エンコードとは、文字・動画・音声などを、スマホやパソコンが扱いやすい形に変えることです。
かんたんに言うと、「情報を別の形に変える作業」です。たとえば、動画をスマホで見やすい形にしたり、日本語の文字をコンピューターが読める形にしたりするときに使われます。
ここでいう情報とは、文字、写真、動画、音声など、スマホやパソコンで扱うもののことです。
この記事では、エンコードの意味、デコードとの違い、動画や文字コードで使われる場面、文字化けとの関係を初心者向けにわかりやすく解説します。
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エンコードとは?かんたんに言うと「別の形に変えること」

エンコードとは、情報を決まったルールにしたがって、別の形に変えることです。
身近な例で言うと、手紙を相手が読める言葉に直すようなものです。日本語が読めない相手に送るなら、英語に直す必要があります。
ITでのエンコードも、考え方は近いです。文字や動画などを、スマホ、パソコン、アプリが扱いやすい形に変えます。
ただし、エンコードは「翻訳」とまったく同じ意味ではありません。ITでは、情報を決まった形に変える作業を指します。
エンコードの意味
エンコードは、英語の「encode」から来た言葉です。
ITでは、文字、動画、音声などを、決まった形に変えることを意味します。
コンピューターは、人間のように文字や映像をそのまま理解しているわけではありません。中では、数字の集まりとして情報を扱っています。
そのため、文字や動画を使うには、コンピューターが扱える形に変える必要があります。この変換がエンコードです。
エンコードが使われる主な場面
エンコードは、いろいろな場面で使われます。
特によく出てくるのは、動画、文字、URLです。同じエンコードでも、何を変えるかによって意味が少し変わります。
動画をエンコードする場合

動画のエンコードとは、動画を再生しやすい形や、保存しやすい形に変えることです。
たとえば、動画編集ソフトで作った動画を、MP4として保存する場合があります。MP4とは、多くのスマホやパソコンで再生しやすい動画ファイルの種類です。
動画はそのままだと、ファイルのサイズが大きくなりやすいです。そこで、画質や音のきれいさを調整しながら、扱いやすい形に変えます。
動画のエンコードでは、ファイルのサイズを小さくして保存しやすくする意味合いも強くなります。動画は容量が大きくなりやすいため、見やすさとファイルサイズのバランスが大切です。
YouTubeなどに動画を投稿するときも、動画が見やすい形に変換されることがあります。これもエンコードに関係します。
文字をエンコードする場合
文字のエンコードとは、文字をコンピューターが扱える形に変えることです。
たとえば、「あ」という文字も、コンピューターの中では決まった数字として扱われます。
このときに関係するのが、文字コードです。文字コードとは、文字をコンピューターで扱うための決まりです。
たとえば、「あ」という文字を、コンピューターの中でどの数字として扱うかを決めています。
URLをエンコードする場合
URLのエンコードとは、URLで使いにくい文字を、使える形に変えることです。
URLとは、Webページの住所のようなものです。Webサイトを見るアプリの上に表示される「https://」から始まる文字列です。
日本語や一部の記号は、URLの中でそのまま使うと、うまく処理できないことがあります。そのため、決まった記号や数字の形に変えます。
たとえば、日本語が入ったURLをコピーすると、「%E3%81%82」のような文字列に変わることがあります。これはURLエンコードの一例です。
エンコードとデコードの違い

エンコードと一緒に出てきやすい言葉に、デコードがあります。
エンコードは、情報を別の形に変えることです。デコードは、変えられた情報を読める形や再生できる形に戻すことです。
| 言葉 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| エンコード | 情報を別の形に変えること | 動画をMP4にして保存する |
| デコード | 変えられた情報を読める形に戻すこと | MP4の動画を再生する |
動画を見るときは、保存された動画の情報を、画面で見られる形に戻しています。この戻す処理がデコードです。
つまり、エンコードは「変える」、デコードは「戻して読む」と考えると分かりやすいです。
エンコードとデコードの流れ
エンコードとデコードは、反対向きの作業として考えると理解しやすくなります。
| 処理 | 流れ | 意味 |
|---|---|---|
