イシューとは、解くべき大事な課題や、話し合う中心になる点のことです。
かんたんに言うと、「今、何を考えるべきか」をはっきりさせるための言葉です。
たとえば、テストの点が下がったとします。このとき、「点が下がった」という結果だけを見ても、次に何をすればよいかは分かりません。
「なぜ点が下がったのか」「どの教科を先に見直すのか」「勉強のやり方を変えるべきか」を考える必要があります。
ビジネスやITの場面でも同じです。ITとは、パソコン、スマホ、インターネット、システムなどに関する分野のことです。
目の前の問題をただ見るのではなく、本当に考えるべき大事なことを見つけるときに「イシュー」という言葉が使われます。
この記事では、イシューとは何か、ビジネスでの意味、使い方、具体例、課題や問題との違いを初心者向けにわかりやすく解説します。
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イシューとは?かんたんに言うと「考えるべき大事なこと」
イシューとは、たくさんある問題や話題の中で、特に考えるべき大事なことを指します。
日本語では、「論点」「課題」「考えるべきテーマ」と言えます。
論点とは、話し合うときに中心になる点のことです。課題とは、解決する必要があることです。
ただし、すべての問題をイシューと呼ぶわけではありません。
イシューの意味
イシューは、ただの困りごとではありません。
「これを考えないと、前に進めない」という大事な問いやテーマを指します。
たとえば、会社の売上が下がっている場合、「売上が下がった」という結果だけではイシューとは言い切れません。
この場合のイシューは、「なぜ売上が下がったのか」「どの商品を見直すべきか」「どんなお客さんに力を入れるべきか」といった、考えるべき大事な問いです。
英語のissueの意味
イシューは、英語の「issue」から来た言葉です。
英語のissueには、「問題」「話し合う点」「話題」などの意味があります。
日本のビジネスでは、主に「考えるべき大事な問題」や「話し合う中心になる点」という意味で使われます。
ビジネスではどういう意味で使うか
ビジネスとは、仕事や会社の場面のことです。
ビジネスでのイシューは、「今、最も考えるべきこと」という意味で使われることが多いです。
会議や企画、仕事の進め方を考えるときに、「今回のイシューは何か」と言うことがあります。
これは、「今回、何を決めるべきか」「何について考えるべきか」を確認する言い方です。
イシューが大切な理由
イシューが大切なのは、考える方向を間違えないためです。
どれだけ長く話し合っても、考えるべきことがずれていると、よい答えには近づきにくくなります。
考えることがずれると、答えもずれる
たとえば、勉強時間が足りないと思っていた人が、実は勉強方法を間違えていたとします。
この場合、「勉強時間を増やすこと」だけを考えても、点数は大きく上がらないかもしれません。
本当に考えるべきイシューは、「どの勉強方法が自分に合っているか」です。
このように、イシューを間違えると、努力する方向もずれてしまいます。
先にイシューを決めると、話し合いが進めやすい
会議でも、先にイシューを決めると話し合いが進めやすくなります。
たとえば、「売上を上げたい」という話だけでは、何を話せばよいのか広すぎます。
そこで、「新しいお客さんを増やすにはどうすればよいか」と決めると、話し合う内容がはっきりします。
このように、イシューは話し合いの道しるべになります。
イシューの具体例
イシューは、仕事、会議、学校、日常生活など、いろいろな場面で考えられます。
ここでは、初心者にも分かりやすい具体例を紹介します。
仕事でのイシューの例
たとえば、会社の商品があまり売れていないとします。
このとき、考えられるイシューには次のようなものがあります。
- 商品のよさが、お客さんに伝わっていないのではないか
- 価格が高いと感じられているのではないか
- 必要としている人に情報が届いていないのではないか
「売れていない」という状態を見るだけでは、何をすればよいか分かりません。
本当に考えるべきことを決めることで、次の行動が見えやすくなります。
会議でのイシューの例
会議で「次のイベントをよくしたい」と話すだけでは、内容が広すぎます。
この場合は、次のようにイシューを決めると話しやすくなります。
- 参加者を増やすにはどうすればよいか
- 参加した人に満足してもらうにはどうすればよいか
- 準備の負担を減らすにはどうすればよいか
イシューを決めると、会議で話すべきことがはっきりします。
学校や日常生活でのイシューの例
