が入っている場合は、削ったり別の場所へ移したりすると、論旨が分かりやすくなります。

論旨をまとめるコツ

長い文章の論旨を読み取るときは、すべての文章を同じ重さで見る必要はありません。

「結局、この文章では何を伝えようとしているのか」を考えることがポイントです。

次の3点を見ると整理しやすくなります。

  • 文章のテーマは何か
  • 書き手が一番伝えたいことは何か
  • その考えを支える理由は何か

この3つを短い言葉で書き出すと、論旨をつかみやすくなります。

「論旨明快」とは?

論旨明快とは、文章や話の筋道がはっきりしていて、伝えたい内容が分かりやすいことです。

「論旨明快な説明」のように使います。

たとえば、最初に結論を示し、そのあとに理由や具体例を順番に説明している文章は、論旨明快になりやすいでしょう。

論旨明快の例文

「この資料は論旨明快で、初めて読む人にも内容が分かりやすい。」

「発表では結論と理由が整理されており、論旨明快だった。」

「論旨不明」とは?

論旨不明とは、文章や話で何を伝えたいのか分かりにくい状態を表します。

話題が何度も変わったり、結論と理由がつながっていなかったりすると、論旨が分かりにくくなります。

改善するときは、「この文章で一番伝えたいことは何か」を一文で書き出してみるとよいでしょう。

論旨の使い方と例文

論旨は、「論旨をまとめる」「論旨が明快」「論旨が一貫している」などの形で使われます。

論旨をまとめる

例文:「レポートを提出する前に、文章全体の論旨をまとめた。」

文章の中心となる考えや流れを整理するという意味です。

論旨が一貫している

例文:「この文章は最初から最後まで論旨が一貫している。」

途中で考えが大きく変わらず、同じ方向に話が進んでいることを表します。

論旨がずれる

例文:「説明を増やしすぎると、本来の論旨がずれることがある。」

最初に伝えようとしていた内容から話が離れてしまう状態です。

論旨と論点の違い

「論旨」と「論点」は似ていますが、意味は異なります。

論旨は「伝えたい考えと話の筋道」、論点は「考えたり話し合ったりする中心となる問題」です。

たとえば、「学校でスマートフォンを使ってよいか」を話し合う場合、この問題自体が論点になります。

一方、「調べ学習に役立つため、一定のルールのもとで使用できるようにした方がよい」という考えと、その理由の流れが論旨です。

論旨と要旨の違い

要旨とは、文章や話の大切な部分を短くまとめたものです。

論旨が「書き手が伝えたい考えと筋道」を表すのに対し、要旨は「文章全体の重要な内容を短くまとめたもの」と考えると分かりやすいでしょう。

そのため、長い文章を読んだあとに「要旨を200字で書く」といった使い方をします。

論旨と趣旨の違い

趣旨とは、物事を行う目的や、文章・発言などで本来伝えようとしている内容を表す言葉です。

論旨は、特に「考えをどのような筋道で説明しているか」に重点があります。

たとえば、「イベントの趣旨」はイベントを行う目的を指します。一方、「説明文の論旨」は、その文章で述べている考えと話の流れを指します。

論旨・論点・要旨・趣旨の違いを一覧で確認

言葉かんたんな意味
論旨伝えたい中心の考えと、その考えにつながる筋道
論点考えたり話し合ったりする中心となる問題
要旨文章や話の大切な部分を短くまとめたもの
趣旨物事を行う目的や、本来伝えようとしている内容

論旨を書くときに初心者が間違えやすい点

テーマと論旨を同じものだと考える

テーマは「何について書くか」です。論旨は「そのテーマについて何を伝えたいか」と、その理由の流れです。

たとえば「AI」がテーマでも、「AIは学習を助ける道具として使える」という具体的な考えまで決めると、論旨が見えやすくなります。

理由を増やしすぎる

理由や具体例を増やせば、必ず分かりやすくなるわけではありません。

中心の考えと関係の薄い説明が増えると、かえって何を伝えたいのか分かりにくくなります。

途中で結論が変わる

文章を書いている途中で考えが変わることもあります。

その場合は、最初から文章を読み直し、結論と理由が同じ方向を向いているか確認するとよいでしょう。

論旨についてよくある質問

論旨とは一言でいうと何ですか?

文章や話で伝えたい中心の考えと、その考えを説明する筋道です。

論旨は結論と同じですか?

まったく同じではありません。結論は最後に伝える答えや考えですが、論旨には、その結論へつながる理由や説明の流れも含まれます。

論旨を簡単に見つける方法はありますか?

「この文章で筆者が一番伝えたいことは何か」と考えてみましょう。

さらに、「なぜそう言えるのか」という理由を探すと、論旨をつかみやすくなります。

論旨はレポートだけで使う言葉ですか?

いいえ。レポートや論文のほか、仕事の資料、説明文、発表、会話などでも使えます。

まとめ|論旨とは「伝えたい考えと話の筋道」

論旨とは、文章や話で伝えたい中心の考えと、その考えにつながる筋道のことです。

読み方は「ろんし」です。レポートや仕事の資料を書くときは、最初に「何を伝えたいのか」を決め、その考えを支える理由を順番に並べると、論旨が分かりやすくなります。

また、論旨と論点、要旨、趣旨は似ていますが、それぞれ意味が異なります。違いを知っておくと、文章を読んだり書いたりするときに内容を整理しやすくなります。

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