アンバサダーとは、企業や地域、商品などの魅力を多くの人に伝える人です。かんたんに言うと、そのよさを代表して伝える「案内役」です。
商品をSNSで紹介したり、地域のイベントに参加したりします。SNSとは、インターネット上で写真や文章を投稿し、ほかの人と交流できるサービスです。
アンバサダーは、商品を売るための宣伝だけをする人ではありません。自分の体験を伝えたり、商品を使う人の声を企業に届けたりする役割もあります。
この記事では、アンバサダーの意味や役割、仕事内容、報酬、なり方を初心者向けに解説します。インフルエンサーやイメージキャラクターとの違いも見ていきましょう。
関連するIT用語・ビジネス用語をまとめて確認したい方は、IT用語・ビジネス用語一覧もあわせてご覧ください。
アンバサダーとは
かんたんに言うと魅力を伝える代表者
アンバサダーとは、企業や地域、商品などを代表して、その魅力を外部に伝える人です。日本語では「大使」「代表」「応援する人」などの意味で使われます。
身近な例では、学校の魅力を新入生に紹介する在校生のような存在です。ビジネスでは、商品やサービスを自分の言葉で紹介し、多くの人に知ってもらう役割を持ちます。
アンバサダーの意味
アンバサダーには、もともと国を代表する「大使」という意味があります。現在は、企業や商品、地域などの顔として活動する人にも使われています。
たとえば、ある商品を長く使い、そのよさをSNSやイベントで紹介する人です。短い期間だけ広告に出るのではなく、続けて魅力を伝える場合が多くあります。
アンバサダーになるのは、有名人だけではありません。商品を使っている一般の人や、地域に住む人が選ばれることもあります。
アンバサダーの英語と語源
アンバサダーは、英語で「ambassador」と書きます。英語では、国を代表する大使という意味が基本です。
ビジネスでは「brand ambassador」という表現がよく使われます。ブランドとは、企業や商品につけられた名前や、利用する人が持つイメージのことです。
ブランドアンバサダーは、企業や商品を代表して、その考え方や魅力を伝える人を指します。
アンバサダーは何をする人?主な役割と仕事内容
アンバサダーの仕事内容は、活動する企業や地域によって異なります。ただし、共通するのは、商品やサービス、地域の魅力を分かりやすく伝えることです。
アンバサダーは、会社員のような決まった職業とは限りません。本業とは別に活動する人や、期間を決めて参加する人もいます。
商品やサービスの魅力を伝える
アンバサダーは、商品やサービスを実際に使い、その特徴や感想を伝えます。商品を使う人の立場から紹介するため、広告だけでは伝わりにくい魅力を届けられます。
ただし、よい点だけを並べればよいわけではありません。自分の体験をもとに、分かりやすく伝えることが大切です。
SNSやイベントで情報を発信する
InstagramやXなどのSNSで、写真や文章を投稿することがあります。YouTubeなどの動画サービスで、商品や活動を紹介する場合もあります。
新商品の発表会や地域のイベントに参加することもあります。企業によっては、投稿する回数や内容が決められています。
企業や地域のイメージを高める
アンバサダーは、商品そのものだけではなく、企業や地域のイメージも伝えます。その人の言葉や行動が、見た人の印象に影響するためです。
明るく丁寧な発信を続ければ、企業や地域への親しみが生まれます。そのため、うそや大げさな表現を避け、正しく伝えられる人が選ばれます。
商品を使う人の声や感想を届ける
商品を使った感想や、ほかの利用者から聞いた意見を企業に伝えることもあります。企業は、その声を商品やサービスの改善に役立てます。
アンバサダーは、企業から利用者へ情報を届けるだけではありません。利用者の声を企業へ戻す、橋渡しの役割も持っています。
アンバサダーが使われる主な場面
アンバサダーという言葉は、企業の商品だけに使われるものではありません。地域やスポーツ、イベントなど、さまざまな場面で使われています。
企業やブランドのアンバサダー
企業やブランドのアンバサダーは、商品やサービスの魅力を伝えます。広告への出演、SNSへの投稿、イベントへの参加などが主な活動です。
