オープンソースとは?意味や例、メリットを初心者向けに解説

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オープンソースとは何かを初心者向けに説明した画像

オープンソースとは、かんたんに言うと、ソフトウェアを動かすために書かれた中身が公開されているものです。

決められたルールを守れば、中身を確認したり、書き換えたり、ほかの人に配ったりできます。

ソフトウェアとは、パソコンやスマートフォンを動かすアプリやプログラムのことです。この記事では、オープンソースの意味や仕組み、具体例、メリットを初心者向けに分かりやすく解説します。

無料ソフトとの違いや、仕事で使えるのかについても見ていきましょう。

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目次

オープンソースとは

オープンソースとは、ソフトウェアの中身である「ソースコード」を公開し、決められた条件のもとで利用できるようにしたものです。

英語では「Open Source」と書きます。Openには「開かれた」、Sourceには「もとになるもの」という意味があります。

かんたんに言うと、プログラムの中身が公開されているもの

私たちが普段使うアプリは、画面や機能だけが見えることが一般的です。中でどのような処理が行われているのかは、通常は見えません。

オープンソースでは、その中身にあたるソースコードが公開されています。

ただし、公開されているソースコードを理解するには、プログラムについての知識が必要です。誰でも簡単に書き換えられるという意味ではありません。

ソースコードとは

ソースコードとは、コンピューターに何をさせるのかを文字で書いた指示書です。

例えば、「ボタンが押されたら次の画面を表示する」「入力された数字を合計する」といった命令が書かれています。

ソースコードをコンピューターが処理することで、アプリやシステムが動きます。

オープンソースソフトウェアとの関係

オープンソースの仕組みで公開されているソフトウェアを「オープンソースソフトウェア」と呼びます。

英語の「Open Source Software」の頭文字を取り、「OSS」と略すこともあります。

日常的な会話では、「オープンソース」と「オープンソースソフトウェア」が、ほぼ同じ意味で使われることもあります。

オープンソースを身近な例で考える

料理のレシピが公開されている状態に近い

オープンソースは、料理のレシピが公開されている状態に似ています。

完成した料理だけでは、どの材料を使い、どのように作ったのかは分かりません。レシピが公開されていれば、材料や作り方を確認できます。

決められた条件の範囲で、材料を変えたり、味付けを工夫したりすることもできます。

IT用語としては何を意味するのか

ITの世界では、料理のレシピにあたるものがソースコードです。

オープンソースでは、このソースコードが公開されています。プログラムの知識がある人は、動きを調べたり、目的に合わせて書き換えたりできます。

ただし、レシピと同じように何をしてもよいわけではありません。利用するときは、作った人や団体が定めたルールを守る必要があります。

オープンソースの仕組み

オープンソースは、ソースコードをインターネット上で公開するだけの仕組みではありません。

ソースコードと、それを利用するときのルールを組み合わせて運用されます。

ソースコードを公開する

ソフトウェアを作った人や団体は、ソースコードをWebサイトなどで公開します。

利用者はソースコードを確認し、どのような仕組みで動いているのかを調べられます。

ルールで認められていれば、自分の目的に合うように中身を書き換えることも可能です。

ライセンスで利用ルールを決める

オープンソースには、利用方法を定めたルールがあります。このルールを「ライセンス」と呼びます。

ここでいうライセンスは、運転免許のことではありません。そのソフトウェアをどのように使ってよいかを示した利用条件です。

ライセンスには、次のような条件が書かれています。

  • 個人や会社で利用してよいか
  • ソースコードを書き換えてよいか
  • 書き換えたものをほかの人に配ってよいか
  • 作った人の名前や著作権表示を残す必要があるか

