スパムとは、受け取る人が望んでいないメールや投稿、メッセージが一方的に送られてくることです。 特にメールで届くものは、スパムメールと呼ばれます。
かんたんに言うと、ネット上で届く「いらない大量の連絡」です。 たとえば、家のポストに必要のないチラシが何枚も入っている状態を思い浮かべると、イメージしやすいです。
ただし、IT用語としてのスパムは、紙のチラシではありません。 メール、SNS、メッセージアプリ、電話などで届く、望んでいない連絡を指します。
この記事では、IT・ネット用語としてのスパムとは何か、スパムメールが届く理由、開いてしまった時の対処法、日ごろからできる対策を初心者向けにわかりやすく解説します。
関連するIT用語をまとめて確認したい方は、IT用語一覧もあわせてご覧ください。
スパムとは?かんたんに言うと「迷惑な大量メッセージ」

スパムとは、相手が望んでいないのに、一方的に送られてくるメールやメッセージのことです。 広告、宣伝、あやしい案内などが多くあります。
メールだけでなく、SNSの投稿、コメント、電話、メッセージアプリでも使われます。 共通しているのは、受け取る側が必要としていない点です。
スパムの意味
ITやネットで使うスパムは、受け取る人にとって不要な連絡を指します。 多くの場合、同じ内容がたくさんの人に送られます。
内容は、商品の宣伝、あやしいサイトへの案内、にせものの当選連絡などです。 中には、名前やパスワードなどを入力させようとするものもあります。
ITやネットで使う場合のスパム
ネットで「スパム」と言う場合、主にメールやSNSで届く不要な連絡を指します。 たとえば、知らない相手から急に届く宣伝メールや、同じ内容が何度も投稿されるコメントです。
IT用語としてのスパムは、「相手が必要としていない情報を、一方的に送ること」と考えるとわかりやすいです。 大切なのは、受け取る人が望んでいない点です。
食べ物のスパムとは別の意味
スパムには、缶詰の食品を指す意味もあります。 しかし、この記事で扱うスパムは、IT・ネット用語としてのスパムです。
実は、ネット用語のスパムは、この食品のスパムが語源とされています。 海外のコメディ番組で「スパム」という言葉が何度もくり返され、会話を邪魔する場面がありました。
そこから、しつこく大量に届き、ふつうのやり取りを邪魔するメールや投稿を「スパム」と呼ぶようになりました。 つまり、IT用語としてのスパムは、食べ物そのものではなく、迷惑な大量メッセージを指す言葉です。
検索すると、料理やおにぎりの情報も出てくることがあります。 この記事では、スパムメールやSNSのスパムなど、ネット上の迷惑な連絡について解説します。
スパムメールとは?

スパムメールとは、受け取る人が望んでいないのに送られてくるメールのことです。 一般的には、迷惑メールとほぼ同じ意味で使われます。
たとえば、知らない会社から急に届く広告メールや、あやしいリンクが入ったメールなどです。 リンクとは、押すと別のページに移動する文字やボタンのことです。
本人が登録した覚えのないメールは、スパムメールの可能性があります。 内容に心当たりがない場合は、すぐにリンクを押さないようにしましょう。
スパムメールの意味
スパムメールは、相手の許可なく送られる不要なメールです。 大量に送られることが多く、受信箱を見づらくする原因にもなります。
中には、本物の会社やサービスに見せかけたメールもあります。 そのため、件名や差出人だけで本物だと決めつけないことが大切です。
よくあるスパムメールの例
スパムメールには、次のようなものがあります。
- 知らない相手から届く広告メール
- 「当選しました」と書かれたメール
- 急いで手続きを求めるメール
- 身に覚えのない請求メール
- あやしいリンクが入っているメール
- 添付ファイルを開かせようとするメール
添付ファイルとは、メールについている文書や画像などのファイルのことです。 知らない相手から届いた添付ファイルは、開かない方が安全です。
スパムメールが問題になる理由
スパムメールが多いと、本当に大事なメールを見落としやすくなります。 また、あやしいページに案内されることもあります。
特に注意したいのは、名前、住所、電話番号、パスワードなどの入力を求めるメールです。 このような情報は、個人情報と呼ばれます。
個人情報とは、その人が誰なのかを知る手がかりになる情報のことです。 少しでも不自然に感じたら、メールの中から手続きを進めないようにしましょう。
スパムメールが届く主な原因
スパムメールは、いくつかの理由で届くことがあります。 「自分が悪い」と考える必要はありません。