学校で「成績を上げたい」と考える場合も、イシューを分けて考えると分かりやすくなります。
- どの教科を先に勉強するべきか
- 暗記のやり方を変えるべきか
- 毎日の勉強時間をどう作るか
日常生活でも同じです。
たとえば「部屋が片づかない」という悩みがある場合、「物が多すぎるのか」「収納場所が少ないのか」「片づける時間がないのか」を考えます。
この中で、まず考えるべきことがイシューになります。
イシューの使い方と例文
イシューは、仕事の会話や資料で使われることが多い言葉です。
ただし、相手によっては伝わりにくい場合もあります。そのため、必要に応じて「考えるべきこと」や「話し合う点」と言い換えると分かりやすくなります。
「イシューを特定する」の意味
「イシューを特定する」とは、考えるべき大事なことをはっきりさせるという意味です。
「特定する」は、いくつかある中からひとつにしぼって、はっきりさせることです。
例文は次のとおりです。
- まずは、今回のイシューを特定しましょう。
- 売上が下がった理由を考える前に、イシューを特定する必要があります。
- この会議では、最初にイシューを整理します。
「イシューを押さえる」の意味
「イシューを押さえる」とは、大事な点をきちんと理解するという意味です。
例文は次のとおりです。
- 会議の前に、今回のイシューを押さえておきましょう。
- この資料は、問題のイシューをよく押さえています。
- イシューを押さえてから、解決策を考えます。
「イシューがない」とはどういうことか
「イシューがない」とは、考えるべき大事な問いがはっきりしていない状態を指します。
たとえば、会議のテーマがあいまいで、何を決める場なのか分からない場合があります。
そのようなときに、「この会議はイシューがない」と言われることがあります。
ただし、少し強い言い方に聞こえる場合もあります。ふだんの会話では、「話し合うことを整理しましょう」と言う方がやさしく伝わります。
イシューと似た言葉の違い
イシューには、「問題」「課題」「論点」と似た意味があります。
ただし、少しずつ意味が違います。ここでは、初心者向けに分かりやすく整理します。
イシューと問題の違い
問題とは、困っていることや、よくない状態のことです。
たとえば、「売上が下がっている」「人手が足りない」「作業に時間がかかる」などが問題です。
一方で、イシューは、その問題の中で「何を考えるべきか」を指します。
つまり、問題は困っている状態、イシューは考えるべき大事な問いです。
イシューと課題の違い
課題とは、解決する必要があることです。
学校の宿題だけでなく、仕事や生活で直したいことにも使います。
たとえば、「新しいお客さんを増やす」「作業時間を短くする」などが課題です。
イシューは、課題の中でも特に「今、考えるべき大事なこと」として使われます。
日常的には近い意味で使われますが、仕事の場面では、イシューの方が「考えるべき点」という意味が強くなります。
イシューと論点の違い
論点とは、話し合いや議論で中心になる点のことです。
イシューも論点に近い意味があります。
ただし、イシューは「解決すべき大事な問い」という意味で使われることが多いです。
迷ったときは、イシューを「大事な論点」と考えると分かりやすいです。
イシューを見つけるときの考え方
イシューを見つけるには、いきなり答えを出そうとしないことが大切です。
まずは、何について考えるべきかを整理します。
まず「何を決めたいのか」を考える
イシューを見つけるときは、最初に「何を決めたいのか」を考えます。
たとえば、「売上を上げたい」だけでは広すぎます。
「新しいお客さんを増やすのか」「今のお客さんにもっと買ってもらうのか」まで考えると、イシューが見えやすくなります。
すぐ答えを出そうとしない
問題を見ると、すぐに解決策を考えたくなることがあります。
しかし、先に答えを出すと、本当に考えるべきことを見落とすことがあります。
まずは、「この問題で一番大事な点は何か」を考えることが大切です。
大事ではない話題を分ける
イシューを考えるときは、大事ではない話題を分けることも大切です。
会議では、細かい話に時間を使いすぎることがあります。
そのようなときは、「今、話すべきこと」と「あとで考えればよいこと」を分けると、話し合いが進みやすくなります。
イシューに関連する言葉
イシューには、関連する言葉がいくつかあります。
ここでは、よく見かける言葉を簡単に紹介します。
イシューツリーとは
イシューツリーとは、考えるべきことを木の枝のように分けて整理する方法です。
