マイルストーンとは?ビジネスでの意味と使い方をわかりやすく解説

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マイルストーンとは何かを初心者向けにわかりやすく解説

マイルストーンとは、ビジネスやプロジェクトの計画に置く「大事な節目」のことです。プロジェクトとは、目的と期限を決めて進める、まとまった仕事を指します。

かんたんに言うと、マイルストーンは最終ゴールまでの途中に置く「中間チェック地点」です。途中で進み具合を確認することで、次に何をすればよいかが分かりやすくなります。

この記事では、マイルストーンの意味や使い方、作り方、具体例を初心者向けに解説します。スケジュールやロードマップ、ガントチャート、WBSとの違いも紹介します。

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目次

マイルストーンとは

マイルストーンとは何かを中間チェック地点の流れでわかりやすく示した図

計画の途中に置く大事な節目

マイルストーンとは、計画の途中で「ここまで終わった」と確認する大事な節目です。「この日までに、ここまで終わっているか」を確認するために設定します。

最終的な完成日だけを決めても、途中の進み具合は分かりにくいことがあります。そこで、計画の大事な区切りにマイルストーンを置きます。

かんたんに言うと「中間チェック地点」

マイルストーンは、長い道の途中にあるチェック地点のようなものです。最終目的地へ向かう途中で、予定どおりに進んでいるかを確認します。

たとえば、学校のレポートなら「テーマ決定」「下書き完了」「見直し完了」などがマイルストーンです。ビジネスでも同じように、仕事の途中に確認する節目を置きます。

マイルストーンの英語と日本語の意味

マイルストーンは、英語の「milestone」から来た言葉です。もともとは、道の途中に置かれた距離を示す石を意味します。

現在は、仕事や計画における「重要な節目」という意味でも使われます。日本語では「節目」「中間目標」「確認ポイント」などと言い換えられます。

マイルストーンは作業ではなく「終わった状態」

マイルストーンは、作業そのものではありません。作業が終わったと確認できる状態を示すものです。

たとえば「文章を書く」は作業です。一方で「文章作成完了」は、終わったことを確認できるマイルストーンです。

  • 作業:Webサイトの文章を書く
  • マイルストーン:Webサイトの文章作成が完了する

作業には、数日や数週間の期間があります。マイルストーンは、決めた日に達成できたかを確認する「点」と考えると分かりやすいです。

マイルストーンを身近な例で考える

学校のレポートで考える例

学校のレポートには、提出日という最終ゴールがあります。しかし、提出日だけを決めても、直前まで作業が進まないことがあります。

そこで、次のような途中の節目を決めます。

  • テーマを決める
  • 必要な資料を集める
  • 下書きを終える
  • 文章の見直しを終える
  • レポートを提出する

この中では「テーマ決定」「下書き完了」「見直し完了」などがマイルストーンです。途中で確認する日を決めることで、提出日まで計画的に進めやすくなります。

ビジネスでは進み具合を確認する

ビジネスでは、新しい商品を作るときや、会社の仕組みを変えるときにマイルストーンを使います。大きな仕事を、いくつかの節目に分けるためです。

たとえば「企画決定」「試作品完成」「社内確認完了」「販売開始」などをマイルストーンにできます。担当する人が同じ節目を見られるため、進み具合も共有しやすくなります。

