SEOとは、GoogleやBingなどの検索結果から、Webサイトを見つけてもらいやすくする取り組みです。
かんたんに言うと、検索する人に役立つページを作り、その内容を検索エンジンにも正しく伝えることです。
この記事では、SEOの意味や仕組み、SEO対策のやり方を初心者向けに説明します。Web広告やMEOとの違いも分かります。
関連するIT用語・ビジネス用語をまとめて確認したい方は、IT用語・ビジネス用語一覧もあわせてご覧ください。
SEOとは、検索でWebサイトを見つけてもらうための取り組み
SEOとは、検索結果でWebサイトを見つけてもらいやすくする取り組みです。
検索結果とは、GoogleやBingで言葉を入力した後に表示されるページのことです。
Webサイトとは、インターネット上にある複数のページのまとまりです。会社の公式サイトやブログ、通販サイトなどが当てはまります。
例えば、自宅の近くにあるパン屋を探すときは、「地域名 パン屋」などの言葉で検索します。
パン屋の場所や営業時間、扱っているパンの種類が分かりやすく載っていれば、検索した人は必要な情報を見つけられます。
SEOでも同じように、検索する人が知りたい情報を分かりやすく用意します。その情報を検索エンジンが理解しやすい形に整えることも大切です。
SEOの読み方
SEOは「エスイーオー」と読みます。
アルファベットを一文字ずつ、「エス・イー・オー」と読めば問題ありません。
SEOは何の略?正式名称と意味
SEOは、「Search Engine Optimization」の頭文字を取った言葉です。
日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。
検索エンジンとは、インターネット上の情報を探すための仕組みやサービスです。GoogleやBingなどがあります。
最適化とは、目的に合うように内容や状態を整えることです。
つまり、検索エンジン最適化とは、検索する人と検索エンジンの両方にページの内容が伝わりやすいように整えることです。
ただし、検索エンジンだけを意識すればよいわけではありません。最も大切なのは、検索する人の疑問に分かりやすく答えることです。
SEO対策とは何か
SEO対策とは、SEOを行うための具体的な取り組みです。
例えば、ページの内容が分かるタイトルを付ける、見出しを整理する、関連する記事をリンクでつなぐなどの方法があります。
SEOとSEO対策は、ほぼ同じ意味で使われることもあります。
厳密には、SEOが全体の考え方であり、SEO対策がそのために行う作業です。
SEO対策を行う目的
SEO対策の目的は、検索結果からWebサイトを見てもらうことです。
ただし、単に見る人を増やせばよいわけではありません。必要な情報を探している人に、役立つページを届けることが大切です。
検索結果からWebサイトを見てもらうため
Webサイトを作っただけでは、多くの人に見てもらえるとは限りません。
検索結果にページが表示されることで、そのWebサイトを知らない人にも見つけてもらえる可能性が生まれます。
例えば、パソコンの画面を保存する方法を紹介する記事があったとします。
「パソコン 画面 保存方法」と検索した人に記事が表示されれば、その人の疑問を解決できます。
必要な情報を探している人に届けるため
検索する人には、知りたいことや困っていることがあります。
SEOでは、その疑問に合った情報を用意します。
商品を売ることだけが目的ではありません。
言葉の意味を説明する記事や、操作方法を紹介する記事にもSEOは使われます。
広告だけに頼らずWebサイトを見てもらうため
検索結果には、広告と、広告ではない通常のページが表示されます。
SEOは、広告ではない検索結果からWebサイトを見てもらうための取り組みです。
広告は、費用を払うことで決められた場所に表示できます。
SEOは広告とは異なり、費用を払えば必ず上位に表示されるものではありません。
SEOの仕組み
SEOの仕組みを知るには、検索エンジンがページを表示するまでの流れを理解する必要があります。
検索エンジンは、主に「ページを見つける」「内容を登録する」「表示する順番を決める」という流れで動きます。
検索エンジンがWebページを見つける
検索エンジンは、インターネット上にあるWebページを自動で探します。
この作業を「クロール」といいます。
クロールとは、検索エンジンのプログラムがWebページを見て回り、新しいページや更新されたページを探すことです。
Webページを自動で見て回るプログラムは「クローラー」と呼ばれます。
クローラーは、ページの中にあるリンクなどをたどりながら、さまざまなページを見つけます。
見つけたページを検索結果に使えるように登録する