| エンコード | 人が分かる情報 → コンピューターが扱いやすい形 | 保存や送信に向いた形に変える |
| デコード | コンピューターが扱う情報 → 人が分かる形 | 画面に表示したり、動画を再生したりする |
エンコードと文字コードの関係
文字のエンコードを理解するときは、文字コードとの関係が大切です。
文字コードとは、文字をコンピューターで扱うための決まりです。どの文字を、どの数字で表すかを決めています。
たとえば、同じ日本語の文章でも、使う文字コードが違うと、正しく読めないことがあります。
メールやCSVファイルで文字化けが起きる場合は、文字コードの指定が合っていないことがあります。
CSVファイルとは、表のデータを保存するファイルです。Excelなどで開くことがあります。
UTF-8エンコードとは
UTF-8エンコードとは、UTF-8という文字コードを使って、文字をコンピューターが扱える形に変えることです。
UTF-8は、文字コードの一種です。日本語、英語、そのほか多くの国の文字を扱いやすい特徴があります。
現在のWebサイトでは、UTF-8がよく使われています。そのため、HTMLやCSVファイルを扱うときにも見かけます。
HTMLとは、Webページを作るための書き方です。Webページの見出しや文章を、コンピューターに伝えるために使われます。
UTF-8やShift_JISとは
文字コードには、いくつかの種類があります。
代表的なものに、UTF-8とShift_JISがあります。Shift_JISは、昔から日本語のパソコン環境で使われてきた文字コードです。
UTF-8で保存した文章を、Shift_JISとして開こうとすると、文字化けが起きることがあります。
初心者の方は、まず「文字コードの種類が合わないと、文字が正しく表示されないことがある」と覚えておくと十分です。
エンコードと文字化けの関係

文字化けとは、本来表示されるはずの文字が、意味の分からない文字に変わって表示されることです。
たとえば、日本語の文章が「ã‚ã„」のように表示されることがあります。これは、「UTF-8」というルールで保存した文章を、別の文字コードとして開いてしまったときによく起きる文字化けです。
UTF-8とは、文字コードの一種です。Shift_JISとは、昔から日本語のパソコン環境で使われてきた文字コードです。
文字のエンコードでは、文字を決まったルールで保存します。一方、読む側は、そのルールに合わせて文字を表示します。
保存するときのルールと、読むときのルールがずれると、文字化けが起きやすくなります。
たとえば、UTF-8で保存した文章を、Shift_JISとして開くと、正しく表示されないことがあります。
エンコード変換とは
エンコード変換とは、ある形で作られた情報を、別の形に変えることです。
文字の場合は、Shift_JISからUTF-8に変えるような作業を指すことがあります。動画の場合は、別の動画ファイルからMP4に変えるような作業を指すことがあります。
たとえば、古いソフトで作ったCSVファイルを別のソフトで開くと、文字化けすることがあります。その場合、文字コードをUTF-8に変換すると読みやすくなることがあります。
ただし、元のファイルの状態や使うソフトによって結果は変わります。大切なファイルを変換するときは、先にコピーを作ってから作業すると安心です。
エンコードのやり方は目的によって変わる
エンコードのやり方は、何を変換したいかによって変わります。
動画を変えたい場合、文字化けを直したい場合、URLを変えたい場合では、使うソフトや手順が違います。
動画を変換したい場合
動画をエンコードする場合は、動画編集ソフトや動画変換ソフトを使うことが多いです。
よく使われる動画ファイルの種類には、MP4があります。MP4は、スマホ、パソコン、Webサービスなどで扱いやすい形式です。
動画のエンコードでは、画質、音のきれいさ、ファイルのサイズを調整します。画質を高くすると、ファイルのサイズが大きくなることがあります。
そのため、動画を書き出すときは「きれいに見えること」と「ファイルが重くなりすぎないこと」のバランスを見て設定します。
文字化けを直したい場合
文字化けを直したい場合は、まず文字コードを確認します。
ファイルを開くソフトによっては、UTF-8やShift_JISなどを選べる場合があります。正しい文字コードを選ぶと、文字が正しく表示されることがあります。
ExcelでCSVファイルを開いたときに文字化けする場合も、文字コードが関係していることがあります。その場合は、読み込み時に文字コードを指定すると改善することがあります。
URLを変換したい場合
