先般とは?意味・使い方と先日・今般との違いを例文で解説

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先般とは、かんたんに言うと「この間」や「先ごろ」を表す言葉です。読み方は「せんぱん」です。

少しかしこまった言葉なので、会議やビジネスメール、案内文などで使われます。この記事では、先般がいつごろを指すのか、使い方や例文、先日・今般との違いを分かりやすく解説します。

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目次

先般とは?意味と読み方

先般とは、それほど遠くない過去の出来事を指す言葉です。「この間」「先ごろ」「以前」と似た意味があります。

  • 読み方:せんぱん
  • 意味:この間、先ごろ、少し前
  • 使う場面:会議、仕事のメール、案内文、報告書など

たとえば「先般の会議」は、「この間行われた会議」という意味です。「先般お送りした資料」は、「少し前に送った資料」を表します。

日常会話で使うと、ややかたい印象になります。友人や家族との会話では、「この前」や「この間」の方が自然です。

先般はいつごろを指す?

先般が何日前までを指すのか、決まった日数はありません。数日前から少し前までの出来事を、広く表せる言葉です。

ただし、数年前の出来事など、かなり遠い過去を指す言葉としては適していません。時間がたっている場合は、「以前」「かつて」「○年前」などを使うと伝わりやすくなります。

時間使い方分かりやすい表現
昨日先般でも意味は通じる「昨日」の方が正確
数日前先般を使いやすい先般、先日、この間
数週間前共通の話題なら使える先般、先日、以前
数カ月前相手が分かる場合に限る以前、○月に
数年前通常は使いにくい○年前、かつて

いつのことか分かりにくい場合は、日付や会議名を伝えましょう。「先般の会議」よりも「8月10日の会議」と書く方が、行き違いを防げます。

先般が使われる場面

先般は、主に仕事上の会話や文章で使われます。相手に失礼な言葉ではありませんが、日常会話よりも文書に向いています。

ビジネスメール

以前に送ったメールや資料、過去の打ち合わせについて触れるときに使います。相手と共通の出来事がある場合に便利です。

たとえば、「先般お送りした資料をご確認ください」と書けば、少し前に送った資料を指していることが伝わります。

会議や打ち合わせ

少し前に開かれた会議や打ち合わせについて話すときにも使います。「先般の会議で決まった内容」のように表現できます。

ただし、会議が何度も行われている場合は、どの会議か分からないことがあります。その場合は、開催日や会議名を付ける方が親切です。

案内文や報告書

先般は、社内のお知らせや報告書でも使われます。「先般実施した調査」「先般ご案内した内容」などの形が一般的です。

ITの仕事では、以前に行ったシステムの確認や、送付済みの資料を示す場合にも使われます。

先般の使い方と例文

先般は、「先般の」「先般は」「先般お伝えした」のような形で使います。ここでは、よく使われる形ごとに例文を紹介します。

「先般の」を使った例文

  • 先般の会議で、今後の予定が決まりました。
  • 先般のご案内について、一部内容を追加します。
  • 先般のメールに、資料を添付しています。
  • 先般の打ち合わせ内容をご確認ください。

「先般の」の後には、会議、案内、メール、打ち合わせなど、過去の出来事やものを続けます。

「先般は」を使った例文

  • 先般は、お忙しい中ありがとうございました。
  • 先般は、打ち合わせのお時間をいただきありがとうございました。
  • 先般は、詳しいご説明をいただきありがとうございました。

「先般はありがとうございました」は、以前に対応してもらったことへのお礼です。相手と会った日や出来事が分かっている場合に使えます。

「先般お伝えした」を使った例文

  • 先般お伝えした予定に変更はありません。
  • 先般お送りした資料を、改めて添付します。
  • 先般ご案内した手順をご確認ください。
  • 先般ご相談した件について、ご連絡します。

