定性・定量とは?意味の違いと使い分けをわかりやすく解説

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定性・定量とは何か、違いなどを初心者向けに説明した画像

定性・定量とは、物事を「言葉で見るか」「数字で見るか」の違いを表す言葉です。

かんたんに言うと、定性は「どんな感じか」を見ること、定量は「どれくらいか」を数字で見ることです。

たとえば、ラーメンを食べたときに「おいしい」「味が濃い」と言うのは定性的な見方です。一方で、「価格は900円」「待ち時間は10分」「評価は5点中4点」と見るのは定量的な見方です。

この記事では、定性・定量の意味、違い、使い方、具体例、初心者が間違えやすい点をわかりやすく解説します。

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目次

定性・定量とは?かんたんに意味を解説

定性と定量の違いを、言葉で見るか数字で見るかでわかりやすく解説した図

定性・定量とは、物事を調べたり考えたりするときの見方の違いです。

定性は、数字では表しにくい特徴や理由を言葉で見る方法です。定量は、数や割合などの数字で見る方法です。

定性とは「言葉で特徴を見ること」

定性とは、物事の特徴や性質を言葉で見ることです。

たとえば、次のような内容は定性的な情報です。

  • 使いやすい
  • わかりにくい
  • デザインがよい
  • 説明が足りない
  • 安心して使える

これらは、数字だけでは表しにくい内容です。

人の気持ち、理由、印象、使った感想などを知りたいときに、定性的な見方が役立ちます。

定量とは「数字で大きさを見ること」

定量とは、物事を数字で見ることです。

たとえば、次のような内容は定量的な情報です。

  • 利用者数が1,000人
  • 売上が10万円
  • 満足度が5点中4点
  • クリック率が3%
  • 作業時間が30分

定量では、「どれくらい多いのか」「どれくらい増えたのか」「どれくらい時間がかかったのか」を数字で確認できます。

数字で比べられるため、変化や差を見やすいのが特徴です。

定性と定量の違い

定性と定量の違いは、「言葉で見るか」「数字で見るか」です。

どちらが上というものではありません。目的に合わせて使い分けることが大切です。

項目定性定量
見方言葉で見る数字で見る
わかること理由、気持ち、印象数、割合、量、時間
使いやすい、説明がわかりにくい満足度4点、利用者1,000人
向いている場面原因や理由を知りたいとき大きさや変化を比べたいとき

定性は「なぜそう思ったのか」を知るのに向いています。

定量は「どれくらい多いのか」「どれくらい変わったのか」を知るのに向いています。

定性的とは?意味と具体例

定性的とは、数字ではなく、言葉や内容で物事を見ることです。

人の感想や理由、考え方などを知りたいときに使われます。

定性的な情報の例

たとえば、スマートフォンの使いやすさを調べる場面を考えてみます。

次のような声は、定性的な情報です。

  • 画面が見やすい
  • 文字が小さくて読みにくい
  • 設定画面がわかりにくい
  • 操作するときに迷いやすい
  • デザインがシンプルでよい

これらは数字ではありませんが、使う人の気持ちや困りごとがよくわかります。

そのため、商品やサービスをよくするヒントになります。

定性的な分析の例

分析とは、物事を分けて考え、理由や特徴を見つけることです。

定性的な分析では、数字よりも「なぜそうなったのか」を見ます。

たとえば、アンケートの自由記述に「説明が長くてわかりにくい」と書かれていたとします。

この場合、「文章が長い」「大事な点がわかりにくい」「専門用語が多い」などの原因を考えます。

このように、言葉から理由や改善点を見つけるのが定性的な分析です。

定量的とは?意味と具体例

定量的とは、数字を使って物事を見ることです。

数、割合、金額、時間、回数などで表せるものを扱います。

定量的な情報の例

たとえば、スマートフォンの利用状況を調べる場合、次のような情報は定量的です。

  • 1日の利用時間が3時間
  • アプリの起動回数が1日20回
  • 満足度が5点中4点
  • 利用者の80%が使いやすいと答えた
  • 画面の読み込みに2秒かかる

