キューとは?意味・スタックとの違い・FIFOをわかりやすく解説

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キューとは何かを初心者向けに説明した画像

キューとは、かんたんに言うと「先に並んだものから、先に進むしくみ」のことです。

たとえば、スーパーのレジに並ぶ人の列を思い浮かべるとわかりやすいです。先に並んだ人から、先に会計をします。

ITでは、人ではなくデータや作業が順番に並びます。データとは、文字、数字、画像など、コンピューターが扱う情報のことです。

この記事では、キューの意味、FIFO、スタックとの違い、エンキューとデキュー、プログラミングで使われる場面を初心者向けにわかりやすく解説します。

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目次

キューとは?かんたんに言うと「順番待ちの列」

キューとは、順番を待っているものを、先に入った順に取り出すしくみです。

英語では「queue」と書きます。読み方は「キュー」です。

日本語では「待ち行列」と呼ばれることがあります。待ち行列とは、順番を待っている列のことです。

キューは、特別なアプリ名ではありません。データや作業を順番に並べておくための考え方です。

ITでは、データや作業を一度にすべて進められないことがあります。そのとき、キューに入れて順番に進めます。

キューの身近な例

キューは、むずかしい言葉に見えますが、考え方は身近です。

ここでは、日常生活に近い例で見ていきます。

レジに並ぶ人の列

スーパーのレジでは、先に並んだ人から会計をします。

後から来た人が、先に会計することはふつうありません。この「先に来た人から先に進む」という考え方が、キューに近いです。

ITのキューでも同じです。先に入ったデータや作業から、順番に進めます。

印刷待ちのデータ

パソコンで複数の書類を印刷すると、プリンターは順番に印刷します。

先に印刷を指示した書類から印刷されます。後から指示した書類は、順番を待ちます。

このように、印刷するデータを順番に並べておくしくみも、キューの考え方です。

問い合わせや作業の順番待ち

問い合わせ窓口では、先に届いた問い合わせから順番に対応することがあります。

システムでも、たくさんの作業が同時に来ることがあります。システムとは、アプリやWebサービスを動かすしくみのことです。

すぐに全部の作業を進められないときは、いったんキューに入れます。そして、先に来たものから順番に処理します。

ここでいう処理とは、コンピューターが作業を進めることです。

キューの基本は「先に入ったものから先に出る」こと

キューの基本は、先に入ったものから先に出ることです。

この考え方を、ITではFIFOと呼びます。

FIFOとは「先入れ先出し」のこと

FIFOとは、「First In, First Out」の略です。

日本語では「先入れ先出し」といいます。意味は、先に入ったものを、先に取り出すことです。

読み方は「ファイフォ」「フィフォ」「フィーフォ」など、人や職場によってさまざまです。初心者の方は、まず「先入れ先出し」と覚えれば十分です。

たとえば、レジの列では、先に並んだ人から先に会計します。これがFIFOの考え方です。

ITのキューでも、先に入ったデータから先に取り出されます。

キューでデータを入れる・取り出す流れ

キューでは、データを後ろに追加します。そして、前にあるデータから取り出します。

たとえば、A、B、Cの順番でデータを入れたとします。この場合、取り出す順番もA、B、Cです。

つまり、キューは順番を守って作業を進めたいときに向いています。

プログラミングでは、キューにデータを入れることを「エンキュー」、データを取り出すことを「デキュー」と呼びます。

少し専門的な言葉ですが、「入れるのがエンキュー」「取り出すのがデキュー」と覚えるとわかりやすいです。

キューとスタックの違い

キューとよく一緒に出てくる言葉に、スタックがあります。

スタックとは、後から入れたものを先に取り出すしくみです。キューとは、取り出す順番が反対になります。

キューは先に入れたものから取り出す

キューは、先に入れたものから取り出します。

たとえば、A、B、Cの順番で入れた場合、取り出す順番もA、B、Cです。

レジの行列のように、先に来たものを先に進めます。

スタックは後から入れたものから取り出す

スタックは、後から入れたものから取り出します。

たとえば、A、B、Cの順番で入れた場合、取り出す順番はC、B、Aです。

身近な例では、積み重ねた本を上から取るイメージです。最後に置いた本が、最初に取られます。

キューとスタックの覚え方

キューは「行列」と覚えるとわかりやすいです。先に並んだ人から先に進みます。

スタックは「積み重ね」と覚えるとわかりやすいです。上に置いたものから先に取ります。

IT用語としては、キューもスタックもデータの並べ方を表す言葉です。ただし、取り出す順番が違います。

プログラミングでキューが使われる場面

プログラミングでは、キューはデータや作業を順番に扱いたいときに使われます。

プログラミングとは、コンピューターにやってほしい手順を書くことです。

処理の順番を守りたいとき

先に来たデータを先に進めたいとき、キューが使われます。

たとえば、複数の依頼がシステムに届いたとき、届いた順に進めると順番がわかりやすくなります。

このように、作業の順番を守るためにキューが役立ちます。

複数の作業を待たせたいとき

システムには、たくさんの作業が一度に来ることがあります。

そのすべてを同時に進められない場合、いったんキューに入れて待たせます。

そして、進められるものから順番に取り出します。

データを公平に処理したいとき

キューを使うと、先に来たデータを先に扱えます。

そのため、後から来たデータが先に進むことを防ぎやすくなります。

順番を大切にしたい作業では、キューが向いています。