マイルストーンが使われる場面

ビジネスの計画

ビジネスでは、商品開発、イベントの準備、業務の見直しなどで使われます。仕事の途中に大事な節目を置き、予定どおりに進んでいるかを確認します。

特に、複数の人で進める仕事に向いています。「次に何を目指すのか」が分かりやすくなるためです。

システム開発やITの仕事

システム開発とは、パソコンやスマホで使う仕組みを作ることです。システム開発では、完成までに多くの作業があります。

そのため「作る内容の決定」「設計完了」「動作確認完了」「公開」などをマイルストーンにします。節目ごとに確認することで、問題があった場合も早めに対応できます。

Webサイトやアプリの制作

Webサイトの制作には、ページ構成、デザイン、文章作成、動作確認、公開などの流れがあります。それぞれの大事な区切りをマイルストーンにできます。

たとえば「ページ構成決定」「デザイン決定」「文章作成完了」「公開前確認完了」などです。今どこまで進んでいるかが見えやすくなります。

個人の勉強や目標管理

マイルストーンは、会社の仕事だけでなく個人でも使えます。資格の勉強やレポート作成、引っ越しの準備などにも使えます。

資格の勉強なら「参考書を読み終える」「問題集を1周する」「本番に近い形式で問題を解く」などが節目です。最終目標までの道のりが分かりやすくなります。

マイルストーンの具体例

Webサイト制作におけるマイルストーンの具体例を示した図

Webサイト制作のマイルストーン例

Webサイト制作では、次のようなマイルストーンを設定できます。

日付マイルストーン完了の目安
8月5日サイトの目的を決定だれに何を伝えるかが決まっている
8月10日ページ構成を決定必要なページが決まっている
8月20日デザインを決定担当者や確認する人の確認が終わっている
8月31日公開前確認を完了表示やリンクに問題がない
9月1日Webサイトを公開インターネット上で見られる状態になっている

「デザインを作る」のような作業ではなく、「デザイン決定」のように終わった状態を書くのがポイントです。

システム開発のマイルストーン例

システム開発では、次のような節目があります。

  • 作るシステムの内容を決定する
  • 必要な機能を決定する
  • 画面や操作方法の設計を完了する
  • 基本機能の作成を完了する
  • 正しく動くかの確認を完了する
  • 利用する人による確認を完了する
  • システムを公開する

最初に行う作業の一つが、何を作るかを決める要件定義です。要件定義が終わった地点を、一つのマイルストーンにできます。

その後に、利用する人から見える画面や操作方法などを決める基本設計があります。「基本設計完了」も、システム開発でよく使われる節目です。

商品開発のマイルストーン例

新しい商品を作る場合は、次のようなマイルストーンが考えられます。

  • 商品の企画を決定する
  • 試作品を完成させる
  • 試作品の確認を終える
  • 商品の大きさや機能を決定する
  • 販売の準備を終える
  • 商品を発売する

