検収とは?意味や納品・検品との違いをわかりやすく解説

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検収とは何かを初心者向けに説明した画像

検収(けんしゅう)とは、かんたんに言うと、納品された商品や仕事の完成品を確認し、問題なく受け取れるかを判断することです。

たとえば、注文した机が届いたときは、種類や数が合っているか、傷がないかを確認します。問題がなければ、その机を正式に受け取ります。

会社の取引でも、同じような確認が行われます。この記事では、検収の意味や流れ、検収日、検収書について初心者向けに解説します。

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目次

検収とは

検収とは、納品された商品や仕事の完成品が、注文した内容に合っているかを確認することです。確認したうえで、問題なく受け取れるかを判断します。

仕事を依頼した結果として完成したものを「成果物」と呼ぶことがあります。商品だけでなく、システム、Webサイト、書類、デザインなども成果物に含まれます。

検収の意味

検収には、「内容を調べてから受け取る」という意味があります。ただ商品を受け取るだけではありません。

注文した内容どおりかを確認し、「問題ない」と認めるところまでが検収です。

検収では何を確認するのか

確認する内容は、商品や仕事の種類によって異なります。一般的には、次のような点を確認します。

  • 注文した商品や完成品が届いているか
  • 数が合っているか
  • 注文した種類と同じか
  • 傷や壊れた部分がないか
  • 依頼した機能や内容がそろっているか
  • 決められた仕上がりになっているか