たとえば、「売上を上げるにはどうするか」という大きなイシューを、次のように分けます。
- 新しいお客さんを増やす
- 買ってもらう回数を増やす
- 1回に買ってもらう金額を上げる
こうすることで、どこから考えればよいか分かりやすくなります。
イシュードリブンとは
イシュードリブンとは、イシューを先に決めてから考える進め方のことです。
ドリブンとは、「それを中心に進める」という意味で使われる言葉です。
つまり、イシュードリブンとは、「考えるべき大事なことを先に決め、それにそって仕事を進める考え方」です。
ビジネス書『イシューからはじめよ』でも知られる考え方です。
少し難しい言葉なので、初心者のうちは「イシューを先に決めて考えること」と覚えれば十分です。
ITで使うイシューとは
ITの仕事では、作業で見つかった問題や、対応すべきことをイシューと呼ぶ場合があります。
たとえば、システムがうまく動かないこと、直したい点、新しく増やしたい機能などです。
機能とは、システムやアプリで「できること」です。
GitHubやJiraなどのツールでは、バグ報告や作業内容を記録する単位として「Issue」と呼ぶことがあります。
バグとは、システムやアプリが思った通りに動かないことです。
ただし、この記事で中心に説明しているのは、ビジネス用語としての「考えるべき大事な課題や論点」という意味です。
初心者が間違えやすいポイント
イシューは便利な言葉ですが、使い方を間違えると分かりにくくなることがあります。
ここでは、初心者が間違えやすい点を整理します。
イシューはすべての問題を指すわけではない
イシューは、すべての問題を指す言葉ではありません。
大事なのは、「今、考えるべきことかどうか」です。
小さな困りごとや、すぐに直せる作業ミスまでイシューと呼ぶと、意味が広くなりすぎます。
難しい言葉として使いすぎない
イシューは、仕事の場面でよく使われる言葉です。
しかし、誰にでも伝わる言葉とは限りません。
相手に分かりやすく伝えたいときは、「今回考えるべきこと」「大事な課題」「話し合う点」と言い換えるとよいです。
本や商品名の「イシュー」とは意味が違う場合がある
検索すると、「イシューからはじめよ」「ビッグイシュー」「ツアーイシュー」などの言葉も出てきます。
これらは、本のタイトル、雑誌名、商品名などの場合があります。
この記事で説明しているイシューは、仕事やITで使う「考えるべき大事な課題や論点」という意味です。
イシューに関するよくある質問
イシューとは日本語で何ですか?
イシューは、日本語では「論点」「課題」「考えるべきテーマ」と言えます。
論点とは、話し合う中心になる点です。課題とは、解決する必要があることです。
イシューはビジネス用語ですか?
イシューは、ビジネスでよく使われる言葉です。
特に、会議、企画、問題解決、仕事の進め方を考える場面で使われます。
イシューと課題は同じ意味ですか?
近い意味で使われることはありますが、まったく同じではありません。
課題は「解決する必要があること」です。イシューは、その中でも「今、考えるべき大事な問い」という意味が強いです。
イシューは日常会話で使いますか?
日常会話では、あまり多く使われる言葉ではありません。
ふだんの会話では、「大事な問題」「考えるべきこと」「話し合う点」と言った方が伝わりやすいです。
ITでイシューと言う場合はどういう意味ですか?
ITでは、作業で見つかった問題や、対応すべきことをイシューと呼ぶ場合があります。
たとえば、システムがうまく動かないこと、直したい点、新しく増やしたい機能などです。
GitHubやJiraなどのツールでは、作業内容やバグ報告を「Issue」として記録し、対応の状況を見られるようにします。
イシュードリブンとは何ですか?
イシュードリブンとは、イシューを先に決めてから考える進め方のことです。
かんたんに言うと、「答えを考える前に、何について考えるべきかを決めること」です。
まとめ:イシューとは、解くべき大事な課題や論点のこと
イシューとは、解くべき大事な課題や、話し合う中心になる点のことです。
かんたんに言うと、「今、何を考えるべきか」をはっきりさせるための言葉です。
問題や課題はたくさんあっても、すべてを同時に考えることはできません。
そのため、まずは本当に大事なイシューを見つけることが大切です。
ビジネスやITの場面では、イシューをはっきりさせることで、会議や仕事の進め方が分かりやすくなります。
また、ITの現場では、作業内容やバグ報告をイシューと呼ぶこともあります。
難しく考えすぎず、「今、一番考えるべきことは何か」と考えると、イシューの意味を理解しやすくなります。

