XMLファイルとは?開き方・仕組み・HTMLとの違いを解説

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XMLファイルとは、データの意味や並び方を、文字とタグで整理したファイルです。

かんたんに言うと、「これは商品名」「これは価格」のように、データへ目印を付けて保存したものです。人だけでなく、コンピューターも内容を見分けやすくなります。

この記事では、XMLファイルの意味や仕組み、開き方を分かりやすく解説します。HTMLやCSV、JSONとの違いも見ていきましょう。

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目次

XMLファイルとは

XMLファイルとは、XMLという書き方の決まりに沿って、データを記録したテキストファイルです。

テキストファイルとは、文字を中心に保存した仕組みの単純なファイルです。専用のソフトがなくても、メモ帳などで中身を確認できます。

XMLファイルの名前には、主に「.xml」という拡張子が付きます。拡張子とは、ファイルの種類を示す末尾の文字です。

例えば「products.xml」という名前なら、XML形式で保存されたファイルだと分かります。

XMLの読み方と名前の意味

XMLは「エックスエムエル」と読みます。「Extensible Markup Language」の頭文字を取った名前です。

日本語では「拡張可能なマークアップ言語」と訳されます。マークアップ言語とは、文章やデータに目印を付けるための書き方です。

XMLでは、その目印として「タグ」を使います。タグの名前を用途に合わせて決められるため、さまざまなデータに利用できます。

XMLファイルを身近な例で考える

XMLファイルは、荷物に付けるラベルに似ています。

箱に「りんご」「150」とだけ書かれていても、何を表す数字なのか分かりません。そこで「商品名はりんご」「価格は150円」とラベルを付けます。

XMLでは、ラベルの役割を持つものがタグです。実際には、次のように書きます。

<product>
  <name>りんご</name>
  <price>150</price>
</product>

この例では、「name」が商品名、「price」が価格を示すタグです。「りんご」が商品名であり、「150」が価格であることを見分けられます。

実際のXMLファイルも、このようにタグを使ってデータの意味を表します。

XMLファイルの仕組み

XMLファイルでは、データを「<」と「>」で囲んだタグによって整理します。

タグには、データの意味や範囲を示す役割があります。SNSなどで使うハッシュタグとは別のものです。

開始タグと終了タグで囲む

XMLでは、基本的に開始タグと終了タグを一組で使います。

<name>りんご</name>

「<name>」が開始タグです。「</name>」が終了タグで、終了タグには「/」が入ります。

二つのタグで囲まれた「りんご」が、保存するデータです。

データに親子関係を作れる

XMLでは、大きなまとまりの中に、小さなデータを入れられます。このような形を「入れ子」といいます。

<store>
  <product>
    <name>りんご</name>
    <price>150</price>
  </product>
  <product>
    <name>みかん</name>
    <price>120</price>
  </product>
</store>