多くの人が改善に参加することがある

利用者や開発者が多いオープンソースでは、世界中の人が改善に参加することがあります。

開発者とは、アプリやシステムを作る人のことです。不具合を直したり、新しい機能を加えたりします。

ただし、すべてのオープンソースが活発に改善されているわけではありません。利用する前に、現在も更新されているかを確認することが大切です。

オープンソースソフトウェアの具体例

オープンソースソフトウェアは、Webサイトや会社のシステムなど、さまざまな場所で使われています。

ここでは、代表的な例を紹介します。

Linux

Linuxは、コンピューターを動かすための基本となるソフトウェアです。

パソコンやサーバーなどで使われています。サーバーとは、Webサイトやデータを保管し、必要な人へ届けるコンピューターです。

スマートフォン用のAndroidにも、Linuxをもとにした仕組みが使われています。

WordPress

WordPressは、Webサイトやブログを作るためのソフトウェアです。

デザインを変更したり、新しい機能を追加したりできます。会社のWebサイトから個人ブログまで、幅広く利用されています。

Firefox

Firefoxは、Webサイトを見るためのソフトウェアです。

このようなソフトウェアを「Webブラウザー」と呼びます。Google ChromeやMicrosoft EdgeもWebブラウザーの一例です。

LibreOffice

LibreOfficeは、文章や表、発表資料などを作成できるソフトウェアです。

文書作成や表計算などの機能を利用できます。家庭や学校、仕事などで使われることがあります。

オープンソースが使われる場面

オープンソースは、個人が使うアプリだけではありません。

会社や学校、公共機関などで使われるシステムにも利用されています。

Webサイトを作るとき

Webサイトを作る場面では、WordPressなどのオープンソースソフトウェアが使われます。

あらかじめ用意された機能を利用できるため、すべてを最初から作る必要がありません。

会社のシステムを作るとき

会社の仕事を支えるシステムにも、オープンソースが使われています。

公開されている機能を活用することで、開発にかかる時間や費用を減らせる場合があります。

サーバーを管理するとき

Webサイトや会社のシステムを動かすサーバーには、Linuxなどが使われています。

サーバーを動かすためのさまざまな道具にも、オープンソースソフトウェアがあります。

AIや数字の傾向を調べるとき

AIの開発や、集めた数字や記録から傾向を調べる作業にも、オープンソースが使われています。

ただし、AIに関するソフトウェアは、利用できる範囲や条件がそれぞれ異なります。使用前に公式の情報を確認する必要があります。

オープンソースのメリット

オープンソースには、費用や使い方の面でメリットがあります。

ただし、すべてのソフトウェアに同じメリットがあるわけではありません。

無料で利用できるものが多い

オープンソースソフトウェアには、無料で利用できるものが多くあります。

購入費用を減らせるため、個人や小さな会社でも導入しやすい点がメリットです。

ただし、オープンソースだから必ず無料とは限りません。

ソフトウェアの中身を確認できる

ソースコードが公開されているため、プログラムの知識がある人は中身を確認できます。

どのような処理をしているのかを調べたり、問題になりそうな部分がないかを確認したりできます。

目的に合わせて変更できる

ライセンスで認められていれば、ソースコードを書き換えられます。

会社の仕事に合う機能を追加したり、必要のない部分を変更したりすることが可能です。

ほかの人の改善を利用できる

利用者が多いオープンソースでは、さまざまな人から不具合の報告や改善案が集まります。

改善された内容が公開されれば、ほかの利用者もその成果を利用できます。

オープンソースのデメリットと注意点

オープンソースには多くのメリットがありますが、利用前に確認したい点もあります。

特徴を理解して選べば、必要以上に心配する必要はありません。

使い方を自分で調べる場合がある

オープンソースによっては、初心者向けの説明書が十分に用意されていない場合があります。

公式サイトを読んだり、インターネットで使い方を調べたりすることがあります。

相談できる窓口がない場合がある

困ったときに、作った会社や団体へ直接相談できないオープンソースもあります。

会社で利用するときは、有料の相談サービスが用意されているかを確認するとよいでしょう。

ライセンスを確認する必要がある

オープンソースは、無条件で自由に使えるものではありません。

仕事で使ったり、書き換えたものを配ったりするときは、ライセンスの条件を確認する必要があります。

公開されているだけで安全とは限らない

ソースコードが公開されていても、必ず安全とは限りません。

長い間更新されていないものや、使っている人が少ないものもあります。

公式サイトの更新日や、現在も開発が続いているかを確認して選ぶことが大切です。

オープンソースはなぜ無料で使えるのか

オープンソースには無料で使えるものが多いため、「作った会社はどのように収入を得るのか」と疑問に思う人もいるでしょう。

無料で公開する目的や収入を得る方法は、ソフトウェアによって異なります。

多くの人に使ってもらうため

ソフトウェアを多くの人に使ってもらうため、無料で公開する場合があります。

利用者が増えると、不具合の報告や改善案が集まりやすくなります。

相談や設定のサービスで収入を得る

ソフトウェアは無料で提供し、設定や運用の支援を有料にする会社があります。

会社向けの便利な機能や、困ったときに相談できるサービスを販売する方法もあります。

オープンソースは必ず無料とは限らない

オープンソースは、ソースコードが公開されていることを表す言葉です。

無料であることを意味する言葉ではありません。利用料金が必要なものや、一部の機能だけが有料のものもあります。

オープンソースは商用利用できるのか

商用利用とは、会社の仕事や、料金を受け取る商品・サービスで使うことです。

多くのオープンソースソフトウェアは商用利用できます。ただし、利用条件はライセンスによって異なります。

仕事で使えるものは多い

オープンソースだからといって、仕事で使えないわけではありません。

実際に、多くの会社が商品開発や社内システムにオープンソースを利用しています。

ライセンスによって条件が異なる

