エビデンスとは、かんたんに言うと「あとから確認できる根拠」や「証拠」のことです。
仕事では、メール、会議のメモ、画面の画像、作業の記録などがエビデンスになることがあります。
この記事では、エビデンスの意味、使い方、言い換え、ITやビジネスでの具体例を、初心者にもわかりやすく解説します。
ほかのIT用語も知りたい方は、初心者向けのIT用語辞典もあわせてご覧ください。
エビデンスとは

エビデンスとは、「根拠」や「証拠」という意味で使われる言葉です。
根拠とは、かんたんに言うと「そう考える理由」のことです。
英語の「evidence」から来た言葉で、何かを説明するときの裏付けを表します。
エビデンスは「根拠」や「証拠」という意味
エビデンスは、ある話や判断が正しいと考えられる理由になるものです。
たとえば、「この作業は終わっています」と言うだけでは、あとから確認しにくいことがあります。
そのときに、作業完了のメールや画面の記録があれば、それがエビデンスになります。
かんたんに言うと「あとから確認できるもの」
エビデンスは、あとから見直して確認できるものです。
口で言ったことは、時間がたつと内容があいまいになりやすいです。
しかし、メールや記録が残っていれば、何があったのかを確認しやすくなります。
日本語では「裏付け」と考えるとわかりやすい
エビデンスは、日本語では「証拠」「根拠」「裏付け」と言い換えられます。
裏付けとは、話の内容を支える材料のことです。
ITやビジネスでは、作業や判断の内容をあとから確認するための記録として使われます。
エビデンスが使われる身近な例

エビデンスは、特別な仕事だけで使う言葉ではありません。
身近な場面にも、エビデンスに近いものはたくさんあります。
メールのやり取り
メールは、よく使われるエビデンスのひとつです。
たとえば、待ち合わせの時間をメールで決めていれば、あとから時間を確認できます。
仕事でも、依頼内容や返事をメールで残しておくと、後で見直しやすくなります。
会議のメモや議事録
会議のメモや議事録も、エビデンスになります。
議事録とは、会議で話したことや決まったことをまとめた記録です。
誰が何を担当するのか、いつまでに行うのかを残しておくと、あとから確認できます。
画面のスクリーンショット
スクリーンショットとは、スマホやパソコンの画面を画像として保存したものです。
エラー画面や設定画面を残すときによく使われます。
言葉だけでは伝わりにくい内容も、画面の画像があると確認しやすくなります。
ITで使うエビデンスとは

ITで使うエビデンスとは、システムやパソコンで起きたことをあとから確認するための記録です。
ここでいうシステムとは、予約サイト、会員ページ、会社で使う管理画面など、パソコンやスマホで動く仕組みのことです。
作業内容、エラーの内容、設定の状態などを残すときに使われます。
システムのログ
ログとは、システムやアプリで起きたことを残した記録です。
アプリとは、スマホやパソコンで使うソフトのことです。
ログは、人でいう日記のように「いつ、何が起きたか」を残します。
ITでは、ログを見ることで、いつログインしたか、いつエラーが出たかなどを確認できます。
設定画面の記録
パソコンやシステムの設定画面も、エビデンスとして残すことがあります。
たとえば、設定を変える前と後の画面を保存しておくと、何を変えたのかがわかります。
あとで元に戻したいときにも役立ちます。
エラー画面の画像
エラーが出たときは、画面の画像を残すことがあります。
エラーとは、システムやアプリがうまく動かなかったときに出る知らせです。
エラー画面を残しておくと、どのような問題が起きたのかを伝えやすくなります。
テスト結果の記録
システムを作ったあとには、正しく動くかを確認することがあります。
この確認をテストといいます。
ここでいうテストは、学校の試験ではありません。作ったものが思った通りに動くかを確かめる作業です。
テスト結果を残しておくと、「どこまで確認したか」がわかります。
ビジネスで使うエビデンスの意味