この例では、「store」という大きなまとまりの中に、二つの「product」があります。それぞれの商品には、名前と価格が入っています。

このようなデータの並び方や親子関係を「データの構造」といいます。XMLは、項目が多いデータも分かりやすく整理できます。

XMLファイルが使われる場面

XMLファイルは、主にデータの保存や受け渡しに使われます。

人が読むためだけではなく、ソフトウェアやコンピューターが内容を読み取るためにも使われる形式です。

ソフトウェアの設定を保存する

ソフトウェアの設定をXMLファイルに保存することがあります。

例えば、画面の大きさや表示する言語などです。ソフトウェアはXMLファイルを読み込み、保存されている設定を画面に反映します。

異なるシステムの間でデータを渡す

XMLは、異なるシステムの間でデータを渡すときにも使われます。

システムとは、複数のソフトウェアや機器を組み合わせた仕組みです。XMLにはデータの意味を示すタグがあるため、受け取った側も内容を判断しやすくなります。

Webサイトの情報を伝える

WebサイトでもXMLファイルが使われています。代表的な例がXMLサイトマップです。

XMLサイトマップとは、Webサイト内にあるページの場所などを、検索エンジンへ伝えるファイルです。XMLの使い道の一つに当たります。

XMLファイルの開き方

XMLファイルは文字を中心に作られているため、特別なソフトがなくても中身を確認できます。

見るだけならWebブラウザー、内容を変更するならメモ帳などを使う方法が分かりやすいでしょう。

Webブラウザーで開く

Google ChromeやMicrosoft EdgeなどのWebブラウザーで開くと、XMLファイルの中身を確認できます。

  1. XMLファイルを右クリックします。
  2. 「プログラムから開く」を選びます。
  3. Google ChromeやMicrosoft Edgeなどを選びます。

Webブラウザーは、中身を見るときに便利です。ただし、XMLファイルの内容によっては、タグと文字だけが表示されます。

メモ帳などで開く

Windowsでは「メモ帳」でXMLファイルを開けます。Macでも、文字を編集できるアプリを使えます。

メモ帳のように、文字を入力したり編集したりするソフトを「テキストエディター」といいます。テキストエディターでは、XMLファイルの確認と編集ができます。

XMLに対応した編集ソフトで開く

大きなXMLファイルを編集するときは、XMLに対応した編集ソフトが便利です。

タグを色分けしたり、書き方の間違いを知らせたりする機能があります。XMLを何度も編集するときに向いています。

XMLファイルが開けないときの確認方法

XMLファイルをダブルクリックしても開けない場合は、開くためのソフトが設定されていない可能性があります。

ファイルを右クリックし、「プログラムから開く」からWebブラウザーやメモ帳を選んでください。

画面が真っ白になる場合

Webブラウザーで開いたときに画面が真っ白になる場合は、メモ帳で開いてみましょう。

XMLは、Webページの見た目を作るための形式ではありません。画面にうまく表示されなくても、メモ帳なら元の文字を確認できる場合があります。

文字化けする場合

文字化けとは、本来とは異なる記号や文字が表示されることです。

文字を保存するときの決まりと、開く側の設定が合っていない場合に起こります。別のテキストエディターで開くと、正しく表示できることがあります。

エラーが表示される場合

エラーとは、書き方の間違いなどによって、ソフトウェアが処理を続けられない状態です。

XMLでは、開始タグと終了タグの名前が合っていないとエラーになることがあります。

<name>りんご</price>

この例では、開始タグが「name」なのに、終了タグが「price」になっています。正しくは、次のように同じ名前を使います。

<name>りんご</name>

XMLファイルの作り方

簡単なXMLファイルは、Windowsのメモ帳などでも作れます。

  1. メモ帳などのテキストエディターを開きます。
  2. XMLの内容を入力します。
  3. 「名前を付けて保存」を選びます。
  4. ファイル名の末尾を「.xml」にします。

例えば、「products.xml」という名前で保存します。

ただし、ファイル名を「.txt」から「.xml」に変えただけでは、中身までXML形式になるわけではありません。中身もXMLの決まりに沿って書く必要があります。

XMLを書くときの基本ルール

XMLには、コンピューターに正しく読み取ってもらうためのルールがあります。

  • 開始タグと終了タグを一組にする
  • 開始タグと終了タグの名前を同じにする
  • タグを正しい順番で閉じる
  • 大文字と小文字を区別する
  • ファイル全体を一つの大きなタグで囲む

例えば、「<Name>」と「<name>」は別のタグとして扱われます。

また、次のようにタグが交差する書き方はできません。

<product>
  <name>りんご
</product>
  </name>

内側にある「name」を先に閉じ、その後で外側の「product」を閉じます。

<product>
  <name>りんご</name>
</product>

XMLとHTMLの違い

XMLとHTMLは、どちらもタグを使います。しかし、主な目的が異なります。

HTMLは「エイチティーエムエル」と読み、Webページの見出しや段落などを表すための書き方です。

比べる項目XMLHTML
主な目的データを保存したり渡したりするWebページの内容を表示する
タグ用途に合わせて名前を決められる使えるタグがあらかじめ決められている
重視するものデータの意味や親子関係Webページの構成
ファイル名の例data.xmlindex.html