メールアドレスは、さまざまな場所から知られてしまうことがあります。 ここでは、よくある原因を見ていきます。
メールアドレスがどこかに公開されている
WebサイトやSNSにメールアドレスを書いていると、自動で集められることがあります。 Webサイトとは、インターネット上にあるページのことです。
公開されているメールアドレスには、スパムメールが届きやすくなることがあります。 仕事用の問い合わせ先など、公開が必要な場合は、迷惑メール対策もあわせて使いましょう。
会員登録や応募フォームから広がることがある
サービスへの会員登録や、キャンペーン応募をきっかけにメールが増えることがあります。 登録先そのものが悪いとは限りません。
ただし、知らないサイトにむやみにメールアドレスを入力すると、不要なメールが増えやすくなります。 登録前に、運営している会社や利用目的を確認しましょう。
機械的に作られたメールアドレスに送られることもある
スパムメールは、実在しそうなメールアドレスを自動で作って送られることもあります。 たとえば、名前や数字を組み合わせて送るような方法です。
そのため、どこにも公開していないメールアドレスに届くこともあります。 届いたからといって、すぐに情報がもれたとは限りません。
スパムメールと迷惑メールの違い
スパムメールと迷惑メールは、日常ではほぼ同じ意味で使われることが多いです。 どちらも、受け取る人にとって不要なメールを指します。
ただし、少し分けて考えると理解しやすくなります。 スパムメールは、大量に一方的に送られるメールを指すことが多い言葉です。
ほぼ同じ意味で使われることが多い
一般的には、「スパムメール」と「迷惑メール」は同じように使われます。 メールサービスでも、迷惑メールフォルダーに自動で分けられることがあります。
メールサービスとは、GmailやYahoo!メールのように、メールを送ったり受け取ったりできるサービスのことです。 初心者の方は、まず「どちらも不要なメールのこと」と理解して問題ありません。
迷惑メールの中にスパムメールが含まれることもある
迷惑メールは、少し広い言葉です。 宣伝メール、しつこい案内メール、不快なメールなども含めて使われます。
スパムメールは、その中でも「大量に一方的に送られるメール」という意味で使われることがあります。 ただし、実際の会話では厳密に分けないことも多いです。
フィッシングメールとの違い
フィッシングメールとは、本物の会社やサービスに見せかけて、個人情報を入力させようとするメールです。 たとえば、銀行や通販サイトの名前を使い、パスワードやカード番号の入力を求めるものがあります。
スパムメールの中に、フィッシングメールが含まれることもあります。 つまり、スパムメールは広い言葉で、フィッシングメールはその中でも特に注意したいメールです。
スパムメールを開いてしまった時の対処法

スパムメールを開いてしまっても、あわてる必要はありません。 ただし、リンクを押したり、添付ファイルを開いたり、返信したりするのは避けましょう。
基本的には、メールを開いただけで大きな問題になるとは限りません。 しかし、メールを開いたことが相手に伝わる仕組みが使われている場合もあります。
たとえば、メール内の小さな画像が読み込まれることで、「このメールは読まれた」と相手に伝わることがあります。 このような仕組みは、画像読み込みによる開封確認と考えるとわかりやすいです。
そのため、怪しいとわかっているメールは、開かずに削除するか、迷惑メールとして報告するのが安心です。 開いてしまった場合も、落ち着いて次の行動を避けましょう。
本文内のリンクを押さない
スパムメールの本文には、あやしいページへ移動するリンクが入っていることがあります。 リンクとは、押すと別のページに移動する文字やボタンのことです。
「確認はこちら」「今すぐ手続き」などと書かれていても、すぐに押さないようにしましょう。 本当に必要な手続きかどうかは、会社やサービスが正式に用意している公式サイトや公式アプリから確認しましょう。
添付ファイルを開かない
添付ファイルとは、メールについている文書や画像などのファイルのことです。 スパムメールでは、この添付ファイルを開かせようとすることがあります。
知らない相手から届いた添付ファイルは、開かない方が安全です。 仕事や学校のメールでも、内容に違和感がある場合は、送り主に別の方法で確認しましょう。
返信しない
スパムメールには返信しないようにしましょう。 返信すると、そのメールアドレスが使われていると相手に伝わることがあります。
「配信停止はこちら」と書かれていても、知らない相手のメールでは注意が必要です。 心当たりのないメールは、返信せずに削除やブロックを使いましょう。
不安な時はパスワードを変える
