プロダクトとは、かんたんに言うと、人や会社が作り、利用する人に届ける製品やサービスのことです。
家電や文房具など、形のある物だけを指すとは限りません。スマートフォンのアプリやWebサービスなど、形のないものもプロダクトと呼ばれます。
この記事では、プロダクトとは何かを初心者向けに説明します。商品や製品、サービスとの違い、ビジネスやITでの使い方も紹介します。
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プロダクトとは簡単にいうと何か
プロダクトとは、人や会社が作り、ほかの人が使えるように届けるものです。日本語では「製品」や「商品」と訳されることが多い言葉です。
ただし、ビジネスやITでは、より広い意味で使われます。形のある物だけでなく、アプリやインターネット上のサービスも含まれることがあります。
プロダクトを身近な例で考える
たとえば、家電メーカーが作る掃除機はプロダクトです。食品会社が販売する飲み物やお菓子も、プロダクトといえます。
ITの分野では、地図アプリや動画配信サービスもプロダクトです。利用する人の役に立つように作られ、公開後も直したり機能を増やしたりするためです。
お店の商品に例えるとわかりやすい
スーパーに並ぶ食品は、お客さんが買って使うために作られています。味や量、容器、価格などを考えて作られた商品です。
ITのプロダクトも同じように、利用する人のことを考えて作られます。ただし、ITでは、物そのものだけでなく、使いやすさや便利さまで含めて考えることがあります。
プロダクトの英語と日本語の意味
プロダクトは、英語の「product」から来た言葉です。productには、作られた物、製品、商品、作業の結果などの意味があります。
日本語では、使われる場面によって意味が少し変わります。そのため、いつでも「商品」と置き換えられるわけではありません。
日本語では「製品」や「商品」と訳される
工場などで作られた物を指す場合は、「製品」と訳すとわかりやすくなります。お店や会社が売るものを指す場合は、「商品」と訳すことがあります。
IT企業で使われるプロダクトは、アプリやサービスを含む場合があります。この場合は、「利用する人に届けるもの」と考えるとわかりやすいでしょう。
使われる分野によって意味が変わる
家電メーカーでは、テレビや冷蔵庫などをプロダクトと呼ぶことがあります。デザインの分野では、家具や生活用品などが主な対象です。
IT企業では、ソフトウェアやアプリ、Webサービスなどを指します。ソフトウェアとは、パソコンやスマートフォンを動かすアプリや仕組みのことです。
ビジネスで使うプロダクトとは
ビジネスで使うプロダクトとは、会社が利用者に届ける製品やサービスのことです。利用者には、商品を買う人だけでなく、無料のアプリを使う人なども含まれます。
会社は、利用する人の困りごとを解決するためにプロダクトを作ります。作って終わりではなく、利用者の意見をもとに、より使いやすく直すこともあります。
利用する人の困りごとを解決するために作られる
たとえば、乗り換え案内アプリは、目的地までの行き方を調べる手間を減らします。家計簿アプリは、お金の出入りをまとめる手間を減らします。
このように、プロダクトを作るときは、何を作るかだけでなく、誰のどのような困りごとを解決するかも考えます。
販売する前でもプロダクトと呼ばれることがある
開発中のアプリは、まだ販売や公開をしていなくてもプロダクトと呼ばれることがあります。作る側が、一つの製品やサービスとして考えているためです。
そのため、プロダクトは「すでに売られている商品」だけを指す言葉ではありません。
ITで使うプロダクトとは
ITで使うプロダクトとは、利用者が使うアプリやソフトウェア、Webサービスなどです。ITとは、パソコンやインターネットを使って情報を扱う技術のことです。
完成したアプリだけでなく、公開後の修正や問い合わせへの対応まで含めて、一つのプロダクトとして考えることもあります。
アプリやソフトウェアもプロダクトに含まれる
スマートフォンのアプリは、代表的なITプロダクトです。地図アプリ、家計簿アプリ、写真を加工するアプリなどがあります。
パソコンで使う文書作成ソフトや表計算ソフトもプロダクトです。文章を作る、数字を計算するなど、利用者が必要とする作業を行えるように作られています。
Webサービスもプロダクトと呼ばれる
Webサービスとは、インターネットを通じて使うサービスです。動画配信、ネット通販、オンライン会議などが当てはまります。
これらは手で触れられる物ではありません。しかし、利用者が使える機能や便利さを届けているため、IT企業ではプロダクトと呼ばれることがあります。
IT企業でアプリやサービスをプロダクトと呼ぶ理由
ITのアプリやサービスは、公開したあとも何度も更新されます。使いにくい部分を直したり、新しい機能を増やしたりします。
そのため、完成して終わる物ではなく、利用者とともに長く育てていくものとして、プロダクトという言葉が使われます。
プロダクトの具体例
プロダクトには、形のある物と形のないものがあります。ここでは、身近な例を種類ごとに紹介します。