数字で表せるため、前回と今回を比べたり、ほかの商品と比べたりしやすくなります。

定量的な分析の例

定量的な分析では、数字をもとに物事を見ます。

たとえば、Webサイトの改善では、次のような数字を見ます。

  • ページを見た人数
  • ボタンを押した人の割合
  • 申し込みの数
  • ページを読む時間
  • 途中で離れた人の割合

数字を見ることで、どこで人が増えたのか、どこで離れたのかを確認できます。

ただし、数字だけでは理由まではわからないことがあります。その場合は、定性的な情報も見ることが大切です。

定性データと定量データの違い

データとは、判断や確認に使う情報のことです。

定性データは言葉で表される情報、定量データは数字で表される情報です。

定性データの例

定性データには、次のようなものがあります。

  • アンケートの自由記述
  • お客様の感想
  • インタビューの内容
  • 商品のよい点、悪い点
  • 使いにくい理由

定性データは、数では見えにくい理由や気持ちを知るために使われます。

定量データの例

定量データには、次のようなものがあります。

  • 売上金額
  • 利用者数
  • クリック数
  • 満足度の点数
  • 作業時間

定量データは、数字で比べたり、変化を確認したりするときに使われます。

アンケートで見る定性・定量の違い

アンケートにおける定量の5段階評価と定性の自由記述の違いを解説した図

定性・定量の違いは、アンケートで考えるとわかりやすいです。

アンケートには、数字で答えるものと言葉で答えるものがあります。

5段階評価は定量データ

「満足度を1〜5で選んでください」という質問は、定量データになります。

点数として集められるため、平均点を出したり、前回と比べたりできます。

たとえば、「満足度の平均が3.8点から4.2点に上がった」といった見方ができます。

自由記述は定性データ

「使ってみた感想を自由に書いてください」という質問は、定性データになります。

回答者の言葉から、よい点や困った点を読み取ります。

たとえば、「説明が多すぎて読むのが大変だった」という声があれば、文章を短くする改善につながります。

数字と理由を合わせて見ることが大切

アンケートでは、定量データと定性データを合わせて見ると、より正しく理解しやすくなります。

満足度の点数が低いだけでは、なぜ低いのかはわかりません。

そこで自由記述を読むと、「画面が見にくい」「説明が足りない」などの理由が見えてきます。

数字で全体の様子を見て、言葉で理由を知る。この組み合わせが大切です。

ビジネスで使われる定性・定量の例

商品改善で定量データと定性データを組み合わせて使う流れを解説した図

定性・定量は、ビジネスの現場でもよく使われます。

商品の改善、目標設定、会議資料、Webサイトの分析など、さまざまな場面で役立ちます。

商品改善での使い方

商品改善では、定量と定性の両方を見ます。

たとえば、アプリの利用者数が減っているとします。これは定量的な情報です。

しかし、なぜ減っているのかは数字だけではわかりません。

そこで、お客様の感想を読むと「操作がわかりにくい」「画面が重い」などの理由が見えることがあります。

このように、数字で問題を見つけ、言葉で理由を考える流れが大切です。

目標設定での使い方

目標を立てるときは、定量的な表現にすると達成できたかどうかを確認しやすくなります。

たとえば、「売上を増やす」だけでは、どれくらい増えればよいのかがわかりません。

売上を前月より10%増やす」とすれば、数字で確認できます。

一方で、「お客様が安心して使える説明にする」といった定性的な目標もあります。

この場合は、どのような状態なら安心できるのかを具体的に考えることが大切です。

会議や報告での使い方

会議や報告では、定量的な数字だけでなく、定性的な理由もあると伝わりやすくなります。

たとえば、「申し込み数が20%減りました」だけでは、聞く人は理由がわかりません。

そこに「入力画面がわかりにくいという声が増えています」と加えると、次に何を直せばよいか考えやすくなります。

定性・定量と似た言葉

定性・定量には、似た言葉がいくつかあります。

ここでは、よく一緒に出てくる言葉との違いを整理します。

定性的と定量的の違い

定性的は、言葉や内容で見ることです。

定量的は、数字で見ることです。

「的」がつくと、「そのような見方をしている」という意味になります。

定性評価と定量評価の違い

評価とは、よい点や悪い点を見て判断することです。

定性評価は、言葉や印象をもとに評価することです。

たとえば、「説明がわかりやすい」「対応がていねい」といった評価です。