キューが使われる具体例

キューは、いろいろなシステムの中で使われています。

ここでは、初心者でもイメージしやすい例を紹介します。

プリンターの印刷待ち

プリンターでは、印刷したいデータが順番に並びます。

先に送られた印刷データから印刷され、後から送られたデータは待ちます。

この印刷待ちのしくみは、キューの例としてわかりやすいものです。

メールやメッセージの送信待ち

メールやメッセージを送るしくみでも、キューが使われることがあります。

一度に多くの送信があると、すぐにすべてを送れない場合があります。

そのとき、送信待ちのデータをキューに入れます。そして、順番に送信します。

このように、送る内容や作業を一度キューに入れて、順番に進めるしくみを「メッセージキュー」と呼ぶことがあります。

システム内の作業を順番に進める例

コンピューターは、画像の変換、通知の送信、データの保存など、さまざまな作業を行います。

これらの作業を一度にまとめて進めるのがむずかしい場合があります。

そのようなときに、作業をキューに入れて、順番に進めることがあります。

キューを使うメリット

キューを使うと、作業やデータを順番に管理しやすくなります。

ここでは、主なメリットを見ていきます。

処理の順番がわかりやすい

キューでは、先に入ったものから先に出ます。

そのため、どのデータが先に進むかがわかりやすくなります。

作業を一時的にためておける

システムがすぐに進められない作業も、キューに入れて待たせることができます。

これにより、作業を順番に進めやすくなります。

すぐに終わらない作業を裏側で進めるしくみを、ITでは「非同期処理」と呼ぶことがあります。非同期処理とは、時間がかかる作業を待たずに、別の作業を先に進める考え方です。

キューは、この非同期処理でもよく使われます。重い作業を一度キューにためて、裏側で順番に進めることで、アプリやシステムの動きを止めにくくできます。

先に来たものを先に処理できる

キューは、先に来たものを先に処理するしくみです。

そのため、問い合わせや依頼のように、順番が大切な場面に向いています。

初心者が間違えやすいポイント

キューは、考え方自体はシンプルです。

ただし、似た言葉と混同しやすい点があります。

キューは「ただの一覧」ではない

キューは、ただデータを並べるだけの一覧ではありません。

大切なのは、先に入ったものから先に取り出すというルールです。

順番に作業を進めるためのしくみとして理解すると、わかりやすくなります。

キューとスタックは取り出す順番が違う

キューとスタックは、どちらもデータを入れて取り出すしくみです。

しかし、キューは先に入れたものから取り出します。スタックは後から入れたものから取り出します。

この違いをおさえると、基本情報技術者試験などの学習でも理解しやすくなります。

キューは英語のqueueから来ている

キューは、英語の「queue」から来ています。

queueには、列や順番待ちという意味があります。

ITでも、その意味に近く、順番に並んだデータや作業を扱うしくみとして使われます。

YouTubeや音楽アプリのキューとは少し使い方が違う

YouTubeや音楽アプリでも、「キュー」という言葉が使われることがあります。

この場合は、次に再生する動画や音楽の順番待ちを表すことが多いです。

IT用語としてのキューも、基本の考え方は同じです。順番に並べて、順番に進めるしくみだと考えると理解しやすいです。

キューに関するよくある質問

キューとは何ですか?

キューとは、先に入ったデータから先に取り出すしくみです。

日常生活でいうと、レジに並ぶ人の列に近い考え方です。ITでは、データや作業を順番に進めるために使われます。

キューとスタックの違いは何ですか?

キューは、先に入れたものから取り出します。

スタックは、後から入れたものから取り出します。

キューは行列、スタックは積み重ねと考えると覚えやすいです。

FIFOとは何ですか?

FIFOとは「先に入ったものから先に出る」という意味です。

日本語では「先入れ先出し」といいます。キューの基本となる考え方です。

A、B、Cの順に入れた場合、A、B、Cの順に取り出します。

エンキューとデキューとは何ですか?

エンキューとは、キューにデータを入れることです。

デキューとは、キューからデータを取り出すことです。

どちらもプログラミングで使われるキューの基本操作です。

メッセージキューとは何ですか?

メッセージキューとは、送る内容や作業を一度ためて、順番に進めるためのしくみです。

たとえば、メール送信や通知のように、すぐに終わらない作業を順番に進める場面で使われることがあります。

キューは基本情報技術者試験にも出ますか?

キューは、基本情報技術者試験などのIT系の学習で出てくることがあります。

基本情報技術者試験とは、ITの知識を問う国家試験の一つです。

特に、スタックとの違いやFIFOの考え方は、理解しておきたい内容です。

まとめ:キューとは順番待ちのデータを先に来た順で処理するしくみ

キューとは、先に入ったものから先に取り出すしくみです。

身近な例では、レジの行列や印刷待ちのデータがイメージしやすいです。

ITやプログラミングでは、データや作業を順番に進めるために使われます。

キューの基本は、FIFOです。FIFOとは、先に入ったものを先に取り出す「先入れ先出し」のことです。

キューにデータを入れることをエンキュー、取り出すことをデキューと呼びます。

また、送る内容や作業をキューにためて順番に進めるしくみを、メッセージキューと呼ぶことがあります。

スタックとの違いは、取り出す順番です。キューは先に入れたものから取り出し、スタックは後から入れたものから取り出します。

まずは「キューは行列」「FIFOは先入れ先出し」と覚えると、理解しやすくなります。

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