企画から発売までの間に節目を置くことで、遅れや問題に早く気づきやすくなります。

マイルストーンの作り方と書き方

マイルストーンの書き方を作業と完了状態の違いで示した図

1.最終ゴールと期限を決める

最初に、計画の最終ゴールを決めます。何をいつまでに完成させるのかを、はっきりさせましょう。

たとえば「9月1日にWebサイトを公開する」のように決めます。ゴールが明確になると、途中に必要な節目も考えやすくなります。

2.途中で確認する大事な節目を選ぶ

次に、ゴールへ進む途中で確認したい地点を選びます。すべての作業を選ぶのではなく、大事な区切りだけを選びます。

Webサイト制作なら「ページ構成決定」「デザイン決定」「公開前確認完了」などです。次の作業へ進む前に、確認が必要な地点を選ぶとよいでしょう。

3.日付と終わった状態を書く

マイルストーンは、日付と内容をセットで書きます。「いつまでに、何が終わっているか」を分かりやすくするためです。

  • 8月10日:ページ構成決定
  • 8月20日:デザイン決定
  • 8月31日:公開前確認完了

「8月中にできるだけ進める」のような書き方は避けます。終わったかどうかを判断できる表現にしましょう。

4.完了したか判断できる言葉にする

マイルストーンには、終わったかどうかが分かる言葉を使います。「作成」「検討」のような作業中の表現よりも、「作成完了」「決定」「確認完了」が適しています。

分かりにくい書き方分かりやすい書き方
デザインを考えるデザイン決定
文章を書く文章作成完了
動作を確認する動作確認完了

5.数を増やしすぎない

マイルストーンを増やしすぎると、細かな作業表と変わらなくなります。何が大事な節目なのかも分かりにくくなります。

計画の大きさに合わせて、本当に確認が必要な地点だけを選びましょう。細かな作業は、別の作業リストで管理します。

マイルストーンの使い方と例文

ビジネスでよく使われる表現

ビジネスでは、マイルストーンを次のような言葉と組み合わせます。

  • マイルストーンを設定する
  • マイルストーンを置く
  • マイルストーンを達成する
  • マイルストーンを確認する
  • マイルストーンを見直す

「マイルストーンを作る」という表現も通じます。ただし、仕事では「設定する」や「置く」がよく使われます。

マイルストーンを使った例文

  • 次のマイルストーンは、基本設計の完了です。
  • 公開日からさかのぼって、マイルストーンを設定します。
  • マイルストーンごとに、計画の進み具合を確認しましょう。
  • 予定が変わったため、マイルストーンを見直します。
  • 最初のマイルストーンを予定どおり達成しました。

マイルストーンは、計画の大事な節目を表す場面で使います。細かな作業一つ一つを指す言葉ではありません。

マイルストーンと似た言葉の違い

マイルストーンとスケジュールの違いを予定全体と大事な節目の関係で示した図

マイルストーンとスケジュールの違い

スケジュールは、作業や予定を日付の順に並べたものです。計画全体の予定を表します。

マイルストーンは、スケジュールの中にある特に大事な節目です。スケジュールが「予定表」なら、マイルストーンは「大事な確認日」です。

マイルストーンと締め切りの違い

締め切りは、作業や提出を終えなければならない期限です。「この日までに提出する」という最終日を表します。

マイルストーンは、計画の途中にも置けます。締め切りが期限を表すのに対し、マイルストーンは進み具合を確認する節目です。

マイルストーンとロードマップの違い

ロードマップは、目標までに何をどの順番で進めるかを、大まかに示した計画です。数か月や数年など、長い期間の流れを示す場合にも使われます。

マイルストーンは、ロードマップの途中にある重要な地点です。ロードマップが「全体の地図」なら、マイルストーンは「途中の大事な地点」です。

マイルストーンとガントチャートの違い

ガントチャートは、作業ごとの期間を横長の棒で示した予定表です。どの作業を、いつからいつまで行うかを確認できます。

マイルストーンは、ガントチャートの中に記号などで示すことがあります。ガントチャートは予定全体を表し、マイルストーンは大事な節目を表します。

マイルストーンとWBSの違い

WBSは「ダブリュービーエス」と読みます。大きな仕事を「文章を書く」「画像を用意する」などの小さな作業に分けた表です。

WBSは「何をするか」を整理するために使います。マイルストーンは、分けた作業がどこまで終わったかを確認するために使います。

似た言葉の違いを一覧表で確認

言葉かんたんな意味マイルストーンとの違い
マイルストーン計画の大事な節目進み具合を確認する地点
スケジュール予定全体マイルストーンを含む計画全体を表す
締め切り終えなければならない期限作業や提出の期限を表す
ロードマップ目標までの大まかな計画マイルストーンは計画の途中にある地点
ガントチャート作業と期間を示す予定表マイルストーンを予定表の中に表示できる
WBS仕事を小さな作業に分けた表マイルストーンは作業の区切りに置く