「お伝えした」「お送りした」「ご案内した」などと組み合わせると、以前のやり取りを自然に示せます。

先般と先日の違い

先般と先日は、どちらも少し前を表す言葉です。ただし、指すものと使われ方に違いがあります。

言葉主な意味特徴
先般この間、先ごろ出来事や一連のやり取りを指しやすい先般の会議
先日少し前の日ある日を指す感覚が強い先日はありがとうございました

「先般の会議」と「先日の会議」は、どちらも間違いではありません。先般の方がかしこまった印象で、先日の方が会話でも使いやすい表現です。

迷った場合は、「先日」を使うと自然です。特に、相手と会ったことへのお礼では「先日はありがとうございました」が広く使われます。

先般と今般の違い

先般は過去を指し、今般は今回の出来事を指します。読み方は、先般が「せんぱん」、今般が「こんぱん」です。

言葉指す時期かんたんな言い換え例文
先般少し前この間、先ごろ先般ご案内した内容
今般今回、今度今回、このたび今般の変更について

「先般の変更」は、少し前に行われた変更です。「今般の変更」は、今回行われる変更を表します。

先般の言い換え

先般は、文章のかたさや指す時期に合わせて言い換えられます。相手に伝わりやすい言葉を選びましょう。

言い換え特徴使い方の例
先日仕事でも日常会話でも使いやすい先日はありがとうございました
この間やわらかい話し言葉この間お話しした件
先ごろ少しかたい表現先ごろ発表された内容
以前先般より広い過去を表せる以前お送りした資料
過日手紙や正式な文章で使われる過日はありがとうございました

読みやすさを優先するなら、「先日」や「以前」が使いやすいでしょう。「この間」は親しみのある表現なので、正式な文書よりも会話に向いています。

先般を使うときの注意点

いつのことか分からない場合がある

先般には、具体的な日付が含まれていません。相手と何度も連絡を取っている場合は、どの出来事を指すのか分かりにくくなります。

必要に応じて、「8月10日の会議」「先週お送りした資料」のように、時期を付け加えましょう。

日常会話ではかたく聞こえる

先般は間違った表現ではありませんが、友人との会話ではかたく聞こえます。日常会話では、「この前」や「この間」の方が自然です。

遠い過去には使わない

先般は、それほど遠くない過去を表します。数年前の出来事には、「以前」「○年前」「かつて」などを使いましょう。

同じ文で何度も使わない

先般を何度も使うと、文章が重くなります。2回目からは「その際」「前回」「以前」などに置き換えると読みやすくなります。

先般についてよくある質問

先般は敬語ですか?

先般そのものは敬語ではありません。少し前を表す、かしこまった言葉です。

「先般はありがとうございました」「先般ご案内した内容」のように、敬語と組み合わせて使えます。

先般は何日前まで使えますか?

何日前までという決まりはありません。相手がどの出来事か分かり、あまり遠い過去でなければ使えます。

時期があいまいになる場合は、「先週」「○月○日」など、具体的な表現に変えましょう。

「先般はありがとうございました」は正しいですか?

正しい表現です。少し前に対応してもらったことや、会ったことへのお礼として使えます。

一般的でやわらかい表現にするなら、「先日はありがとうございました」も適しています。

「先般のメール」とはどういう意味ですか?

少し前に送った、または受け取ったメールという意味です。ただし、メールが複数ある場合は、送信日や件名を添えると分かりやすくなります。

「先般より」はどのような意味ですか?

「先般より」は、少し前から続いていることを表す場合に使われます。ただし、「以前から」「先日から」の方が意味をつかみやすいことがあります。

たとえば、「先般よりご相談している件」は、「以前から相談している件」と言い換えられます。

まとめ|先般とは少し前を表すかしこまった言葉

先般とは、「この間」「先ごろ」「少し前」を表す言葉です。読み方は「せんぱん」で、主にビジネスメールや会議、案内文などで使われます。

具体的に何日前までという決まりはありません。相手に時期が伝わりにくい場合は、「先日」「以前」「○月○日」などに言い換えると分かりやすくなります。

先般は過去、今般は今回を指します。言葉の意味と使う場面を押さえ、相手に伝わりやすい表現を選びましょう。

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