検索エンジンは、見つけたページの文章や画像などを確認します。
その内容を整理し、検索結果に使える状態で保存します。
この登録作業を「インデックス」といいます。
インデックスとは、見つけたページを検索結果に使えるように登録することです。
本の後ろにある索引を思い浮かべると分かりやすいでしょう。
本の索引を見ると、調べたい言葉がどのページにあるか分かります。
検索エンジンも同じように、集めたページの内容を整理しています。検索された言葉に合う情報を、すばやく探すためです。
検索した言葉に合うページを順番に表示する
利用者が言葉を入力すると、検索エンジンは登録済みのページから関連する情報を探します。
そして、検索した内容に合うと判断したページを順番に表示します。
検索結果に表示されるページの順番を「検索順位」といいます。
検索順位は、一つの理由だけで決まるものではありません。
ページの内容や分かりやすさ、情報の信頼性、使いやすさなど、さまざまな点が関係します。
SEO対策の主な種類
SEO対策は、大きく分けると「内部対策」「コンテンツSEO」「外部対策」の三つがあります。
それぞれ役割が異なりますが、どれか一つだけ行えばよいわけではありません。
Webサイトの中を整える内部対策
内部対策とは、自分のWebサイトの中を整えることです。
検索エンジンがページを見つけやすく、内容を理解しやすい状態にします。
内部対策には、次のようなものがあります。
- ページの内容が分かるタイトルを付ける
- 見出しを使って文章を整理する
- 関連するページをリンクでつなぐ
- スマートフォンでも読みやすくする
- ページをできるだけ早く表示する
同じWebサイト内の別ページへ移動するリンクを「内部リンク」といいます。
内部リンクがあると、読者は関連する情報へ移動しやすくなります。検索エンジンも、Webサイト内のページを見つけやすくなります。
役立つ記事を作るコンテンツSEO
コンテンツSEOとは、検索する人に役立つ記事や情報を作り、検索結果から見つけてもらう取り組みです。
コンテンツとは、Webサイトに載せる文章、画像、動画などの情報を指します。
例えば、「SEOとは」と検索する人には、SEOの意味だけでなく、仕組みや具体的な方法も分かる記事が役立ちます。
検索する人が何を知りたいのかを考え、必要な情報を分かりやすい順番で伝えることが重要です。
外部サイトとのつながりを整える外部対策
外部対策とは、自分のサイト以外とのつながりに関するSEO対策です。
代表的なものに、他のWebサイトから自分のページへ向けられたリンクがあります。
他のWebサイトから自分のページへ向けられたリンクを「被リンク」といいます。
役立つ記事を作ると、他のWebサイトやSNSで紹介されることがあります。
SNSとは、XやInstagramなど、インターネット上で人と情報を共有するサービスです。
ただし、不自然にリンクを集めるのは適切ではありません。
まずは、人に紹介したいと思ってもらえる内容を作ることが基本です。
初心者でもできるSEO対策のやり方
SEO対策には専門的な作業もありますが、初心者が始められることも多くあります。
ここでは、記事を作るときの基本的な流れを説明します。
検索する人が使うキーワードを調べる
キーワードとは、検索するときに入力する言葉です。
例えば、SEOの意味を知りたい人は「SEOとは」「SEO 意味」などと検索します。
記事を書く前に、どのような言葉で検索されているかを調べます。
ただし、検索される回数が多い言葉を選ぶだけでは十分ではありません。
検索する人が知りたいことを整理する
同じキーワードでも、検索する人が知りたい内容は一つとは限りません。
「SEOとは」と検索する人は、意味だけでなく、仕組みや具体的な方法も知りたいと考えられます。
検索した人が本当に知りたいことを「検索意図」といいます。
記事では検索意図を考え、必要な情報を不足なくまとめます。
内容が分かるタイトルを付ける
タイトルは、そのページに何が書かれているかを伝えるものです。
読者が見たときに、知りたい情報があるか判断できるタイトルを付けます。
例えば、「SEOについて」だけでは、記事の内容が十分に伝わりません。
「SEOとは?意味や仕組み、対策方法を初心者向けに解説」とすると、記事で分かることが伝わります。
見出しを使って情報を整理する
長い文章を続けて書くと、どこに何が書かれているか分かりにくくなります。
話題ごとに見出しを付け、情報を整理しましょう。
タイトルや見出し、文章をどの順番で並べるかというページ全体の作りを「ページ構成」といいます。
見出しだけを読んでも、記事全体の流れが分かる形が理想です。
疑問に対する答えを分かりやすく書く
記事の最初では、読者が最も知りたい答えを早めに示します。