HTMLは「ここは見出し」「ここは段落」と、Webページの構成を示します。

XMLは「これは商品名」「これは価格」と、データの意味を示します。XMLは、画面の見た目を整えることが主な目的ではありません。

XMLとCSV・JSONの違い

XMLのほかにも、データを保存する形式としてCSVやJSONがあります。

CSVは「シーエスブイ」と読みます。表のようなデータを、カンマなどで区切って保存する形式です。

JSONは「ジェイソン」と読みます。項目名と内容を組み合わせて、データを保存する形式です。

形式主な特徴向いているデータ
XMLタグで意味や親子関係を表す複数のまとまりを持つデータ
CSV項目をカンマなどで区切る表のように並ぶデータ
JSON項目名と内容を組み合わせるWeb上で受け渡すデータ

CSVは表計算ソフトで扱いやすい一方、複雑な親子関係を表すのは得意ではありません。

JSONはXMLより短く書けることが多く、インターネットを通じたデータの受け渡しで使われています。XMLはタグが多くなりますが、データの意味を目で確認しやすい形式です。

XMLファイルのメリット

データの意味が分かりやすい

XMLはタグに名前を付けられるため、何のデータが書かれているかを判断しやすくなります。

「150」という数字だけでは意味が分かりません。「<price>150</price>」なら、価格を表していると分かります。

さまざまなソフトウェアで扱える

XMLは文字を中心に作られているため、さまざまなソフトウェアやコンピューターで利用できます。

特定のソフトウェアだけに頼らず、データを受け渡しやすいことが特徴です。

複雑なデータを整理できる

タグを入れ子にすることで、データの親子関係を表せます。

商品、分類、価格、在庫など、複数の項目をまとめて管理するときに役立ちます。

XMLファイルの注意点

ファイルが大きくなりやすい

XMLでは、データごとに開始タグと終了タグを書きます。

タグが増えるため、同じ内容をCSVやJSONで保存する場合より、ファイルが大きくなることがあります。

タグの書き間違いに注意する

タグの名前や閉じる順番を間違えると、ソフトウェアが正しく読み込めない場合があります。

編集するときは、元のファイルを残し、コピーしたファイルを使うと確認しやすくなります。

拡張子を変えるだけでは変換できない

「data.xml」を「data.pdf」や「data.csv」に変更しても、ファイルの中身は変わりません。

別の形式へ変える場合は、その形式に対応したソフトウェアや変換機能が必要です。

XMLファイルについてよくある質問

XMLファイルはメモ帳で編集できますか?

はい、XMLファイルはメモ帳などで編集できます。

ただし、タグを消したり順番を変えたりすると、正しく読み込めなくなることがあります。編集前にコピーを作っておくとよいでしょう。

XMLファイルを開くと文字ばかり表示されるのはなぜですか?

XMLは、Webページの見た目を作るための形式ではないからです。

タグと文字がそのまま表示されても、異常とは限りません。XMLファイルに保存されている元のデータが表示されています。

XMLファイルは画像や動画ですか?

基本的には、文字でデータを記録するテキストファイルです。画像や動画そのものではありません。

ただし、画像や動画の名前、保存場所、設定などをXMLファイルへ記録することはあります。

XMLとXMLサイトマップは同じものですか?

同じものではありません。

XMLは、データの意味や並び方を表すための形式です。XMLサイトマップは、その形式を使ってWebページの場所などを記録したファイルです。

XMLファイルは削除してもよいですか?

ソフトウェアの設定や保存データとして使われている場合があります。用途が分からないXMLファイルは、そのままにしておきましょう。

自分で作った不要なファイルだと確認できた場合は、ほかのファイルと同じように整理できます。

XMLファイルとは|要点のまとめ

XMLファイルとは、データの意味や並び方を、タグを使って整理したテキストファイルです。ファイル名の末尾には、主に「.xml」が付きます。

ソフトウェアの設定保存や、異なるシステムの間でデータを渡すときなどに使われます。Webブラウザーやメモ帳でも中身を確認できます。

HTMLがWebページの構成を表すのに対し、XMLはデータの意味や親子関係を表します。「データの一つ一つに目印を付けたファイル」と覚えると分かりやすいでしょう。

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