リンクを押したり、パスワードを入力したりした場合は、パスワードを変えましょう。 特に、同じパスワードをほかのサービスでも使っている場合は、早めに変えることが大切です。
パスワードは、ほかの人が思いつきにくいものにします。 名前や誕生日だけのような、わかりやすいものは避けましょう。
スパムメールを防ぐための対策

スパムメールを完全になくすのは難しい場合があります。 しかし、届く数を減らしたり、見分けやすくしたりすることはできます。
ここでは、初心者でも取り入れやすい対策を紹介します。 どれか一つではなく、できるものから組み合わせるのがおすすめです。
迷惑メールフィルターを使う
迷惑メールフィルターとは、あやしいメールを自動で分ける機能です。 多くのメールサービスには、最初からこの機能があります。
スパムメールが多い場合は、迷惑メール設定を確認しましょう。 設定を強くすると、大事なメールまで分けられることもあるため、定期的に確認すると安心です。
怪しいメールはブロックする
同じ相手から何度も不要なメールが届く場合は、ブロックを使いましょう。 ブロックとは、特定の相手からのメールを受け取りにくくする設定です。
メールサービスによって、操作方法は少し違います。 「迷惑メールにする」「ブロックする」「受信拒否する」などの名前で用意されていることがあります。
受信拒否とは、特定の相手からのメールを届きにくくする設定のことです。 ブロックと似た意味で使われることがあります。
メールアドレスをむやみに公開しない
メールアドレスをネット上にそのまま書くと、スパムメールが届きやすくなることがあります。 SNSのプロフィールや掲示板に書く場合は注意しましょう。
問い合わせ用には、専用のメールアドレスを作る方法もあります。 ふだん使う大切なメールアドレスと分けると、管理しやすくなります。
大事なサービスでは二段階認証を使う
二段階認証とは、パスワードに加えて、もう一つの確認を入れる仕組みです。 たとえば、スマホに届く確認コードを入力する方法があります。
もしパスワードを知られてしまっても、すぐに使われにくくなります。 メール、銀行、買い物サイト、SNSなど、大事なサービスでは設定しておくと安心です。
SNSや電話のスパムとは?
スパムは、メールだけで使う言葉ではありません。 SNS、メッセージアプリ、電話でも使われます。
SNSとは、インスタ、X、LINEなど、人とやり取りしたり投稿したりできるサービスのことです。 共通しているのは、受け取る人が望んでいない連絡が一方的に届くことです。
インスタやXのスパム
インスタやXでは、知らないアカウントから同じようなコメントやメッセージが届くことがあります。 アカウントとは、サービスを使うための登録情報のことです。
たとえば、「今すぐもうかる」「こちらを見てください」といった案内です。 知らない相手からのリンクは、すぐに押さないようにしましょう。
LINEのスパムメッセージ
LINEでも、知らない相手から不自然なメッセージが届くことがあります。 友だち登録をうながしたり、外部のページへ案内したりする内容があります。
心当たりがない相手から届いた場合は、返信せずにブロックや報告機能を使いましょう。 報告とは、迷惑な連絡が届いたことをサービス側に知らせることです。
スパム電話の意味
スパム電話とは、望んでいない営業電話や、不自然な案内電話を指すことがあります。 電話番号が表示されても、本物の相手とは限りません。
知らない番号からの電話に出た場合でも、個人情報をすぐに伝えないようにしましょう。 必要なら、公式サイトに載っている電話番号へ自分からかけ直すと確認しやすいです。
スパムを理解するためのミニ用語集
ここまでで出てきた、初心者がつまずきやすい言葉をまとめます。 わからない言葉が出てきた時は、この表で確認してください。
| 単語 | かんたんな意味 |
|---|---|
| スパム | 受け取る人が望んでいないメールや投稿、メッセージのことです。 |
| スパムメール | 受け取る人が望んでいないのに送られてくるメールのことです。 |
| 迷惑メール | 受け取る人にとって不要なメールのことです。 |
| リンク | 押すと別のページに移動する文字やボタンのことです。 |
| 添付ファイル | メールについている文書や画像などのファイルのことです。 |
| フィッシングメール | 本物の会社に見せかけて、個人情報を入力させようとするメールです。 |
| 迷惑メールフィルター | あやしいメールを自動で分ける機能です。 |
| ブロック | 特定の相手からの連絡を受け取りにくくする設定です。 |
| 二段階認証 | パスワードに加えて、もう一つ確認を入れる仕組みです。 |