商品をよく理解し、企業が大切にしている考え方に合う人が選ばれます。有名人だけではなく、一般の利用者が担当する場合もあります。
観光地や自治体のアンバサダー
観光アンバサダーは、地域の観光地や特産品、文化などを紹介します。自治体の行事に参加したり、SNSで地域の情報を発信したりします。
「観光大使」や「ふるさと大使」と呼ばれる場合もあります。地域を多くの人に知ってもらうことが主な目的です。
SNSやインスタのアンバサダー
SNSアンバサダーは、商品を使った写真や感想を投稿します。Instagramを中心に活動する人は、インスタアンバサダーと呼ばれることもあります。
投稿を見続けてくれる人を、フォロワーと呼びます。アンバサダーは、フォロワーの数だけで決まるわけではありません。
投稿の内容や写真の分かりやすさ、商品との相性なども見られます。
イベントやスポーツのアンバサダー
イベントや大会を広めるために、アンバサダーが選ばれることもあります。開催前の案内や、当日の出演などを行います。
スポーツでは、その競技に詳しい選手や著名人が選ばれる場合があります。競技の楽しさや大会の見どころを伝える役割です。
アンバサダーの主な種類
ブランドアンバサダー
ブランドアンバサダーとは、企業やブランドを代表して、その魅力を伝える人です。商品だけではなく、企業が大切にしている考え方や、商品に込めた思いも伝えます。
短い期間の広告ではなく、長い期間にわたって活動する場合があります。そのため、ブランドへの理解と信頼が大切です。
公式アンバサダー
公式アンバサダーとは、企業や団体から正式に選ばれたアンバサダーです。公式サイトやSNSなどで、就任したことが発表されます。
個人的に応援している人とは異なり、決められた役割を持って活動します。活動内容や期間は、企業や団体によって違います。
観光アンバサダー
観光アンバサダーは、地域の魅力を外部へ伝える人です。観光地や食べ物、伝統文化、イベントなどを紹介します。
地域の出身者や、その土地と関わりの深い人が選ばれることがあります。一般の人を広く募集する自治体もあります。
グローバルアンバサダー
グローバルアンバサダーとは、世界に向けて活動するアンバサダーです。国内だけではなく、複数の国や地域で情報を発信します。
世界的に知られている俳優や歌手、スポーツ選手などが選ばれる場合があります。通常のブランドアンバサダーよりも、活動する地域が広いことが特徴です。
アンバサダーの具体例
好きな商品をSNSで紹介する例
たとえば、食品会社のアンバサダーとして、新商品を試す場合があります。食べた感想や、おすすめの使い方を写真と一緒に投稿します。
広告の文章をそのまま載せるのではなく、自分の体験として伝えることが特徴です。見る人にとって、使う場面を想像しやすくなります。
地域のイベントに参加する例
観光アンバサダーとして、地域のお祭りや物産展に参加することがあります。会場で地域の魅力を紹介したり、SNSで当日の様子を伝えたりします。
地域に興味を持つ人を増やし、観光や買い物につなげることが目的です。地元の人と来場者をつなぐ役割もあります。
広告や発表会に出演する例
企業の新商品発表会や広告に出演することもあります。商品の特徴を説明したり、実際に使った感想を話したりします。
有名人が担当する場合もあれば、商品に詳しい一般の利用者が出演する場合もあります。誰を選ぶかは、商品や活動の目的によって変わります。
アンバサダーと似た言葉の違い
アンバサダーには、インフルエンサーやイメージキャラクターなど、似た言葉があります。役割が重なる場合もありますが、中心となる意味は異なります。
アンバサダーとインフルエンサーの違い
インフルエンサーとは、SNSなどで情報を発信し、多くの人の考えや行動に影響を与える人です。商品やサービスを紹介することもあります。
アンバサダーは、特定の企業や商品を代表し、続けて魅力を伝える役割です。インフルエンサーがアンバサダーに選ばれることもありますが、同じ意味ではありません。
アンバサダーとイメージキャラクターの違い