マイルストーンの言い換え

節目

「節目」は、マイルストーンの意味を自然な日本語で表した言葉です。社内の会話や初心者向けの説明でも使いやすい表現です。

たとえば「この日を計画の節目にします」と言えます。

中間目標

「中間目標」は、最終目標へ向かう途中で達成したい目標です。勉強や個人の計画では、マイルストーンより伝わりやすい場合があります。

ただし、すべてのマイルストーンが目標とは限りません。「確認完了」のように、作業が終わったことを確認する節目もあります。

確認ポイント

「確認ポイント」は、どこで進み具合を確認するのかを分かりやすく表した言葉です。専門的な言葉を避けたい場面に向いています。

大事な区切り

「大事な区切り」は、マイルストーンをやさしく説明するときに使える言葉です。単なる途中地点ではなく、確認が必要な地点であることを伝えられます。

マイルストーンを設定するメリット

計画の進み具合が分かる

マイルストーンを置くと、計画がどこまで進んでいるかを確認できます。最終ゴールまでに、あと何が必要なのかも見えやすくなります。

予定の遅れに早く気づける

途中の節目を予定どおり達成できなかった場合は、計画が遅れている可能性があります。最終日を待たずに気づけるため、早めに予定を見直せます。

チームで状況を共有しやすい

複数の人で仕事をする場合は、進み具合の見方が人によって異なることがあります。マイルストーンがあれば、同じ目印を見ながら話せます。

「次はデザイン決定を目指す」と共有できるため、次に行うことも分かりやすくなります。

マイルストーンに関して初心者が間違えやすい点

細かな作業をマイルストーンにしない

マイルストーンは、細かな作業をすべて並べるものではありません。「メールを送る」「資料を開く」などは、通常の作業です。

「資料の確認完了」のように、計画の大事な区切りを選びましょう。

あいまいな言葉を使わない

「だいたい完成」「できるだけ進める」などの表現では、終わったかどうかを判断できません。人によって受け取り方も変わります。

「下書き完了」「担当者の確認完了」のように、終わった状態が分かる言葉を使います。

マイルストーンを増やしすぎない

数が多すぎると、どれが重要な節目なのか分からなくなります。細かな作業の管理も大変になります。

次の段階へ進む前に確認したい地点を中心に選びましょう。

設定したままにしない

マイルストーンは、設定するだけでは役に立ちません。予定の日になったら、達成できたかを確認します。

計画が変わった場合は、日付や内容を見直しても問題ありません。今の計画に合った内容を保つことが大切です。

マイルストーンに関するよくある質問

マイルストーンとは日本語で何ですか?

マイルストーンは、日本語では「節目」「中間目標」「確認ポイント」「大事な区切り」などと表せます。

仕事では、計画の途中で進み具合を確認する地点という意味で使われます。

マイルストーンには何を書きますか?

「いつまでに、何が終わっているか」を書きます。日付と終わった状態をセットにすると分かりやすくなります。

たとえば「8月20日:デザイン決定」のように書きます。

マイルストーンと目標は同じですか?

似ていますが、同じとは限りません。目標は、最終的に実現したい結果を表します。

マイルストーンは、目標へ向かう途中で確認する大事な節目です。「確認完了」のように、目標とは呼びにくい節目もあります。

マイルストーンと締め切りは同じですか?

同じではありません。締め切りは、作業や提出を終えなければならない期限です。

マイルストーンは、計画の途中にも置けます。次の段階へ進めるかを確認する地点としても使われます。

マイルストーンは個人でも使えますか?

個人でも使えます。勉強、レポート作成、引っ越し、旅行の準備などにも活用できます。

大きな目標をいくつかの節目に分けることで、少しずつ進めやすくなります。

マイルストーンは何個くらい設定しますか?

決まった数はありません。計画の長さや大きさに合わせて、本当に大事な節目だけを選びます。

小さな計画なら、3~5個程度でも十分です。数を増やすより、終わったかどうかを確認しやすい内容にすることが大切です。

まとめ|マイルストーンとは計画の大事な節目

マイルストーンとは、ビジネスやプロジェクトの計画に置く大事な節目です。かんたんに言うと、最終ゴールへ向かう途中の「中間チェック地点」です。

マイルストーンには、作業そのものではなく、終わったと確認できる状態を書きます。「文章を書く」ではなく「文章作成完了」のようにすると、達成できたかを判断しやすくなります。

スケジュールは予定全体、ロードマップは目標までの大まかな計画です。ガントチャートは作業と期間を示す予定表で、WBSは仕事を小さな作業に分けた表です。

最終ゴールと期限を決めたあと、途中で確認する大事な地点を選びましょう。日付と終わった状態をセットで書くと、初心者にも分かりやすいマイルストーンを作れます。

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