「SEOとは」の記事なら、最初にSEOの意味を説明します。
結論を後回しにすると、読者は答えを探し続けることになります。
最初に短く答え、その後で仕組みや例を説明すると理解しやすくなります。
関連記事を内部リンクでつなぐ
一つの記事だけで、すべてを詳しく説明する必要はありません。
関連する記事がある場合は、内部リンクでつなぎます。
例えば、「SEOとは」の記事から、「キーワード選定とは」や「内部リンクとは」の記事へ案内できます。
読者が次に知りたい情報へ移動しやすくなります。
公開後に内容を見直す
記事は、公開したら終わりではありません。
情報が古くなっていないか、説明が分かりにくくないかを定期的に確認します。
公開した記事を見直して改善することを「リライト」といいます。
必要に応じて文章を直したり、新しい情報を追加したりします。
SEO対策の具体例
SEO対策を身近な場面に置き換えて考えてみましょう。
ここでは、パン屋のWebサイトとブログ記事を例に説明します。
パン屋のWebサイトで行うSEO対策の例
地域のパン屋がWebサイトを作ったとします。
店名だけを載せても、その店を知らない人には見つけてもらいにくいでしょう。
そこで、店の場所、営業時間、パンの種類、定休日などを分かりやすく掲載します。
「地域名 パン屋」「地域名 食パン」などで探している人に役立つ情報を用意します。
これは、検索する人が必要としている情報をページにまとめるSEO対策です。
情報を見つけやすい見出しやページ構成にすることも、SEOの一部です。
ブログ記事で行うSEO対策の例
「スマートフォンで写真を保存する方法」という記事を書くとします。
読者は、操作の順番を知りたいと考えられます。
最初に必要な操作を示し、その後に画像を使って順番を説明します。
機種による違いや、保存できないときの確認方法も載せると親切です。
このように、検索する人の疑問を考え、答えを分かりやすくまとめることがSEOの基本です。
SEOと似た言葉との違い
SEOと一緒に使われる言葉には、Web広告やMEOなどがあります。
目的が似ているものもありますが、仕組みや表示される場所が異なります。
SEOとWeb広告の違い
Web広告とは、インターネット上に表示される広告です。
SEOは、広告ではない通常の検索結果からWebサイトを見つけてもらう取り組みです。
Web広告は、費用を払って広告を表示する方法です。
SEOでは、費用を払ったからといって検索順位が上がるわけではありません。
SEOとリスティング広告の違い
リスティング広告とは、検索した言葉に合わせて表示される広告です。
検索結果の上部や下部などに、「広告」や「スポンサー」と分かる形で表示されます。
SEOは、広告ではない通常の検索結果への表示を目指します。
リスティング広告は、広告費を使って検索結果に広告を表示します。
SEOとMEOの違い
MEOとは、地図を使った検索で店舗や施設を見つけてもらいやすくする取り組みです。
「Map Engine Optimization」の頭文字を取った言葉で、「エムイーオー」と読みます。
SEOは、主にWebページを検索結果へ表示しやすくします。
MEOは、地図上の店舗情報を見つけてもらいやすくします。
飲食店、美容院、病院など、実際の場所へ来てもらうサービスではMEOも使われます。
SEO対策のメリット
SEO対策には、必要な情報を探している人へページを届けやすくなる利点があります。
主なメリットを見ていきましょう。
継続してWebサイトを見てもらいやすい
役立つ記事は、公開後も検索結果から読まれることがあります。
検索する人の疑問に合っていれば、長い期間にわたって見てもらえる可能性があります。
ただし、検索順位が必ず同じ位置に保たれるわけではありません。
情報を定期的に見直し、読みやすい状態を保つことが大切です。
商品やサービスを知らない人にも届けられる
SEOでは、会社名や商品名を知らない人にも情報を届けられます。
例えば、「仕事を効率化する方法」と検索した人に、役立つサービスを紹介できます。
まだ商品を知らない人と出会えることは、SEOの大きな特徴です。
役立つ記事を積み重ねられる
公開した記事は、Webサイト内に情報として残ります。
記事を増やすことで、さまざまな疑問に答えられるWebサイトを作れます。
関連する記事を内部リンクでつなぐと、読者が必要な情報を探しやすくなります。
SEO対策の注意点
SEO対策では、検索順位を上げることだけを考えないようにしましょう。
読者にとって役立ち、読みやすいページを作ることが基本です。
すぐに検索順位が上がるとは限らない
記事を公開しても、すぐに検索結果へ表示されるとは限りません。
検索エンジンがページを見つけ、内容を確認するまでには時間がかかることがあります。