イメージキャラクターとは、企業や商品の印象を伝えるために選ばれた人やキャラクターです。広告やポスターなどに登場します。
アンバサダーは、広告への出演だけでなく、イベント参加や情報発信なども行います。イメージを示すだけでなく、実際に活動する役割が強い言葉です。
アンバサダーと広告モデルの違い
広告モデルとは、商品を見せるために広告の写真や動画へ出演する人です。商品の見た目や、使っている場面を伝えます。
アンバサダーは、商品を紹介するだけではありません。企業やブランドをよく理解し、続けて魅力を伝える点が違います。
アンバサダーと大使の違い
アンバサダーを日本語にすると「大使」です。ただし、日本で使われる場面によって意味が少し変わります。
国と国との話し合いや関係づくりを外交といいます。外交で使う大使は国を代表する仕事ですが、企業や観光のアンバサダーは、商品や地域の魅力を伝える人を指します。
アンバサダーの収入や報酬
アンバサダーの収入や報酬には、決まった金額がありません。活動内容や、仕事の約束の内容、知名度などによって変わります。
報酬が支払われる場合
SNSへの投稿やイベントへの出演に対して、お金が支払われる場合があります。投稿の回数や活動する期間によって、金額が決まることもあります。
多くの人に情報を届けられる人は、報酬が高くなる場合があります。ただし、アンバサダーという名前だけで、必ず収入が得られるわけではありません。
商品やサービスを受け取れる場合
お金ではなく、商品を無料で受け取ったり、一定の期間だけ試したりできる場合もあります。その感想をSNSなどで伝える形です。
応募するときは、何を受け取れるのかを確認しましょう。交通費やイベントの参加費を、自分で払う場合もあります。
報酬がない場合もある
地域を応援する活動などでは、報酬がない場合もあります。本人の希望や、地域への思いをもとに活動する形です。
報酬の有無だけでなく、活動内容や期間も確認することが大切です。無理なく続けられるかを考えて参加しましょう。
アンバサダーになるには
企業や自治体の募集に応募する
企業や自治体が、公式サイトやSNSでアンバサダーを募集することがあります。応募条件を確認し、専用のフォームから申し込みます。
応募条件や活動内容が書かれた案内を、募集要項といいます。応募するときは、商品や地域を好きな理由を具体的に伝えましょう。
SNSで続けて情報を発信する
SNSで分かりやすい投稿を続けていると、企業から声がかかる場合があります。大切なのは、フォロワー数だけではありません。
写真や文章の分かりやすさも見られます。投稿する内容や考え方が大きくぶれないことも大切です。
商品や地域への理解を深める
アンバサダーには、紹介する商品や地域への理解が必要です。名前だけを知っている状態では、魅力を正しく伝えられません。
商品を実際に使ったり、地域を訪れたりして知識を増やします。自分の体験があると、読み手にも伝わりやすくなります。
信頼される発信を心がける
アンバサダーの発信は、企業や地域の印象にもつながります。事実を確認し、誤解を招かない言葉を選ぶことが大切です。
信頼される発信とは、うそや大げさな表現を避け、事実を正しく伝えることです。商品を無料でもらった場合や、企業から依頼された場合は、そのことも分かるように示します。
アンバサダーになるメリット
好きな商品や地域を応援できる
自分が好きな商品や地域の魅力を、多くの人に伝えられます。応援する活動が、商品や地域を知るきっかけになります。
自分の発信を見た人が商品を使ったり、地域を訪れたりすることもあります。好きなものの役に立てる点がメリットです。
新しい商品やサービスを体験できる
発売前の商品や、新しいサービスを体験できる場合があります。利用した感想を企業へ伝える機会もあります。
ただし、すべての募集で商品を無料でもらえるわけではありません。応募条件や活動内容を確認しましょう。
活動の幅や人とのつながりが広がる
イベントや発表会を通じて、新しい人と知り合う機会が増えます。写真や文章、動画を作る経験も積めます。
活動を続けることで、別の仕事や企画につながる場合もあります。無理のない範囲で続けることが大切です。