仕事での利用が認められていても、守るべき条件が付いている場合があります。

例えば、作った人の名前や著作権表示を残すことがあります。書き換えたソースコードの公開を求められる場合もあります。

会社で使うときに確認したいこと

会社で使う場合は、ライセンスだけでなく、更新状況や相談窓口の有無も確認します。

今後も安全に使うための更新が続くか、困ったときに相談できるかも大切です。

オープンソースライセンスとは

オープンソースライセンスとは、オープンソースをどのように使ってよいかを定めたルールです。

ソースコードが公開されていても、ライセンスを無視して使えるわけではありません。

利用や変更のルールを示すもの

ライセンスには、ソフトウェアの利用、変更、配布などについての条件が書かれています。

条件は、開発元の公式サイトや、ソフトウェアに付属する説明ファイルなどで確認できます。

著作権がなくなるわけではない

オープンソースにも著作権があります。

著作権とは、文章や画像、プログラムなどを作った人が持つ権利です。

ソースコードを公開することと、作った人が権利を手放すことは同じではありません。

書き換えや再配布にも条件がある

ソースコードを書き換えることを「改変」と呼びます。

入手したソフトウェアや、書き換えたものをほかの人に配ることを「再配布」と呼びます。

改変や再配布をするときは、元の著作権表示を残すなどの条件が付く場合があります。

オープンソースとフリーソフトの違い

オープンソースとフリーソフトは、同じ意味ではありません。

オープンソースは中身の公開に注目した言葉です。フリーソフトは料金に注目した言葉です。

比べる点オープンソースフリーソフト
主な特徴ソースコードが公開されている無料で使える
ソースコード公開されている公開されているとは限らない
書き換え条件を守ればできる場合が多い利用者が書き換えられないものが多い
料金無料とは限らない基本的に無料

オープンソースは中身の公開がポイント

オープンソースで大切なのは、ソースコードが公開され、決められた条件で利用できることです。

無料か有料かだけで、オープンソースかどうかを判断することはできません。

フリーソフトは無料で使えることがポイント

フリーソフトは、料金を払わずに利用できるソフトウェアです。

無料で使えても、ソースコードが公開されていなければオープンソースではありません。

オープンソースとクローズドソースの違い

クローズドソースとは、ソースコードを一般に公開していないソフトウェアです。

オープンソースとは、中身を確認できるか、利用者が書き換えられるかなどの点が異なります。

比べる点オープンソースクローズドソース
ソースコード公開されている通常は公開されていない
中身の確認知識があれば確認できる一般の利用者は確認できないことが多い
書き換え条件を守ればできる提供する会社以外はできないことが多い
相談窓口ソフトウェアによって異なる提供会社の窓口がある場合が多い

どちらが優れているとは限らない

オープンソースとクローズドソースには、それぞれよい点があります。

中身を変更したい場合は、オープンソースが向いていることがあります。

分かりやすい問い合わせ窓口を重視する場合は、クローズドソースが向いていることもあります。

初心者が間違えやすいポイント

オープンソースにも著作権がある

オープンソースは、著作権がないソフトウェアではありません。

作った人の権利を残したまま、ライセンスによって利用や変更が認められています。

何でも自由に使えるわけではない

「中身が公開されているから、好きなように使ってよい」という意味ではありません。

作った人の名前を表示するなど、守るべき条件が定められている場合があります。

誰でも簡単に変更できるわけではない

ライセンスで変更が認められていても、ソースコードを書き換えるにはプログラムの知識が必要です。

一般の利用者が、設定画面から簡単に変更できるという意味ではありません。

必ず無料とは限らない

オープンソースは、無料を意味する言葉ではありません。

ソフトウェアは無料でも、相談サービスや追加機能に料金がかかる場合があります。

公開されていれば安全とは限らない

ソースコードを確認できることは、安全性を調べやすいという利点につながります。

ただし、実際の安全性は、更新状況や管理方法などによって異なります。

オープンソースについてよくある質問

オープンソースは誰でも変更できますか

ライセンスで認められていれば、ソースコードを変更できます。

ただし、実際に変更するには、プログラムについての知識が必要です。

オープンソースを仕事で使ってもよいですか

仕事での利用が認められているライセンスであれば利用できます。

会社で使う場合は、ライセンス、更新状況、相談窓口の有無などを確認しましょう。

オープンソースは安全ですか

多くの人に使われ、定期的に更新されているオープンソースもあります。

一方で、長く更新されていないものもあります。公式サイトで更新日や開発状況を確認することが大切です。

オープンソースはどこで入手できますか

ソフトウェアを作った会社や団体の公式サイトなどから入手できます。

似た名前のソフトウェアもあるため、できるだけ開発元の公式サイトを利用しましょう。

オープンソースと無料ソフトは同じですか

同じではありません。

オープンソースは、ソースコードが公開されているものです。無料ソフトは、料金を払わずに使えるものを指します。

オープンソースはスマートフォンでも使われていますか

スマートフォンでも使われています。

例えば、AndroidにはLinuxをもとにした仕組みや、公開されているソースコードが使われています。

まとめ|オープンソースとは中身を公開して活用する仕組み

オープンソースとは、ソフトウェアのソースコードを公開し、決められた条件のもとで利用や変更ができるようにしたものです。

料理にたとえると、完成した料理だけでなく、材料や作り方が書かれたレシピも公開されている状態に近いといえます。

LinuxやWordPressなど、身近なWebサイトや会社のシステムにも、オープンソースソフトウェアが使われています。

無料で利用できるものが多く、目的に合わせて変更できる点がメリットです。一方で、利用するときはライセンスや更新状況を確認する必要があります。

オープンソースは、無料で何でも自由に使えるものではありません。決められたルールを守れば、個人から会社まで幅広い場面で活用できます。

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