確認する項目は、注文書や契約書などをもとに決めます。契約とは、仕事の内容や金額、期限などについて、相手と交わした約束です。

身近な例で考える検収

検収は、ネット通販で商品が届いたときの確認に似ています。

注文した色や大きさが合っているか、数が足りているか、壊れていないかを確認します。問題がなければ、そのまま受け取ります。

会社の検収も、基本的な考え方は同じです。ただし、会社では確認した日や結果を記録し、担当者が「問題ない」と認める手続きを行うことがあります。

検収が行われる主な場面

検収は、商品を購入したときだけに行うものではありません。工事やシステム開発など、さまざまな仕事で行われます。

商品や部品を購入したとき

会社がパソコンや机、機械の部品などを購入したときは、届いた品物を確認します。

数や種類が合っているか、傷や故障がないかを確認します。問題がなければ検収を完了します。

工事が終わったとき

建物の工事や設備の取り付けが終わったときにも、検収が行われます。

依頼した工事が正しく終わっているか、安全に使える状態かなどを確認します。

システムやソフトウェアが完成したとき

システム開発では、完成したシステムが依頼した内容どおりに動くかを確認します。

画面が正しく表示されるか、必要な機能が使えるか、計算結果が合っているかなどを調べます。

外部に仕事を依頼したとき

記事作成、デザイン、動画制作などを外部の会社や個人に依頼した場合も、完成品を確認します。

文章の長さ、画像の大きさ、内容、ファイルの種類などが、依頼した条件に合っているかを確認します。

検収の基本的な流れ

検収の細かな進め方は、会社や仕事の内容によって異なります。一般的には、次のような順番で進みます。

1.商品や完成品が納品される

最初に、仕事を受けた側が商品や完成品を納品します。納品とは、注文された商品や完成品を相手に渡すことです。

システム開発では、完成したシステムのほか、使い方をまとめた説明書などが渡されることもあります。

2.数や内容を確認する

受け取った側が、注文した内容と合っているかを確認します。

商品の数、種類、仕上がり、動き方などを、一つずつ確認します。

3.検収基準と照らし合わせる

検収基準とは、合格かどうかを決めるための条件です。

たとえば、「注文した数がそろっている」「必要な機能がすべて動く」といった条件が検収基準になります。

4.合格または修正を伝える

内容に問題がなければ、検収に合格したことを相手に伝えます。

間違いや不足が見つかった場合は、修正や交換を依頼します。

5.検収を完了する

すべての確認が終わり、問題なく受け取れる状態になれば検収完了です。

会社によっては、検収書を作ったり、社内のシステムに確認結果を登録したりします。

検収日とは

検収日とは、納品された商品や完成品の確認が終わり、受け取ることが決まった日です。

商品が届いた日と、検収が終わった日は、必ずしも同じではありません。

検収が完了した日を指す

たとえば、商品が7月1日に届いても、確認に数日かかる場合があります。

7月3日に確認が終わり、受け取ることが決まった場合は、7月3日が検収日になります。

納品日と検収日の違い

用語意味
納品日商品や完成品が相手に渡された日
検収日内容の確認が終わり、受け取りが決まった日

納品日は「届いた日」、検収日は「確認が終わった日」と考えると分かりやすいでしょう。

検収日が請求や支払いに関係する理由

取引によっては、検収が終わってから請求や支払いの手続きが始まります。

そのため、検収日が遅くなると、請求や支払いの時期も変わることがあります。実際の時期は、契約や会社の決まりによって異なります。

納品日と検収日が月をまたぐ場合

月末に納品され、翌月に検収が終わることもあります。

たとえば、7月31日に納品され、8月2日に検収が終わる場合です。

売上費用をいつ記録するかは、契約内容や会社の決まりによって変わります。分からない場合は、会社の経理担当者に確認しましょう。

検収書とは

検収書とは、納品された商品や完成品を確認し、問題なく受け取ったことを示す書類です。

会社によっては、「検収確認書」や「検査合格書」など、別の名前が使われることもあります。

検収書の役割

検収書には、納品された内容を確認したことを記録する役割があります。

いつ、何を確認したのかが分かるため、取引先との認識のずれを防ぎやすくなります。

検収書に書く主な内容

検収書に書く内容は会社によって異なります。一般的には、次のような項目を記載します。

  • 書類を作成した日
  • 検収が終わった日
  • 取引先の会社名
  • 商品や完成品の名前
  • 数や金額
  • 確認した結果
  • 担当者の名前

必要に応じて、注文番号や契約番号を書くこともあります。

検収書は誰が作成するのか

一般的には、商品や完成品を受け取った側が検収書を作成します。

ただし、納品した側が用紙を用意し、受け取った側が内容を確認する場合もあります。

検収書を誰が作るかに、すべての会社で共通する決まりがあるわけではありません。会社の手順や取引先との約束によって変わります。

検収書は必ず必要なのか

すべての取引で、必ず検収書を作るとは限りません。

メールや納品管理システム、作業完了報告書などで、確認した記録を残す会社もあります。

ただし、契約書に検収書を作ることが書かれている場合は、その決まりに従います。

検収と納品の違い

納品と検収は、同じ手続きではありません。

納品は商品や完成品を渡すことです。検収は、渡された内容を確認し、受け取るかを決めることです。

納品は商品や完成品を渡すこと

納品とは、注文された商品や仕事の完成品を相手に渡すことです。

商品を届けるだけでなく、データを送ることや、完成したシステムを使える状態にすることも納品に含まれます。

検収は受け取った内容を確認すること

検収では、納品された内容が注文どおりかを確認します。

そのため、納品された時点で、すべての手続きが終わるとは限りません。

納品から検収、請求までの流れ

一般的な取引は、次のような順番で進みます。

  1. 商品や仕事を注文する
  2. 商品や完成品が納品される
  3. 受け取った側が内容を確認する
  4. 検収を完了する
  5. 請求書を発行する
  6. 代金を支払う