| SNS | インスタ、X、LINEなど、人とやり取りしたり投稿したりできるサービスです。 |
| 画像読み込みによる開封確認 | メール内の画像が表示された時に、メールが開かれたことが相手に伝わる仕組みです。 |
スパムで初心者が間違えやすい点
スパムは身近な言葉ですが、意味を少し誤解しやすい言葉でもあります。 ここでは、初心者が間違えやすい点を整理します。
スパムはメールだけではない
スパムと聞くと、スパムメールだけを思い浮かべる人が多いです。 しかし、SNSのコメント、個別メッセージ、電話、掲示板の投稿などにも使われます。
大切なのは、場所ではありません。 相手が望んでいない連絡を一方的に送っているかどうかです。
有名な会社名が書かれていても本物とは限らない
スパムメールには、有名な会社名やサービス名が書かれていることがあります。 見た目が本物に似ている場合もあります。
ただし、名前が書かれているだけで本物とは限りません。 メール内のリンクからではなく、公式アプリや公式サイトから確認すると安心です。
「配信停止」を押せば安全とは限らない
正規のメールマガジンであれば、配信停止の手続きが用意されていることがあります。 メールマガジンとは、登録した人に向けて定期的に送られる案内メールのことです。
しかし、知らない相手からのメールでは注意が必要です。 あやしいメールの「配信停止」を押すと、別のページへ案内されることがあります。
また、配信停止を押したことで、「このメールアドレスは使われている」と相手に伝わる場合もあります。 登録した覚えがないメールは、配信停止よりもブロックや迷惑メール報告を使いましょう。
スパムに関するよくある質問
スパムとは何ですか?
スパムとは、受け取る人が望んでいないメールや投稿、メッセージが一方的に送られてくることです。 ネットでは、迷惑な大量メッセージという意味で使われます。
代表的なものがスパムメールです。 SNSのコメントや個別メッセージ、電話でもスパムという言葉が使われます。
スパムメールは開いただけで危険ですか?
メールを開いただけで、すぐに大きな問題になるとは限りません。 ただし、メール内の画像が読み込まれることで、開いたことが相手に伝わる場合があります。
そのため、怪しいとわかっているメールは、開かずに削除するか、迷惑メールとして報告するのが安心です。 開いてしまった場合も、本文内のリンクを押したり、添付ファイルを開いたりするのは避けましょう。
スパムメールはなぜ届くのですか?
メールアドレスがネット上に公開されていたり、登録したサービスを通じて知られたりすることがあります。 また、自動で作られたメールアドレスに送られる場合もあります。
届いたからといって、必ず個人情報がもれたとは限りません。 まずは落ち着いて、リンクや添付ファイルを開かないようにしましょう。
スパムメールが多すぎる時はどうすればよいですか?
迷惑メールフィルターを使いましょう。 同じ相手から何度も届く場合は、ブロックや受信拒否も役立ちます。
大事なメールアドレスをネット上に公開しないことも大切です。 必要に応じて、登録用と普段用のメールアドレスを分ける方法もあります。
スパムを報告するとどうなりますか?
スパムを報告すると、メールサービスやSNSがその情報を確認します。 同じようなメールや投稿を、迷惑なものとして判断しやすくなる場合があります。
報告したからといって、すぐにすべてのスパムが止まるとは限りません。 しかし、今後の対策に役立つことがあります。
スパムメールを受け取らないようにできますか?
スパムメールを完全にゼロにするのは難しい場合があります。 ただし、迷惑メールフィルターやブロックを使うことで、届く数を減らせます。
メールアドレスをむやみに公開しないことも大切です。 登録用のメールアドレスを分けると、管理しやすくなります。
まとめ|スパムとは不要なメールや投稿が一方的に届くこと
スパムとは、受け取る人が望んでいないメールや投稿、メッセージが一方的に送られてくることです。 特にメールで届くものは、スパムメールと呼ばれます。
スパムメールは、広告やあやしい案内など、さまざまな形で届きます。 怪しいとわかっているメールは、開かずに削除するか、迷惑メールとして報告するのが安心です。
もし開いてしまっても、リンクを押さず、添付ファイルを開かず、返信しないことが大切です。 スパムとは何かを知っておくと、メールやSNSを落ち着いて使いやすくなります。
対策としては、迷惑メールフィルター、ブロック、メールアドレスの管理、二段階認証などがあります。 できることから取り入れて、不要なメールやメッセージを減らしていきましょう。
