認証とは、かんたんに言うと、サービスを使おうとしている人が、本当に本人かを確かめることです。
パスワードを入力してログインしたり、スマートフォンを顔や指紋で開いたりする操作が、身近な認証の例です。
この記事では、認証の意味や仕組み、認可との違い、主な認証方法を初心者向けにわかりやすく解説します。
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認証とは
認証とは、利用者が本当に正しい本人なのかを確認することです。
Webサービスやアプリでは、登録した本人だけが利用できるようにするために認証が行われます。
認証の意味を簡単に説明
認証は、建物の入口で社員証を見せる場面に似ています。
社員証を確認することで、その人が本当に社員なのかを確かめられます。
ITにおける認証も同じです。パスワードや顔、指紋などを使い、利用しようとしている人が本人かどうかを確かめます。
認証を英語で何という?
認証は、英語で「authentication」といいます。読み方は「オーセンティケーション」です。
意味は、日本語の認証と同じで、本人かどうかを確かめることです。
身近に使われている認証の例
認証は、会社の特別なシステムだけで使われるものではありません。
スマートフォンやメール、SNSなど、私たちが日常的に使うサービスでも利用されています。
パスワードを入力してログインする
メールやSNSを使うときは、IDとパスワードを入力することがあります。
IDとは、利用者を見分けるための名前や番号です。パスワードは、本人だけが知っている合言葉のようなものです。
入力した内容が登録されている情報と合っていれば、本人として認証されます。
スマートフォンを顔や指紋で開く
スマートフォンでは、顔認証や指紋認証が使われています。
顔認証は顔の特徴を、指紋認証は指紋の形を使って本人かどうかを確かめる方法です。
あらかじめ登録した情報と合っていれば、画面のロックが解除されます。
認証コードを入力する
サービスへログインするときに、数字の認証コードが届くことがあります。
認証コードは、メールやSMSに送られる一時的な番号です。SMSとは、電話番号を使って短いメッセージを送る仕組みです。
正しいコードを入力することで、登録したスマートフォンを持っている本人だと確認できます。
認証の仕組み
認証の基本は、利用者が入力した情報と、サービスに登録されている情報を比べることです。
情報が合っていれば、本人としてサービスを利用できます。
利用者が本人であることを示す
最初に、利用者が本人であることを示す情報を入力します。
たとえば、パスワード、認証コード、顔、指紋などです。
このような本人確認に使う情報を「認証情報」と呼ぶことがあります。
登録されている情報と照らし合わせる
次に、入力された情報と、あらかじめ登録されている情報を比べます。
パスワード認証では、入力したパスワードが登録内容と合っているかを確認します。
顔認証や指紋認証では、登録した顔や指紋と、現在読み取った情報を比べます。
確認できた場合だけ利用を認める
入力した情報が正しければ、本人として認証されます。
その後、サービスの画面が表示されたり、スマートフォンのロックが解除されたりします。
情報が合わない場合は、もう一度入力を求められるのが一般的です。
認証と認可の違い
認証と似た言葉に「認可」があります。
認証と認可は一緒に使われることが多いものの、意味は異なります。
認証は「誰なのか」を確かめること
認証は、サービスを使おうとしている人が誰なのかを確かめることです。
たとえば、IDとパスワードを入力して、登録した本人だと確認する操作が認証です。
認可は「何をしてよいか」を決めること
認可とは、認証された人が何をしてよいかを決めることです。
たとえば、一般の社員は資料を見るだけで、管理者は資料の追加や削除もできる場合があります。
このように、利用者ごとに使える機能や情報の範囲を決めるのが認可です。
認証と認可の違いを身近な例で比較
認証と認可は、ホテルを例にすると理解しやすくなります。
フロントで名前や予約内容を確認するのが認証です。本人だと確認された後、部屋の鍵を受け取ります。
その鍵で入れる部屋を決めるのが認可です。宿泊者は自分の部屋には入れますが、ほかの宿泊者の部屋には入れません。
ITでも、最初に本人かどうかを認証し、その後に利用できる機能や情報を認可によって決めます。
| 言葉 | 確認する内容 | 具体例 |
|---|---|---|
| 認証 | 誰なのか | IDとパスワードで本人を確認する |
| 認可 | 何をしてよいか | 閲覧や編集など、使える範囲を決める |
本人確認に使われる3種類の情報
認証では、本人かどうかを確かめるために、3種類の情報が使われます。
専門的には、この3種類を「認証の要素」と呼びます。
本人だけが知っている情報
本人だけが知っている情報を使う方法です。
代表的な例には、パスワードや暗証番号があります。
利用しやすい方法ですが、ほかの人に知られないように管理することが大切です。
本人だけが持っている物
本人が持っている物を使って確認する方法です。
スマートフォンや、情報を記録できる社員証などが使われます。
スマートフォンに届いた認証コードを入力する方法も、この種類に当てはまります。
本人の体の特徴
顔や指紋など、本人の体の特徴を使う方法です。