アンバサダーになるときの注意点
仕事内容や報酬を事前に確認する
応募する前に、投稿回数や活動期間、報酬を確認しましょう。「アンバサダー募集」という名前だけでは、詳しい条件は分かりません。
分からない点がある場合は、募集やイベントを行う企業や団体に確認します。内容をよく理解してから参加することが大切です。
広告であることを正しく伝える
企業から依頼を受けた投稿や、商品の提供を受けた投稿では、その関係が分かるように伝えます。通常の感想と広告を区別しやすくするためです。
企業や利用するSNSの決まりを確認し、必要な表示を行いましょう。見る人に誤解を与えない発信が信頼につながります。
企業や商品の決まりを守る
投稿する内容や画像について、企業から決まりが示される場合があります。多くの人に見せてはいけない情報が含まれることもあります。
説明をよく読み、分からないことは事前に確認しましょう。自分だけの判断で情報を公開しないことが大切です。
無料提供だけで判断しない
商品が無料でも、写真撮影や文章作成には時間がかかります。イベントへの移動や準備が必要になる場合もあります。
受け取れる商品だけを見るのではなく、活動に必要な時間や費用も考えましょう。自分が無理なく取り組める活動を選びます。
アンバサダーの使い方と例文
「アンバサダーに就任する」の例文
「人気俳優が、新商品のブランドアンバサダーに就任しました」
就任するとは、ある役目に正式に就くことです。企業や団体から選ばれたときによく使われます。
「アンバサダーを務める」の例文
「地元出身の選手が、観光アンバサダーを務めています」
「務める」は、与えられた役割を受け持つという意味です。この場合は、「勤める」ではなく「務める」を使います。
「公式アンバサダー」の例文
「広く一般の人から募集して選ばれた人が、イベントの公式アンバサダーとして活動します」
公式アンバサダーは、企業や団体から正式に認められた人です。個人的に応援している人とは違うものとして扱われます。
アンバサダーについてよくある質問
アンバサダーは一般の人でもなれますか?
一般の人でもなれます。企業や自治体が、利用者や地域の住民から募集する場合があります。
フォロワー数だけではなく、商品への思いや投稿内容を見て選ぶ募集もあります。応募条件を確認して申し込みましょう。
アンバサダーには収入がありますか?
報酬が支払われる場合もあれば、商品を受け取れるだけの場合もあります。報酬がない活動もあります。
アンバサダーは、必ず収入を得られる仕事ではありません。応募条件や、仕事の内容について交わす約束を事前に確認しましょう。
アンバサダーは何をする仕事ですか?
商品や地域の魅力を伝える仕事です。SNSへの投稿、イベントへの参加、広告への出演などを行います。
活動内容は、企業や団体によって異なります。商品を使った人の感想を企業へ伝える役割を持つ場合もあります。
アンバサダーとインフルエンサーは同じですか?
同じではありません。インフルエンサーは、多くの人の考えや行動に影響を与える発信者です。
アンバサダーは、特定の企業や地域などを代表して活動する人です。インフルエンサーがアンバサダーを務めることはあります。
ブランドアンバサダーとは何ですか?
ブランドアンバサダーとは、企業やブランドを代表して、その魅力を伝える人です。商品だけではなく、企業が大切にしている考え方も発信します。
広告への出演やSNSへの投稿、イベントへの参加などが主な活動です。長い期間にわたって活動する場合もあります。
まとめ|アンバサダーとは魅力を伝える代表者
アンバサダーとは、企業や地域、商品の魅力を代表して伝える人です。SNSでの発信やイベントへの参加を通じて、多くの人にそのよさを届けます。
インフルエンサーは多くの人に影響を与える発信者、イメージキャラクターは企業や商品の印象を伝える存在です。アンバサダーは、特定の企業や地域などを代表し、続けて活動する点に特徴があります。
報酬や仕事内容は、募集や仕事の約束によって異なります。アンバサダーを目指す場合は、活動内容を確認し、好きな商品や地域について正しく丁寧に発信することが大切です。