形のあるプロダクトの例
- スマートフォン
- パソコン
- テレビ
- 冷蔵庫
- 自動車
- 文房具
- 食品や飲み物
これらは、実際に手で触れられるプロダクトです。会社が形や使い方を考えて作り、商品として販売します。
形のないプロダクトの例
- スマートフォンのアプリ
- 動画配信サービス
- オンライン会議サービス
- インターネット上の会計サービス
- 音楽配信サービス
- オンラインゲーム
形はありませんが、利用者へ機能や楽しさ、便利さを届けます。ITの分野では、このようなサービスもプロダクトとして扱われます。
会社で使うプロダクトの例
会社向けのプロダクトには、仕事を助けるシステムがあります。システムとは、仕事や作業を進めるための仕組みのことです。
たとえば、売り上げを管理するシステムや、社員の勤務時間を記録するサービスがあります。一般の人が目にする機会は少なくても、会社の仕事を支える大切なプロダクトです。
プロダクト・製品・商品・サービスの違い
プロダクト、製品、商品、サービスは、似た意味で使われます。ただし、それぞれ注目する部分が少し違います。
| 言葉 | かんたんな意味 | 例 |
|---|---|---|
| プロダクト | 利用する人のために作られ、届けられるもの | アプリ、家電、Webサービス |
| 製品 | 材料などを使って作られた物 | パソコン、冷蔵庫、自動車 |
| 商品 | 売るために用意された物やサービス | 店で販売される食品や衣服 |
| サービス | 便利さ、作業、楽しさなどを届けるもの | 宿泊、動画配信、オンライン会議 |
会社や分野によって、言葉の使い方は少し異なります。はっきり分けられない場合もあるため、前後の文章を見て判断しましょう。
プロダクトと商品の違い
商品とは、売るために用意された物やサービスです。お店に並んだ食品や衣服などが、わかりやすい例です。
プロダクトは、すでに販売されているものだけを指すとは限りません。開発中のアプリや、無料で提供しているサービスもプロダクトと呼ばれることがあります。
商品は売ることに注目した言葉
商品は、会社やお店が売るものとして扱うときに使われます。作られた物が販売される状態になると、商品と呼ばれることがあります。
一方、プロダクトは、何を作るか、誰に使ってもらうか、どのように直していくかまで含めて使われる場合があります。
プロダクトと製品の違い
製品とは、材料などを使って作られた物です。工場で作られた家電や機械、部品などが代表的な例です。
プロダクトは、製品よりも広い意味で使われることがあります。形のないアプリやインターネット上のサービスも含められるためです。
製品は形のある物に使われることが多い
製品という言葉は、実際に作られた物に使われることが多くあります。冷蔵庫、自動車、パソコンなどがわかりやすい例です。
プロダクトは、形のある製品だけでなく、形のないサービスもまとめて表せる言葉です。
プロダクトとサービスの違い
サービスとは、人に便利さや作業、楽しさなどを届けることです。形がなく、利用したときに役立つものが多くあります。
美容室で髪を切ってもらうことや、ホテルに泊まることはサービスの例です。一方、プロダクトは、製品とサービスの両方を含む場合があります。
ITではサービスもプロダクトと呼ばれることがある
ITでは、インターネットを通じて利用するサービスもプロダクトと呼ばれます。動画配信やオンライン会議などが例です。
ただし、すべての会社がサービスをプロダクトと呼ぶわけではありません。会社や業界によって、言葉の使い方は少し異なります。
プロダクトという言葉が使われる場面
プロダクトという言葉は、企画、開発、販売など、さまざまな場面で使われます。特に、利用者へ届ける製品やサービスについて話すときによく登場します。
商品やサービスを考えるとき
新しい商品やサービスについて考える場面で使われます。企画とは、何を作るか、誰に使ってもらうかを考えることです。
「どのようなプロダクトを作るか」「誰の困りごとを解決するか」などを話し合います。
アプリやシステムを作るとき
IT企業では、開発中のアプリやシステムをプロダクトと呼びます。開発とは、必要なものを考え、実際に作ることです。
「プロダクトに新しい機能を追加する」「プロダクトの使いにくい部分を直す」などの使い方をします。
販売方法を考えるとき
プロダクトを必要な人へどのように届けるかを考える場面でも使われます。広告を出す、価格を決める、販売する場所を選ぶなどの活動です。
このように、プロダクトは作る場面だけでなく、販売や公開をしたあとの場面でも使われます。
プロダクトの使い方と例文
プロダクトは、主に仕事の会話や文章で使われます。日常会話では、「商品」「製品」「アプリ」などと言い換えたほうが伝わりやすい場合もあります。
ビジネスでの使い方
- 新しいプロダクトを来月発売します。
- 利用者の意見をもとにプロダクトを直します。
- このプロダクトは、仕事にかかる手間を減らします。
ビジネスでは、形のある製品と形のないサービスの両方を表す言葉として使われます。