ビジネスで使うエビデンスの意味は、仕事の内容をあとから確認できるようにすることです。
報告や相談をするときに、根拠として使われます。
報告内容の根拠として使う
仕事では、報告するときにエビデンスを求められることがあります。
たとえば、「この作業は終わりました」と報告するときに、完了画面やメールの記録を添える場合があります。
これにより、報告の内容が確認しやすくなります。
「言った・言わない」を防ぐために使う
仕事では、口頭だけで話すと、あとで内容があいまいになることがあります。
そのため、大事な内容はメールやメモで残すことがあります。
これは、相手を疑うためではなく、仕事を進めやすくするためです。
作業したことをあとから確認するために使う
エビデンスは、作業の記録としても使われます。
たとえば、資料を送った日や、設定を変更した日を記録しておくと、あとから確認できます。
仕事の流れを整理するときにも役立ちます。
エビデンスの使い方と例文
エビデンスは、仕事やITの場面でよく使われる言葉です。
ただし、相手によっては「根拠」や「記録」と言った方が伝わりやすいこともあります。
「エビデンスを残す」の意味
「エビデンスを残す」とは、あとから確認できるように記録を残すという意味です。
たとえば、作業が終わった画面を保存したり、確認した内容をメールで送ったりすることです。
仕事では、後で見返せるようにするために使われます。
「エビデンスに基づく」の意味
「エビデンスに基づく」とは、根拠をもとに考えるという意味です。
思い込みや感覚だけではなく、記録や事実を見て判断することを表します。
ビジネスでは、数字や記録を見て判断するときに使われます。
仕事やメールでの例文
エビデンスは、次のように使います。
- 作業完了のエビデンスとして、画面の画像を添付します。
- エビデンスを残すため、メールで共有します。
- この報告は、ログの内容をエビデンスにしています。
- 会議で決まった内容は、議事録として残します。
日常的な文章では、「エビデンス」よりも「根拠」や「記録」の方が自然な場合もあります。
エビデンスの言い換え
エビデンスは、場面に合わせて日本語に言い換えると伝わりやすくなります。
無理にカタカナで言う必要はありません。
証拠
「証拠」は、あることが本当だと示すものです。
たとえば、作業が終わったことを示す画面の画像は、証拠と言えます。
やや強い言い方になることもあるため、仕事では場面に合わせて使うとよいです。
根拠
「根拠」は、考えや判断のもとになる理由です。
たとえば、「この数字が増えているので、利用者が増えています」と言うときの数字が根拠になります。
説明をするときに使いやすい言葉です。
裏付け
「裏付け」は、話の内容を支える材料です。
たとえば、報告内容を支えるメールや資料が裏付けになります。
エビデンスの意味にかなり近い言葉です。
記録
「記録」は、あとから見直せるように残したものです。
メール、メモ、画面の画像、作業履歴などが記録になります。
初心者には「記録」と言う方が伝わりやすいことがあります。
エビデンスと似た言葉の違い
エビデンスと似た言葉には、データ、資料、ログなどがあります。
意味が重なる部分もありますが、少しずつ使い方が違います。
エビデンスとデータの違い
データとは、数字や文字などの情報のことです。
たとえば、売上の数字やアンケート結果はデータです。
そのデータを根拠として使うとき、エビデンスと呼ばれることがあります。
エビデンスと資料の違い
資料とは、説明や確認のために使う文書や画像のことです。
会議の資料、説明資料、報告書などがあてはまります。
資料の中に、根拠として使える内容があれば、それがエビデンスになります。
エビデンスとログの違い
ログとは、システムやアプリの動きを残した記録です。
ログは、ITでよく使われるエビデンスのひとつです。
つまり、ログはエビデンスになることがありますが、エビデンスはログだけではありません。
エビデンスで初心者が間違えやすい点
エビデンスは便利な言葉ですが、使い方を広げすぎると分かりにくくなります。
ここでは、初心者が間違えやすい点を整理します。
何でもエビデンスになるわけではない
ただのメモや資料が、必ずエビデンスになるわけではありません。
あとから見て、何を示しているのか分かることが大切です。
日時、内容、相手、結果などが分かると、エビデンスとして使いやすくなります。
口頭だけでは残りにくい
口頭で話した内容は、その場では伝わりやすいです。
しかし、あとから確認するには不向きな場合があります。
大事な内容は、メールやメモで残しておくと安心です。
医療では研究にもとづく根拠という意味で使われる
医療で使うエビデンスは、研究や調査にもとづく根拠を指すことがあります。
また、根拠の強さを表す「エビデンスレベル」という言葉もあります。
この記事では、ITやビジネスで使うエビデンスを中心に説明しています。
エビデンスという言葉が分かりにくいと言われる理由
エビデンスは、仕事でよく使われるカタカナ語です。
ただ、初めて聞く人には意味が伝わりにくいことがあります。
カタカナ語なので意味が伝わりにくい
「エビデンスをください」と言われても、何を出せばよいのか分からない人もいます。
この場合は、「作業が終わったことを確認できる画像をください」と言う方が分かりやすいです。
相手に合わせて言葉を選ぶことが大切です。
日本語で言った方がよい場面もある
エビデンスは、日本語で言うと「根拠」「証拠」「記録」です。
相手がカタカナ語に慣れていない場合は、日本語で伝える方が親切です。
仕事では、伝わることを優先するとよいでしょう。
エビデンスについてよくある質問
エビデンスは英語でどう書く?
エビデンスは、英語で「evidence」と書きます。
意味は、証拠、根拠、裏付けなどです。
エビデンスは日本語で何と言う?
エビデンスは、日本語では「証拠」「根拠」「裏付け」「記録」と言えます。
仕事では「確認できる記録」と言うと、より分かりやすいです。
エビデンスレベルとは?
エビデンスレベルとは、根拠の強さを表す考え方です。
主に医療や研究の分野で使われます。
ITや一般的な仕事では、まず「エビデンス=あとから確認できる根拠」と覚えておけば十分です。
エビデンスを残すとはどういう意味?
エビデンスを残すとは、あとから確認できるように記録を残すという意味です。
たとえば、メール、議事録、スクリーンショット、ログなどを残すことです。
エビデンスはビジネスでどう使う?
ビジネスでは、報告や判断の根拠として使います。
たとえば、作業が終わったことを示す画面画像や、確認したことが分かるメールがエビデンスになります。
まとめ|エビデンスとは根拠や証拠のこと
エビデンスとは、根拠や証拠、裏付けのことです。
かんたんに言うと、あとから確認できる記録です。
ITでは、ログ、画面の画像、設定内容、テスト結果などがエビデンスになることがあります。
ビジネスでは、報告内容を支えたり、作業したことを確認したりするために使われます。
ただし、相手によっては「エビデンス」よりも「根拠」「記録」「裏付け」と言った方が伝わりやすいです。
エビデンスという言葉を見たら、「あとから確認できるもの」と考えると理解しやすくなります。