実際の順番は、契約内容や会社の決まりによって変わる場合があります。

検収と検品の違い

検品と検収は似た言葉ですが、目的が少し異なります。

検品は商品を確認する作業、検収は確認後に受け取るかを決める手続きです。

検品は商品の状態や数を確認すること

検品とは、商品の数や種類、傷の有無などを確認する作業です。

倉庫や店舗では、入荷した商品を一つずつ確認することがあります。

検収は受け入れるかを判断すること

検収では、検品の結果などをもとに、納品された内容を受け取るか判断します。

検品は確認作業の一つです。検収は、その確認結果をもとに、受け取りを完了するところまで含みます。

用語主な意味
検品商品の数や状態を確認する
検収納品内容を確認し、受け取るか判断する

検収と検査の違い

検査は、決められた条件を満たしているかを調べる作業です。

検収は、検査などの結果を見て、納品されたものを受け取るか決める手続きです。

検査は決められた条件を確認する作業

検査では、商品の性能や安全性、機械の動きなどを確認します。

たとえば、機械が正しく動くかを調べる作業が検査です。

検収は確認結果をもとに受け取りを決める手続き

検査に問題がなくても、商品の数や書類の内容が間違っていれば、検収を完了できないことがあります。

機械が正しく動くかを調べるのが検査です。その結果も含めて、納品された機械を受け取るか決めるのが検収です。

検収書と納品書の違い

検収書と納品書は、作る目的が異なります。

納品書は納品した内容を示す書類

納品書は、何をいくつ納品したのかを示す書類です。

一般的には、商品や完成品を納めた側が作成します。

検収書は確認したことを示す書類

検収書は、納品された内容を確認し、問題なく受け取ったことを示す書類です。

一般的には、商品や完成品を受け取った側が作成します。

書類主な役割一般的な作成者
納品書納品した内容を示す納品した側
検収書納品内容を確認したことを示す受け取った側

検収書と請求書の違い

請求書は、商品やサービスの代金を支払ってもらうための書類です。

検収書は確認結果を示す書類であり、代金を請求する書類ではありません。

「検収を上げる」とは

「検収を上げる」とは、一般的に検収の手続きを終わらせるという意味です。

会社によっては、社内システムに検収結果を登録する作業を指す場合もあります。

検収を完了させるという意味で使われる

「今日中に検収を上げてください」と言われた場合は、確認や社内の手続きを終わらせるよう求められています。

会社ごとに意味が少し異なる場合があるため、何をすれば完了なのか確認するとよいでしょう。

「上げる」と「挙げる」のどちらを使うのか

仕事上の会話では、「検収を上げる」と書かれることがあります。

ただし、正式な書類やメールでは、「検収を完了する」「検収の手続きを行う」と書く方が意味を正確に伝えられます。

検収を使った例文

  • 納品された商品を検収しました。
  • システムの動きを確認し、検収を完了しました。
  • 検収が終わり次第、担当者へ連絡します。
  • 不足が見つかったため、検収をいったん保留しました。

システム開発における検収とは

システム開発における検収とは、完成したシステムが依頼した内容に合っているかを確認することです。

実際にパソコンやスマートフォンで操作し、必要な機能が正しく動くかを確かめます。

完成したシステムが依頼内容に合っているか確認する

システムを作る前には、必要な画面や機能を決めます。

検収では、完成したシステムが、その内容どおりに作られているかを確認します。

システムの検収で確認する主な内容

  • 必要な画面がそろっているか
  • ボタンや入力欄が正しく動くか
  • 計算結果が正しいか
  • 入力した情報を保存できるか
  • 必要な請求書や一覧表を表示・印刷できるか
  • 決められたパソコンやスマートフォンで使えるか

画面の見た目だけでなく、実際の仕事で問題なく使えるかを確認します。

検収基準を事前に決める理由

検収基準が決まっていないと、どの状態なら完成なのか判断しにくくなります。

そのため、開発を始める前に、確認する項目や合格の条件を決めておくことが大切です。

正しく動かない問題が見つかった場合

システムが予定どおりに動かない問題を、不具合と呼びます。

不具合が見つかった場合は、発生した画面や操作の内容を開発した側に伝え、修正後にもう一度確認します。

小さな問題が一つ見つかっただけで、必ず検収が不合格になるとは限りません。対応方法は、問題の大きさや契約内容によって決まります。

検収で初心者が間違えやすい点

納品された時点で取引が終わるとは限らない

納品は、商品や完成品を渡す作業です。

納品後に内容を確認し、検収が終わってから次の手続きへ進む場合があります。

検収は見た目だけを確認する作業ではない

検収では、傷や汚れだけを確認するわけではありません。

数、機能、仕上がり、書類の内容など、注文した内容全体を確認します。

検収書と請求書は同じ書類ではない

検収書は、納品された内容を確認したことを示す書類です。

請求書は、代金の支払いを求める書類です。目的が異なるため、別々に作られます。

検収日と納品日は同じとは限らない

納品された日に、すぐ確認が終わるとは限りません。

確認に数日かかった場合は、納品日と検収日が別の日になります。

検収に関するよくある質問

検収期間は何日くらいですか?

検収期間に、すべての取引で共通する日数があるわけではありません。

簡単な商品確認なら当日で終わることもあります。システムや工事などは、確認に数日から数週間かかる場合もあります。

検収期間は、注文や契約をするときに決めておくと、取引を進めやすくなります。

検収前に請求書を発行できますか?

請求書を発行する時期は、契約や会社の決まりによって異なります。

納品時に発行する場合もあれば、検収完了後に発行する場合もあります。取引先との約束を確認しましょう。

検収書には印鑑が必要ですか?

検収書に必ず印鑑が必要とは限りません。

担当者の名前、メールでの確認、社内システムへの登録などで、確認の記録を残す会社もあります。

印鑑を押す必要があるかは、会社や取引先の決まりに従います。

検収で不合格になった場合はどうなりますか?

納品内容に不足や間違いがある場合は、修正や交換を依頼します。

修正された商品や完成品を受け取ったあと、もう一度内容を確認するのが一般的です。

検収後に問題が見つかった場合はどうなりますか?

検収後の対応は、契約内容や保証の条件によって変わります。

保証とは、問題が見つかったときに、修理や修正を受けられる決まりです。

問題を見つけた場合は、発生した日時や内容を記録し、納品した側へ連絡しましょう。

まとめ|検収とは納品された内容を確認して受け取る手続き

検収とは、納品された商品や仕事の完成品が、注文どおりかを確認し、問題なく受け取れるかを判断することです。

納品は商品や完成品を渡すことです。検品は商品の数や状態を確認する作業、検査は決められた条件を満たしているかを調べる作業です。

検収は、それらの確認結果をもとに、受け取りを完了する手続きです。検収日や検収書の扱いは、会社や契約によって異なるため、事前に確認する項目や期限を決めておくと、取引を進めやすくなります。

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