ITの分野での使い方
- プロダクトに新しい機能を追加します。
- プロダクトの使いやすさを調べます。
- 利用者の意見をプロダクトに取り入れます。
機能とは、そのアプリやサービスでできることです。たとえば、写真を保存する、文章を作る、相手と会話するといった働きを指します。
初心者が間違えやすいポイント
プロダクトという言葉は、複数の意味で使われます。何を指しているのか迷ったときは、前後の文章や使われている分野を確認しましょう。
プロダクトは形のある物だけではない
プロダクトを製品と訳すと、家電や機械などの物だけを思い浮かべやすくなります。しかし、ITではアプリやサービスも含まれます。
「利用する人のために作られ、届けられるもの」という広い意味で考えると、理解しやすくなります。
すべての会社で同じ意味とは限らない
ある会社では、アプリだけをプロダクトと呼ぶことがあります。別の会社では、問い合わせへの対応なども含めてプロダクトと考える場合があります。
会社や業界によって使い方が少し異なるため、決まった一つの意味だけで判断しないことが大切です。
「ザ・プロダクト」という商品名とは意味が異なる
「ザ・プロダクト」は、ヘアワックスなどで知られるブランド名です。ビジネス用語のプロダクトとは意味が異なります。
検索したときに美容商品が表示されることがありますが、この記事で説明しているのは一般的なビジネス用語です。
プロダクトキーとは別の言葉である
プロダクトキーとは、ソフトウェアが正しく購入されたものか確認するための文字や数字です。パソコンへソフトウェアを入れるときなどに使われます。
プロダクトという言葉は含まれていますが、製品やサービスを表す一般的なプロダクトとは別の用語です。
プロダクトとプロジェクトは同じではない
プロダクトは、利用者へ届ける製品やサービスです。プロジェクトは、決められた目的を達成するために行う、期限のある取り組みです。
たとえば、地図アプリはプロダクトです。その地図アプリに新しい機能を半年かけて追加する取り組みは、プロジェクトと呼ばれます。
プロダクトに関係する主な用語
プロダクトに関係する言葉を知ると、ビジネスやITの記事を読みやすくなります。ここでは、よく使われる用語を簡単に紹介します。
プロダクトマネージャー
プロダクトマネージャーとは、プロダクトをどの方向へ進めるか考える担当者です。何を作るか、誰に使ってもらうか、どこを直すかなどを考えます。
会社によって担当する仕事は異なります。すべての作業を一人で行う人という意味ではありません。
プロダクト開発
プロダクト開発とは、製品やサービスを考えて作ることです。利用する人の希望を調べ、形や動きを決め、実際に作って確認します。
公開や販売をしたあとも、利用者の意見をもとに直し続ける場合があります。
プロダクトライフサイクルとは製品やサービスの一生
プロダクトライフサイクルとは、商品やサービスが登場してから、広く使われ、やがて利用が減っていくまでの流れです。
日本語では「製品やサービスの一生」と考えるとわかりやすいでしょう。会社が販売方法を考えるときなどに使われます。
プロダクトアウト
プロダクトアウトとは、会社が持つ技術や作りたいものを中心に、商品を作る考え方です。
一方、利用する人の希望を先に調べて商品を作る考え方は、マーケットインと呼ばれます。どちらか一方だけが正しいという意味ではありません。
プロダクトについてよくある質問
プロダクトとは商品と同じ意味ですか?
同じ意味で使われることもありますが、完全に同じとは限りません。商品は売るものを指し、プロダクトは開発中のものや無料のサービスを含む場合があります。
アプリもプロダクトに含まれますか?
はい、含まれます。特にIT企業では、スマートフォンのアプリやパソコンで使うソフトをプロダクトと呼ぶことがよくあります。
サービスもプロダクトと呼びますか?
ITやビジネスの場面では、サービスもプロダクトと呼ぶことがあります。動画配信やオンライン会議のように、利用者へ継続して届けるサービスが例です。
ただし、会社や業界によって呼び方は異なります。
プロダクトは日本語で何といいますか?
一般には「製品」や「商品」と訳されます。ITではサービスも含むため、「利用する人に届けるもの」と考えたほうがわかりやすい場合があります。
プロダクトとプロジェクトは何が違いますか?
プロダクトは、作られた製品やサービスです。プロジェクトは、そのプロダクトを作ったり直したりするために行う、期限のある取り組みです。
まとめ|プロダクトとは製品やサービスを広く表す言葉
プロダクトとは、人や会社が作り、利用する人へ届ける製品やサービスのことです。日本語では「製品」や「商品」と訳されることがあります。
ビジネスやITでは、家電などの形のある物だけでなく、アプリやWebサービスもプロダクトに含まれます。「利用する人のために作られ、届けられるもの」と覚えるとわかりやすいでしょう。
商品は売るもの、製品は作られた物、サービスは便利さや作業などを届けるものを指すことが多い言葉です。プロダクトは、それらを広くまとめて表す言葉として使われる場合があります。