定量評価は、数字をもとに評価することです。

たとえば、「満足度4.5点」「対応時間5分」「売上10%増」といった評価です。

定性分析と定量分析の違い

定性分析は、言葉や内容から理由や特徴を見つけることです。

定量分析は、数字から変化や差を見つけることです。

どちらか一方だけでなく、両方を合わせると、より深く理解できます。

初心者が間違えやすいポイント

定性と定量について初心者が間違えやすいポイントを解説した図

定性・定量は、意味を覚えるだけなら難しくありません。

ただし、実際に使うときには、いくつか間違えやすい点があります。

定量のほうが正しいとは限らない

数字があると、正しく見えることがあります。

しかし、定量のほうがいつも正しいとは限りません。

たとえば、満足度が高くても、一部の人が強く困っている場合があります。

数字だけを見ると、その困りごとに気づけないことがあります。

数字の背景にある理由も見ることが大切です。

定性はあいまいで役に立たない、という意味ではない

定性は、数字ではありません。

そのため、あいまいに感じることがあります。

しかし、定性は役に立たないという意味ではありません。

人の気持ち、困っている理由、改善のヒントを知るには、定性的な情報が大切です。

数字があるだけで定量的とは限らない

数字が書いてあれば、すべて定量的と言えるわけではありません。

たとえば、「A案を1番、B案を2番」と番号をつけただけでは、数字の大小に意味がない場合があります。

また、何となくつけた点数だけでは、正しく比べにくいこともあります。

定量的に見るには、数字の意味や数え方がはっきりしていることが大切です。

定性・定量を使い分けるコツ

定性・定量は、どちらか一方だけを使うものではありません。

目的に合わせて、使い分けたり組み合わせたりすることが大切です。

全体の様子を知りたいときは定量

全体の数や変化を知りたいときは、定量が向いています。

たとえば、次のような場合です。

  • 利用者が増えたか知りたい
  • 売上がどれくらい伸びたか知りたい
  • 作業時間が短くなったか知りたい
  • 満足度が上がったか知りたい

数字で見ると、前後の違いや大きさを比べやすくなります。

理由を知りたいときは定性

なぜそうなったのかを知りたいときは、定性が向いています。

たとえば、次のような場合です。

  • なぜ使いにくいと感じたのか知りたい
  • なぜ申し込みをやめたのか知りたい
  • どこで迷ったのか知りたい
  • どんな説明ならわかりやすいか知りたい

言葉で集めた情報を見ると、数字だけではわからない理由が見えてきます。

数字で見て、言葉で理由を考える

おすすめは、定量と定性を組み合わせることです。

まず数字で全体の変化を見ます。

次に、言葉で理由や背景を確認します。

たとえば、「申し込み率が下がった」という数字を見たあとに、「入力画面が難しい」という声を読むと、改善すべき点が見えやすくなります。

定性・定量に関するよくある質問

定性・定量とは何ですか?

定性・定量とは、物事を見る方法の違いです。

定性は言葉で特徴や理由を見ること、定量は数字で大きさや変化を見ることです。

定性と定量の違いは何ですか?

定性は「どんな感じか」を言葉で見ることです。

定量は「どれくらいか」を数字で見ることです。

たとえば、「使いやすい」は定性的、「満足度4点」は定量的です。

定性的とはどういう意味ですか?

定性的とは、数字ではなく、言葉や内容で物事を見ることです。

人の気持ち、理由、印象、使った感想などを知るときに使います。

定量的とはどういう意味ですか?

定量的とは、数字を使って物事を見ることです。

数、割合、金額、時間、回数などで表せるものを扱います。

アンケートの自由記述は定性ですか?

はい。アンケートの自由記述は、基本的に定性データです。

回答者の言葉から、理由や気持ち、困りごとを読み取るためです。

5段階評価は定量ですか?

はい。5段階評価は、点数として集められるため定量データです。

平均点を出したり、前回と比べたりできます。

まとめ:定性・定量とは、言葉で見るか数字で見るかの違い

定性・定量とは、物事を「言葉で見るか」「数字で見るか」の違いです。

定性は、理由、気持ち、印象、特徴を知るときに役立ちます。

定量は、数、割合、時間、金額などを見て、変化や差を比べるときに役立ちます。

数字だけでは理由がわからないことがあります。反対に、言葉だけでは全体の大きさが見えにくいことがあります。

そのため、定性と定量はどちらか一方だけでなく、合わせて使うことが大切です。

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