URLをエンコードしたい場合は、URLエンコード用のツールや、Webサービスの機能を使うことがあります。
日本語や記号をURLで扱える形に変えることで、Webページのリンクを正しく使いやすくなります。
ただし、ふつうにWebサイトを見るだけなら、URLエンコードを意識する場面は多くありません。Webサイトを作るときや、仕事用のアプリを作るときに出てきやすい言葉です。
初心者が間違えやすいポイント
エンコードは、動画、文字、URLなど、いろいろな場面で使われます。
そのため、意味をひとつだけに決めつけると混乱しやすくなります。ここでは、初心者が間違えやすい点を整理します。
エンコードと圧縮は同じではない
エンコードと圧縮は、同じ意味ではありません。
圧縮とは、ファイルのサイズを小さくすることです。たとえば、動画ファイルを軽くしたり、複数のファイルをZIPファイルにまとめたりする場合があります。
ZIPファイルとは、複数のファイルをまとめたり、サイズを小さくしたりするために使われるファイルです。
エンコードは、情報を別の形に変えることです。結果としてサイズが小さくなることはありますが、目的はサイズを小さくすることだけではありません。
ただし、動画のエンコードでは、ファイルのサイズを小さくして保存しやすくする意味合いが強くなります。動画は容量が大きくなりやすいため、見やすさとファイルサイズのバランスを取ることが大切です。
エンコードとファイル形式は関係するが同じ意味ではない
エンコードとファイル形式は関係がありますが、同じ意味ではありません。
ファイル形式とは、ファイルの種類のことです。たとえば、動画ならMP4、写真ならJPEG、文書ならPDFなどがあります。
JPEGとは、写真でよく使われるファイルの種類です。PDFとは、文書を同じ見た目で開きやすいファイルの種類です。
エンコードは、そのファイルをどのような形で保存するかに関係します。
初心者の方は、まず「ファイル形式はファイルの種類、エンコードは中身を変える作業」と考えると分かりやすいです。
文字化けは文字コードの種類が合わないと起きやすい
文字化けは、文字コードの種類が合わないと起きやすくなります。
たとえば、UTF-8で保存したファイルを、Shift_JISとして開くと、文字が正しく表示されないことがあります。
メール、CSVファイル、Webページなどで文字化けが起きたときは、文字コードの指定を確認すると原因を見つけやすくなります。
エンコードについてよくある質問
エンコード中とはどういう意味ですか?
エンコード中とは、情報を別の形に変換している途中という意味です。
動画編集ソフトで「エンコード中」と出る場合は、動画を書き出している途中です。スマホやパソコンで再生しやすい形に変えていると考えると分かりやすいです。
エンコード設定とは何ですか?
エンコード設定とは、どのような形に変換するかを決める設定です。
動画なら、画質、音のきれいさ、ファイルの種類、サイズなどを決めます。文字なら、UTF-8やShift_JISなどの文字コードを選ぶことがあります。
エンコードとデコードはどちらが先ですか?
多くの場合、エンコードが先です。
まず、情報を保存や送信に向いた形にエンコードします。そのあと、見る人や使うソフトがデコードして、読める形や再生できる形に戻します。
エンコードを英語で言うと何ですか?
エンコードは英語で「encode」と言います。
「エンコーディング」は英語の「encoding」から来た言葉です。日本語では、どちらも似た意味で使われることがあります。
動画のエンコードとは何ですか?
動画のエンコードとは、動画を再生しやすい形や、投稿しやすい形に変えることです。
たとえば、動画編集ソフトで作った動画をMP4として保存する作業が、動画のエンコードにあたります。
まとめ:エンコードとはデータを使いやすい形に変えること
エンコードとは、文字・動画・音声などのデータを、スマホやパソコンが扱いやすい形に変えることです。
動画では、再生しやすい形に変えるときに使われます。文字では、コンピューターが扱える形にするために使われます。
エンコードと一緒に覚えたい言葉が、デコードです。エンコードは変えること、デコードは戻して読めるようにすることです。
また、文字コードの指定が合わないと、文字化けが起きることがあります。UTF-8やShift_JISは、文字のエンコードを理解するうえで大切な言葉です。
動画のエンコードでは、見やすさとファイルサイズのバランスも大切です。画質を高くすると、ファイルが重くなることがあります。
エンコードとは何かを知っておくと、動画の変換、CSVファイルの文字化け、URLの表示などで出てくる言葉の意味が分かりやすくなります。