同じキーワードで上位表示を目指している他のページを、競合するページといいます。
検索順位は、競合するページや検索する内容によっても変わります。
短期間の順位だけで判断せず、内容を少しずつ改善することが大切です。
キーワードを不自然に繰り返さない
検索キーワードを文章に入れることは必要です。
しかし、同じ言葉を何度も不自然に繰り返すと、文章が読みにくくなります。
例えば、すべての文章に「SEOとは」を入れる必要はありません。
タイトルや重要な見出しなど、内容に合う場所で自然に使いましょう。
他のサイトをまねしただけの記事にしない
上位に表示されている記事を確認することは、読者が知りたい内容を調べる参考になります。
ただし、文章や構成をそのまままねしてはいけません。
自分の知識や経験を生かし、初めて読む人にも分かる説明を加えましょう。
具体例や図を使うことも、記事を分かりやすくする方法です。
検索順位だけを目的にしない
検索順位が高くても、読者の疑問を解決できなければ役立つページとはいえません。
Webサイトを見た人が、内容を理解できることが重要です。
SEOは、検索エンジンをだますための方法ではありません。
必要な情報を分かりやすく届けるための取り組みです。
SEO対策で初心者が間違えやすい点
SEOには、多くの情報や対策方法があります。
まずは、よくある間違いを避けることから始めましょう。
キーワードを多く入れればよいわけではない
キーワードの回数だけで検索順位が決まるわけではありません。
不自然に入れすぎると、読者にとって分かりにくい文章になります。
キーワードが表す疑問に、きちんと答えることが重要です。
記事を長くすればよいわけではない
文字数が多いだけで、よい記事になるわけではありません。
同じ説明を何度も繰り返すと、必要な情報を探しにくくなります。
検索する人に必要な内容を、不足なく簡潔に説明しましょう。
必要な内容が多いテーマでは記事が長くなり、簡単なテーマでは短くなることもあります。
一度公開したら終わりではない
Webサイトの情報や利用者の関心は変わることがあります。
記事の内容が古くなった場合は、現在の情報に合わせて直します。
あまり読まれていない記事は、タイトルや内容が検索する人の疑問と合っているか確認しましょう。
SEOについてよくある質問
SEO対策は自分でもできますか?
SEO対策は、自分でも始められます。
分かりやすいタイトルを付ける、見出しを整理する、読者の疑問に答えるなどは、初心者でも取り組めます。
Webサイトの作りや設定に関する問題には、専門知識が必要になる場合もあります。
まずは、記事の内容と読みやすさを整えることから始めるとよいでしょう。
SEO対策には費用がかかりますか?
自分で記事を書いて改善する場合は、作業そのものに料金はかかりません。
ただし、Webサイトの運営費や、作業に使う時間は必要です。
キーワードや検索順位を調べる有料サービスを使ったり、専門会社へ依頼したりする場合は費用がかかります。
SEO対策の効果が出るまでどのくらいかかりますか?
効果が出るまでの期間は、Webサイトや記事の状態によって異なります。
公開後すぐに検索結果へ表示される場合もあれば、時間がかかる場合もあります。
特定の期間が過ぎれば、必ず順位が上がるというものではありません。
検索結果に登録されているかや、どのくらい見られているかを確認しながら改善します。
SEO対策は意味がないのですか?
SEO対策そのものに意味がないわけではありません。
検索する人が必要としている情報を用意し、検索エンジンにも理解しやすくすることには意味があります。
ただし、SEO対策をすれば必ず上位に表示されるわけではありません。
順位だけでなく、読者の疑問を解決できているかも確認しましょう。
GoogleとBingでSEO対策は違いますか?
GoogleとBingは別の検索エンジンです。
検索結果を決める細かな仕組みは同じではありません。
ただし、検索する人に役立つ内容を作ることや、ページを見つけやすくすることは共通しています。
タイトルと本文のテーマを合わせ、見出しを整理し、分かりやすい情報を載せることが基本です。
まとめ:SEOとは検索する人に役立つページを届ける取り組み
SEOとは、検索結果からWebサイトを見つけてもらいやすくする取り組みです。
検索エンジンにページの内容を正しく伝えるだけでなく、検索する人の疑問に分かりやすく答えることが大切です。
初心者は、検索する人が知りたい内容を考えることから始めましょう。
分かりやすいタイトルと見出しを付け、必要な情報を読みやすい順番でまとめます。
キーワードを何度も入れたり、文章をむやみに長くしたりする必要はありません。
読者にとって役立つページを一つずつ作り、公開後も内容を見直すことがSEOの基本です。