顔認証、指紋認証、静脈認証などがあります。
静脈認証とは、手や指の中にある血管の形を使って、本人かどうかを確かめる方法です。
主な認証方法と種類
認証方法には、いくつかの種類があります。
利用するサービスや、求められる本人確認の確かさに合わせて使い分けられています。
パスワード認証
パスワード認証は、IDとパスワードを使って本人を確認する方法です。
多くのWebサービスで使われている、身近な認証方法です。
同じパスワードを複数のサービスで使い回さないことが大切です。
ワンタイムパスワード認証
ワンタイムパスワードとは、1回だけ、または短い時間だけ使えるパスワードです。
一定時間が過ぎると使えなくなるため、通常のパスワードよりも他人に使われにくい特徴があります。
メール、SMS、認証アプリなどに表示される数字がよく使われます。
生体認証
生体認証とは、顔や指紋など、人の体の特徴を使って本人を確認する方法です。
パスワードを覚える必要がなく、スマートフォンのロック解除などで広く使われています。
主な種類には、顔認証、指紋認証、静脈認証、声を使った認証があります。
二要素認証と多要素認証
二要素認証とは、異なる2種類の確認方法を組み合わせる認証です。
たとえば、パスワードと、スマートフォンに届く認証コードを一緒に使います。
多要素認証とは、異なる種類の確認方法を2つ以上組み合わせる考え方です。
パスワードだけに頼らないため、より確実に本人を確認できます。
パスキー認証
パスキー認証とは、パスワードを入力せずに本人を確認する方法です。
スマートフォンやパソコンに登録した仕組みと、顔認証や指紋認証などを組み合わせて使います。
パスワードを覚えたり、毎回入力したりする負担を減らせます。
認証が使われる主な場面
認証は、個人向けのサービスから会社のシステムまで、さまざまな場面で使われています。
ここでは、代表的な利用場面を紹介します。
Webサービスやアプリへのログイン
メール、SNS、動画配信サービスなどへのログインで認証が使われます。
IDとパスワードのほか、認証コードや顔認証を追加するサービスもあります。
会社のパソコンやシステムの利用
会社では、パソコンや業務システムを使う人が、社員本人かどうかを確認します。
社員証やパスワード、スマートフォンの認証アプリなどが使われます。
認証することで、関係のない人が社内の情報を見にくくなります。
インターネットでの買い物や支払い
クレジットカードを使った支払いでも認証が行われることがあります。
認証コードや専用アプリを使い、カードを利用している人が本人かどうかを確かめます。
インターネットで使う銀行サービスでも、同じように認証が使われています。
認証について初心者が間違えやすい点
認証には、似た言葉や似た仕組みがあります。
意味の違いを知っておくと、ログイン画面やサービスの説明を理解しやすくなります。
認証とログインは同じではない
ログインとは、サービスを使い始めるための操作です。
認証は、ログインしようとしている人が本人かどうかを確かめる処理です。
ログインの途中で認証が行われるため、同じ意味のように見えますが、厳密には異なります。
認証コードとパスワードは同じではない
パスワードは、利用者が自分で決めて長く使う情報です。
認証コードは、サービス側が一時的に発行する数字や文字です。
認証コードには利用できる時間が決められている場合が多く、毎回同じとは限りません。
二段階認証と二要素認証は意味が異なる
二段階認証とは、本人確認を2回に分けて行う方法です。
二要素認証とは、パスワードとスマートフォンなど、異なる2種類の確認方法を使う認証です。
確認を2回行っていても、同じ種類の情報だけを使う場合は、二要素認証とは呼ばないことがあります。
認証に関するよくある質問
認証とは簡単にいうと何ですか?
認証とは、サービスを使おうとしている人が、本当に本人かを確かめることです。
パスワード、認証コード、顔、指紋などを使って確認します。
認証と本人確認の違いは何ですか?
認証と本人確認は、どちらも本人かどうかを確かめる行為です。
ただし、本人確認は、身分証明書などを使って実在する本人を確認する意味でも使われます。
認証は、登録された利用者と現在の利用者が同じかを、システム上で確かめる意味でよく使われます。
認証と認可の違いは何ですか?
認証は「誰なのか」を確かめることです。
認可は、認証された人が「何をしてよいか」を決めることです。
認証にはどのような種類がありますか?
主な種類には、パスワード認証、ワンタイムパスワード認証、生体認証、二要素認証、パスキー認証があります。
サービスによっては、複数の方法を組み合わせて使います。
パスワードだけでも安全ですか?
パスワードだけで利用できるサービスもあります。
ただし、二要素認証や多要素認証を使える場合は、設定することで本人確認をより確実にできます。
サービスごとに異なるパスワードを設定することも大切です。
まとめ|認証とは本人であることを確かめる仕組み
認証とは、サービスを使おうとしている人が、本当に本人かを確かめる仕組みです。
パスワード、認証コード、顔、指紋などを使って、登録された利用者と同じ人かどうかを確認します。
認証は「誰なのか」を確かめるもので、認可は「何をしてよいか」を決めるものです。
認証の意味や種類を知ると、ログイン画面やセキュリティ設定の内容を理解しやすくなります。

